「行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない」
著者がずばり言いたいことはこれです。
私たちの仕事に、さらなるクオリティー×スピードを実現するために!
ちょっとでも取り入れられる習慣を、この時期一緒に探してみませんか。
問題解決の習慣
問題解決の基本は疑問を持つこと。
この結論が最善の結論だというところを疑ってみる。
そうすると問題解決の糸口が見えてくる。
つねに「ゼロ発想」をする
マッキンゼーのコンサルタントは、問題解決のプロフェッショナルです。
マッキンゼーでは、次のようなプロセスによって問題を解決します。
1 真の問題を把握する
2 問題を整理して構造化する
3 情報収集を行う
4 仮説を立てる
5 仮説を検証する
6 解決策(打ち手)を考える
7 解決策を実行する
まず注目したいのは1で、何が問題かを見極めることが大事です。
そこで大切なのが「ゼロ発想」。
「そもそも」に立ち返ることです。
そもそも何が真の問題なのか?
そのビジネスを本当に続けるべきか?
そこから発想する。
たとえば、チラシを出しても効果が得られないならば、「そもそも」そのチラシは本当に必要なのか?から考えてみる。
普段の生活でもゼロ発想は活用できます。
長年の友人が「最近彼氏とうまくいっていないの」と相談されたとき。
「どうすればうまくいくか」という視点で相談に乗り、「もう少し話し合えば・・・」と答えることもできます。
しかし、そもそもその彼氏の人間性に問題があるとき、
「別れたほうがいいよ」
というアイデアを出してあげることが、大切なケースだってありますよね。
ビジネスでも同じです。
「鳥の目」で分析
ゼロ発想をしていくのに必要なのは、「俯瞰視点」です。
すべての対象を1段高いところから見渡す”鳥の目”を持つ、とうこと。
簡単そうですが、案外難しい。
トレーニングとしては、自分自身に対して、常に自分視点(狭い視点)で考えているかどうかをチェックすること。
「なぜいま、自分視点で考えてしまったのかな?」という、自分自身に対しても1段高い視点を意識します。
あなた自身に対してつねにズームアウトする感覚を持ち、広い視野で見渡すように心掛ける。
「月曜の朝に遅刻してしまう」ことに対して、安易に「バカだなぁ」と判断を下してしまったら、「いまなぜ自分はバカげていると感じたのか?」と考える。
こうしたトレーニングを重ねていくと、自分視点から解放されて安易な評価をしないようになり、俯瞰視点が習慣化していきます。
つねに「PMA」の姿勢で
あなたがキャリア数年の若手ビジネスパーソンであれば、上司への伝え方、接し方の基本は「素直に従う」ことです。
それにより仕事のクオリティーとスピードは上がります。
返事は常に自動的に「yes!」でいいのです。
「ピュアで、素直で、明るい人」は、無敵!
マッキンゼーではこれを、「PMA(ポジティブ・メンタル・アティテュード)」として、新人に教えています。
成果を出すためには、実力を蓄え、キャリアを積むことももちろんですが、「今度はきみがやってみたら?」とと推薦してくれる上司が絶対必要です。
フェイスブックで上司に友達申請されたら、無視しないこと。
「計算高くて、辛口で、暗い」部下には、チャンスは回ってきません。
(先日読んだ『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』には、求められている上司像のひとつに「友達申請しない」があったなぁ・・・・)
上司の机を観察する
(おいおいおいおい!
マジか、マッキンゼー。
そんなことを勧められたら、たまらんよ!)
これは、「上司を上手に活用する方法」。
あなたの上司の部下はあなた以外にもいます。
ですから、部下からのメールは件名だけを見てあと回しにしがち。
しかしメモが貼ってあれば、目に留まります。
ポイントは「机」。
メモテクニック①どこに貼るか?
上司の机の状態を観察します。
乱雑系ならば、貼る場所は2か所。
パソコン画面の脇部分化、電話の受話器のどちらか。
メモテクニック②何色のメモを貼るか?
整理整頓が行き届いている上司の机なら、適当に貼っていいかというと、そうではありません。
こういうタイプはすでに、きちんと整頓された状態で、自分汚タスク管理のために複数のメモを貼っているはず。
そこにポンとメモを貼ってしまうと、埋没します。
そこで、上司の使っているメモと違う色のメモを貼るのです。
メモテクニック③何を書くか?
3つのポイントで書きます。
①現状の把握②現状の解釈③結論
上司の机の上を観察するのは、メモを貼るときだけに役立つわけではありません。
置いてある本によって上司の好みがわかりますし、机の上がめずらしく乱雑になっているなら、「きっと今は忙しいんだな」と想像できます。
声をかけるタイミングを机の上の状態でうまくはかることもできるのです。
他にも
大きなバリューを保つ人の習慣としては、他にも
・いつでも机をきれいに保つ
・相手が本音を話しやすい「場」を選ぶ
などなど
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。