落ち込んでしまうという感情は、なかなかやっかいですよね。
でも、よくよくその感情を観察してみると、どうしてそんなにしつこく自分を苦しめてしまうかといえば、「解決策」がないから、だったりします。
たとえばあなたが、「100万円を落としてしまった」とします。
想像してみて、いかがでしょうか?
おそらく相当落ち込むのでは。
ワタシなら、想像だけでも超パニック!
そんなときに、1日に100万円を稼ぐ方法を知っていたとしたら、落ち込みますか?
30日で1000万円を稼ぐ方法を知っていたら、落ち込むでしょうか?
おそらく、すぐに気持ちが切り替えられるはずです。
もう、そう想像するだけで、ワタシはかなりほっとしました。
つまりあなたが落ち込んだのは、「100万円をおとした」という事象が原因ではなかった、ということです。
「100万円をすぐにかせぐ方法を知らなかった」ということが原因で、落ち込んでいたにすぎないのです。
だからあなたも、落ち込んでも構わないことなのです。
ですが、100人中100人が落ち込むことでないのであれば、あなたの知識が不足していて、解決策を知らないから、落ち込んでいるに過ぎないのです。
資産が8兆円以上だったビル・ゲイツ氏なら、毎日の為替の動きで日々100億円以上も資産が変動すると言われていました。
毎日100億円近くの損失や利益があるのですから、100万円を落としても「気にしないこと」が解決策だと知っています。
イチロー選手が100万円落したら、「がんばって1本ヒットを打てばいいか」と気持ちを切り替えられます。
「どうしたらいいか」の解決策を知っていれば、落ち込む回数を減らせます。
そこで使いたいのが、「心理学のABC理論」です。
心理学のABC理論で、落ち込む回数を減らす!
【A】affairrs 事象。もしくはActivating event 出来事
【B】belief 信念、受け止め方
【C】consequence 結果
以上3つがあり、同じAであっても、Bが変われば、Cである結果が変わるということです。
たとえば、
【A】離婚した
【B】私は夫(妻)から捨てられた、ダメな人間だ
【C】落ち込む
という方がいるとします。
一方で、
【A】離婚した
【B】これで、世の中の独身男性(女性)が選び放題だ!
【C】婚活パーティーに、毎日行くぞ!ラッキーだ!
という方もいるわけです。
離婚したというA(事象)は同じでも、B(受け止め方)が違うだけで、C(結果)が変わってくるのです。
イヤなことがあったら、
「どんなB(信念)があれば、プラスのC(結果)が生まれるのだろうか」
と、考え始めるだけでも、あなたはイヤなことを半分以上乗り越えていると言えるのです。
「信念」で結果は変えられる!
そう思って、ここ数日試してみましたが、なかなかイイ気分が持続し続けることに成功!
この冬の新しい習慣にしようと思います。
「信念」でうまく切り替えをすることができると、悩んでいた自分を客観視できるようになります。
すると見えてきたことは、「どうしようもないこと」とか「つまんないこと」で悩みすぎだということ。
受け止め方を自分でチョイスする意識って、やっていて楽しいです。
今日は少しはのんびりできましたか?
ゆっくり休んで、素敵な夢を。
では、また。