猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「前向きな言い訳」のススメ~『「やる気」が出るコツ、続くコツ』

うまくいかなかったことが、あなたにあったとします。

その原因が、あなたの生まれつきの才能や努力でもどうにも改善できない、あなたの意志ではどうにもならないことであったとします。

すると、それは「何をやってもダメ」という意味になり、再チャレンジして頑張ろうというやる気が起きるはずはありません。

なぜなら、そこに「今度やったら大丈夫」と思える可能性がないからです。

 

そこで、どうするのか。

今度は、「上手くいかなかった原因」を自分の意志や努力によって改善できそうなものにすればいいのです。

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「前向きな言い訳」をする

普通は人のせいにして逃げても改善しないし、世間のせいにしてできないことを正当化するのも、前進できません。

ただ、こんな時に必要なことは「自分の可能性を信じる力」です。

これを手に入れるためには、うまくいかなかった理由を、社会や運命や才能などの大きな自分ではどうしようもないことを理由にしないこと。

自分でもコントロールできることが原因であるとして、「前向きな言い訳」をする方が良いのです。

 

ここでいくつか例を挙げますが、この例に出した言い訳を「どうせやってもムダ、でも自分は悪くない」というように、「動かないこと」「努力しないこと」を正当化するために使ってしまうと本末転倒です。

 

「受験で失敗した」場合

✖の言い訳→「自分には志望校に入る能力がない」

    (自分は頭が悪い。どんなに勉強しても無駄で、今後も合格の可能性も低い)

〇の言い訳→「勉強するポイントがずれていた」

       (ポイントを絞って勉強すれば、合格できるはずだ)

      「自分の努力が足りなかった」(もっと頑張れば、合格できるはず)

      「きっと校風が合わなかった」(別の学校があっている)

「なかなか就職先が決まらない」場合

✖の言い訳→「そもそも自分に魅力がない、才能が足りない」

       (どこを受けても才能の可能性がない)

〇の言い訳→「応募した数が少ないからだ」「就職氷河期だから」

       (自分の才能が劣っているわけではないから、頑張れば可能性あり)

「仕事で成績がげられない」場合

✖の言い訳→「自分には営業が向いていない」

       (営業をやっても売り上げが上がる可能性はない)

〇の言い訳→「トレーニングが足りない」

       (自分なりにもっと勉強すれば可能性がある)

      「行動量が足りない」

       (訪問数を増やしていけば、制約の可能性が上がる)

「失恋した」場合

✖の言い訳→「どうせ自分はモテない」(愛される可能性が低い)

      「オトコ運・オンナ運がない」 

     (次も、その次の恋もすべて運が悪い出会いで、良い恋愛の可能性がない)

〇の言い訳→「趣味や価値観が違った」(違う人とならうまくいくかも)

 

✖の言い訳のように、自分の意志ではどうすることもできない理由を見出していると、「だったら努力してもしょうがない」という無気力を生み出します。

それを〇の言い訳のように、「準備不足のせい」「ここの選択ミス」というふうに理由を置き換えれば、「だったら、ちょっと頑張ってみよう」というやる気も湧いてきます。

 

前に1歩進むためには、やはり自分で自分を変えていこうという気持を持つことが大事です。

そのためにも、「前向きな言い訳」は有効です。

 

また、さらに先日勉強した陽転思考を加えると、あなたの行動を100%プラスに移行します。

「この失敗のおかげで、〇〇を学べてよかった」

「〇に気づけてよかった」

「次のチャンスをもらえてよかった」

などです。

これをできれば書き出してみることが大事です。

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今日も1日おつかれさまでした。

寒くなってきましたから、よくあたたかくして、休んでくださいね。

あしたが、もっとすてきな1日になりますように。

では、また。

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自信を深めるキモチの習慣~『「やる気」が出るコツ、続くコツ』

