日本を含めた7か国の若者の意識調査では日本の若者が一番「自分自身に満足していない」という結果が出たそうです。
もうすぐ4月。
これを良いチャンスに、あなたをさらにさらにバージョンアップするのは、どうでしょうか?
今回のポイントは、2つです。
「変化させたいポイントについて、今できる小さな行動を3つ書き出す」
「3行ポジティブ日記」。
もうすぐ新しい人間関係がスタートする時期ですもんね。
実はワタシは「始めまして」は、あまり得意じゃありません。
しかし、この時期をうまく活用して、「新キャラクター」を作りこっそりと満足する自分へと切り替えていく!という目的を持てばワクワクした時期にできないかなぁ・・。
自分を変えるには?
性格を変えるのはキリがない
「明日から性格を変えよう」と思っても、うまくいかないのはあなたもご存知の通りです。
しかし実際のところは精神医学の見地からいうと、3年くらい長期的にかけると、本当に変えることができるそうです。
う~ん、3年?けっこう長いですね。
そして欠点を治し続けても、次の欠点が見えてしまい、無限連鎖にハマってしまうことにもなるそうです。
それは、まるで整形手術みたいなものらしいです。
一度手術をして二重にすると、そこで満足できるかというと、鼻の高さ、ほおの出っ張りなど、他の場所も気になっていくように。
そんなことにあなたの人生を使い果たしてはいけません!
とはいえ、自分の性格で治したいところはアレコレあるもの。
例えばあなたの近くに、「内気で人と話をしたり、目を合わせたりすることさえできない」という人がいたとします。
そうした苦手感があれば社会生活で何かと不自由しがちですし、4月のスタート時にはまごつくことも多くなります。
そんな場合、どうすればいいのか。
「性格」を変えるのではなく「行動」を変えていけばいいのです。
性格でなく行動を変える
「その人の性格は、その人の行動の結果である」とアリスとテレスも言っています。
私たちは、「性格」を変えようとするのではなく、「行動」を変えていけばいいのです。
でも、もしもあなたの新しい同僚がその「目も合わせてくれない人」だったら、困っちゃいますよね?
しかしその人が、「ちょっとは目を合わせてくれる人」になれば、それだけでも仕事のしやすさは大きく違いますよね。
相手に少し良いイメージを持つことができるのではないでしょうか?
自分の職場の人だったら?と考えてみるとわかる通り、「すごくいい人」に大変身をとげる必要って、そんなになにないですよね。
もともとシャイな人が「すごく社交的な人」を目標にしなくったって、仕事に支障はないですもんね~。
いや、正直言ってシャイな人はシャイなままの方が良くないですか?
少しずつ仲良くなっていってくれたら、その方が信用度が高くなったりしますもん。
人の変化はそれくらいで実は十分だと著者も言うのです。
性格、というよりも行動をバージョンアップする。
ほんの小さなステップから始めてみませんか?
大事なのは、「行動のハードルを下げる」こと
人間の悩みはアドラー心理学でもよく言われる通り、対人関係やコミュニケーション、社会生活の悩みがほとんどです。
他者に対する悩みを家にこもって悩んでも、解決しないのは当たり前ですね!
人間の悩みは行動しながら解決していくもの。何より行動すること。
インプットばかりの世界では、結局なにひとつ解決しないことさえあります。
まずは動くこと、行動することです。
でも、その行動は「確実に行動できるところまでハードルを下げる」のが何より重要になります。
たとえば、いつも11時まで寝ている人が「早起きできるようになりたい」という目標を持った場合。
そのままの目標では成功率は低いのは、ご存知の通りです。
そこで、行動のハードルを下げるのが大事になりますよね。
行動は次のように細分化できます。
早起き
→1時間だけ早起き
→15分だけ早起き
つまり11時まで寝ている習慣がある人の、始めの1歩は「15分早起き」です。
これなら始められそうじゃないですか?
