猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

毎日を無事に生きていることに感謝すると、人生が幸せに満ちてくる~『神様を味方にする法則』小林正観

40年以上に渡り、超能力や超常現象を研究してきて、いちばんおもしろいと著者が感じていたのが、「ありがとうの不思議」です。

 

神様がインプットしてくれた 幸せになる法則

ベストセラー『ありがとうの神様』にもあるとおり。

 

心を籠めなくてもいいから「ありがとう」を言うことには、大きな力があります。

毎日毎日、暇が合ったときに「ありがとう」を独り言のように口にしていきます。

25000回を超えたあたりで、多くの人は涙が突然出てきます。

 

涙が出つくした後、心の底から感謝の「ありがとう」に変化するそうです。

その感謝の「ありがとう」をさらに25000回ほど言うと、なぜか突然、幸せが現象化し始める。

 

神様のもとには本来、”幸”も”不幸”もありません。

私たち人間が心地よく幸せと感じることは存在します。

そういった、自分にとっての幸せと感じられる現象が、片っ端から起きてくるのです。

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病気や事故は大切なサイン

たとえば、ガン細胞ができてしまったとします。

「ガンと闘う」と人はよく言いますが、ガン細胞に話を聞いたならば、

「今のままの生活を続けていると、あなたの身体は死んでしまうよ。

だから、もうちょっと違う生き方をした方がいいと思うよ」

と知らせているのかもしれません。

 

実は、著者に言わせれば、

「いつも笑顔で優しい人に戻るために、病気になる」。

だから、病気になったら「ありがとう」と感謝する。

そうした感謝を繰り返した人は、痛みが減り気づくとガンが小さくなっていた例も多く報告されています。

サインを受け取り、現状を受け入れたことが、体に影響することは、さまざまな研究の中でも結果がでていることでもありますね。

幸せな人生には、夢も希望もいらない

私たちの多くは、目の前の出来事に対して、「状況を改善したい」「願いが叶えばいいのに」という夢や希望を持っています。

そして、思い通りにならないことをリストアップしがちです。

親や先生から「リストに挙げたことを思い通りにすることこそ幸せだ」「夢や希望や願いを語りなさい」「願望を実現しなさい」と教わってきたからでしょう。

でも、幸せな人生にはいっさいの夢や希望はいらないのだと著者は言います。

 

なぜなら、私の人生で起きることは、病気であれ事故であれ、100%、今の自分に必要な「ありがたい」ものだからです。

 

与えられたものに対して「まだ足りない」「別のものが欲しい」と夢や希望を持って、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言うことは無意味。

それよりむしろ、「うれしい、楽しい」「あぁ、幸せ」「と言って、今ある幸せを数え上げてみる。

「ありがとう」を口に出して感謝する。

そうすればきっと、膨大な数の幸せの存在に気づきます。

 

「今この状況が幸せの極致なのだ」と気づいたならば、私たちは今この瞬間に、幸せになることができます。

幸せとは、求めて何かを手に入れることではなく、今、目の前に存在する現象について「私」が「幸せだ」と思うこと。

そこに尽きるのです。

 

働く意義は「う・た・し」

はやっているお店は「どう儲けるか」を考えていない

人に「嬉しい・楽しい・幸せ」と喜ばれも「嬉しい・楽しい・幸せ」と思えること。

それを「働く」の中で実践すると、商売は繁盛します。

 

仕事に関する語源は、「お金を稼ぐ」ではないものが多くあります。

日本語の「働く」も、周りのひと(はた)をラクにしてあげること。

「仕事」は、「事にお仕えする」と書き、言い換えると「喜ばれる存在にわが身をお仕えする」ということ。ここにも収入の概念はありません。

英語の「ビジネス」にも、本来は忙しいという意味です。

人から仕事を頼まれごとして、忙しいという意味で、お金を得るという概念はありません。

 

世の中にははやっている店とそうでない店があります。宿にしても同じ。

著者の小林正観さんはトラベルライターでもありますが、30年みてきてわかったことがあります。

はやっているところは、「どうしたら喜ばれるか」を考えていて、流行っていないところは、「どうしたら儲けられるか」を考えています。

どうやったら儲けられるかを考えているうちは、お客さんは来ない。

それは、あなたも社会での原体験でわかっていますよね。

 

「競わない・比べない・争わない」

小林正観さんには障害を持ったお子さんがいます。

ある年の運動会で、奥様が朝嬉しそうにしていたそうです。

いつもと競争でびりのお子さんが、他にも足を悪くした子が出場するため、例年になくびり脱出をできそうだというのです。

その日の運動会が終わり、奥様に運動会のことを聞くと、やはりびりだったけれど嬉しかったそうです。

 

徒競走の途中、足を悪くしたお子さんが一緒にスタートしましたが、途中で転倒。

しかし、障害のある正観さんのお子さんはそれに気づくと、その子のところに駆け戻りました。

肩を貸してあげ、一緒に走り、ゴールを足の悪いその子に先を譲ったそうです。

会場は拍手喝采だったそうです。

 

