猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「弱み」を見せる力を手に入れたい~『AI分析でわかったトップ5%の社員の習慣』越川慎司

気温が下がってきましたね。

疲れませんか?無理していませんか?

今日がんばった自分を大切にしてくださいね。

 

あなたは「弱みを見せる上司」と「弱みを見せない上司」のどちらが好きですか?

一見「弱みを見せない」方が強くて頼れそうですが、ずっと一緒にいるなら「弱みを見せる上司」の方が、困ったときに自分も頼りやすく、気軽に相談でき、わからないときには気安く質問できますよね。

 

でも、あなたも後輩ができたときに「弱みを見せる先輩」であることは、難しいと考えるときもあったのではないでしょうか?

ワタシも会社のお局として、「弱みを見せる」ことは著しく人より激しく苦手です。

しかしながら、上司は「弱みを見せてくれる人」が大好きです。

 

ワタシの場合、弱みを見せられないのは、自分が本当は弱いからです。

自信のなさの裏返しです。

しかし、よ~く周りを見てみると、完璧な人間なんてどこにもいないもの。

それに気づいたのは、最近です。

ベテランたちが開き直って明るく「これ、わかんないから教えてくれる?」と言える職場は明るいですよね。

(しかし度を過ぎた度重なるPCの質問を若者に繰り返すのは、気を付けるべきだと思います。PC教室に行きましょう!)

 

「弱みを見せられる人間になる」。

これは、人生そのもので大切にしたいテーマです。

あなたが「弱みを見せるのは得意なんです」という方なら、今回はスルーをお願いします。

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「5%社員」の87%が「弱み」を見せる

上位5%の社員は87%が弱みを見せるなんて、「弱みを見せられるのは、ひとつのスキル」とカウントして良いのではないでしょうか?

「5%社員」は「自分がわからないことがある」「まだ学べていないことがある」という前提に立っており、他者から自分が持っていない知見を獲得しようとしているのだそうです。

「好意の返報性」

「5%社員」は、自分がわからないことに当たったときは、質問をし、わからないことをそのままにしておかないそうです。

問題に対して真摯に学び、新たな知識を得ようとします。

そうすることで上司からも信頼され、部下にも慕われるようになります。

 

また、相手に腹を割らせるには、自分も腹を割らないといけません。

これは心理学でいう「好意の返報性」に通じるものがあるのです。

人に何か施しを受けた時、お返しをしなければいけないという気持ちになることを「返報性の原理」といいます。

先に相手が自己開示したとき、自分も同じ程度の情報を開示しようと考えるのは、この返報性の原理によるものです。

デパ地下の試食をすると買わなければならない気持ちになるのが、「返報性の原理」です。

「5%の社員」が狙っているのはそれです。

例えば会議では、心理的ハードルを下げるために、はじめに雑談で参加者同士の心理的安全性を確認します。

安心感により意見を出しやすくすることで、アイデアをたくさん出せるようにするのです。この心理的安全性を確保するうえで重要なことは、最初にくだらない発言をすることです。

最初に難しい話をすると、次に発言する人の精神的なハードルが高まり、発言しにくい空気になるからです。

発言量が減りますから、結果的にその会議の目的を達成しません。

これは自分の価値観を押し付けない、ということにもつながります。

はじめて会う人にカジュアルな話をしてから。

「5%の社員」のうち自分の弱みを出すことに抵抗が無いと答えた人は73%。

一方「95%の一般社員」の中では自分の弱みをさらけだすことに抵抗が無いと答えた人は23%でした。

自己開示で信頼ネットワークが構築

自己開示とは、何の意図もなく自分自身の情報をありのままに伝えること。

 

また、自分の弱みを自己開示すると、冷静に頭の中を整理できるというメリットがあります。

「5%社員」の中には、コミュニケーション能力が低く口下手な人もいました。

そのような人は、自己開示をしながら相手との信頼関係を高めていくと同時に、自分の弱みと強みを整理することができ、頭の中をすっきりさせていたそうです。

 

具体的な自己開示方法

海和を盛り上げるには、ただ自分のことをべらべらと話すだけでなく、質問をするのが効果的ですね。

こちらが開示をすると、相手も自分の情報を話そうという気持ちになります。

コミュニケーション術のひとつに「オープンクエスチョン」というものがあるそうです。

エス・ノーではなく自由に相手が答えられるものです。相手の情報や考え方を多く知ることができるというテクニックです。

質問をするときには5W1H(いつ、どこで、だれ、何、なぜ)を使って話すと、相手から多くの情報を得ることができます。

たとえば、

×「私はラーメンが好きなんだけど、あなたもラーメン好き?」

〇「私はラーメンが好きなんだけど、あなたは麺類だったら何が好き?」

 

希少価値の高い情報はネットではなく、人に紐づいていることを「5%の社員」は知っています。

さらに、多くの人を巻き込んで複雑な解決をしていくことを重要視している「5%社員」は、ちょっとした気遣いと配慮で信頼できる人脈を作っているのです。

 

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これを読んで、若者に話をする際自分の失敗談を入れてみました。

話を集中して聴いてくれていた気がします。

ベテランの「昔取った杵柄」話、うっとおしいと若いころは思っていたことを思い出しました。

でも、今の仕事の出来に自信がないと、コレでいないんですよね。

それでも、「弱み」は「強み」!

多少それでつつかれたって、実はたいしたことじゃないですもんね。

 

本日の復習

1.「上位5%の社員」の73%は人に弱みを見せることに抵抗が無い。

   わからないことは、徹底して質問する。

  「95%の一般社員」は23%しか人に弱みを見せられる人がいない。

  

2.「好意の返報性」。

   自己開示されると、相手も開示したくなるので、そこから互いの理解を広げる。

3.自己開示は信頼ネットワークを作る

4.会話は一方的ではなく、相手がしゃべりやすい質問を。

 

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今日もお疲れさまでした。

寒いので、体に気を付けてくださいね。

頑張りすぎて疲れ果てないようにしてください。

 

では、また。