自己概念、セルフイメージが”できない自分”で固定されていると、ぼんやりしている瞬間にも”自分のできないところ探し”をしていたりします。

そして、何が起きても「やっぱり自分はできない人間なんだ」と、ますます結論付けてしまうのです。

誰にでも「できる部分」と「できない部分」はあるもの。

べったりと貼りついた「できない自分」という自己概念を外していくには、こんな手段もあります。

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「ほめられたこと」を思い出す

なにか大きな痛みがあってひどく落ち込んでいるときは、なかなか浮上できないものです。

そういうときは、ちょっと人生を振り返ってふたつのことを思い出すという方法があります。

ひとつ目は「過去に誰かからほめられたこと」です。

言い換えれば「あなたが誰かから『ありがとう』と感謝されたこと」を思い出してみてください。

著者が思い出すのは祖母から、「あなたは一番おばあちゃんのご飯を『おいしい』と言って食べてくれるから、うれしいわぁ」と言われた一言です。

もう他界しているそうですが、優等生の姉の陰で目立たず何もできなかった著者でも、ひとを喜ばせることができたという事実が、わずかな自信を持つきっかけになった出来事だそうです。

学校で先生に褒められたこと、顧客からの一言、動物がすぐなつくとか、お茶をいれてお礼を言われたりなど、何かひとつくらいは見つかると思います。

落ち込みが強いときは、それを書き出したりすると、自分の存在意義がそこに見えています。

「乗り越えたこと」を思い出す

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ふつうに暮らしていると、「見るからに華々しい『達成できたこと』」が人生にたくさん転がっているということは、まずありません。

しかし、「世界のナンバーワンになる」ことよりも、実はわたしたちが普通にがんばってできたことがたくさんあります。

失敗や病気、失恋、時には誰かの死を乗り越えて私たちは生きています。

それは、とてもすごいことではないですか?

そうしたことを乗り越えたことは、十分あなたの自信にできることなのです

大きなことを達成した経験よりも、絶対にあなたを強くした経験ではないでしょうか。

 

ピンチで気づくと下を向いてしまう、そんなあなたに

「あのとき、踏ん張ることができた!絶対また踏ん張れば、乗り越えられるよ!」

とあなた自身にが言ってあげましょう。

山の頂点に立ったことよりも、谷から這いあがったことの方が、本当は素晴らしいことなんです。

少し自信過剰になる

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自信を持てない原因に、必要以上に謙虚になってしまうということがあります。

だからこそ、少しでも自分の「できる部分」がみつかったら、その部分にちょっとでいいので自信過剰になってみませんか。

もちろん行き過ぎてはいけませんが。

 

しかし、今の時代「謙虚でいい人」ほど苦しんでいる、と著者は言います。

著者は作家の五木寛之さんとのラジオでの対談で、鬱の話をしました。

五木さんはそこで、「今の時代、正直で普通の人ほど鬱になる」と言っていました。

つまり、現代は時間の流れがとてつもなく速く、身の回りの情報も圧倒的に増えている。

そんな中、やさしくて、謙虚で、自分のことよりも周りのことを考える人が、「自分はダメだ、ダメだ」と自分自身を追い込んでしまい、鬱になってしまうそうなのです。

 

謙虚さは持ちながらも、「自信がある」と思えるところを自己満足で構わないので、1つ持つこと。

それをこっそり「この部分だけは、自分ってすごい」と言葉にしてみること。

嘘のようですが、そうすると内側からエネルギーが湧いてきます。

 

また、誰かに「〇〇さん、すごいね」と褒められた時も、「いやいや、私なんて」と謙遜してしまうのではなく、「ありがとうございます」と答えることを習慣にすると、自信が育ちます。

ほめてくれた相手に、「こんなことを言うなんて、この人裏があるんじゃないかな?」なんて、複雑に考えてしまうと、貴重な言葉のパワーが心に入ってこないので、もったいないです。

プラスのいい言葉を素直に肯定的に受け入れた方が、エネルギーになります。

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今日も1日、おつかれさまでした。

すてきな夢を見られますように。

では、また。

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「動けるあなた」のつくり方~『「やる気」が出るコツ、続くコツ』

「あなたは、どんな人ですか?」と聞かれたら、何と答えますか?

「気が弱いタイプです」

「明るくまじめなタイプです」

など、ある程度のセルフイメージがありますよね。

言い換えるなら、それは「自己概念」。

自己概念が肯定的であることがやる気のベースになっています。

さらに踏み込むならばあなた自身の持つ「自己概念」を知ることが、常にやる気を持ち続けるあなたになるために、大切です。

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自己概念を知る

たとえばこの自己概念に「自分はダメな人間だ」が刷り込まれていると、「自分なんか成功するはずがない」という感情に支配されるので、たとえものごとがスムーズに動いていても、それを受けいれることができず、怖くなったりします。

