猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『ものはすてても、ワタシは「好き」を捨てられない~おうち時間を心地よくするミニマルな暮らし方』mimi  

ほんの少しデスクの上を片づけられたとき、心まですっきりしたことがありませんか?

本書は、ごくゆるゆるでミニマリストをしている著者によるものです。

ミニマリズムをこころがけることで、できた余白に自分の”好き”で肉付けうしていくことを楽しんでいます。

あなたにぴったりくる感覚って、どのあたりでしょう?

それを探し、ちょっとずつ見つけていく楽しみを一緒に味わってみませんか?

THINK 考える

ミニマリスト=ものがない ではない

この本が語るミニマリストとは、人と比較して物の量が少ないとか、買い物をしない人のことを指しているわけではありません。

物量は生活スタイルによって必要数が変わるので、人との比較はできないと考えています。

ミニマリストが言う、必要最小限のもので暮らすというのは、ものと向き合い、自分にピタッとくる量や心地よい空間を知ること。

そして、乗った持ち物をお気に入りにアップデートして、自分を潤す暮らしを作っていくこと。

ミニマリストへの道は、物理的なものより、心の不要物を捨てていく作業と言えます。

 

著者はミニマリストになり、ものに対する物欲は減りましたが、空間や心の豊かさに対する理想の欲は深まるばかりだそうです。

「みんなこうやっているから」という既成概念は捨てて、自分にしっかり問いかけることを勧めています。

 

自分の前向きな欲望を大切に

「楽しくいること、幸せを感じること」

これこそが著者の人生のモットーです。

人生設計など難しいことを考えると頭がパンクしてしまうので、子供のころの純粋な気持ちのように、

「新しいものが欲しい」

「おいしいものをたくさん食べたい」

「おもちゃで遊びたい」

くらいの簡単な気持ちで考えます。

大人になると欲望を抑えなければならないことも多いですが、

「したい」

「行きたい」

「欲しい」

「なりたい」

といった自分の前向きな欲望は我慢せず大切にしてかなえてあげればいい。

 

「理解してほしい」

「幸せにしてほしい」

と他人に求めるのではなく、自分で自分を満たせるようになると、いつもご機嫌でりうことができます。

 

ものの持ちすぎは 食べすぎと似ている

「暮らし」は住居があってこそ。

衣も食も「住」の上に成り立ちます。

この土台になる「住」にフォーカスして整えると、衣も食も整います。

お腹がはちきれそうなピチピチのTシャツを着て出かけたり、気分が悪くなるほど食べ過ぎる場面を想像してみてください。

これを住に置き換えると気持ちのいいものではありません。

お部屋のどこかに違和感を感じるときは、お部屋のダイエットが必要なのかもしれません。

 

まずは、自分が家の中で足を付けて立っている床や、目に見える景色を整えてみる。

どこから手を付けていいかわからなければ、まずは物量を減らしてみます。

自分の手は2つ、脳は1つ、1日は24時間と有限です。

これに見合った量以上に持っていても無駄になってしまうだけ。

 

自分の体・心・時間のキャパに合った量に減らすことです。

 

ものを減らすことは健康につながっている

ものを減らすことは、体の健康にもつながります。

暮らしを整える動作や家事は、想像以上にいい運動になります。

ものを減らす中で待っているのは、ホコリやゴミの少ない世界、それらを見つけやすい環境です。

また、物を減らすと不思議とお財布にも余裕が生まれます。

その余裕でエアコンやホットカーペットなどの冷暖房器具を惜しみなく使えたり、毎日湯舟を貼って疲れたりと、健康のためにお金を惜しむことがなくなります。

 

その「習慣」と「思考」をやめてみる

断活とは、不要なものを手放すこと。

それは物理的なものだけでなく、自分の悪いs紅夜主観なども含みます。

これは、ものを手放すより難しいのですが。

 

無理してやっていたことや、苦手なことから少しでも解放されるために、頭の中を整理してみることが大事。

著者がやめることにした「思考」は次の3つ。

1.見栄、プライド、執着・・・

「昔はこうだった」という過去への執着。

「もっとよく見られたい」という見栄やプライド。

誰でも持っていますね。

著者はまだ課題が多いそうです。

でも、ものを減らすには効果的です。

いかに、見え、プライド、執着のためにものをもっていたか、ということがわかるそうです。

2.人と比べること

上には上がいて、人と比べると苦しくあります。

観ないこと、知らないことに限ります。

3.人付き合い

本当にいろんな人がいます。

残念ながら人を変えるのは難しいので、そっと距離を取り、すっと姿を貸します。

勝ちの違いにとまどったら、SMAPの「セロリ」の歌詞を思い出します。

 

また、最近暮らしの「習慣」も見直し、これもやめました。

1.無理して朝食をとること

朝食を食べると眠くなったり、ついついゆっくりしてしまいます。

朝食づくりも苦痛になりつつありました。

必ず食べなくてもいいことにしたら、集中力も増してすっきり!

一般的な正解は、自分に合っていなければ不正解。

自分のルールを作ると楽に。

2.スマホを触ること

つい触ってしまうスマホ

Apple Watchで着信をチェックし、定位置にある充電器に置くことにすることで、触る時間が減りました。

SNSチェックも著者の仕事のひとつですが、受け取る情報を最低限にし、フォローはしていません。

欲しい情報は自分からアクセスすることで、刺激も最低限に。

3.排水溝にふたをすること

お風呂の排水溝はふたを外して見える化して、毎日掃除するように

4.家計簿の見直し

マネーフォワードMEというアプリでざっくり家計簿を。

月末にまとめる作業はなくなりました。

 

いろんな「やめてみた」を集めてみたら、ないと思っていた時間がウソのようにできました。

やりたいことがあるときは、やりたくないことを減らすことも大切です。

やりたくないことを、やめてみる。

ワタシは先週仕事が20時までかかるので、夕飯づくりをやめてみました。

おかげで今、冷蔵庫の野菜室はパンパンです。

しかし、今週末のまとめ買いはしなくて済みました。

 

あなたも、来週もがんばることでしょうから、むりなくいきましょう。

 

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。