猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

どんな制限を自分にかけているだろうか?~『あした死ぬかもよ?人生の最後の日に笑って死ねる27の質問』ひすいこたろう

「若いころ、もっと勉強したり、遊んだりしておけばよかった」

「学生時代、もっといろんなことにチャレンジしてみればよかった」

「あのとき、もっと楽しんでおけばよかった」

そんな思いがよぎることがありませんか。

 

どうしてその時、ワタシはそうしなかったのかというと、

「お金や時間の無駄」

「それは、きっと自分には無理」

などと、自分自身に何かしらの「制限」をかけていたと思います。

 

ああ、もったいない!

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どんな制限を自分にかけているだろうか?

ナディーン・ステアさんの詩が本著で紹介されています。

 

人生をもう一度やり直すとしたら、今度はもっとたくさん失敗したい。

そして肩の力を抜いて生きる。

もっと柔軟になる。今度の旅よりももっとおかしなことをたくさんする。

あまり深刻にならない。もっとリスクを冒す。

もっと山に登ってもっと川で泳ぐ。

アイスクリームを食べる量は増やし、豆類の摂取量は減らす。

問題は増えるかもしれないが、想像上の問題は減るだろう。

というのも、私は毎日常に良識ある人生をまともに生きてきた人間だからだ。

もちろん、バカげたことも少しはやった。

もし生まれ変わることがあったら、バカげたことをもっとたくさんやりたい。

何年も先のことを考えて生きる代わりに、その瞬間だけ生きたい。

私はどこに行くにもいつも万全の準備を整えて出かけるのが常だった。

体温計や湯たんぽ、レインコートやパラシュートなしにどこにも行かなかったものだ。

人生をやり直すとしたら、もっと身軽な旅行をしたい。

もう一度人生を生き直すとしたら、もっと身軽な旅行をしたい。

もう一度生き直すとしたら、春はもっと早くから裸足で歩きだし、秋にはもっと遅くまで裸足でいる。

もっとたくさんダンスに出かける。もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。

もっとたくさんのデイジーを摘む。

それぞれの瞬間をもっとイキイキと生きる。

 

これは、ナディーン・ステアさんが、人生をまもなく終える晩年、85歳のときに、「もう一度人生をやり直せるなら」と書いたものです。

 

「バカげたことをもっとやればよかった」と後悔するのは、「バカをしちゃいけない」という思いがあるからです。

「もっとダンスに行けばよかった」と後悔するのは、「楽しんではいけない」という思いがあるからです。

 

まずは、自由に生きることから遠ざけている、思い込みや制限を探ってみることです。

次の文章を声に出して読んでみてください。

 

・人と違ったっていいんだよ。

・恥をかいて人に笑われてもいいんだよ。

・もっと自分に素直に、ありのままに生きていいんだよ。

・すべての人と仲良くできなくたっていいんだよ。

・大好きな人に「大好き」って伝えてもいいんだよ。

・自分の意見を主張してもいいんだよ。

・自分の意見を主張してもいいんだよ。

・弱い自分を見せたっていいんだよ。

・嫌なことは断ってもいいんだよ。

・人に助けを求めたっていいんだよ。

・もっと豊かになってもいいんだよ。

・楽しいことを優先したっていいんだよ。

・幸せになってもいいんだよ。

・自分を好きになって、もっと自分を信頼してあげてもいいんだよ。

・生きたいように生きていいんだよ。

 

声に出して、最初からもう一度、自分に優しく伝えてあげてください。

「人と違ったっていいんだよ」と声に出して読んだ時に、何か心に引っかかるものがあれば、「人と違ってはいけない」という制限を自分に無意識にかけている可能性があります。

引っかかった言葉を、今日から3週間、寝る前に3回、自分に優しく伝えてあげましょう。

 

最後に質問です。

あなたが死ぬ前に、後悔しそうなことは何でしょう?

それは、どんな制限を自分にかけていたからでしょう?

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「恥をかいて笑われてもいいんだよ」には、前回読んだ1年前も、現在もひっかかります(笑)。

今回は、スマホの就寝前のアラームのラベルに書き込みましたので、しっかりこの「制限」を解除します!