人より抜きんでることはすべてではありませんね。

正観さんは生涯を持って生まれた我が子に、そうしたことをたくさん教えてもらったと言います。

このことを正観さんは「き・く・あ(競わない・比べない・争わない)」として、大切にしているそうです。

 

人が死んでいく理由

病気をした人は、優しい人になる

病気をした人は、より優しい人になります、と著者は言います。

確かにそう思おうことがワタシにもあります。

実はワタシの義父は非常に厳しい方でした。

が、病気を患い死を迎える直前は「こんなに長生きして、本当にありがたい」と、繰り返すようになりました。

親族一同聞き違いか?と思うほど優しく感謝であふれる言葉を残しました。

 

著者が言うには、優しい人に戻ろうとする。その結果として、体が病気になるそうです。

 

結論から言うなら、死も不幸ではないそうです。

著者が貫くストーリーでありますが、

「私たちは生まれる前に、自分の人生をシナリオに書いてきているようだ」

と言います。

 

人生の目的は長生きすることではない

自分のシナリオどおりに生まれ、ときに病気や事故に遭い、予定通りの日時に、予定通りの事情で死んでいく。

不運・不幸で死ぬわけではないのです。

自分で書いたシナリオですから、自分で起こることは全部、自分にとってベストの出来事です。

ベストなのだから、「病気は辛い。嫌だ」「どうして事故に遭ってしまったのか」などと思い悩む必要はありません。

死ぬことも同じです。

50歳で死ぬ、80歳で死ぬ、100歳で死ぬ。

あれをしていれば死ななかったとか、こうしていれば死ななかったとか、そういうことではないのです。

病気や事故で死ぬわけではなく、老衰で死ぬわけでもない。

死ぬのは、それが自分できめた「寿命」だからです。

 

もっと根源的に言うなら、人間は長生きすることが目的ではありません。

死ぬまでに何をするか、何を残すかだけです

 

人間が身体を壊す、意外な原因

人間の体を壊す4つの条件があります。

酒・たばこ・暴飲暴食がそのうちの3つ。

でも、これらをあわせても、たった20%にしかなりません。

 

実は次の4つめが80%を占めているようなのです。

それは、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句(五戒)」です。

 

たとえば、いくら健康食品を食べていても、その一方で「あれは体に毒だ」「これも身体に悪い」と否定的な言葉を使っていると、その言葉の影響で体を壊す、というのは科学的なエビデンスさえとれている話ですよね。

自分の体に入ってくるものに対して、否定的、批判的な言葉を加えれば加えるほど、体の中で毒になるということです。

もし、防腐剤や着色料が入っていたとしても、「私の体の一部になってくれてありがとう」と手を合わせ、何でも笑顔でもぐもぐ食べている人は、意外に元気なのです。

 

身体を壊す主な要因は、ずばり「否定的な言葉」です。

 

ストレスを根本的に解決する

人間は、ストレスを感じると血管が収縮します。

動脈の場合、ふだんは5ミリあるものが、0.5ミリに。

血液は流れはしますが、毛細血管になると、ふだんでも0.1ミリ。

ストレスで毛細血管が収縮すると、血液の流れが止まります。

 

毛細血管の末端にあるものは3つです。

1つ目は筋肉。

運動選手がコーチにひどく怒鳴られて、ストレスを感じると筋肉に血が回らず

硬直し、よけい動かなくなりますよね。

2つ目は臓器。

臓器を動かすエネルギーである酸素が、毛細血管で止まってしまうと、臓器不全、つまり体の病気になります。

3つ目は脳細胞。

脳にはたくさんの毛細血管が張り巡らされ、脳細胞を活かしていますが、ストレスで脳細胞に血液がいかなくなります。

すると、「うつ病」になります。

ストレスがない人間

まったくストレスが無い状態をつくろう、といっているのではありませんが、必要以上にストレス漬けになるのは、本来不自然なこと。

 

著者曰くそれは「自分の思い通りにならない」ことが、巨大なストレスを生み出す原因だということです。

では、だとすると、ストレスとは、人間が創り出したもので、宇宙にもともと存在する現象ではありません。

そう思うと、解決方法が見えてきます。

 

それは、ストレスを感じない自分を作るということです。

「世の中は、思い通りにならないことだらけなのよね」と思ってしまうのも1つの方法。

思いを持つというのは、「あれが欲しい」「この願いが叶ったらいいのに」「この状況を改善したい」という欲求を持つことでもあります。

「今はそうでないから不満だ」「今の状況が気に入らない」と言っているのと同じです。

不平不満・愚痴・泣き言・文句には宇宙はけっして反応しません。

 

ストレスが無い人は、感謝している人です。

毎日、何事も起こらず無事に過ごしているという奇跡。

奇跡に気づき、感謝が始まると、それまでと全く違った生き方になるようです。

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今週もいっぱい頑張ったのではないでしょうか?

せめて、夜はゆっくり休んでくださいね。

ご自分を大切に。

では、また。