また、何かをやり始める前であれば、「どうせ自分がやってもムダだ」という感情が湧いてきて、動かないことを正当化し始めるのです。

「自分は不幸な人生を生きるタイプだ」という概念を持つ人もいます。

すると、不幸になっていくことに安心します。

幸せな出来事が起こると、「これはおかしい、こんなことはありえない」と思うのです。

そして、「不幸になるはずの自分」にふさわしい選択をしていきがちです。

自己概念がそうさせているので、これはほとんど無意識にそうなっていきます。

不思議なことですが、そうしたタイプの人にとっては、不幸になるのが正しいことなので、そこからどうにかしようと本人が強く思ってるにもかかわらず、パワーは出にくいのです。

だから、どんどん不幸な人生に向かってしまいます。

それは、親が決めたわけでも、世間が決めたわけでもなく、自分がつくった概念であるため、現実がそうなります。

 

本当は、幸せになりたいのに、多くの人がこのような”できない自分”という概念を持っています。

 

生まれた瞬間には「自分はダメな人間だ」という概念など持っていません。

けれど、子どもの頃に親に「あんたはダメな子ね」と言われたこと。

会社の上司に「お前はダメなやつだ」と言われたりしたこと。

それらがが重なったり、過去に失敗したことが今でも心の傷になっている。

そんなことが、いつの間にか自分を”できない人”と認定してしまいがちです。

 

この”できない自分”の自己概念は、変えていくことができます。

 

「できなかったこと」ばかりに目を向けて自分でつくった概念なのですから、今度は(今すぐに)「できたこと」ばかりに目を向けて自分の新しい概念を作ります。

 

アインシュタインエジソン発達障害を持っていたと言われています。

周囲からは「バカ」と言われたし、集中できなくて落ち着きのない子と言われたりもしました。

しかし、自分の「できること」だけに目を向けて「自分はすごいのだ」という自己概念を形成していったのです。

だからこそ、どんな困難にぶち当たっても、「自分は正しい」「人々のためになっている」「自分は絶対にやり通すことができるんだ」と圧倒的な自信を持てたのです。

 

子どもの頃「お前はバカだ」と言われた人も、今はバカではありません。

そういわれ続けても、それに耐え抜く力を持っていたことが、すごいのです。

辛いことが沢山あって落ち込んでいても、うまくいかないことが重なってやる気がなくても、それでもいいんです。

その瞬間、「それでも、なんとかしよう」と思えていることで十分素晴らしいこと。

立ち上がろうとしているあなたは強くてすてきです。

くじけても立ち上がろうとしてい人は、もっとすごいことができるようになります。

自分の思考パターンに陽転思考を取り入れる

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自己概念に「自分はダメだ」が強く刷り込まれていると、どうにもそこに帰結しがちです。

すべてのことを「できない」の結論に結びつけてしまうのです。

そこで、「陽転思考」を取り入れるのも、手段です。

ポイントはまず、「事実は1つ。考え方は2つ」という思考をベースにします。

「目の前の事実」から「ついてないこと」や「難しいこと」を探すのではなく、「よかった」を探す癖を持つことです。

 

泣いても、怒っても、グチを言ってもいいので、それを長引かせず、その事実から「よかった」ことを見つけ、切り替えます。

ワクワクする方向へに自らの運命を運んでいくのです。

嫌なことを言われても、「なんて自分は不幸なのだ」と思ったとしても、そのあとで「言ってくれる人がいるだけでもよかった。気づけて良かった」と思う。

辛いことがあっても「自分は昔から貧乏くじばかり」と思わずに、「乗り越えるチャンスをもらったのだ、感謝しよう」と思う。

同じ事実が目の前にあっても、幸せを感じる度合いが違ってきます。

 

陽転思考のパターンができるようになると、

「目標を達成するためにはこんな方法がありますよ」

と提案されたときにあなたの気持ちが変化します。

「その方法すごくワクワクしますね」

「できたらすごいことになりますね」

「やってみたいですね。すぐやりましょう」

という感情が自然と湧き出してきます。

「失敗したら、どうするの?」

「この不景気の時代に無謀だよ」

とマイナスな話をされても、

「確かに不景気ですね・・・だからこそ、それが逆にチャンスかも」

「失敗する可能性がないわけではない。だからこそ、やり直しができる今挑戦したい」

と「できる」方向の答えしか導き出されないようになります。

陽転思考によって、どんなときも1歩踏み出すスイッチを入れることができるのです。

 

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マイナス一直線な考え方を手放せなかったワタシでしたが、思考を変えることで、確かに肩こりが治り、人生の意味合いも仕事へのかかわりも、シアワセ度合いが大きく変わってきています。

考え方を変えると、大きなパワーが出ますから、確かに「やる気」に直結すると思いました。

明日からの1週間が最高の毎日になりますように!

