漫画家剱持まよさんが、自ら石田淳さんの監督のもと、3日ぼうずを返上していくという著書です。
ダイエット、美顔、カメラ、エクササイズ、日記、家計簿と何事も続かないことにコンプレックスを持っていた著者。
続けるには、実はコツがあったのです。
必要なのは、実は「根性」ではありませんでした。
漫画家である著者の編集者さんは、禁煙歴15回の自称根性なしでしたが”、続けるコツを知って一気に禁煙に成功しました。
編集者さんの場合は簡単で、「いっぺんにタバコとライターを捨てた」こと。
もちろん我慢はします。
が、それでも意思の力だけで続けるのは100%ムリでした。
続けるコツは、
①自分に甘くする
②オジャマ者は消す
と編集者さんは断言します。
こどもの自分はけっこう手ごわい
たとえば、著者が英語の勉強を始めたとして、1日2時間の勉強を計画。
しかし、3日目あたりに「こどもの自分」が出現します。
「今日やらなくてもいいじゃん」
「明日まとめてやればいいじゃん」
そんな「こどもの自分」の言い訳に負けて、挫折!
だいたいの挫折は、「言い訳する自分」に負けて起こると言います。
だから、自分に甘くする、というのは
「この勉強が終わったら、ケーキが食べられるよ!」とご褒美で釣ったり、
暇になって「なんか読みたい~」と思ったときに、英会話の教科書を手に取れるようにして、うまくこどもの自分を誤魔化すのです!
しかし、そんなあなたとこどものあなたとの仲を引き裂くのが、「オジャマ」です。
「ほ~ら、マンガ読んだらいいと思うよ~?」
「テレビ、面白いのやってる時間だよ~?」
とささやきます。
こどもの自分は、
「テレビ見る方がラクだし、楽しいよね」
「休むことも大事だしー」
と無邪気に引き寄せられます。
こどもな自分は、連戦連敗。
これを我慢するのは、大人になってからもムリなのです。
だから、マンガを仕舞ってしまい、テレビを消す!
もちろん、隠すだけではなくて、発生させないよう気を付けたり(余計なゲームなどを買いそうになったら、やめておくとか)、オジャマ者を逆手にとる(2週間勉強が続いたら、あのゲームを買ってもいいことにする)など。
自分へのご褒美として使うなんてのも手なのだそう。
シンプルですが、この2つのコツさえ押さえておけばいいのです。
①自分に甘くする
②オジャマを消す
日記などを続けてみる
手始めに日記を始めてみた著者。
思い返してみると、日記帳でもブログでも3日坊主を経験していました。
そこで、1日1ページだったものを、手帳のウイークリーページのようにノートをカスタマイズ。
見開き2ページで1週間にして、テーブルの上にセットしました。
しかし、
なぜか続かない日記帳。
そこにはオジャマがいたのです。
よくよく見てみると、テーブルの上にはテレビのリモコンがいたのです。
無意識のうちに著者はリモコンをてにとっていたから、日記が目の前にあっても続かなかったのです。
ふと見ると、オジャマの王様であるパソコンデスクの横に、雑誌。
パソコンの起動する待ち時間に、雑誌で気づかないうちにひまつぶしをしていたのです。
そこでパソコンわきに日記を置いてみました。
すると、パソコンの起動待ち時間に自然に日記を開くことに成功!
初めて1か月日記を続けることに成功したのでした。
今日も暑かったですね。
お疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。