「集中力が5分も持続しない」
「我慢が苦手で、列に並んだり相手の話をじっくり聞くのが苦手」
「ひとつのタスクをしていると、ほかのことも気になって手を付けてしまい、落ち着きがないといわれる」
これは、ワタシ自身も持っている特性です。
これらの特性を持っている方にお勧めな本書。
今回は、それを実践してみて自分がうまくいったもの、いかなかったものを検証してみます。
ちなみに、この特性のある人は、
乳幼児期に「やたらと高いところにのぼりたがる」、
小学生のころに「授業中に落ち着きがなく、忘れ物が多かった」、
思春期に「叱られすぎて自己否定を強めて落ち込んだ」、
大人になって「仕事や家事で不注意が目立つ」
ということが起きやすいそうです。
自分はすべてクリア!経験済みでした。
以前この本については、内容を次のようにご紹介しました。
では、実践してどうだったかを「あくまでもこのワタシの場合」で検証します
1.やるといいことを考える
「大きなカエルを先に食べる」と唱えると、うまくいった
例えば、
・任意保険の期限を守って払えば、安心して車に乗れる
・やるべき仕事からやれば、残業が減る
など、未来を楽しく予測すると、うまくいく、と本書では書いてありました。
「早めにやるべきことをやることで、うまくいった未来をありありと描く」
が、このやりかたのポイント。
しかし、ワタシの場合は思いのほかうまくいかなかったです。
悪い方の想像は非常にうまくいくのですが。
若いころからのたくさんの失敗が、どうにもこういう瞬間に発動している感じです。
そこで、ほかの本に書いてあった
「まず、朝1番に、カエルから先に食べろ」というビジネスのことわざを使うことにしました。
ブライアン・トレーシーの著書『カエルを食べてしまえ!』で提唱されたものです。
この言葉を頭の中で繰り返すことにしたら、「やらなくてはならないけど、あんまり気が乗らないもの」の片付けがうまくいきました。
「カエル」は一番大きくてやっかいな仕事のことです。
2匹カエルがいたら、醜くてやっかいな方を先に食べろ!と言っていました。
やることリストをちょっとしたスキマ時間(エレベーターを待つ間とか、電車の中とか)で、書き出しました。
そして、優先順位をつけました。
そして、優先順位の1と2ができたら、その日はオッケー!というルールにしました。
私たちは「やりたいこと」からやってしまいがちかもしれません。
だから「優先順位1位」の一番大変な「大きなカエル」から食べる、とつぶやきながらさっさと取り組む。
ちょっとコミカルなのが、仕事のハードルを下げてくれました。
2.「~したい」と口に出してみる
「あの案件を片づけなくちゃ」
こうした「~しなくちゃ」は、私たちにとってとても多い言葉だと思うんです。
なぜなら、失敗経験をたくさん積んできたから。
だから、”怒られないために”「早くあの案件を片づけなくちゃ」という枕言葉がついている。
切ないですね。
だからこそ、「~したい」は、気持ちを軽くしました。
しかも、言葉に出して「あの案件を早く片づけたい」と言っていると、まるで自分が「進んで案件を片づける仕事のデキル奴」のように思えてくるから、不思議。
非常に楽しいノリノリな気分になりました。
これも、ADHDのよい方の特性なのかもしれません。
その気になると、夢中になります。
夢中になると、私たちの「無敵モード」が発動します。
「無敵モード」、何となくわかる人、いるんじゃないでしょうか。
そう、周りが見えなくなり、その案件に集中しだします。
そのかわり、家族との約束の時間とか、友達との会食とか、すっかり抜け落ちてしまいました。
次回は、「~したい」の言葉で「無敵モード」に入る前に、アラームを多用して、ほかの忘れてはならない約束を破らないようにしたいと思います。
あとですね、「その気になりやすい」私たちなので、「仕事がしたい」を口癖にすると、相当「仕事がしたく」なります。
なりすぎて、大きなプロジェクトを立候補してしまいました。やばいです。
いや、それも自分から立候補したのでやる気はアップしたままなのでよいですが。
私たちにありがちな、ちょっとキャパオーバーしていますwww
自分を乗せるのは、ほどほどに。
3.100点ではなく、75点主義に
やりだすと止まらない私たち。
先日ワタシは季節の服を入れ替えようと思い立ちました。
