心が落ち着く場所があると思うだけで、大変な時も乗り切れたりします。
そうした場所を1つ見つけておくだけで、生きるのが少しだけラクになります。
場所だけでなく、音楽や写真でもいいのです。
「自分だけのアンカリング」を作るのです。
脳科学の研究では、場所や物と感情の記憶はセットになっているといわれています。
あなただけの秘密の避難場所を作る
この仕組みを利用して、普段長い時間を過ごす場所にマインドフルネスな状態を思い出せるものをちりばめておくことも大切です。
たとえば著者なら家族の写真をいつも持ち歩き、ふとしたときに眺めて楽しさや心の落ち着きを取り戻したりしているそうです。
他にも、オフィスの中でお気に入りの景色が見える窓やひとりになれる近くの公園のベンチ、聴けば心が躍る曲などを持っておくと、いつでもいい状態に自分を引き上げることができます。
香りを意識しながらお茶を淹れる
普段何気なく口にするお茶やコーヒー。
飲みたい気持ちや香り、淹れるまでの時間にも意識を向けると、日常でのリセット効果があります。
著者は普段はコーヒーを飲みますが、紅茶やハーブティ、白湯などをそのときの体調に合わせて選ぶそう。
お湯を沸かす音や注いだ時に広がる香りに五感を集中させてみましょう。
自分で行うからこその特別な時間を大切に。
仕事の「チェックアウト」をする
今ここに集中しようとしても、「やらなきゃいけないこと」が思い出されて、なかなか意識を切り替えられない人も多いと思います。
そんなときは、頭の中に仕事を残さないためにも、仕事の最後にチェックアウトをしてみましょう。
「今日は終わり」と自分に言い聞かせて、やり残したことを書き出して頭から仕事を「抜く」ことで、あなたの心を仕事からチェックアウトさせます。
著者はスマホのリマインダーにTODOを入れたり、手帳に書き出したりして、翌日のやることを出し切ってから仕事を終えるようにしています。
書き出すことが切り替えになるので、家に帰って家族と一緒にいるときに仕事のことを思い出して心ここにあらずという状態を避けることができ、大事な人との時間を豊かに過ごすことができます。
相手に対してほめ言葉を50個考える
日本人は謙虚ですが、ほめることも苦手だったり。
でも、相手の良い部分を見つけられる人はすてきですね。
褒める行為hあ、相手を観察する力と言葉で伝える勇気、2つがないと成り立ちません。
まずは自分の大切な人を思い浮かべて、良いと思うことをどんどん挙げてみましょう。
大好きな人のことでも、意外と20ぐらいで止まってしまうもの。
そこから先が大切で、ここからが普段気づいていない潜在的な魅力に気づくチャンスです。
当たり前になっている事から、実は相手にしかない魅力的な部分を見つけ出していきます。
この作業は、観察力を養うだけでなく、物事をよりフラットに見て理解する練習にもなります。
好きな人だけでなく、嫌いな人を思い浮かべてやってみると、嫌悪感が収まり、相手に対する共感の気持ちがわくかもしれません。
のんびりする時間がなかなか持てなかったりしますが、そんな時こそ”自分の避難場所”が欲しいですね!
今日は少しはのんびりできましたか?
ゆっくり休んで、素敵な夢を。
では、また。