感受性を震わせながら生きること。
失敗したら「ネクストタイム!」と叫んで立ち上がること。
本著は「14歳の世渡り術」。
タダでさえ熱い松岡修造さんが、若者に向けた徹底的に「熱い」そして「青い」一冊です。
こんばんは、ラブです。
うぉぉぉぉー!偏桃体がブルブル震えてきた!
あなたに好きな人はいますか?初恋の相手を覚えていますか?
著者の初恋の相手は、小学校の同級生でした。
中学時代、面白い人と評価されてもまったくモテはしなかったという著者。
告白して振られちゃった相手もたくさんいました。
好きな人がいて、いろいろ悩むことがある。素晴らしいことです。
たとえそれがパートナーになっても、すべてを理解するなんてできるはずがありません。
相手のことを全部できることができるのは神さまだけ。
恋愛は理解できないからおもしろいんですよね。
著者は記憶が苦手で、かつて記憶術を学びました。
そこでは、「脳の偏桃体がブルブル震えたものは、一生忘れない」ということを教わりました。
偏桃体は感受性を司ります。
初恋の相手をずっと忘れないのは、偏桃体がブルブルと震えまくったから。
恋だけじゃなく、あらゆることに偏桃体を震わせることが大事だと著者は言います。
それはそのことに対して真剣だということ。
「なんとなくやっていたこと」は、だから忘れてしまうのです。
ポイントは、自分で意識して偏桃体を震わせることです。
大事な話を聞いたり、新しい体験をするときには、自分でブルブル震えさせるような聞き方をする、体験の仕方をする。
そういう意識をもって毎日を過ごすと、きっと素敵な時間をすごせるはずです。
そのためには、さまざまな感情が沸き起こるとき、その感情を強く感じてみる。
強く感じるほど、だれかと喜びをわかちあったり、人の痛みがわかったり、人として成長していくことができる。
だから、嬉しかったら叫ぶくらい嬉しがった方がいいと著者は言います。
悔しかったら、「畜生!」と地団駄踏んで悔しがる。
何となくぼんやりしていたのでは、偏桃体はブルブル震えてくれません。
本当だったらすっごいことを見逃してしまいます。
そんなもったいないこと、絶対にしてはいけないのです!
いっぱいして落ち込んだら「ネクストタイム!」
「失敗は成功のチャンス」。
頭ではわかっていても、失敗すれば落ち込むし、気持ちを切り替えるのはなかなか難しいものです。
著者も現役時代、試合に負けて一晩中自分を責め続けたことがあります。
でも、考えてみれば、まったく失敗しないまま進んでいくと、いつ、何が起こるかわかりません。
かえって、それは怖いことですよね?
「次はどうなるんだろう?」「どんなことが起こるんだろう?」とビクビクしながら進むことになり、「トライしよう!」という気持になれないし、何かが起こったときに対応する力をつけることもできません。
本気でやった結果が失敗だったら、何が悪かったのか本気で考えるはず。
それだけでも大きな成長です。
落ち込んでしまうのが人間ですが、いつまでも落ち込んでいると、次の成長のチャンスや、自分を強くするチャンスを失ってしまうことになります。
そこで、失敗して落ち込んだ時は「ネクストタイム!」と言ってみる。
「ネクストタイム!」は「次に行こう!」という意味。
「前を向いて、次に進もう!」と自分に声をかけるのです。
失敗した原因を考えるのは大事なことですが、くよくよしたって失敗した事実は変わりません。
「ネクストタイム!」は、はっきり口に出して言い切ってしまうこと。
そうすれば勢いがついて、次に向かう気持ちがつくりやすくなります。
ただし「ネクストタイム!」は一所懸命にやって失敗した時に使う言葉です。
ゆっくり休んでよい夢がみられますように!
では、また。