 

1年前にこの本を読んだのこともきっかけにして、一人旅(日帰り)を始めたり、マラソンを始めました。

あと、後悔しそうなことは、「もっとのんびりする」ことかも。

仕事、大好きですけどね。

ブログも大大大好きですが、今後更新が滞るかもしれません~。

「いつかやりたいこと」の「いつか」って、いつまでも来ないまま、若いころの「もっとやっておけばよかった」がたくさん積み残されています。

始めなくちゃ、と思えました。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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人生最後の日、何に泣きたいほど後悔するだろう?~『あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問』ひすいこたろう

若くしてがんで亡くなった小林麻央さん。

ステージ4の宣告を受けながらも、毎日を自分として生きようとしている姿が素敵だと思いました。

私たちの人生も、明日事故で消えてしまうことだってあります。

 

本著は、明日終わるかもしれない人生であることを再確認し、本当にやりたかったことについて考えさせてくれます。

 

アメリカで90歳以上のご老人に

「90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?」

と質問したところ、90%の人が同じ答えでした。

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「もっと冒険しておけばよかった」。

このままの生き方が続いたら、5年後、あなたはどうなっているでしょうか。

10年続いたら?

このままの人生を過ごしたら、人生の最後の瞬間に後悔することになりませんか?

 

あの世には、お金も家具も服も家も持っていくことはできません。

だから、この世で財産を失うことは、ほんとうの不幸ではないのです。

 

最大の不幸は、死が間近に迫ったときに、自分の人生を後悔することです。

死ぬ前に後悔することこそ、最大の不幸です。

 

しかし、それを避ける方法がたったひとつだけあります。

いま、この場でしっかり自分の死を想像するのです。

死を真剣に見つめることで、あなたは自分の「本心」に気づくことが出来ます。

 

どういうわけか、人は、「自分だけ死なない」と思っています。

でも、残念ながら、私たちが死に至る可能性は100%。

いまこの瞬間も死に近づいています。

 

かつてサムライたちが、あれだけ潔く、情熱的に生きられたのは「自分はいつか死ぬ身である」という事実から目をそらさずに、「この命を何に使おうか」と日々心を練っていたからです。

死をやみくもに恐れるのではなく、サムライたちのように、死を、ちゃんと「活用」してみませんか?と著者は勧めているのです。

 

死は、生を完全燃焼させるための、最高の「スイッチ」にできるのです。

質問 人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう?

人生最後のあなたの気持ちを想像してみましょう。

 

今日が、あなたの人生最後の日、そして最後の瞬間です。

(ここからは、床に寝て、あおむけになりながら読むとよいそうです)

 

あなたはパジャマを着て、いま病院のベッドの上にいます。

窓からは、沈みかけた日の光が差し込んできます。

病室にはあなたひとり。

天井の蛍光灯の光をぼんやり眺めています。

 

あなたの一生は、どんな人生だったでしょうか?

いつ最後の日が来ても後悔はない。

そんなふうに胸を張って言える人生でしたか?

 

想像してください。

あなたの魂は、あと30秒で肉体を離れます。

電灯のスイッチが消されたかのように、体の重さが消えていきます。

 

あなたは、あと20秒で死にます。

目がかすみ、もうほとんど何も見えません。

静けさの中、空調の音だけがかすかに聞こえてきます。

 

あなたは、あと10秒で死にます。

体の感覚が消えていき、空間に溶け込むかのように境目がなくなりました。

 

ドックン、ドックン、ドックン・・・

心臓の鼓動が今にも消え去りそうです。

わずかに残っていた意識が何者かに引っ張られるかのように遠のいていきます。

 

はい。

あなたはたったいま死にました。

 

ほんとに死んだつもりで、これから5分間、身動きひとつせず目を閉じて死を感じてください。

 

やり残したことはないですか?悔しくはないですか?

このままで人生を終わらせるなんて、悔しくないですか?

たった一度きりの人生を、このまま終わらせるなんて、泣き叫びたいくらい悔しくないですか?

では、また5分間。

今度は手足をバタバタさせて、「悔しい」って声に出して思い切り泣き叫んでください。

 

悔しい思いこそがあなたを追い込みます。

新しい冒険の世界の入口へ。

その悔しさを翼に、大空に飛び立つんです。

「泣く」という字は「サンズイ(涙)の隣に『立つ』」と書きます。

涙の後に、人は真に立ち上がれるのです!