片づけをしだしただけなのに、さらに「おしゃれな部屋に模様替えをしたい」になったりする。よくあることです。
「大事なことは、ここまで」とブレーキをかけること。
しかしそれが、できない。
そこで、役に立ったのは「やることリスト」でした。
「今日やるべきほかのこと」を目にいれることで、「おしゃれな部屋に模様替え」を食い止めることができました。
危うく、「オシャレ雑貨を探しに」ニトリに家具を買いに行くところでした。
このリストは、ポケットに入れて見えなくなっていると無意味でした。
だから、「おしゃれなメモ帳」であるのが、ワタシの場合の大事なポイント。
「楽しく繰り返し目にしたくなる」とか「目に入る食卓の上に置いていても嫌じゃない」デザインにしました。
ちなみに、これです。
たかがメモ帳に300円という、ワタシにとっては、大きな投資なのです。
が、後ろのページにメモを入れる袋もついているうえに、バンドがついているのです。
うっかり者のワタシでも、ポケットの中で「メモ帳がビリビリずたずたの大暴れ」がなくなります。
そのうえかっこいい。
かっこいいから、これでメモをとっていても、仕事柄きちんとして見えます。
「いつもメモを取っていらっしゃいますが、何を書いているんですか?」と仕事先で先日聞かれました。
忘れないよう、あらゆることをメモっているにきまってるじゃないですか。
これの紺とか黒は、かなりビジネスモードなので、色違いで5つ持ってます。
会議中にパッと思いついてしまった「今日の帰りに絶対牛乳を買って帰る」。
これを帰りまで忘れたく無い。
しかし、私たちはまず忘れる。
それがイヤでイライラする。
しかし、こんなルックスのメモ帳ならばかなり重要な会議中に書いても、ルックス的にオッケーなのです。
ADHD系の本には「モレスキンを手放さない」という人もいます。
モレスキンはさらにお高いので、私は経済的にロールバンです。
ダイソーにも似たタイプがあります。
1日5ページくらい、使ってます。
4.小さな成果を大きく喜ぼう
目先の楽しさに人一倍弱い私たち。
ワタシは、食べ物にめっぽう弱いので、ダイエットがうまくいかないのが悩みでした。
そこで、「55.8キロの体重が、55.5以下にできたら、今話題の&beのファンデーションを買って良い」
としました。
大成功でした。
ほんの0.3キロなら、がんばれます。
5.自分へのご褒美を決めておこう
しかし以前、「55.5キロを切ったら、カバンを買ってよい」
として、体重を落とせましたが、そのあとまた戻りました。
そこで、「55.5キロを切っているときは、毎日見る化粧台の上にある&beのファンデを使えるが、それ以上になったら使えない」と小さいルールを作りました。
これで、今のところ体重はキープ。
次の目標はごく小さく55.0キロです。
励みの使い方は、すごく難しいと思うんです。
だって、私たちは目先の幸せにめっぽう弱いから。
何もしないで買っちゃったり、自分にすごくゆるいルールになりすぎたり。。。しませんか?
しますよね!?
だから、ほんのちょっと自分ルールの「引き締め方」を自分だけの匙加減で行うのは、大切な気がするんですよね。
6.目移りしないように刺激を減らす
最強の私たちのためのルールは、これだと思っています。
目に見える環境を整える!
仕事場のデスク周りとか、いつも作業で使う家の食卓の上とか、キッチン周りとか。
片づけが進むと、作業のはかどりと集中力が2倍以上になります。
しかし、片づけって、、、、苦手じゃないですか!
だから、百均でトレーとバインダーを10個ずつ買ってきました。
そして、案件ごとにバインダーにとじました。
そして、足元の百均の立てて収納できるケースに収納。
しかしですよ!目の前に書類がないと、期限が守れなくなるじゃないですか。
そこで、付箋で机上に期限と内容を書いて、マステでさらに貼り付ける。
付箋を貼っただけだと、扱いの荒い私たちは、付箋を吹っ飛ばしたり、ほかの書類と一緒に持ち歩いた挙句に落としたりしますからね。
付箋をマステで補強は、人類の義務。
ちなみにバインダーごとにまとめる方法は、有名なADHDの著者借金玉さんのスキルです。
今はかさばりにくいバインダーも多いので、うまく使えば整理も簡単です。
目移りしなければ、「無敵モード」で働けます。
今週もお疲れさまでした。
このブログ書いていたら、夢中になって家族との約束の時間を忘れていたので、失礼しますwww
では、また。