人間の悩みは、行動しながら解決していくことが一番!と著者は他の本でも繰り返し説いています。
しかし「すぐ行動」と言われてもなにをしていいかわからなくなるもの。
著者は次の3つを提唱しています。
3つの行動をする
(1)話す
「相談する」「カウンセリング」も話すことです。
「ばかやろ~!」と叫んでみれば、スカッとしてストレス解消になります。
ワタシも人生で1度だけ「海に行って『バカ野郎』」をやったことがありますが、それなりにすっきりするもんですね。
友達とのおしゃべりでもストレス発散できます。
相手に思い切って「質問」することで問題解決があっと言う間にできることもありますよね。
とりあえず「話す」。
実は最も早い解決方法かもしれませんね。
(2)書く
「書く」というのは強烈なアウトプットです。
自分の悩みを書き出すだけでストレスを吐き出すことができます。
頭の中が整理され、自己洞察力が高まります。
いろいろな書き出し方がありますね。
(3)体を動かす
どうしても強い不安があるなら、すぐ外に出て100m全力で走ってみてください。
かなりすっきりするはずです。
不安と言うのは「何かしなさい」という強烈なエネルギーなので、何かに全力で取り組むと解消するのです。
あたなの変えたい部分を変えていく方法
では、いよいよあなたの何か変えたい部分にアプローチしていく具体的な方法を上記の3つを踏まえて考えていきましょう。
あなたの性格が1週間で改善することはありませんが、あなたの「行動」が変われば、相手から好感をもたれます。
周囲の見方が変わるだけで問題は解決します。
たとえば「内向的な人」から「感じのいい人」のイメージに変わる。
それだけですが、それで十分なのですから。
行動を変えるには繰り返しお伝えしている通り「行動のハードルを下げること」
そのためにできることを紙に書いて実践してみましょう。
たとえばこんな風に
あなたが変えたい性格は?
→内向的な性格を外交的に変えたい
その性格を変えるための行動を3つ
→1 朝、笑顔で挨拶する
2 意見を求められたときに、最初に挙手して意見を言う
3 初対面の人に、自分から、自分から質問する
とにかくできることから挙げてみましょう。
それを書き留めておいて、やってみる。
そこからあなたを変えることができます。
長所伸展に集中する
あなたのまわりにいる魅力的な人を思い描いてください。
「長所」もたくさんあるかもしれませんが、きっと短所もあるはずです。
長所が目立つと短所が目に入らなくなります。
人が人を好きになるのは、短所があるかないかは気にならず、その人の長所を好きになるから。
「短所が無い人」が好かれるのではなく、「長所がある人」が好かれるのです。
人は自分の短所に目が行きがちですが、短所克服よりも長所を伸ばすことに労力をかけることが大切です。
3行ポジティブ日記を書く
あなたがあなたの長所にもっと注目して一句ためには、「ポジティブ思考」を鍛える必要があります。
1日たった3分でできる「ポジティブ思考」を鍛える方法に「3行ポジティブ日記」があります。
1日の終わりに、今日会った楽しかったこと、ポジティブな出来事を3つ書く、というワークです。
たとえば
(1)昼、新しくオープンしたラーメン屋に行ったら、けっこうおいしかった。
(2)自分が出した企画書が、意外と高く評価されて嬉しかった。
(3)仕事がはやく終わったので、ジムに行けて気持ちよい汗を流せた。
この日記は、眠る15分前に書くよう著者は勧めています。
居奥に残りやすい「記憶のゴールデンタイム」に、1日をポジティブに振り返ることが、トレーニングになるからです。
ネガティブなことは書かないように注意します。
ネガティブ思考を誘発する出来事は、そのまま忘れていいのです。
なかなか3つ思い出せない日もあると思いますが、必死でそれを思い出すのがトレーニングになります。
3つ以上何行でもいいのです。
この方法は「認知行動療法」の基本的なワークをシンプルに実行しやすくしたものです。
非常に効果が高いワークとして知られていて、「物事の良い側面」に注目できるようになり、ポジティブ思考が鍛えられます。
あなた自身に対しても、短所より長所を見るようになり、コンプレックスも気にならなくなります。
ポジティブ日記をスタートしてみたのです。
スマホの小さなアプリでの記入です。
写真も入れられるので、けっこう楽しくできています。
感謝することとか、嬉しかったこととか、そういうことだけ書いていくのですが、見直すと「あ、そんないいことがあったっけ?」などと再発見があって実に楽しいです。
ただ、スマホを寝る前に見ちゃうと本当に眠くなりにくいので、寝る前に書くならやはり紙かなぁ?と思いました。
年度末は何かと忙しかったりしますね。
お身体、大切にしてください~
では、また。