猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

紙を使った自分で自分を癒すメンタルケア~『AI分析でわかったトップ5%の社員の習慣』越川慎司

あなたもこんなブログを見てくださる人なので、日ごろからスキマ時間で自分の内省をしているのではないかと思います。

仕事で日々成果を上げている「上位5%」のひとたちも内省の必要性について気づいているそうです。

さらにその内省のときには、頭の中だけでなくノートなどに書き出す「5%社員」が多かったそうです。

そこから教訓を得てることができ、さらには自信をつけることができるそうです!

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あなたの内省タイムは行動改善につながる

こうすること(内省タイムを作ること)で、「自分はなぜこういう判断をして、なぜこの結果を招いたのだろう。次はどうすればいいだろう」と客観的に検証ができます。

「5%社員」は成功しても内省をします。単に成功した、失敗した、で終わっていては何も教訓が得られないので、いつまでたっても自信が持てません。

「5%社員」は内省によって、自分なりの判断基準や「こういう考え方でいいんだ」という自信をつくり出しているのです。

この「内省」を定期的に繰り返していれば、自分の価値観、判断軸ができて、意見を主張できるようになります。

 

内省を習慣化できれば、自らの経験を振り返り続けることにつながり、新しい発想に至る可能性があります。

それまで気づかなかった仕事の進め方をコツをつかむことで、仕事の改善や効率化が行われます。

 

どうやって内省するか

内省タイムにただ、ぼうっと考え事をしていても、たいがいのことは忘れます。

せっかくの決断も強い決意も時間が消しゴムできれいに消していってしまいます。

そこでどんなツールを使うかはさまざまです。ワタシもウイッシュリストや手帳にその週のPDCAサイクルを書きます。

書くと実行力が上がるし、安心できるし、自分軸を取り戻せるからです。

ワタシは数年前に無計画に働き、体を壊して長い療養休暇をとることになった経験があります。

ワタシが療養に入る直前の精神状態は、「自分の脳が委縮している」のをうっすら自覚していました。

物覚えが著しく悪くなりました。

とても大事な案件を本気で忘れていて、まわりを驚かせました。

持ち物をそろえられない状況にもなっていました。

夜中にふと仕事でやらなければならないことを思い出し、睡眠時間が2時間しか取れていないのに強烈に覚醒して仕事を終え、そのまま朝を迎える日が続きました。

そんな毎日に身体と心が一緒に悲鳴を上げたのだと思います。

 

そこから復帰するためこちらのブログをはじめました。

心療内科でのメンタルケア、メンタルヘルス講座の受講によるメンタルトレーニングも受けました。

体力もつけなければ!とマラソン大会に出場し、ジム通い、山登りも挑戦しました。

たくさんの自己啓発の著書を読みました。

焦っていたなぁ、と今振り返ると思います。

紙に書くことは最強の武器

そんな中でも具体的に日常を変えてくれたのが、自己啓発やビジネスの本を読むことでしてた。

いろいろトライした中で、紙に思っていることを書いてふりかえることは、かなりの癒しになりました。

 

メンタルヘルスについては、講座をユーキャンで受けたりもしました。

たまに心理士さんと電話で話ができるシステムです。

しかし、メンタル講座を焦ってスピードアップして片づけようとするので、「ゆっくりやりましょう」とアドバイスを受けたのを覚えています。

メンタル講座を倍速で受講したくなるほど、脳内の暴走が激しかったんだと今はわかります。

ユーキャンは値段の割には良いシステムのメンタル講座だとおもいます。ですが、根本解決には至りませんでした。

そのころは苦しくて何もできていない自分を責め続ける自分がいましたから。

 

そんな中、さまざまな自己啓発の著書を読みました。

その中で「紙に書いて思考を整理する」は、シンプルでしたがじわりじわりと効果が出ます。

 

