新しい環境や発表の前に緊張すること。
それはとてもいいことだと著者は断言します。
「本気で頑張りたい!」という気持ちがあるから、緊張する。
松岡修造の「緊張を味方につける方法」です。
こんばんは、ラブです。
緊張したら思いっきりガッツポーズ
著者は以前、テニスのジュニア合宿で、選手たちに「緊張」と書いたリュックサックを背負わせたことがあるそうです。
そのリュックサックを重くするか、軽くするかは、本人次第。
がちがちに緊張して、せっかく積み上げてきた力を出せないのはもったいない!
緊張を自分の味方にする方法は、ガッツポーズです。
そのガッツポーズが、
「本気だから緊張しているんだぞ。頑張れないわけないだろ!」
と、気持をプラスの方向に向けてくれるのです。
フィギュアスケーターの浅田真央選手は、本番前に「ふぅ~っ」と大きく息を吐いていますね。
誰よりも努力してきたから、勝負に勝つ力はある。
あとはいつもの力を発揮するだけ。
緊張をほぐすために、深呼吸を使っています。
深呼吸というと多くの人は吸うことに意識を向けますが、緊張をほぐすためには浅田選手のように息を吐くことを意識すると効果があります。
著者が使っている緊張をほぐすための深呼吸は、まず腹式呼吸です。
おなかを意識して4秒間息を吸い込んで、4秒間息を止める。
そして、ゆっくりと8秒間吐き出していく。
時間は人それぞれなので、自分に合う時間を見つけてください。
そして、息を吐き出すときの大事なポイントは「心」を入れrこと。
「心」とは、消極的なマイナスの気持ちです。
「うまくやれるかなぁ」「失敗するかも・・・」という不安な気持ちは全部、息と一緒に吐き出してしまう。
そうすれば、肩の力が抜けて、心も落ち着いてきます。
緊張したら、ガッツポーズ、そして深呼吸。
これであなたの緊張はプラスになるはずです!
さぁ、「崖っぷち人間」になろう!
あなたは「崖っぷち」の気分を味わったことがありますか?
仕事やプライベートなどで「崖っぷち」に立っているのなら、最高!おめでとう!と著者は言います。
著者はいつも、自分で「崖っぷち」をつくろうとしているほどの「崖っぷち人間」です。
なぜなら「崖っぷち」ほど人を強くしてくれるもの、成長させてくれるものは無いと思っているから、必死に「崖っぷち人間」になろうとしているのです。
著者はプロのテニスプレイヤーだった1995年、「崖っぷち」に立たされました。
その2年ほど前から世界ランキングの100位以内に入れず、「引退」が周囲からもささやかれはじめ、著者の脳裏にもその言葉がちらついていました。
そんな崖っぷち状態だった著者の元へ、ウィンブルドンの出場者に欠員が出たことで、出場権利が回ってきました。
本当ならば、予選を突破しなければ出場できなかった試合。
だから、それは点から降ってきたようなラッキー。
でも、著者にとってはその大会がそれまでの人生最大の「崖っぷち」でした。
なぜなら「このウィンブルドンで勝てなければ、おそらく松岡修造は引退するだろう」と言われていましたし、著者本人もそう思っていました。
結果はベスト8.
グランドスラム、しかもウィンブルドンのベスト8は著者のテニス人生の最高の記録となりました。
繰り上がり出場だった著者は、出場者の中のランキングで最下位でした。
それでもベスト8に勝ち上がれたのは、「負ければこれが最後の試合になる」という「崖っぷち」に立たされたから。
中途半端な気持ちで「崖っぷち」にいる人なんて、いません。
だって、その崖から落ちたら、自分はそこで終わってしまうから。
例えば、スポーツを楽しんで少し上手になりたいという人は、「崖っぷち」を作る必要はありません。
でも、トップになりたいのなら、テクニックだけでは無理なのです。
世界の壁を越えたいのなら、強い自分を作らなければなりません。
そのためには「崖っぷち」に立つことが必要です。
自分を「崖っぷち」に追い込んで、本気になれば、弱い自分をきっと変えられます。
中途半端で弱い自分のままでは、夢は小さくなっていくばかりです。
何事に対しても本気でいたい。
何歳になっても成長していきたい。
だから著者は自分で「崖っぷち」を創り続けています。
今日もおつかれさまでした。
著者は寝る時も「本気で楽しんで一所懸命寝る!」のだそうです(笑)。
楽しいこと、好きなことをやっている自分、美味しいものをお腹いっぱい食べている自分を思い切り想像して寝るそうですよ。
そんな人生、濃いなぁと思います。
よい夢を。
では、また。