ここ数年、北欧の暮らし方が注目を集めていますね。
デンマークをはじめとする北欧の人たちの幸福度はいつも世界ランキングで上位を占めています。
しかし、北欧の人たちは、実は私達日本人と感性が似ています。
華美なもの、豪華なものではなく、暮らしに寄り添った楽しみを見出すこと。
だから私たちは、毎日はもっと幸せにできます。
デンマークの言葉「ヒュッゲ」。
それは、「満ち足りること」「幸せであること」というノルウェー語から来ているのだとか。
もうすぐお盆休み。
ワタシは、今年の夏は特に計画を立てずに過ごす予定です。
どこかへ出かけても、かえって疲れ切ってしまうばかりで、なんだか楽しくないなぁと思っていました。
そこで、北欧の考え方「ヒュッゲ」を取り入れてみたいと思います。
以前もこの本を紹介させていただきました。
北欧の人たちが自宅の中に自分の小さな秘密基地を作って、ふわふわの毛布にくるまり、暖かいココアと大好きな本を持って、キャンドルを楽しみながら過ごす、というやり方。
ワタシも冬に自宅の中にヒュッゲな場所をひとつ確保しました。
お正月休みは、たっぷりのお昼寝とゴキゲンな読書の時間を取れて、とても楽しく過ごせました。
そこで、この季節のヒュッゲな時間の過ごし方や、自宅で最高の時間を過ごすためのポイントを読んでみたいと思います。
ヒュッゲな楽しみ、というのはクリスマスの季節だけのものではありません。
365日、心をほっこりさせるお楽しみを見つけてこそ、ヒュッゲ。
夏だからこそ、私たちも生活の中で簡単に見つけられるヒュッゲがあります。
休暇のテーマを決めて過ごす
例えば、夏休みに旅行に行くなら、今の時期はその旅先について先取りして楽しむ。
旅先の場所を舞台にした映画を見てもいいし、その場所ならではの料理をつくったり。
ワタシ同様旅行の予定がない人は、以前訪れた場所をテーマにしてもいい。
ワタシは以前旅行先で焼き物をよく買っていたので、今夜は旅先で買った器で夕飯にしてみようと思います。
エルダーフラワーの飲み物と夏至
6月上旬から北欧では、レモネードやエルダーフラワー(セイヨウニワトコの花)を積んで、ハーブ漬けのドリンクを作るのだとか。
日本で言うなら、梅シロップを漬ける、と言ったところでしょうか。
もちろん、梅酒を買って楽しむ🎵というのも、この時期の楽しみですね〜
北欧ではレモネードは、寒い季節は温めて、暑い季節には冷やしていつでも楽しむそうです。
ビタミン不足になりがちな今だから、私たちも飲みたいですね。
今は、スーパーでもミントなどのハーブが安く売っているので、レモンの輪切りに蜂蜜を入れて、ミントをちょっと浮かべたら楽しそうですね。
先日そう思い立って、スーパーに行ったら、300円でミントの苗を売っていたので、窓辺で育ててみました。
3回ほどレモネードに浮かべて飲んだのですが、可愛すぎて鉢に愛着が出てしまいました。
切るのが躊躇され、そうしているうちに締め切った屋内の暑さにやられ、お亡くなりになりました・・・。
「3回飲めば、切ったハーブを買ったと思えば、元が取れたかな?」
と思うことにしましたが。
ちなみにエルダーフラワーのレモネードは、水で煮たクエン酸と砂糖を花とレモンの入った水に加え、3日寝かせるそうです。
夏のピクニック
7月は、デンマーク人のが外に出かけたいと思う季節。
気温が暖かく、日が長く、まさにピクニックにぴったりなのだとか。
日本の夏は、ピクニック向きではないので、屋内で外が眺められる場所でランチ、なんていかがでしょう?
寒寒とした冬よりも夏こそ嬉しかったりしますよね。
自宅でのヒュッゲ〜人生で1番すてきなこと、それは「無料」
ぶかっこうなウールのソックスは、派手でも、高価でも、豪華でもありません。
でも、それこそがヒュッゲには欠かせない要素。
シャンパンとオイスターもすてきですが、ヒュッゲのすてきさはそれらとは別のものです。
ヒュッゲは控えめで、ゆったりしたもの。
新しいものよりも古びたものを、しゃれたものよりシンプルなものを、刺激的なものより落ち着いたものを。
ヒュッゲはスローライフ、シンプルライフを目指すデンマーク人そのものなのだそうです。
シンプルで素朴な活動ほど、ヒュッゲを楽しめます。
高い物を買う必要はありません。
お金を注ぎ込むほど、失われるものがあることを、デンマーク人はちゃんと知っています。
お財布にやさしい「活動」〜本書を参考に、ワタシも活動してみました
・保存食パーティ
先日「1人保存食パーティ」をしました。
早い話が保存食を作り置きするってだけです。
音楽をかけながら作ると、なかなか楽しい時間でした。
ひじきの五目煮と切り干し大根を煮て、茗荷とネギと大葉を刻んだものをタッパーに入れただけですが。
買った惣菜を食べてばかりいると、調子が悪くなるし、お財布にも優しい。
本書では、友達と一緒に保存食を作ることも提案しています。
・ミニ図書館
自分の本棚で1番目につく1段を徹底的に「好きな本」で埋めてみました。
漫画と自己啓発本がごっちゃになったすごい棚になりましたが、眺めているだけでモチベーションが上がります。
さらに本書では、アパートやマンションの共有スペースにみんなで本を持ち寄ることを勧めています。
・火を囲む
火はヒュッゲの要素であることは間違いないのだそう。
また、ごく単純な料理にじっくり時間をかけることもヒュッゲだそうです。
火を囲むと、気持ちも穏やかになりますね。
たまには、キャンドルを炊いて。
お風呂に入るのもいいですね。
もう少しで、お休みです。
どんな休暇を楽しまれますか?
頑張ったあなたに、すてきなご褒美のお休みになりますように。
では、また。