 

しかし、いまならまだ、あなたは人生をやり直せる

新しく生まれ変わるために、古いあなたは死ななければならない。

これまでの縛られた価値観ととらわれをいまこそ終わらせ、新しいあなたとして始めましょう。

 

今日は、新しいあなたになるのにふさわしい日です。

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病院で医師に余命宣告を受けなくても、私たちは間違いなく1日1日と死に向かっています。

「もっと冒険しておけばよかった」。

ワタシは、間違いなくそう言いそうです!!

人生の時間を見誤って「あとまわし」にしていることが、まだまだたくさんあるのかもしれません。

 

あまりのベストセラーです。

ワタシも以前紹介したことがある著書ではあります。

が、この本ほどダイレクトに「死と生」に向き合えるワークは、なかなか出会えませんでした。

しばらくご一緒してくださると嬉しいです。

 

 

今日も、お疲れさまでした。

充実した1日だったのではないでしょうか。

明日も楽しい1日にしましょうね。

ゆっくり休んで、すてきな夢を。

では、また。

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成功した人の存在をあなたのモチベーションに変えよう~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

大きな仕事を達成した先輩や偉人たちを見るとき、当然成果にまず目を奪われます。

そして「到底自分にはできないな」と思ってしまうもの。

しかし、そこに至るプロセスに注目してみると、大きなことを達成した人たちはたくさんの紆余曲折や浮き沈みを経験しています。

そこに注目することで、自分のモチベーションを上げていくことが出来ます。

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偉業を観察する

エレン・ランガー教授は学生を2グループに分け、偉大な業績を上げた科学者たちの知能について評価させるという実験を行いました。

最初のグループには、科学者たちがどうやって成功を達成したかについては何の情報も与えませんでした。

学生たちは科学者たちの知能を大変高いと位置づけ、彼らの成功は普通では到底達成できないものとして評価しました。

 

2番目のグループには同じ科学者たちの業績を知らせ、成果だけでなくて、成功までのプロセス、つまり試行錯誤を重ね、ときには後戻りした道のりについての情報も与えました。

第2グループも最初のグループと同じように、偉業に感銘を受けましたが、科学者たちの偉業は自分たちにも達成可能なものであると評価しました。

 

この実験からわかったことです。

最初のグループは、業績の見知らされたことで、結果という現実の一部しか見ない完璧主義者の思考になりました。

一方2番目のグループは、どうやって成功したかと言うプロセスを知ることで、過程と結果という現実を全体としてみる最善主義者の見方をすることができました。

 

当たり前のことではありますが、すべての成功にはそこに至る過程があります。

成功を勝ち取るため長年研究を重ね、数多くの失敗に耐え抜き、苦悩し、落ち込んだり舞い上がったりなどの浮き沈みを経験しているのです。

 

例えば音楽の世界には「一夜にしての成功」が満ちあふれているように見えます。

しかし、大ブレイクしたミュージシャンさえ、成功するには何年にもわたって厳しい下積み経験をしています。

 

つい人間は他人の成功を見るとき、そこに至るために要したエネルギーや時間は軽視し、その傾向は私たちが達成しえないモノ、つまり超人的な才能によって成し遂げられたと考えがち。

 

しかし、ランガー教授は言います。

「誰かが何かをどうやって達成したかをじっくり検証してみると、彼らは本当に苦労しているし、自分対してもそこまでやれば何とかできるのではないかと思えるようになる。(中略)

偉大な高みは一見、到達不能に見えるが、実は順番に段階を踏んでいけばいいのだと知ることが出来る」

 

あなた個人が達成したことについて考えてみましょう。

それを成し遂げるための浮き沈みや苦悩、困難にはどんなものがありましたか?

