日本人の2人に1人は、何らかの「悩み」を抱えていると言われます。
悩みは持っているのが普通です。
ワタシは今年度、いわゆる「サイコパス」と社内でも有名な人の教育を任されてしまいました。
すごいですね。周りの人をうまく操作しちゃうんですよ。いるんですね、本物が。
若い子たちがあまりにうまく利用されちゃうので、ここ数年被害甚大でかわいそうでした。
もうベテランが引き受けるしかないので、受け取ったのです。
いや~、ワタシもどうしていいやらわからず、夜眠れなくなりました。
腹立つんですよ、人をさらっと利用するんだもの。おいしいところだけ、持っていくし。それがまた、上手だし。
でも、向き合うほどわかる大物です。
あなたも、そんな人に出会ったらさっさと解決方法を見つけた方がいいです。
うっかり疲れて弱っていると、余計につけこまれますからね。
ベテランの意地をかけて、絶対若い子ちゃんたちには絶対回せません!
そこで戦うやりかたは、本著が参考になりました。
かなり苦戦しましたが、本年度勝利を手に入れたと思います。
もしあなたが持つ深い悩みを解消してストレスが減らすことができれば、どうでしょう?
あなたはもっとあなたが人生でやり遂げたいと思っていることに向かって肩の力を抜いて取り組むことができますよね。
一緒に課題を乗り越える大きな力を手に入れましょう~!
あなたの悩みは、実はあなたの大事なエネルギーです。
あなたがそのことについて「何とかしたい!」と思っているから生まれる、力なのです。
悩みを正しいベクトルに変換することで、それはあなたの問題を解決するパワーに置き換えることができるのです。
この本では、その方法についてこんな風に解説しています。
1.悩みについて、①調べる②相談する
2.悩みを「ToDo」に置き換える①悩みを書く②対処法を調べる③評価する
この本、めちゃくちゃ具体的で実践しやすいことを書いているので、おすすめです。
売れているだけのことはありますね!
あまりに面白いので、著者さんが書いていた『アウトプット大全』も気になってアマゾンで購入いたしました!
後日ご紹介します。
そもそも悩みとは何か?を分解して考える
悩みがあると私たちは苦しくなります。
精神科医である著者のところに寄せられる多くの悩みのメールを分析すると、ほとんどが同じ形式で書かれているそうです。
「上司との人間関係で悩んでいます。どうしたらいいでしょうか?」
「うつ病で3年間治療していますが、一向に良くなりません。どうしたらいいでしょうか?」
「朝起きるのがものすごくつらいです。何かいい方法はありませんか?」
つまり、「どうしたらいいか?」という「対処法」「解決法」を知りたいのがほとんどの「悩み」の共通点です。
では、どうすれば悩みは解決できるのでしょうか?
悩み解決の手順は簡単です。
①対処法や解決方法を知る(Know)
②それを実行する、行動する(Do)
それだけです。
対処法を知るには?
対処方法を知る方法は2つです。
①自分で調べる(自力で解決)
②人に相談する(他人の力を借りる)
その2パターンしかありません。
濃い霧の中を歩いていると、目的地に行けるか不安になります。
しかし霧が晴れる、解決方法が見えると、目的地が「行けそうな場所」に見えてくるのです。
解決方法を「知る(Know)」だけなら、実は1日あれば十分です。
何日も、何か月も、何年も悩み続ける必要はありません。
「悩み」を「ToDo」に置き換える
悩み解決には上記の2つの方法と手順があることがわかりました。
では、誰でも「悩み」を消すことができる手順があります。
(1)悩みを書く
まず、あなたの悩みを、できるだけっ詳しく紙に書き出します。
「上司との人間関係」
「上司によく叱られて雰囲気が険悪」
「仕事のミスが多い」
と、箇条書きでいいので書き出していきます。
ポイントはできるだけたくさん書くことです。
詳しく書く程、悩みは短時間で解決されます。
次に、その箇条書きの項目で文章を作りましょう。
文章化するコツは、相談するイメージです。
(例)
「私は、上司(課長)との人間関係で悩んでいます。上司は、私のちょっとしたミスで過剰反応します。そんなことでいちいち怒らなくていいのに。1日1回は起こられています。気分もへこみます。正直、会社に行きたくありません。どうしたらよいでしょうか?」
(2)対処法を調べる
