服やモノを厳選することで、自分に自信がついたり、背筋が伸びたりするもの。
さらに暮らしのなかにも、ちょっとした素敵な部分を作ってみませんか?
こんばんは、ラブです。
『フランス人は服を10着しか持たない』に感化され、多少服を厳選したところ、確かにお気に入りばっかり着られることで、毎日が楽しくなりました。
「お客様用」なんてお皿も普段使いしたら、夕食のお皿が少しだけ豪華になって、嬉しい毎日です♪
でも、「普段から家でも素敵な服で過ごす」とか「いつでもお客様を呼べる家」なんてのは遠く・・・。
でもでも!
あの『フランス人は…』のやり方って、お金がかからない(そこ重要!)割には、マネしてみると「自分にプライドができる」感覚がたまらないんです!
そこで、『フランス人は10着しか服を持たない2』で、もう一歩がんばってみようと思いました。
『フランス人は・・1』に比べて、実践編という感じです。
本日は、「暮らしのコツ」編のみのご紹介。
シックってどういうこと?
著者はカリフォルニア育ち。
フランスのパリでマダム・シックの家にホームステイして、その暮らしぶりに感化されました。
いつも整頓された家の中、ジャージなどでうろつくことなく、きちんとした服装で過ごす一家。
そのくせ、クローゼットはほんの小さなスペースのみ。
アメリカではのべつ幕なしにスナックをつまんでいた著者ですが、食事の時間にごちそうを楽しんで食べるスタイルにびっくり。でもかえってスリムになっていきます。
そんな暮らしを学んでホームステイを終え、カリフォルニアに戻った著者。
結婚して家庭を持ち、忙しい毎日を送る中で、シックとは程遠い生活に。
「素敵に暮らす」とはどういうことか、再び試行錯誤が始まります。
「シック」と一言に言っても、なんともとらえどころのないもの。
では、シックな人って、どんな人?
シックな人たちが放つ不思議な魅力
ほっそりしているとか、そうした外見のことではないのだそうです。
忙しくても、生活を楽しんでいる人たちです。
お鍋やフライパンを拭いているときも、着る服を選ぶ時も、犬の散歩でも。
いつもおだやかな心でいることが秘訣のようです。
とっさのハプニングに「もう、いいかげんにしてよ!」とパニクるのではなく、落ち着いた心を持っていられる人。
そんな人は、不思議な魅力があるものです。
「自分らしくある」ということ
フランス語の「自分らしくある」は、「自分の肌に満足している」「ありのままの自分に満ち足りている」と同義。
いつでも自分らしくいられる人は、不安で心をかき乱されたり、イライラしない。
「なにかまずいことを言ったかな。余計なことをしちゃったかな。」
なんてくよくよしたり、やたらと相手の機嫌を取ったり、八方美人にならない。
「素直に自分らしくあればいい」と思って、いつも楽しい気分で過ごそうとしている。
自分を大切にしているのだということ。
クローゼットを開けて、ダイエットのことに頭を悩ますのではなく、あるがままの自分に満足して素敵な服を選べたり。
「シック」というとらえどころのない言葉が何を占めるのか、具体的にわかってきましたが、どうすればそんなふうになれるのでしょう?
それには、好奇心と情熱が必要だという著者。
そして、あなたならではの「暮らしの達人」になる必要があるそうです!