 

アクション:達成までの道筋を作る

あなたが「達成できないのではないか」と不安に感じている、どうしても達成したい大切な目標を書き出してください。

次に、どうやってその目標を達成するかを書いてみましょう。

そこには成功するのに必要なステップ、直面するかもしれない障害や試練、そしてどうやってそれらを克服するかも書き出してください。

 

待ち受けているかもしれない落とし穴はどこにあり、もし落ちてしまったら、そこからどうやって這い上がるかも考えてください。

 

そして最後に、目標に到達している様子をイメージし、どのようにして到達したかを書き出します。

出来る限り、ありありと冒険物語のように話を展開させましょう。

他の目標についても、このワークを繰り返してみましょう。

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ワタシの目標は、自分の行きたい部署に行くことです。

しかし、そこに待ち受けているのは求められる高い専門性や、タフな精神力・体力です

それを克服するには、日ごろから勉強して経験値を上げることと、運動習慣をつけて精神力と体力を鍛えること。

いくら頑張ってもクレームが出ることもあるでしょうし、準備しても失敗はあると思います。

それでも、その部署で働いている自分はきっと嬉しさでいっぱいだと思います。

 

あなたは、何が目標で、そこに至る過程では何が起き、どうやってそれを超えていこうと思い、達成したらどうなっていると思いますか?

一緒に夢を目標に変えていきませんか?

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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自分の感情を理解するには~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

夕方になると、疲れがたまってきます。

「疲れた・・・。休みたい・・・。でも、もうひと踏ん張り頑張れる!」

と言い聞かせて無理する時間。

しかしそんな時間は、結局ミスが多くなります。

それは、自分の感情を理解していないから。

自分の感情を理解することについて、今日は勉強します。

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著者が言うには、アリストテレスの有名な無矛盾法則(ある事物について同じ観点でかつ同時に、それを肯定しながら否定することはできない)ことから、論理的に「同一性の法則」を導き出しています。

同一性の法則とは、「あるものはそのもの自体であり、それ以外のものではない」というものです。

たとえば、「人は人である、人以外のものではない」「猫は猫」「感情は感情」と認めること。

物事はそのものとしてあるがままに存在し、誰かが、または世界の全人口が望んだとしても、それを別のものに変えることはできない、という事実があります。

 

同一性の法則は、一見当たり前のことのようですが、私たちの生き方にも関係があります。

「あるものはそのもの自体である」と認めずに行動すれば、悲惨な結果を招きます。

例えば、有毒のシアン化合物を食べ物のように扱えば、師の基幹性に瀕するでしょう。

トラックを花だとでも認識すれば、ひかれてしまうかもしれません。

 

多くの人がトラックや独と言った物理的なものに関しては同一性の法則を尊重する一方で、感情面においては(とくにつらい感情である場合)、この法則を尊重すること難しいと感じます。

その感情を見つめることが自尊心を傷つけるからです。

勇敢であることが大切な場合、恐れを感じていることをなかなか認められません。

心が広いと思いたい場合、妬みの感情を認めるのは難しい。

しかし、精神的に健康でありたいなら、何よりもまず、いま自分が感じていることを、感じているように受け入れなくてはなりません。

現実の尊重が大事なのです。

 

あなたや他の人が、現実を尊重s出来ず、同一性の法則を無視した経験を考えてみてください。

結果はどうでしたか?

 

アクション:「あるがまま」を感じる

西洋世界に禅の思想と実践をもたらした哲学者アラン・ワッツは、こう言っています。

「禅の達人とふつうの人との違いは、普通の人はいろんな意味において、自分の人間らしさと戦うことだ」。

禅の達人は、自分の持って生まれた性質にあらがわず、「人間であること」を自分に許します。

 

この禅の思想は、日常生活に同一性の法則を適用したものです。

同一性の法則を心に留めながら(「あらゆるものはそのもの自体である」ということを認めること)こんな瞑想をしてみませんか。

 

椅子に楽な姿勢で座ります。

横になってもいいでしょう。

座るなら、リラックスして床に足がつくように。

目を閉じ、呼吸に集中します。

お腹いっぱいに空気を送り込むよう深く息を吸い、そして吐きます。

優しく、静かに、ゆっくり呼吸を続けます。

感情に感覚を集中します。

平穏、幸せ、不安、混乱、退屈・・・。

あなたが今、どう感じているかにかかわらず、おなかの中まで届く深い呼吸を続けつつ、気持ちに集中して、自分の感情を観察。

 

ゆっくりと2、3回、呼吸を続けます。

感情がどんなものであれ、ただそのままにして、自然い自分の中を流れていくようにします。

人間である自分を許し、あるがままに解き放たれる時間を持ちます。

 

