「怒り酒」や「悲しい酒」など、辛いことがあると人間はついお酒に逃げがちです。
でも、そこにはリスクがあり、アルコールの解放感から失態を招きかねませんよね。
言わなくてもいいことを言ったり、自分でも知らない人格に豹変してしまうことも少なくありません。
泥酔した際に、このような悪い症状が出ると、脳にそのパターンが刻まれると言われています。
そしてまた、同じようなことを繰り返してしまうのです。
細胞がにこにこ!喜び&感謝のエネルギーで食事を
怒りや悲しみの感情と一緒にお酒を飲むと、本当によいことがありません。
楽しい気分で飲めるときだけ飲むのが良いようです。
食事も同様です。
失敗して落ち込んだ後や、緊張する人と食事をした際、まったく味がわからないことがあります。
そんなふうに、悲しみや恐怖、怒りを抱いて食べることにより、本来美味しく栄養のある食べ物が、体の中で毒に変わってしまうと言われています。
逆に「美味しい!嬉しい!」と喜びながら、飲んだり食べたりすることで、体の細胞まできちんと栄養が行き届き、活性化されるのだとか。
感情が身体の健康に大きな影響を及ぼしているのです。
それならば、ワクワクする喜びの感情で飲食するよう心がけましょう。
さらに、「綺麗になれるよ」「元気になれるよ」と自分自身に声掛けし、なりたい感情を呼び起こすように飲食すれば、細胞が応えようとがんばってくれるのです。
もうひとつ、付けたすならばさらに料理や飲み物に「ありがとう」と感謝の気持ちを込め、声をかけること。
これだけで、一段と美味しくなり、とってもよい「気」が身体に取り込めます。
「ありがとう」の言葉のパワー
著者は初めて仕事で一緒になった人たちに、必ず手紙やメールで礼状を送るそうです。
出会いと感謝の温度が冷めないうちに、なるべく早く送ることを心がけている大切な習慣だそうです。
これがきっかけで、さらなる仕事に繋がったり、プライベートで楽しいお食事ができるようになったりと、お礼状は「縁結びの天使」になってくれるそうです。
「ありがとう、感謝します」と声に発することで、体や脳によい反応が出ると言われています。
この際、言葉の意味を理解して発しているかが、非常に重要となるそうです。
「ありがとう」の語源の「有難い」は、「めったに受け取ることのできない恩恵、行為、配慮に接して、身の幸せをしみじみ感じる様子」という意味。
この気持ちが自然と心と体の中から湧き起こったときに、本当の「ありがとう、感謝します」となるのです。
本来の意味を知るほど、今まで何気なく普段の生活の中で発していた「ありがとう」が、「小さくとも、めったにない恩恵」「小さな奇跡」だと思うようになりました。
自分が欲しいタイミングに、お茶を淹れてくれたことも奇跡。
何もなかった日さえも、安全に過ごせたことが奇跡。
嫌なことがあったとしても、想定外の体験をした奇跡。
「ありがとう」には、ものごとの見方をポジティブに変換するパワーがあると実感できるように著者はなりました。
この習慣が身につけば、魂から「ありがとう」と言える機会が増え始めます。
そして、よりヘルシーでハッピー思考の人間になれます。
人の話をちゃんと聞けば、点と点が繋がっていく
物事を自分の価値観だけ判断する人は、意外と多いものです。
そういう人と会話しても、自分の価値観を押し付けてくるばかりで、相手は聞く耳を持たずにうまく会話が成立しないことさえあります。
「あの人と何を話してもつまらないし、乗らないんだよね」
最終的にはこのように判断されてしまいます。
著者の友人もよくそのような話をしているそうです。
ただ、著者の場合そういった経験がほぼゼロに等しいと気づきました。
まず、「どんな人だろうか?」という興味が先に立ち、その人の話をひたすら聞くことに集中していることが多いからです。
「え?でも、自分にとって興味がないことや関係ないことを聞くのは、しんどくない?」
と言われましたが、著者にとってはどんな話も興味があり、関係があると思っているため、苦にならないそうです。
逆に自分の趣味でないものや違う分野の話こそ新鮮で、アイデアのヒントになることが多く、つまらないどころか、実のある話がやってきたとワクワクするそうです。
こちらが、「それって、すごい!」と感動すると、相手も乗ってきて、水を得た魚のように、次から次へと情報を教えてくれ、「ちょっと暗そうだな」と思った人がどんどん明るくなり、最終的にはだいたいのひとが「素敵な人」と思えてきます。
そんなとき、その話し手に対して周りの人たちも、
「へえ、そんな一面もあるんだ」
「普段、そんな奴じゃない」
と面白がっている姿を見て、
「そうか、普段そこまで人の話を聞いてなく、あんまり他人には興味ないんだな?」
と解釈するのです。
人は十人十色で、すごく味わい深いもの。
味見だけでやめては、もったいないのです。
まずは、自分の価値観や先入観を外して、相手の話をちゃんと聞いてみることです。
意外なところに共通点が見つかり、関係ないと心から除外していた点と点が繋がってい行くから不思議です。
これだけで、人を好きになる機会が増えるはずです。
小林正観さんの『「ありがとう」の神様』などにも紹介されていますが、感謝のパワーってすごいですね。
昨年はこれを読んで離婚の危機も回避しました。
身近な人にこそ、「ありがとう」って大事!
自分の価値観をちょっと外して相手の話を聞くって、やってみたいですね。
人を好きになるチャンスが増えるのは、とても楽しそうです!
お疲れさまでした。
明日は日曜日。
のんびりできますね。
では、また。