「暮らしの達人」フランス流暮らしのコツ
「家しごと」を楽しむフランス人
フランス人の友人たちから著者が学んだことは、フランス人たちが家のことに対する考え方がポジティブなこと。
イネス・ド・フレサンジュの本に、「パリジェンヌにとって、家はお城」という言葉が出てきます。
家が大好きで、自分のすまいのよいところに目を向ける大切さを知っているということ。
「もっと、こんなところだったらいいのに」と思うのではなく、今の住まいのよいところを見つけて、それをじゅうぶんに生かすこと。
家の狭さに不満やグチを言っても、自分がみじめになるだけ。
後ろ向きな気持ちで家と向き合っているから、そう思えるだけかもしれません。
いつでも片付いた家になる方法
マダム・シックの家は、いつでも気兼ねなく人を招くことができました。
日頃からきちんと片付いているから、掃除もラクだったのです。
マダム・シックはものごとを先延ばしにしない人でした。
スケジュールを作成する
家事を各曜日に振ってみることを著者は提案しています。
詰め込みすぎて、団らんの時間がなくならないように注意しながら。
たとえば、
月曜日:洗濯、拭き掃除、掃除機、モップ、ごみの回収
火曜日:洗濯、アイロン、風呂掃除
水曜日:拭き掃除、掃除機、窓ふき、シーツ交換
木曜日:キッチン、ごみの回収
金曜日:主寝室のシーツ交換、拭き掃除、掃除機
著者の一例。
外で働いている人は、平日に少しだけやっておけば、土日に休めます。
細部へのこだわりこそ暮らしの楽しみ
スケジュールが回りだしたら、細部にこだわって楽しんでみる。
あなたの家は美術館で、あなたは学芸員。
ベッドメイクのやり方やタオルの畳み方など、あなた好みのやり方を決める。
そうすることで家事が楽しくなり、あなたならではの素敵な暮らし方を確立することができるのです。
時間を区切って片付けよう
散らかっているモノを片付けようとしても、どうにも後回しになっている場所ができるもの。どういうわけか、片づかない場所ってありませんか?
その悩みを持った著者は、風水の得意な友達に相談しました。
そんな場所ができるのは多くの場合、「貧乏性」のせいだそうです。
「いつかお金に困るかもしれない」。
そのネガティブな思い込みに気づくこと。私たちはモノを多く持ちすぎているのです。
そこで著者は散らかっている場所は自分にとっての「チャレンジ」だと思うことにしました。
正面から見据えて、「絶対片付けて見せる」と言い聞かせる。
1日15分でもいいから、時間を区切って片付けていく。
片づけ習慣が身につくと、散らかっている場所がやたらと目につくようになるそうです。
「散らかりやすい場所」は目にするたびに片付ける
忙しくなると、とたんに散らかりやすい場所がありますね。
ダイニングやリビング、サイドテーブルなど。
隙があるとついモノを置いてしまう場所です。
でも、我が家に愛情を注ぎ始めると、そうした場所が妙に気になりだすものだそう。
気になったら、1日何度も片付けてしまうことが肝心です。
しばらくすると、散らかりやすかった場所にあまりものを置きっぱなしにしなくなるそうです。
何をするにも心を込めて
新しい掃除のスケジュールや片付けの習慣になれるまでは、朝など決まった時間に少しずつ取り組むのも手です。
競争ではないのだから、あせらずにやることが大事です。
そして、なにをするときも生きる喜びを感じながら、心をこめてやってみることを著者は提案しています。
「人生は旅であり、目的地ではない」というラルフ・ウォルド―・エマーソンの言葉を引用しています。
「家が片付いていないと幸せになれない」なんて思いこまないこと。
ただ、あわただしく過ぎていきがちな毎日のなかで、なるべくこまめに家に気を配り、愛情を注いでいく。
まずは、どんなことでも楽しみながらやる、それを心がけることです。
クロゼットの大量の服を始末するのも、楽しんでやってしまう。
辛苦に貯まった洗い物も、どうせなら楽しんで片付ける。
うんざり顔で不愉快な気分にひたって、時間の無駄をするのはやめる。
競争ではないので、大切なのはゴールではありません。
出かけるよりも、家にいて過ごす方が心地よい季節なので、片づけの習慣でも頑張ってみようと思いました。
イチゴの美味しい季節ですね。
庭のワイルドストロベリーがまた1つ赤くなりました!
おいしいものを召し上がって、明日も元気に!
では、また。