そして、想像の中で、あなたが今座っている場所から離れ、通りに出たり、仕事に行ったり、または別の場所へ行ってみたりしてください。

自分が歩いている姿を心の目で眺めながら、人間である自分を許して、恐れや不安、喜びや幸福感と言ったいろんな感情を自由に持つようにしてください。

自然の性質を打ち負かそうとするのではなく、それを受け入れ、自分が何者かを認めるとき、人生はずっと軽やかに、ずっと単純になります。

 

自分の中に流れるあらゆる感情を認めながら、呼吸に集中を戻します。

息を吐きながらゆっくりと静かに目を開けます。

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「自分が人間であることを認める」ということは、本著で繰り返し説かれていることです。

始めは「当たり前じゃん」と思いましたが、よくよく考えてみると、何かと自分に「スーパーマン」であることを要求していることに気づきました。

 

いかんですね。

無理に決まってるし。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

せめて夜は、ゆっくり過ごしてくださいね。

では、また。

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あなたの本当の内なる声を聴く方法~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

ワタシは周りの声にかなり惑わされる方です。

日々、雑音に気を取られて、一番大事なものは何なのかを忘れがちです。

だって、「一番大事なもの」が何かを考えるのって、けっこう時間がかかります。

そうしている間に、目の前の小さな仕事を片付けたくなってくるのです。

著者も、自分の使命、天職を知ることは簡単なことではない、と言っています。

しかし、それでもなお、最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれることなく、自分がしたいと思うものを見つける必要があるといいます。

 

今日は、あなたの心の中の一番奥深いところから湧き上がってくる情熱を見つけてみましょう。

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写真を探すときに「猫・情熱」とか「猫・やる気」で検索するのですが、なかなか良いものが見つかりません・・・。

 

私たちの奥の方からこみ上げてくる情熱。

私たちの心の深いところから湧いてくる声に従うことが、幸福感と健全な自己信頼感を育てるためにとても大切だと著者は言います。

どんな時に一番自分らしいと感じますか。

どの分野において、もっと自分の内なる声を聞く必要があると思いますか。

アクション:「誰にも知られることはない」という魔法にかかる

「誰にも知られることはない」という魔法の呪文にかかったと思ってください。

これからの人生で、そして死んでからも、誰もあなたがこの世界でしているすばらしい行いを知ることはありません。

友人との日常的な交流は続きますが、彼らはみな、あなたは他人に影響のない、よくある仕事でもしているのだろうと思っています。

他人に大kな貢献をしたり世界中何百万人のひとの心に響くことをしたり、地域社会でボランティアをしたり、お年寄りを手伝ったりしてもいいでしょう。

しかし、誰一人、あなたがやったと気づく人は居ないのです。

世界で一番のお金持ちになったとしても、誰にもその富を見せびらかすことはできません。

あなたは誰身も感謝されず、仕事も評価されないし、どんなにすばらしい生き方をしてもほめてもらえないし、どんなに裕福でも気づいてもらえません。

ただ一人あなただけ、自分がどんなにすばらしいかを知っているのです。

 

このような世界であなたは、いったい何をしますか?

どんな仕事をして、どのような生き方をしますか?

魔法にかかったこの状況での生き方を考えた後で、いまの自分の生き方と比べてみましょう。

いまの生き方、またはそうしたいと思っている生き方と似ているか、まったく違っているか、よく考えてみましょう。

このワークはどのように生きるべきかという処方箋を与えるわけではありません。

しかし、あなたにとって最も大切なものは何かに気づくための唯一の方法です。

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つい「もっと効率的に片づけるには」「もっとスキマ時間を活用して」「もっとたくさん勉強するには」ということに目が向きがちです。

 

もし自分に魔法がかかって「誰にも知られない世界」に行くなら、と考えたら、心の底から別の答えが出てきました。

 

もっとゆっくり仕事をしたいなぁと思いました。

頑張りすぎちゃってる食事作りも、もっとゆる~く構えて。

とにかく毎日笑顔で「本当に相手のためになる」ことにフォーカスしてやっていきたいと思いました。

「人が見ている」と思うと、ついガツガツしちゃいます。

そして、疲れ果ててムッツリ過ごすことに・・・。

こんな日々では、人生最期の瞬間にこの生き方を後悔しちゃうかもしれないです。

あなたは、そんな魔法がかかったら、これからの人生で何をしますか?

