あなたがお客様の立場だったら、どんな人に仕事を頼みたいですか?
あなたの話をメモをしながら聞いてくれる人、というのも任せたいタイプの人ではないでしょうか。
同様に、上司やお局たちが「おお、かわいいやつだ」と思うポイントも「メモ」!
ベテランはね、本当は話を聞いてもらいたいんですよ。
でもね、ベテランの周りの家庭でも職場でもみんな忙しくて、聞いちゃくれませんよ。
そこで若手がメモをしながら自分の話を聞いてくれたら、イチコロなわけです。
しかも、メモを取ればまずその事案は忘れにくくなるわけですから、信頼と実績をメモで獲得できるわけです。
だから、ワタシも上司の話はポケットに常備している付箋紙を持って話を聞き、直後に手帳に貼ります。
そうしたものを忘れて、今までものすごく痛い目に遭ってきたからです。
メモ魔になろう!
肩書や経歴が立派でも、トークが巧みでも、交わした約束を守れない人、忘れてしまう人は、軽蔑されてしまいますよね。
信頼と言うのは、一朝一夕で手に入るものではありません。
ですが、小さな約束を守り続けていると、やがて「あの人に任せて安心」と思ってもらえるようになります。
だから、メモをとる習慣を身につけるだけで、ミスをなくし相手の期待に応えられるようになります。
そうした信頼が、同じ時期に入社した若手の中で初めに大きな案件を任せられるんですよ、ホントに。
「自分はミスが多いな」と思ったら(最近のワタシの大きな反省点はミスが増えてることです)、メモ魔になりましょう。
メモ帳の選び方
各社で著者が研修会をすると、書くものを持ってこない人がいるそうです。
案内状に持ち物が書いていなかったから、と答えるそうですが、言われなくても持ってくる若者は、将来有望な人ですよね~。(本ブログを読んでくださっているベテラン系の人はうなずいてくださっていることと思います)
また、手帳とノート、メモ帳はそれぞれ別物。
手帳にはスケジュール、仕事を教わったり会議に出るときにはノートに書くのがベスト。
(ワタシは忘れる人なので、手帳にA5ノートを挟んで、付箋紙も手帳にくっついてますけどね)
書く分量が多いものは、手帳やメモ帳からはあふれるからです。
メモ帳は、指示を受けたり、とっさのときの備忘録として使います。
付箋をメモ代わりにするのは、賛否両論です。
貼ったりはがしたりするうちに、付箋紙はなくす心配があるからです。
しかし、すぐにノートや手帳に貼ることができ、考えを整理するのにもスケジュール管理をするのにも便利なので、「強粘着」を使うというのも手ですね。
人間は忘れる生き物なのです
人間は覚えても20分後には42%を忘れます。
1時間後には56%を忘れます。
1日後には何と74%を忘れます。
「自分は忘れっぽくていけないな」などとあなたを責めることは、今日からやめましょう。
覚えている割合が100%に近いタイミングでメモをすればいいのです。
メモをとれば、学生時代の成績にまったく関係なく、あなたの能力が最大限に評価されます。
ひとり引継ぎメモ
PDCAマネジメントサイクルはおなじみですが、これを回し続けることが、ビジネスで腕を上げていくか否かが決まります。
ひとつの仕事を終えた時、振り返りをするかどうか、ということです。
とくに3か月~1年くらいで同じ仕事が回ってくる、なんてことは多いと思います。
そうしたとき、「次はここをこうした方がいい」ということを付箋に書いて、その資料を自分用にファイリングするときに貼っておくのです。
ひとり引継ぎメモを書き始めると、同じ失敗は繰り返しませんから、成果を出すことができるようになります。
TODOリストはマストアイテム
メモ、と言うと「上司の指示」とか「電話で受けた内容」を書くイメージが強いと思います。
でも、著者が大事にしたいのは、さらに「自分に対するメモ」。
仕事を受けて自分の中で消化して作るTODOリストです。
そのリストをさらに有効活用していくには、リストの内容を消化できたら、「よし!できたね!」などとラインで消した後につけるというのもテクニック。
達成感を秘密でこっそり味わえる、楽しいアイテムになるわけです。
さらに翌日のあなたを進化させちゃうアイテムにする方法。
それはTODOリストの中で必ず出てくる「本日できなかったこと」。
それをそのまま「見なかったこと」にしてリストとともに捨ててしまわないこと。
「翌日のリスト」として書き直して正直に翌日繰り越すことです。
これができるようになるのが、実はワタシも目下の目標。
翌日の繰り越し忘れが締め切り忘れの原因になっているので、今週目標にして頑張ろうと思っているところです。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。