では、また。

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やる気が出るコツ~『「やる気」が出るコツ、続くコツ』和田裕美

動かなければいけない、やらなければならないのが分かっていても、どうしても行動できないときがありませんか?

そんな人は、人生を投げ出しているわけでも、甘いわけでもなく、ひたすらにワクワクした人生を求めている、やさしく純粋でまじめな人ばかりだと言います。

 

そこには「動けない理由」があります。

しかしそれが明確になっていなかったりする場合も多いのです。

そのからまった糸をほぐしすことから、動き出せるようになるそうです。

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著者は外資系教育会社でプレゼンした顧客から95%契約を貰える営業成績で世界142か国中2位を収めてきたトップセールスマン。

最年少で代理支店長、企画室長、営業部長を経て、独立。

コミュニケーション・モチベーション・営業力UPのためのセミナー、講演当で活躍しています。

あなたに絡まった糸は、なに?

「動かなければいけない、やらなければいけない」そう思いながらも、どうにもやる気が出ないとき。

「何を甘いことを言っているんだ」と人に言われなくても、自分にそう言い聞かせているのに、動けない。

そんな人の共通点を著者は見つけました。

自分が甘いことを言っていることも、このままではいけないことも、わかっているのです。

でも、人生を投げ出しているわけでもなく、もっとワクワクして生きたいとも願っています。

風邪を引いたら、睡眠や栄養、風邪薬が必要なように、やる気が出ない原因(大きな失敗など)が見える場合もあれば、見えない場合もあります。

本著では、見えない原因にアプローチする様々な方法を提案しています。

やる気が落ちているたり、現在のやる気をキープし続けたいときの引き出しとして、これらの手段を持っているのも良いかもしれません。

 

絡まった糸、つまりやる気が起きない根本原因として、著者は4つの「絡まった糸」を示しています。

絡まった糸1 自己肯定ができない

自分のよいところに十分に注目しきれていない

絡まった糸2 目標設定を間違う

「今世の中で目立っている」人たちの生き方から今の自分を比較した目標になっている

絡まった糸3 消化不良で焦る

情報が入りすぎて、できていないところが沢山見えすぎる

絡まった糸4 スピードに飲まれてしまう

時代のスピードの加速に焦ってしまう

 

大事なのは、「なんとかなる」と思うことです。

現代に生きる私たちは、明らかに昔よりも普通に頑張るのが難しくなったのです。

しかし、もがいてももがいても、これらの糸は絡まるばかりですよね。

「なんとかなるさ」というゆったりとした心を持つためにも、ちょっとしたこころの習慣を意識してみるのも一つの手段かもしれません。 

動けることから動き出す

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あるセミナーの後に、著者にこんな質問をする人がいました。

「どうしてもやる気が出ないとき、どうしていますか?」

著者は「とにかく動くことだよ」と言いました。

著者自身、”動かないでいると、余計に動けなくなる”と過去にいろいろ学んだので、とにかく動くようにしているのです。

「動けない」と思うのも自分、「動ける」と思うのも自分だから、動けると思い込むようにすることが大事です。

「でも、どうしても仕事をする気が起きないのです」と、さらに質問がありました。

そんなときは、料理でも掃除でもスポーツでも、なんでも好きなことをすること。

何でもいいから、「動く」のです。

著者はよく神社に行くのですが、いろいろと考えることが多すぎて頭がいっぱいになったときや、何から手を付けていいかわからないときなどは、とにかく行くようにしているそうです。

それだけでもまず1歩外に出るし、神社の長い階段を1段1段上がるたびに「じっと考えていても何も始まらないな」と思うようになります。

そのうち「自分の足で上がれるだけでもすごい」と自分をほめ始めまるそうです。

そして「今日はここに来させていただきありがとうございます」と感謝の念が湧き始めるそうです。

樹齢3000年のご神木を見て、自分の悩みが小さく思えたり。

 