 

今日はゆっくり休めましたか?

今夜も素敵な夢が見られますように。

では、また。

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嫉妬から学ぶ~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

ワタシは、よく嫉妬してしまう方です。

仕事やプライベートで、「あんな風になれればなぁ」と思うと、ついうらやましくなってしまいます。

でも、そんな感情を持ってしまう自分が嫌いです。

そこで今回は、そんな嫌な感情である「嫉妬」から「学んでしまう」方法です。

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ハーバードで教鞭をとっている著者でさえも、嫉妬をします。

会社向けセミナーを友人としていて、友人が雄弁に聴衆を引き付けられている姿に、後悔し始めました。

彼に嫉妬を感じてしまい、著者は3日間ほとんど眠れませんでした。

ついに著者は、自分が感じていることを彼に話ました。

本心を打ち明け、アドバイスを求めると、なんと彼もまた著者が教えている様子を見て嫉妬を感じたというのです。

 

著者と友人は、互いの嫉妬の経験を語り合いました。

わかったことは、嫉妬は自然な感情であり、ある意味避けられないものだということでした。

友人も著者も嫉妬をしないようにするのは無理なことでしたが、その後どのように行動するかを選ぶことが出来ました。

最初の洗濯としては、この感情的な反応を拒絶するか、受け入れるか、つまりそれを抑制してしまうか、見つめるかを選ぶというものです。

次の選択としては、最初の衝動に従って協力することを止めるか、またはそれを乗り越えてさらに協力関係を築こうとするかという選択。

 

私たちが最初の選択で、嫉妬の感情を受け入れることを選べば、次の選択をするのは非常に簡単です。

負の感情を抑制しようとすればするほど、その感情は激しさを増し、私たちを支配してしまうことを、私たちは体験的に知っています。

 

私たちは感情と理性の生き物です。

いったん何かの感情をもったら、その感情をもった理由を必要とします。

感情的反応の本当の原因に向き合い、自分の中の嫌な感情を認めなければ、不快に感じ角は相手の欠点のせいだと思うことでしょう。

私たちは自分のことを悪く思いたくないばかりに、相手の方が悪いのだとして非難してしまいがちなのです。

 

あなたはどんな時に、嫉妬や妬みを感じたのでしょう。

いま感じている嫉妬はありますか。

その感情を観察し、それを変えようとはせずに受け入れ、適切な行動をとれば、どんなことが起こると思いますか?

アクション:妬みの対象を知る

望ましくない考えちゃ感情を抑制することには、多くの害があります。

心理学者のレオナルド・ニューマンらは「防衛的投影」に関する研究で、「自分の欠点を認めたくない場合、人は他者にも同じような欠点を見つけようとする」としています。

こうした考え方は「つきまとうもの」となり、実際には誰しもそうした欠点を持っていなくても、つねに周りの人の中にそうした欠点を探すようになります。

 

あなたが嫉妬や妬みを感じたことを5つリストアップしてください。

ここ数週間に起こったこと、またはずっと前のこと、どちらでも構いません。

その状況を関係のある人たちと話し合ったり、そのときの気持ちを書いたりしてみましょう。

すると、嫉妬や妬みの感情が和らぎ、その気持ちを手放すことが出来るようになります。

心理学者ウィリアム・ジェイムズは言っています。

「起こったことを認めることが、不運な出来事を克服する第一歩となる」。

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「書く」ということで、とても大きな嫌な感情を消化していくことができます。

このブログを書くようになって、10代のころからずっとひっかかっていたはずのいじめられた苦しい記憶や両親と上手くいっていなかった傷などを、すっかり忘れかけていたことに最近気づきました。

嫉妬の感情を人と話し合う?というのは、なかなか日本人には馴染まないかもしれない、と思うので、書いてみるのが現実的な手段かもしれません。

 

今週も、お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「わからない」を受け入れるための習慣~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

就活しているけれど、この分野で進むべきなのか確信が持てない。

飲み会に誘われたけれど、参加して本当に楽しいかどうか微妙で答えに困っている。

今つき合っている相手と結婚すべきか、いっそ別れるべきか迷う。

仕事の方向性でどちらにしようか、悩む。

夕飯のおかずを何にしようか、ギリギリの時間にスーパーの生鮮食品売り場で困り果てる。

 

