人間力の鍛え方は、「おのれに負けないこと」につきます。
「病気に負けないぞ!」「プレッシャーに負けないぞ!」という思いで、いかに腹の底からあなたのパワーを奮い立たせるか、にかかっています。
ないと思っていたパワーも、目の前の壁を乗り越えたければ、気合を入れて心のアクセルを吹かすことで、きっと湧いてくるはずです。
そのためには、あなたの「出来る範囲」のことをまずはトライしてみること。
パワーを奮い立たせる訓練です。
「まだ、いける」「まだ、できる」の魔法
「助けて?」と叫んでいるだけでは、人生は何も変わりません。
ここぞというときに、一番力になるのは、あなた自身の力、あなたの人間力です。
著者は脳梗塞を患ったことがあります。
無事回復したのですが、復帰後の数週間はめまいをしながら働いていました。
しかし後日、脳の先生から「奇跡の大復活だ」との褒め言葉を貰いました。
「疲れた、もうダメ」と寝てしまうのではなく、「いや、まだいける。まだできる」と仕事をして体を動かすことで、脳は鍛えられるそうです。
すると今度は脳から体にダイレクトに、「生きるぞ!もっとがばれるぞ!」という信号が送られる。
著者が諦めずに、仕事を続けたいという一心で無理やりにでも、できることから始めていたことが、脳には良いリハビリになったのだとか。
気づくと著者は、病気する前と変わらない健康体になっていたのです。
脳は一度死ぬ思いをしたというのに、人生の壁を乗り越え、生き抜くためのエールを身体に送ってくれていたのです。
著者にできたことは、わたしたちにもできることかもしれません。
人生の時間をかけて、自分を最大限に活かす力を脳に植え付けるように人間力を鍛えることができます。
「まだまだ、いける!さらに、できる!」
と。
怒りの感情は、体の中に毒がわく!
現代社会で生活していると、イラッと無意識の間に怒りのスイッチが入りそうなことが多々あります。
怒りのスイッチに触れてくる人が、あまりにも多いからです。
たとえば、道を間違え迷った挙句、指示が分かたなかったと開き直るタクシー運転手。
仕事場であいさつしなくても平気な人。
レストランで子供を騒がせても無関心を装う親。
でも、忘れてはいけないのが、怒りの感情は心をダークサイドに導くということ。
たとえ失礼な人に出くわしたとしても、怒りの感情を「持ち続け」てはいけません。
なぜなら、人はお個あることにより体の中に毒がわいてくるからです。
失礼な仕打ちを受けるだけでも腹が立つのに、さらに毒を盛られていたなんて、ひどいと思いませんか?
実際に怒りは肝臓に負担を与えているというデータもあります。
怒りっぽい人は肝臓が弱い人が多いのだとか。
怒りによるやけ酒が肝臓を弱めているのかもしれませんね。
ともあれ、人間の健康を損なう可能性がある、怒りは邪悪なものと肝に銘じておきましょう。
極論、怒ってもろくなことはありませんよね。
だから、失礼な人に出会ったら不運と思うだけで怒りの感情は持たずに、極力無視するよう心掛けてください。
無駄なエネルギーはカットし、「ノー怒りで、心の毒ゼロ」を目指しましょう。
強いプレッシャーや病気を背負っているとき。
それでも、「まだ、いける。まだまだ、やれる」と自分をあきらめないでいられるってとてもカッコイイですね。
ただ、落ち込んでしまうのではなく、「出来る範囲」のことにトライして、パワーを奮い立たせる訓練をすること。
ちょっとやってみたいと思いました。
疲れさまでした。
温かい飲み物が恋しい季節ですね。
甘酒なども夜のお供にいかがでしょうか。
ゆっくり休んで、よい夢を。
では、また。