ワタシの場合は、時間がたっぷりあったので、大きめの手帳の罫線ページにマインドマップを書いて問題を整理していました。

同じ「書く」作業でヒットだったのは、死ぬまでに やりたいことを箇条書きで書くもの。

実はそのころ死にたくなる衝動にも駆られていたので、リアリティいっぱい。

でも、「死ぬまでにやりたいことリスト」を書いていると、本当にやりたいことが見えてきます。

紙に書くと、自分が本当にやりたかったことが見えてくる

紙に書いているうちに、本当はやりたかったことがたくさんあったのに、目の前の「TO DOリスト」に追われていたことに気づきました。

周囲の人のことを過大評価して、自分を過小評価し、他人らかどう見えるかばかりを考えて生きていたことにも気づくことができました。

当時読んだアドラー心理学の著書で『課題の分離』を読みました。

仕事場の環境の悪さについて、すべて自分が背負ってしまおうとしていた当時の自分が自分の力を過信していたのだと気づきました。

「職場環境の劣悪さは自分のせいじゃないんだ」と思い至り、自分を責め続ける悪夢からやっと解放されました。

毎日の行動を紙に落としていく

それをPDCAに書いて、毎日の課題に落とすことにしてみました。

すると毎日のちょっとした自分の進歩が目に見えてわかります。

それが「療養休暇をとっている自分」というプライドの高い自分には耐えがたい状況の中であっても、自己肯定感を見つけることへとつながりました。

安心を獲得でき、少しずつ記憶力が戻ってきましたから、この「安心」は自分にとってとても重要だと気づくことができました。

 

ただ、今はPDCAよりももっと早いループのフレームもありますね。

もっと早いフレームは一番下の部分で紹介させていただいています。

 

毎日のメンタルケアは、自分を俯瞰するところからですが、脳内では無理だと思います。

人間の脳は1つのことしか考えられないし、脳の中でビジュアライズされた「失敗した場面の記憶」は強烈で、そこから俯瞰することを決して許してくれないとワタシは感じています。

今の課題を文字にすると、「なんだ、そうだったのか」「これは、自分が解決する問題じゃなかったよな」と落ち着かせることができます。

この「落ち着き」「安心感」は上質な睡眠や精神状態を形成するうえで思うよりずっと重要でした。

 

問題はこれをどこに書くか?ということですが、これはあなたの持ち歩く手帳やノート、カバンの大きさに合わせれば良いと思います。

ランチタイムや休憩時間がどう取れるかによりますから。

 

PD CAよりも早いサイクルで回すことが最近話題なので、OOCDもやってみています。

詳しくは下にも少し貼りました。

現状分析から始まるので、これも面白いですね。

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今日のまとめをしたいと思います。

1.内省タイムはあなたの行動を向上させる

2.紙に書くと必ず俯瞰できる

3.マインドマップで次の行動が見える

4.毎週自分を振り返る時間をとると癒されるし、人生が充実する

 

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年末に向けて、心が急いてしまう季節です。

よく休んで、ビタミンをたっぷりとってくださいね。

では、また。

 

 

■「OODA(ウーダ)ループ」

OODAとはObserve(観察する)、Orient(仮説立案と方向づけ)、Decide(意思決定)、Act(行動)の4段階でマネジメントを行うためのフレームワークです。PDCAと比較すると、計画を必要とせず、現状の認識にリソースを割いているため、変化が激しい現代においても高速でサイクルを回すことが出来るとされています。

■「CAPDサイクル」

CAPDサイクルとは、PDCAのスタート地点を計画ではなく振り返り(Check)から始めるようにしたフレームワークです。計画を前提とせず、とりあえず振り返りをして改善を行うことから始まるので、PDCAよりも効率的にサイクルが回せるとされています。

 

■「PDR」

PDRとはPrep(準備)、Do(実行)、Review(見直し)を繰り返すことでマネジメントを行うというフレームワークです。これもOODAと同様に、詳細な計画を必要とせず、「とにかくやってみる」という事を重視している手法です。そのため、PDCAと比較すると高速でマネジメントサイクルを回せるようになっています。