神社でなくても、とにかく身体を動かすと、良い方に考えられるようになります。

できれば身の回りのことで先延ばしにしていたこと。

本棚の整理やデスクの書類かたづけ、いらない洋服の処分、読みたかった本を買いに行く、食べたかった料理を作るなど・・・。

これらに今すぐとりかかるというのは、とても有効な手段です。

犬の散歩でも構いません。

 

とにかく、その1歩が電源のスイッチになります。

電源を入れてエネルギーが回れば、どんなものでも動き出し、熱を発散し始めます。

やる気は出てから動くのではなく、動くからやる気は生まれるのです。

「達成」ではなく「経験」を目的にする

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さぁ、1歩踏み出すぞ!と思っても、勇気が出ないときは「失敗が怖い」とき。

失敗した痛みを知っているならば、余計にそれを避けてしまいたくなるものです。

でも、やってみなければ「良いか、悪いか」「上手くいくか、失敗するか」「興味を持てるか、持てないか」も一切わかりませんよね。

足がすくみますが、結局はやってみないと分からないのです。

 

だからこそ、今回の挑戦の目的を「経験してみる」に設定しましょう。

どんな結果だろうと、完璧にできなくても、成果が伴わなくてもいいのです。

ちょっとでも経験できれば、「経験する」という目的は充分に達成できます。

そうすることで、あなた自身を否定することなく、自信を失うこともなく、「これでいいのだ」と自己肯定ができます。

 

人がおいしいと言ったからといって、あなたもおいしいと感じるか同課はわからないのと同じように、自分でやってみないとわからないことはたくさんあります。

失敗を怖がって何もしないよりは、「まぁ、ちょっとけいけんしてみっかな=」という、ゆるい感じでもいい。

大丈夫、どっちに転んでも目標達成で、どんな経験でもすべて成功です。

著者の実践する「やる気の出る行動習慣」

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1.朝、目が覚めたら「さぁ、動くぞ」と思いながらぱっと起きる

人の死に数回遭遇したことで、著者は朝がやってきたこともありがたいと思うようになりました。

だから、「人生でたった1回しかない1日が始まった。このまま寝ているのはもったいないぞ」と思うようにしたそうです。

そして、すぐ動き出す。

朝ご飯を何にするのか?ちょっと早く起きられたのなら、何ができるのか?

ぐずぐずした時間にするよりも、すぐベッドから出る方が、100%いい日になるそうです。

2.太陽の光を浴びる

3.いつも目線は高く、空を見上げる

どんな元気な人でも、3分くらい地面をじっと見つめていたら、なんとなく暗い気分になったり。

目線は気持ちに大きく影響します。

ですから「上を向いて歩く」を日ごろから意識すると、前向きな考えや気持ちが自然と湧いてきます。

4.食事は「おいしい」と言いながら食べる

シアワセを意識的に感じるためには「おいしいね、おいしいね」と言うほうが、「ああ、わたしは、おいしいものを食べさせてもらっているんだ」と実感できます。

コンビニ弁当であっても、さらにおいしくなります。

5.笑いで悪魔祓い

マイナスな言葉かり口にしている人って、何かがじめじめと寄ってきている人ですよね。

やる気が落ちた時こそ、笑うこと、笑顔でいることを著者は意識しています。

6.「すごい、自分って」とほめる

自己満足で構わないので、自分で自分を褒めること。

人前で言ってはいけませんが、こっそりと、実感を込めて賞賛の思いをこめて自分に言う。

すると、本当に自分を信じることができるようになります。

著者は時計を見て”11時11分”というゾロ目だっただけでも「おお、すごい、私」とこっそり言うそうです。

著者の幸せはこんなことの積み重ねだそうです。

7.冷蔵庫の中には、いつも好物を

著者の元気になるための秘訣。好物のみたらし団子やデザートなど。

その夜は食べずに、「明日の朝食べよう」「あの仕事が終わったら食べよう」と決めて冷蔵庫にしまっておくそうです。

朝起きて、著者が一番に思い出すのは冷蔵庫に眠る「黒蜜わらび餅」だったり。

 

食べ物でなくても、映画のDVDを借りて置いたり、テレビ番組の録画、新しい入浴剤などもあるでしょう。

絶えず自分のわくわくできることを自分の未来に仕込んでおくのです。

8.家に帰って、そのままばったり寝ない

忙しさに、帰宅後着替えもそこそこに、倒れこんで寝てしまうことがあったりするものです。

でも、それでもお風呂に入って、疲れと身体についたものを流すこと。

今日の良かったことをみつけて感謝してみたり。

著者はベッドにはいって「ねまんじゅう~」と言ってふとんをかぶって、「くすっ」と笑って寝るそうです。

そうやって脳をゆるめて寝ることは、脳科学的にもよいとされているそうです。

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今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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修羅場のあとは、同じだけの息抜きを用意する~『感情に振り回されない技術』

