日常で便秘などは茶飯事なので、軽くとらえがちです。
しかし、この便秘は、大きなサインです。
無理をする生き方やくよくよ悩む考え方をしていると、そのストレスで自律神経の交感神経が緊張。
それにより、もう一方の自律神経である副交感神経の働きが抑えられます。
排泄機能はこの副交感神経がコントロールしています。
そのため、この神経の働きが抑えられると便秘が起こるわけです。
それだけ、今日のようなストレス社会では、便秘が多発しています。
便秘の人に肩こりが多いのも、肩こりも生き方や考え方の偏りで交感神経が緊張して起きる現象だからです。
さて、次に便秘の免疫力への影響ですが、交感神経が緊張して、腸管の排泄機能が落ちると、副交感神経が抑制されます。
腸管には、免疫細胞として働くリンパ球がその周囲を取り巻くようにして待機しています。
その腸管の周囲のリンパ球が食べ物の中のウィルスや消化酵素で分解された異種タンパク質などを処理しています。
つまり、腸管便秘はその腸管がは体の免疫の中心的や役割を果たしていることになり、便秘はそれが働かない状態です。
当然、便秘になると全身の免疫力が発揮されません。
便秘を侮っていると、健康が保てなくなります。
頑固な便秘があるときは、無理なストレスで体調がよくないこと。
頑固な便秘のときは無理やストレスで体調がよくないことに気づいて、ストレスから離れ、休む努力が必要です。
便秘改善薬で免疫力はさらに下がる
便秘になるとおなかにガスが貯まり、腐敗臭がします。
そういうことがつらくなって便秘薬を使う人も多いのですが、ほかの薬と同じで、便秘薬も飲み続くことで免疫力がますます下がります。
便秘薬には、消化管の運動を促す薬、便のかさを増やすくする、便のすべりをよくする薬などがあります。
ろれも、一時的には出たとしても、交感神経の緊張が取れない限りは便秘を繰り返します。
そのうえ、常習するようになると、便秘薬で腸管が刺激されて腸管が疲弊します。
そして緊張していた交感神経が、さらに緊張します。
また、便秘薬で体内のカリウムが過剰に排泄されてしまい、その影響でさらに腸が緊張します。
それにより、ますます便秘が加速するのです。
食物繊維や酸っぱい食べ物で腸管を動かす
便秘の改善には無理をする生き方を改め、ストレスから逃れる努力をしながら、薬に頼らず、腸が動く食事を心がけましょう。
その筆頭がキノコ、海藻、野菜など食物繊維です。
酸味や苦みのある食べ物も、副交感神経反射を起こします。
大量に摂取すると下痢を引き起こしますが、少量だと腸がゆっくり動いて、便通が整い、免疫力が上がります。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。