大事なことは何か、優先順位をつけて「取捨選択」することを日々意識することは、プレッシャーに強くなるためのとても良い訓練です。
常にその訓練を繰りかえすと、非常にストレスに強くなれます。
身のまわりのものなどを整理するときに、どうでもいいことやいらないことを捨てるのは簡単です。
でも、日常には捨てきれないものが出てくる時があり、それはストレスになります。
取捨選択の訓練をしよう
たとえば今日の夕ご飯に洋食を食べるか、和食を食べるか。
ファミレスでいつまでも決められないのは、ひとつに決めればあとは「捨てる」ことになるからです。
しかし、ここを素早く決めるのは、プレッシャーに強くなる訓練になります。
それが許される相手ならば、「一緒にいる人に合わせて、何となく」ではなく、主体的に決める。
「やっぱりあっちにしておけばよかった」と思うのは、自分が主体的に決めていない時であり、それがストレスになったりもします。
人のせいにする人は、自分で決断していないから。
自分の人生に責任を取るということは、自分の決断を引き受けること。
それは日々の小さな決断力を上げることで、鍛えることができるのです。
助手席は道を覚えない
自分の決断力を磨いていない人は、誰かが自分の後始末をしてくれることを当然としています。
最後に癌になって、誰かのせいにしたくなっても、もう誰の正にもできないし、誰も変わってくれません。
最後に死ぬのは自分です。
どんなに人のせいにして生きてきても、最終的には自分の人生の結末は自分が受け入れなければならないのです。
自分がやったこと、自分が決断したことを引き受けるというのは、同時に、成果が上がったときにたしかな手ごたえを感じられるということです。
自分が決断して行動したことの成果は自分の手柄ですから、それが生きがいになります。
人に決めてもらってやらされたことは、うまくいってもそこそこの喜びしか感じられません。
もっとも、人にまかせてばかりで、うまくいったら自分の手柄にしたがる人もいます。
そういう人は、今度は手柄ばかりにこだわるようになります。
本当の充実感がないから、人の評価ばかり気になるのです。
そしてうまくいかないと、今度はそういう人は人のせいにしますよね。
「自分の決断を受け入れる」とは、手柄も、悪い結果も、すべて受け入れるということ。
そういうふうに決めた時に、ものすごいパワーが湧いてきます。
助手席に座ってドライブするだけだと、道を覚えられません。
誰かに連れて行ってもらった感はあっても、自分で走った感がない。
自分でハンドルを握ってドライブすると、景色の見え方もまったく違ってきますよね。
「睡眠」はプレッシャーに効く最良の薬
プレッシャーに強くなるには、自分で自分を鍛える覚悟が必要です。
しかし、どんなに強くなっても、やはりプレッシャーはやってきます。
強くなっただけ大舞台が与えられ、以前より大きなプレッシャーを経験する。
それを乗り切ってひとまわり大きく成長すると、また以前より大きな舞台に立つことができるようになり、もっと大きなプレッシャーがやってくる。
そうやって、だんだんにあなたは自分の力をつけ、人生の手ごたえ、生がいをつなげていきます。
その中で、初期段階の小さなプレッシャーでも、やがて来る大きなプレッシャーでも、それらを弱めるものが「睡眠」です。
夜中は特に悪い方向にものを考えてしまいがちです。
逆にパワーいっぱいの時は、なんでも前向きに考えられます。
もし、あなたが今プレッシャーに押しつぶされそうならば、少し疲れているのかもしれません。
ぐっすり眠って、プレッシャーを跳ね返すパワーを充電するのもひとつの方法。
朝の光が、あなたの前向きな気分を後押ししてくれます。
今日はすこしは休めましたか?
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。