キャリアの中では、タフな仕事や役職で疲弊したり、あるいは人や組織の利害や感情が激しく衝突する「修羅場」に直面せざるを得ない時期があるものです。

ニュースで見るのは、改革を断行しているリーダーや企業再生時の経営者、などでしょうか。

 

こうしたタフな仕事をこなしていくパフォーマンスの力をつけていくには、「修羅場レベルと同じだけの息抜きを用意する」という自己管理テクニックが重要です。

 

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果てしない修羅場をどう乗り切るか

タフな仕事は、仕事だけでなく人間としての器を大きくしてくれることは間違いありません。

しかし、眠れない、体重が減ってしまった、仕事のことを考えると胸が苦しくなるなどの「修羅場」経験からからだに影響が出ることも珍しくありません

 

修羅場のつらさにメンタルが耐えられず、精神科や心療内科のドアをたたく人がいるのも、厳然とした事実です。

不眠や体重減少など、からだの生理的異常が続けば、個人差はあるでしょうが、人間は健康を維持できなくなってくるのです。

 

責任が非常に思いCEOや社長などは、任期が2、3年であることが多いのもうなずけます。

それだけ、心身にかかるストレスが大きいのです。

タフすぎる経験が延々と長期続くのは、心身にとって危険なことです。

 

タフな仕事に疲れ切ったら、自分なりの「サバティカル」を

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タフな経験がある程度続くならば、出口戦略を練らなければなりません。

出口戦略があってこそ、タフな場面を何度も潜り抜けることができるようになります。

 

修羅場の後には、休息と自分を振り返る時間が必要です。

アメリカのエグゼクティブやCEOは、タフなプロジェクトを終えた後は、ゆったりとした休養を取り、次のミッションに向かう英気を養います。

大学教授の場合は、数年大学の業務をこなした後で、サバティカルと呼ばれる研究休暇をとることがあります。

サバティカル期間中は、大学の講義はもとより、特に近年増えている雑務を免除されます。

 

わたしたち一般的な仕事をしている人は、このような時間は取ることが難しいです。

しかし、タフな仕事が続いた後には、責任や負荷を落とす期間をある程度持ちたいものです。

「自分で負荷を下げるなんて、難しい」

「会社がそんなこと、許してくれない」

と思います。

そこで、

「このプロジェクトは頑張りますので、そのあとは少しゆっくりさせてください」

ということを、上司に時折つぶやいておくことで、理解は得やすくなるかもしれません。

さらには、

「今回の仕事、結構きつくて眠れないこともあるんです」

などと、「弱音」を武器にして漏らしておくと、上司も気にせざるを得なくなります。

 

著者自身も、大学病院で「病棟医長」というポストを務めて、眠れなくなるほどかなり疲弊する経験をしました。

ベット管理からインフルエンザなどの感染症管理、患者からのクレーム対応、上級医師や研修医への担当患者のお願いなど、気を遣うことばかりだったそうです。

過去にうつ状態になった医師もいるくらいです。

その「修羅場」をくぐり抜けて、著者自身も「サバティカル」を考えてもいい時期になったと思っているそうです。

どうやって「サバティカル」を取っていこうかは、思案中ですが、こういった「修羅場・振り返り」という「オン・オフ」も、タフな仕事の中でも、メンタルを健康に保ちながらパフォーマンスを維持するコツだと実感しているそうです。

 

頑張る時期とゆるめる時期を作って、メンタルをタフに

・修羅場経験も、重ねすりぎるとこころが疲弊する

・自身を振り返る静かな時間もキャリアには必要

・仕事を抑えめにする期間を取れるように計画する

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日本で「休む時間を取る」ということが、どんなに難しいか・・・(涙)。

しかし、やらないと本当に追い詰められていくスパイラルにすぐに吸い込まれていきます。

一度、強く体力や精神力を落としてしまうと、復活にとても時間がたくさんかかってしまい、次にタフな仕事をするときに、かえってエンジンのかけなおしが大変になってしまいます。