あなたがどんなことで悩んでいるのか把握できたら、次は対処法を探します。
本著では昔からありがちな悩みがいっぱい書かれていますので、本屋さんで覗いてみるのも手です。
関連書を読んでみるのも手っ取り早い対処方法ですね。
ここでのポイントは「ToDo」を3つ見つけることです。
あなたが実践できそうな「ToDo」を探すように読み、それをノートや手帳に書いてください。
こうしたブログやネットで調べるのはすぐできますね。
気に入ったものを見つけたら、本を実際に読むことをすすめています。
(3)やってみる
対処法がわかったら、とにかくそれをやってみることです。
それを最低でも「1~2週間」は実践してください。
ここで「できない」「続けられない」という場合は、「3つのToDo」の書き方が間違っています。
先週書いたブログの中にあったのですが、「できそうなToDo」に書き換えて再チャレンジします。
「やっている」「動いている」「行動している」など、脳科学的には何かをしていることが重要です。
(4)評価する(フィードバック)
1~2週間たったら「3つのToDo」がどこまでできたかを評価します。
評価の手順1 うまくいっていない理由を3つ書く
評価の手順2 うまくいっている点を3つ書く
評価の手順3 次のToDoを3つ書く
3つ以上書けるならば、多いほどよいですが、最低でも3つ書いてみましょう。
必ず「ネガティブ」を先に書き、「ポジティブ」は後に書きます。
そうすると、書き終わった後の気分がポジティブになります。
次のToDoの翌週の目標になります。
それを1週間かけてやってみて、1週間後にまた評価(フィードバック)を行います。
これを繰り返します。
2~3週間行うだけで、かなり効果が現れてくるはずです。
悩みをすべて「ToDo」に置き換える習慣を身につけましょう。
それだけで、「悩んでいるあなた」はいつか消え去ります。
人間関係の悩みは、ひとりで悩んでいてもずっと埒があきませんね~?
職場のスタッフに相談してみたところ、思わぬ解決方法を教えてもらい、もしもの場合にヘルプを頼めることになりました。
本屋さんで解決方法に関する専門書を3冊読んだら、さすがに「あいつ、それか~!?」という原因もわかってきました。
専門書なだけに、解決方法も見えてきましたし、諦めるべき点がはっきりしました。
それから、『ゼロ秒思考』のやりかたで書き出してみたら、ものすごく前向きに問題に取り組めるようになりました。
朝に紙に書き出すことで、具体的に何をしていくか、自分の中に答えを見出すことができました。
キモチの良いメソッドなので、書き出すことで気持ちを整理し問題に前のめりでとりくめるようになります。
自分ひとりの脳内でぐるぐるしていると、同じ場所を足踏みする状況と一緒でした。
とりあえず、解決方法に軽い気分でちょっとだけトライすること。
これで、「も~!何とかしたいんだってば!!」と思う悩みが、力に変わるんです。
すると、「解決できない自分を全力で攻撃する」ことから「解決方法へ高スピードでばく進する」行動へとベクトルにあなたが変わっていきます。
キモチいいですよ、最高です。
逆境どんとこい!な気分になります。
最強になった万能感で、アドレナリンが出まくる瞬間がやってきます。
うまくいかない相手にいらだつことよりも、「どう職場内を変えていけばいいのか?」
「どう上司に相談したらいいか?」「このように構造をとってみればいいのか?」という実践に注目するので、イライラがなくなるのです。
正直言って、この3月末までうまくやり通すことができるのだろうか?と心配でした。周りの同僚にも「あの新人のせいで、ぶっ倒れることがないようにしてね」と何人にも言われ心配されていました。
でも、扱い方と相手の分析を、医学的見地とビジネスの仕組化で乗り切ることができました。
このきつい局面を乗り越えられたことは、自分の自信になりました。
そこまでに行きついたのは、さまざまな「小さいステップ」でした。
4月。
あなたにもしも悩みがあるならば、ぜひ調べたり相談したりしてみてください。
ずっとぐるぐるしていると、自家中毒を起こして肌が荒れたり髪が抜けたりしてしまいます。
そのエネルギーをあなたの成長のベクトルに変換して、そんな悩みの相手はあなたの踏み台にしてやりましょう。
春先は気が張って疲れますね。
あなたの肩の力が少しでも抜けますように。
では、また。