こんな日々の不確定要素は、人生にいっぱいあるのがフツウなので、「受け止めなければ」と思うのですが、どうもこのモヤっとした恐怖感は、私たちをとても不安にさせます。

これは、人間には「知りたい」という欲求があるから、当たり前なのだとか。

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「わからない」を受け入れる

私たちは「わからない」という状態を恐れます。

自分の人生は、これでいいのかと確証を求めたくなります。

「悪い知らせ」よりも「知らせがないこと」のほうが怖いのです。

はっきりした診断より、あいまいな診断の方が、不安になりますよね。

知りたいという欲求は、人間の心の奥底にあるからです。

 

髪を見いだすことによって、私たちは知らないことからくる不安を軽くしています。

先行きに不安を感じる状態のとき、人は確かな知識で安心させてくれる指導者に従います。

病気の時は、医者をあがめます。

子どもなら何でも知っているように見える大人に不安を鎮めてもらおうとします。

成長して、両親が決して完ぺきではないとわかると、今度は神、宗教的指導者、リーダーなどにその役割を求めます。

 

それでも、心の奥底では不安を感じています。

それでも「わからない」ということを自分でもわかっているからです。

歴史学、考古学、心理学をもっても、人類全体、または個人の過去を十分に説明することはできません。

過去や未来どころか、この「いま」についても何一つ知る手掛かりはないのです。

 

では、何ができるのか?

「わからない」ことを受け入れることが必要です。

たとえわからないことがあっても、心穏やかに過ごすためには、その不確実さを歓迎しなくてはなりません。

 

自分たちの無知を心から受け止めること。

それが出来たら、知らないものに対する不安を、畏敬や驚きと言う感情に変える準備ができます。

世界、そして人生を、奇跡に満ちた物語として見直すことが出来るのです。

 

あなたは、どんなものに対して畏敬の念を覚えますか?

世界は奇跡に溢れていると感じたのは、いつ、どんな場面だったでしょうか?

アクション:ただ歩く

ポジティブ心理学創始者のひとり故フィル・ストーンから著者が学んだこと。

それは、「ただ歩く」ということの効用でした。

外に歩きに出かけること。

ただ、ゆっくりと時間を過ごすという以外に何も目的も持たずに。

そして、この世界の豊かさを味わい尽くしましょう。

街の鼓動、武佐の静けさ、海の広大さや森の生命力を感じる時間を取りましょう。

ただ歩くことを習慣にするのです。

 

ヘレン・ケラーは次のようなことを書いているそうです。

ある日、森の中を長い間歩いてきた友人に、ヘレンは森の中にどんなものがあったかと尋ねました。

すると友人は「別に何も」と答えたのです。

そのとき、感じたことです。

「1時間も森の中を散歩して、『別に何も』ないなんてことがどうしたら言えるのだろうと思いました。

目の見えない私にも、たくさんのものを見つけることが出来ます。

左右対称の繊細な葉、白樺の滑らかな木肌。

荒々しくごつごつとした松の木の樹皮。

目の見えない私から、目の見える皆さんにお願いがあります。

明日、突然目が見えなくなってしまうかのように思って、すべてのものを見てください。

そして明日、耳が聞こえなくなってしまうかのように思って、人々の歌声を、小鳥の声を、オーケストラの力強い響きを聞いてください。

明日、触覚がなくなってしまうかのように思って、あらゆるものに触れてください。

明日、嗅覚と味覚を失うかのように思って、花の香りをかぎ、食べ物を1口ずつ味わってください。

五感を最大限に使ってください。

世界があなたに見せくれているすべてのもの、喜び、美しさを讃えましょう」。

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「いま」を大切にして、見えるもの、聞こえる音、触った感覚などをしっかり感じて歩くこと。

そんなことを習慣に出来たら、「わからない」ことがほんの一部であるという思考の習慣ができるのかもしれません。

 

とりあえず、夕飯の準備を買いに行くついでに、ちょっと歩いてきます!

 

今日も1日お疲れさまでした。

明日も素敵な1日になりますように。

では、また。

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