「自分はタフな仕事をしているな」

と思ったら、勇気を出して休息の時間を取ること。

この社会で「弱音を吐く」ことって難しいのですが、細かいことにもたくさんの気遣いを必要とする日本の社会では、「息抜きの時間」は重要です。

 

ドーパミンに任せてガンガン働いた後、自分をいたわることはとても大事です。

やり終えた達成感を感じているときになるので、脳が

「いける!いける!まだいけるぞ!」

「今だ、さらにもうワンステップ!」

「止まるな!走り続けろ!!」

という強く誘惑してくるのを感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

でも、冷静になって早めに帰り、家でベッドに横になってみると、体がべったりと布団に吸い込まれるような感覚だったり。

ちゃんと休みましょう。

次の高いパフォーマンスのためです。

 

 

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「とりあえず〇〇まで」の期限が、くじけないキモチをつくる~『感情に振り回されない技術』

ショーシャンクの空に」というアメリカ映画がありますね。

銀行副頭取を務めていた主人公は、いわれのないえん罪の殺人罪で、ショーシャンク刑務所に収監されました。

劣悪な刑務所での終身刑

20年30年たっても、仮釈放もなかなか許可されない場面もあります。

絶望のあまり、登場人物たちが無気力になってくるのも想像できます。

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無期懲役のつらさがこころをくじけさせる

程度の差あれ、辛く苦しい時期は、終わりが見えているだけラクなものです。

終身刑は、その「終りが見える」という期待すら奪っている点が、残酷と言えるのでしょう。

仕事や私生活など、わたしたちのつらく苦しい経験は、終身刑とは違って、ある程度は自分でなんとかできる部分があることが救いです。

「こんな会社からは逃げ出したい」

「毎朝会社に行くのがイヤで仕方がない」

このようなつらい日々を送っている人も少なくないと思いますが、考え方を少し変えることで、つらさを少しだけ軽くすることができるかもしれません。

「とりあえず〇〇まで」頑張ってみる

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例えば、

「今の仕事がキツくて仕方がない。

しかもいつまで続くかさっぱりわからず、途方に暮れてしまう」

いう状況下に置かれているとしましょう。

「いつまで続くかわからない」というのは、まさにストレスの終身刑になってしまっています。

仮釈放でもいいので、期待を持たせなければなりません。

そういうときは、できそうになくても構わないので、いついつまでという区切りや期限を、自分で決めることです。

「あと半年はがんばろう」

「もう1年経ってもこのままなら、上層部に直訴するなり転職を考えよう」

などと、自分なりの期限を決めて、「ストレスからの仮釈放」をイメージするだけでも、気持ちがラクになります。

 

名作『車輪の下』で知られる、ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの著書『荒野の狼』の中に、50歳の誕生日になったら自殺する自由を自分に許す、という記述があります。

実際にヘッセ自身も、30~40代という、現代人でも仕事や家庭の重みでうつ病になりやすい年齢において、第一次大戦や自身の女性問題から、自殺を真剣に考えています。

しかし、50歳で自殺の自由を自分に許すということは、裏を返せば、「とにかく50歳まで生きてみよう」と見方をかえたことでもあります。

人生に悩み苦しみ、どんな苦しい人生であっても、50歳までの期限つきなのだと思うことによって、結局ヘッセは85歳の長寿を全うすることができたのです。

 

「とりあえず〇〇までやってみよう」と期限を区切ることは、大切な考え方です。

仕事には締め切りがあるものですが、こういったつらい経験の締め切りや期限に関しては、鈍感な組織が多いような気がすると著者は言います。

自分なりに期限を決めておくことは、仕事の能率アップなどよりも、メンタル面で大切であると著者は強調しています。

 

期限を区切って、絶望感を乗り越えましょう

・いつまで続くかわからないストレスほど、つらいものはない

・つらいときは、自分で期限を決めてしまう

・肩ひじを張らず、まずは「とりあえずあと〇年」「✖年経ったら辞める」などと決める

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 エンドレスだと思うと、本当につらくなってしまうことがありますよね。

 辛い時、うまく期限を切ることができなくて、一人で悶々としてエネルギーの無駄遣いをしていた頃がありました。

その「悶々とした時間」って、結構疲れ切ってしまうんですよね。

次につらい場面があったら、絶対「期限を切る!」を実践したいと思っています。

 

寒くなってきました。

温かくして、ゆっくり休んでくださいね。

 

