猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

新しい季節に、あなたをこっそりバージョンアップさせる方法~『ストレスフリー超大全』樺沢紫苑

日本を含めた7か国の若者の意識調査では日本の若者が一番「自分自身に満足していない」という結果が出たそうです。

もうすぐ4月。

これを良いチャンスに、あなたをさらにさらにバージョンアップするのは、どうでしょうか?

 

今回のポイントは、2つです。

「変化させたいポイントについて、今できる小さな行動を3つ書き出す」

「3行ポジティブ日記」

 

もうすぐ新しい人間関係がスタートする時期ですもんね。

実はワタシは「始めまして」は、あまり得意じゃありません。

しかし、この時期をうまく活用して、「新キャラクター」を作りこっそりと満足する自分へと切り替えていく!という目的を持てばワクワクした時期にできないかなぁ・・。

 

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自分を変えるには?

性格を変えるのはキリがない

「明日から性格を変えよう」と思っても、うまくいかないのはあなたもご存知の通りです。

しかし実際のところは精神医学の見地からいうと、3年くらい長期的にかけると、本当に変えることができるそうです。

う~ん、3年?けっこう長いですね。

 

そして欠点を治し続けても、次の欠点が見えてしまい、無限連鎖にハマってしまうことにもなるそうです。

それは、まるで整形手術みたいなものらしいです。

一度手術をして二重にすると、そこで満足できるかというと、鼻の高さ、ほおの出っ張りなど、他の場所も気になっていくように。

そんなことにあなたの人生を使い果たしてはいけません!

 

とはいえ、自分の性格で治したいところはアレコレあるもの。

例えばあなたの近くに、「内気で人と話をしたり、目を合わせたりすることさえできない」という人がいたとします。

そうした苦手感があれば社会生活で何かと不自由しがちですし、4月のスタート時にはまごつくことも多くなります。

 

そんな場合、どうすればいいのか。

「性格」を変えるのではなく「行動」を変えていけばいいのです。

性格でなく行動を変える

「その人の性格は、その人の行動の結果である」とアリスとテレスも言っています。

私たちは、「性格」を変えようとするのではなく、「行動」を変えていけばいいのです。

 

でも、もしもあなたの新しい同僚がその「目も合わせてくれない人」だったら、困っちゃいますよね?

しかしその人が、「ちょっとは目を合わせてくれる人」になれば、それだけでも仕事のしやすさは大きく違いますよね。

相手に少し良いイメージを持つことができるのではないでしょうか?

 

自分の職場の人だったら?と考えてみるとわかる通り、「すごくいい人」に大変身をとげる必要って、そんなになにないですよね。

もともとシャイな人が「すごく社交的な人」を目標にしなくったって、仕事に支障はないですもんね~。

いや、正直言ってシャイな人はシャイなままの方が良くないですか?

少しずつ仲良くなっていってくれたら、その方が信用度が高くなったりしますもん。

 

人の変化はそれくらいで実は十分だと著者も言うのです。

性格、というよりも行動をバージョンアップする。

ほんの小さなステップから始めてみませんか?

 

大事なのは、「行動のハードルを下げる」こと

人間の悩みはアドラー心理学でもよく言われる通り、対人関係やコミュニケーション、社会生活の悩みがほとんどです。

他者に対する悩みを家にこもって悩んでも、解決しないのは当たり前ですね!

 

人間の悩みは行動しながら解決していくもの。何より行動すること。

インプットばかりの世界では、結局なにひとつ解決しないことさえあります。

 

まずは動くこと、行動することです。

 

でも、その行動は「確実に行動できるところまでハードルを下げる」のが何より重要になります。

 

たとえば、いつも11時まで寝ている人が「早起きできるようになりたい」という目標を持った場合。

そのままの目標では成功率は低いのは、ご存知の通りです。

 

そこで、行動のハードルを下げるのが大事になりますよね。

行動は次のように細分化できます。

 

 早起き

→1時間だけ早起き

→15分だけ早起き

 

つまり11時まで寝ている習慣がある人の、始めの1歩は「15分早起き」です。

これなら始められそうじゃないですか?

