私たちは、自分のプラス面よりマイナス面に目を向ける傾向があります。
同じように部屋が散らかっていると、他のことはがんばっているのに「自分はダメだ」と思ってしまうのです。
心理学の言葉で「自己肯定感(=自分を好きになる感覚)が下がる」といいます。
小さな成功体験で、片づけの好循環をつくる
人生の好循環を作るコツは、自己効力感(=「自分はできる」という感覚)を持つこと。
それには、片付けがもってこいです。
片づけで成功体験を味わうコツは、小さな目標を立てることです。
「散らかった家、全部をなんとかしたい!」といった目標はNGです。
場所を限った方がいいのです。
リビングを選ぶのは危険です。
家族共通のモノと個人のモノが混在しているからです。
ですから、はじめは自分の裁量で進められる個人スペースがいいでしょう。
ダイニングテーブルだけ、洗面所などに限定するのもおすすめです。
お風呂が好きならバスルーム。
ファッションが好きならクローゼット。
場所やモノを限定しても、まだ気持ちがのらないなら、「気持ちが入っていないモノの置き場」から入ると、うまくいきます。
例えば試供品や、思い出の品ではないもので散らかったところなど。
これは、迷わず捨てられます。
いる・いらない・一時保管 「3の法則」ならサクサク
片づけを始めると、「これは捨てていいだろうか」と迷うことが多くあります。
そこで一切迷うことなくできる方法が、①いる、②いらない、③一時保管 で、わけることです。
①いる、②いらない はすぐに判断できますが、判断に迷うものがあります。
それを「③一時保管」にします。
少しでも迷ったら、専用の箱やごみ袋に入れます。
そして、目につきにくいところにしまいます。
人間は目につく回数が多いと、「大切なもの」と感じる傾向があります。
目にしなくなった一時保管のことは、忘れてしまうのです。
モノと距離を取ると気持ちは離れます。
半年以上忘れて放置しているようだったら、中身を見ないで処分しましょう。
大事なものは入っていないはずです。
今年もあとわずか。
ちょこっとだけ片づけをしてみようと思います。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。