では、また。

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気分のブランコの解釈方法~『感情に振り回されない技術』

いつもは自然体で余分な力を入れずに暮らし、いざというときには実力を十分に発揮できれば、すばらしいこと。

では、そのために気分や情緒のムラをなくし、ずっとこころを一定に保つことが必要なのでしょうか。

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「ダイヤモンドのこころ」は、無理な注文

気分や情緒のムラがなく、一定に保ちたいと思うことがあります。

しかし、あらゆるものを変化させず一定に保つことは、どだい不可能なことです。

古代ギリシャ哲学者の「万物は流転する」、『平家物語』の「諸行無常」ではないですが、どんなものにも移り変わりはあるものです。

 

人間の気分についても、同じ現象が古くから観察されていました。

今でこそ「双極性障害」という、躁とうつが交代で現れる病気がありますが、昔は「循環病」などとも呼ばれていたくらいです。

 

感情に振り回されないことと、感情を持たないこととは、違います。

感情に振り回されないということは、気分や情緒をダイヤモンドや鋼鉄のように変化させず、一定のレベルに保つことと同じではないのです。

大切なのは、落ち込んだら跳ね返す、調子に乗りすぎたら自分を抑えて謙虚になる、というバランス運動ができるかどうか、なのです。

先日勉強したストレス耐性、「レジリエンス」は、この跳ね返す力やテクニックのことなのです。

 

気分のブランコには、よい時も悪い時もある

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「こんなエラーをしてしまって・・・もうダメだ」

野球を見ていると、タイムリーエラーをしてすっかり落ち込んでいるあるいはせっかくの好機に凡退してしまった選手を、しばしば目にします。

しかし、一線級になるような人は、がっくりくるこの経験をバネにして、練習を重ねているはずです。

むしろこのような挫折経験がまったくなければ、成績がアップしていくはずなどないでしょう。

「悔しい」という屈辱、ため息をついて「自分はもうだめだ」などと絶望的になった経験を、次のチャレンジへの原動力、エネルギーなのだと考えなおすことには、大きな意味がありますし、実は精神医学的にも有効であることが証明されているのです。

 

人間の気分というものは、プラスに触れたものはマイナスに、マイナスに触れたものはプラスにと、ブランコのように揺れ動く傾向があるからです。

精神医学で「mood swing」という用語があります。

swingは、野球やゴルフでおなじみの「スイング」で、振るという意味です。

日本語では「気分変動」と訳されますが、ブランコのようなイメージですね。

上がった気分は下がる。

下がった気分は上がるという、ホメオスタシスのような恒常性が、人間の精神にも備わっているとも言えます。

 

うつ病の患者さんさえ、ずっと定値安定ではないそうです。

注意深く観察すれば、調子の良いときと悪いときの「ブランコ」のような動きがあるのです。

特に具合が悪くある書記と、回復して本調子まであと1歩というときに、このような気分の揺れが見られます。

冬から春になるときの「三寒四温」に似ていると、患者さんに話すそうです。

 

もちろん健康な人にも「mood swing」はあるものです。

「何をやってもダメだ」というときも、このブランコの原則をあてはめると、やがては「今日は自分はツイてるな」という状態に変わっていくことも、ごく自然なことなのです。

気持ちを固定してこころの安定を保とうとするよりも、ブランコの性質を活かして、揺れながらも安定を保つ方が、こころの持つ特性に合ったやりかたです。

 

硬くて太い木も、大型台風の襲来で簡単に折れてしまうことがあります。

竹や柳のようにしなる木の方が、強風には耐久力があります。

よく用いられるたとえですが、よくできた比喩です。

人間の気分というものは、脳科学的にも自然に変動する性質を持っています。

「落ち込んだら、自然に戻る」という、一見能天気に見える考え方にも、科学的な裏打ちがあるわけです。

 

揺れるこころは、実はしなやかな強さの証です

・気分はブランコのように、移り変わるものと思う

・落ち込んだとしても、いずれ気分は上がるもの

・調子に乗っているときは、むしろ務めて控えめに

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季節の変わり目は、何かと気分の上下がありませんか。

でも、「それは自然なこと」「揺れるこころはしなやかな強さの証」と思うと、安心します。

気分が上がったときに、ちょっとクールダウンを心がけたり、下がったときに、楽しいものでも目にするようにして、「揺れながら安定を図る」ことにチャレンジしたいと思いました。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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