 

人間の悩みは、行動しながら解決していくことが一番!と著者は他の本でも繰り返し説いています。

 

しかし「すぐ行動」と言われてもなにをしていいかわからなくなるもの。

著者は次の3つを提唱しています。

 

3つの行動をする

(1)話す

 

「相談する」「カウンセリング」も話すことです。

「ばかやろ~!」と叫んでみれば、スカッとしてストレス解消になります。

ワタシも人生で1度だけ「海に行って『バカ野郎』」をやったことがありますが、それなりにすっきりするもんですね。

 

友達とのおしゃべりでもストレス発散できます。

相手に思い切って「質問」することで問題解決があっと言う間にできることもありますよね。

とりあえず「話す」。

実は最も早い解決方法かもしれませんね。

(2)書く

「書く」というのは強烈なアウトプットです。

自分の悩みを書き出すだけでストレスを吐き出すことができます。

頭の中が整理され、自己洞察力が高まります。

いろいろな書き出し方がありますね。

 

(3)体を動かす

どうしても強い不安があるなら、すぐ外に出て100m全力で走ってみてください。

かなりすっきりするはずです。

不安と言うのは「何かしなさい」という強烈なエネルギーなので、何かに全力で取り組むと解消するのです。

 

あたなの変えたい部分を変えていく方法

では、いよいよあなたの何か変えたい部分にアプローチしていく具体的な方法を上記の3つを踏まえて考えていきましょう。

あなたの性格が1週間で改善することはありませんが、あなたの「行動」が変われば、相手から好感をもたれます。

周囲の見方が変わるだけで問題は解決します。

たとえば「内向的な人」から「感じのいい人」のイメージに変わる。

それだけですが、それで十分なのですから。

 

行動を変えるには繰り返しお伝えしている通り「行動のハードルを下げること」

そのためにできることを紙に書いて実践してみましょう。

 

たとえばこんな風に

 

あなたが変えたい性格は?

→内向的な性格を外交的に変えたい

その性格を変えるための行動を3つ

→1 朝、笑顔で挨拶する

 2 意見を求められたときに、最初に挙手して意見を言う

 3 初対面の人に、自分から、自分から質問する

 

とにかくできることから挙げてみましょう。

それを書き留めておいて、やってみる。

そこからあなたを変えることができます。

長所伸展に集中する

あなたのまわりにいる魅力的な人を思い描いてください。

「長所」もたくさんあるかもしれませんが、きっと短所もあるはずです。

長所が目立つと短所が目に入らなくなります。

人が人を好きになるのは、短所があるかないかは気にならず、その人の長所を好きになるから。

「短所が無い人」が好かれるのではなく、「長所がある人」が好かれるのです。

人は自分の短所に目が行きがちですが、短所克服よりも長所を伸ばすことに労力をかけることが大切です。

3行ポジティブ日記を書く

あなたがあなたの長所にもっと注目して一句ためには、「ポジティブ思考」を鍛える必要があります。

1日たった3分でできる「ポジティブ思考」を鍛える方法に「3行ポジティブ日記」があります。

1日の終わりに、今日会った楽しかったこと、ポジティブな出来事を3つ書く、というワークです。

たとえば

(1)昼、新しくオープンしたラーメン屋に行ったら、けっこうおいしかった。

(2)自分が出した企画書が、意外と高く評価されて嬉しかった。

(3)仕事がはやく終わったので、ジムに行けて気持ちよい汗を流せた。

 

この日記は、眠る15分前に書くよう著者は勧めています。

居奥に残りやすい「記憶のゴールデンタイム」に、1日をポジティブに振り返ることが、トレーニングになるからです。

ネガティブなことは書かないように注意します。

ネガティブ思考を誘発する出来事は、そのまま忘れていいのです。

なかなか3つ思い出せない日もあると思いますが、必死でそれを思い出すのがトレーニングになります。

3つ以上何行でもいいのです。

この方法は「認知行動療法」の基本的なワークをシンプルに実行しやすくしたものです。

非常に効果が高いワークとして知られていて、「物事の良い側面」に注目できるようになり、ポジティブ思考が鍛えられます。

あなた自身に対しても、短所より長所を見るようになり、コンプレックスも気にならなくなります。

 

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ポジティブ日記をスタートしてみたのです。

スマホの小さなアプリでの記入です。

写真も入れられるので、けっこう楽しくできています。

 

感謝することとか、嬉しかったこととか、そういうことだけ書いていくのですが、見直すと「あ、そんないいことがあったっけ?」などと再発見があって実に楽しいです。

ただ、スマホを寝る前に見ちゃうと本当に眠くなりにくいので、寝る前に書くならやはり紙かなぁ?と思いました。

年度末は何かと忙しかったりしますね。

お身体、大切にしてください~

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では、また。