先週もご紹介した『ミスよけ大全』。
とにかくうっかり気質な自分にとっては、何度もいろんな本で読んだ内容ではありますが、基本の大事なことが満載でした。
前回は「時間・スケジュール管理」について。
今回はさらに「持ち物」「手帳」「タスク管理」について。
ADHD気質で忘れっぽさには、自信があります!
記憶容量が小さいワタシ。自覚してます!
しかし、ここのところ本で読んだビジネスの基本をやってみることで、変われました。
あらゆる「ヒヤリハット」を「失敗」の手前で防御しています。
・・・つまりギリギリの水際での食い止めです。
これをさらにしっかりと止められるようになりたい。
ADHDなので、過集が起きるとあっという間に「ゾーン」がやってきます。
あんまり「ゾーン」を使いまくると、翌日まで疲れがどっとくるので、使い方を誤らないようにしなければなりません。
しかし、あの「ゾーン」を使って自分の創造性を最高潮に使う仕事がしたい。
そのためには、つまんないミスで仕事を取り上げられたり、くだらないミスで足を引っ張られたくないのですよ。
好きな仕事を、好きなことを、思い切りやるには、日ごろから信頼貯金をしっかり貯めておく必要がありますよね?
そのためには、「ミスをよける」。
一緒にがんばりましょう。
持ち物管理
1.手荷物は「ひとつ」
著者の歴代最悪の忘れ物は、新人時代、電車の網棚に乗せた「紙袋」をそっくり置き忘れたこと。
終着駅は東京駅、あわてて遺失物受付に泣きついても、結局出てこなかったのだとか。
初めて始末書を書くことになったそうです。
ワタシも無くしものは四六時中。
子どものころから家の鍵を何度なくしたことか。
著者は、紙袋の置き忘れ以来、「手荷物はひとつにまとめる」ということを気を付けています。
そこで便利なのは、丸ごと放り込めるバッグです。
トートバッグはそういうバッグです。
ビジネスデザインのものも多くなったので、便利ですね♪
フランスを代表する女優ジェーン・バーキンの名前で知られる「バーキン」もそうなのだとか。
彼女は整理整頓が苦手なため、なんでも放り込める容量の大きなカバンが欲しい、とエルメスに注文したわけです。
大きなカバンになんでも放り込んでしまえば、忘れ物をしないで済みますね。
2.カバンはインナーバッグで整理する。
「あの書類、ある?」と聞かれて「ひ~!すぐには出てきませんっ・・・・!」となることは、しばしばあること。
机の上の整理ができているのに、カバンの整理ができていない・・・かっこ悪い。
外部の人に見られるのは、机よりもカバンの中ですよね。
信頼問題にかかわるので、整理する仕組みを作りましょう。
便利なのはインナーバック。
整理、分類が同時にできる優れものです。
手探りでドンピシャ欲しいものが手早く取り出せます。
また、カバンの中身は最小限に絞り込みましょう。
「ないと困る」というものだけ入れておきましょう。
使うものだけしかカバンに入れない。
すると、重くないから疲れないのです。
女性は、ファッションによってカバンを変えることもしばしばありますので、インナーバックを活用することで、
「いつものカバンにはいっていたアレがない!」
を防ぐことができます。
手帳・メモ・ノート術
1.メモ魔になる
大事な閃きは、実はみんなたくさんしているものです。
これをメモしておけるかどうかで、アイデアをより生かした生活ができます。
メモ魔になりましょう。
レストランの紙ナプキンでも、レシートでも、なんでもいいのです。
「天才にはメモ魔が多い」と言います。
美術や解剖学、数学、幾何学、天文学、土木工学、軍事技術、植物学、動物学、多岐にわたります。
レオナルド・ダ・ヴィンチのメモには圧倒されます。
ビル・ゲイツが28億でダ・ヴィンチのメモを落札したとか・・・・
まだまだ謎の多いモナリザについても、メモからその描いた理由が検証できるかもしれないといわれていますね。
ダ・ヴィンチは天才と言うより”努力の天才”というのがふさわしいほど、ノートやメモを1万枚をこえるボリュームで残っています。
しかも、現存しているのは一部なのだとか。
小さなメモ帳ばかりでなく、地図帳サイズの大きさのノートも残しています。
メモを取って、残していきましょう。
2.「忘れるため」にメモをとる
脳生理学の研究によると、人間の脳は記憶装置と言うよりも想起装置=思い出し装置だということが分かっているそうです。
たくさん記憶することよりも、「ここぞ!」というときにきちんと思い出すこと。
仕事ではこちらの方がはるかに重要で役立ちます。
では、大切なことは何でしょうか?
それは、記憶することよりも、外部装置に記憶させることです。
なんのことはない、メモを取ること。
話が盛り上がって、「それ、使えるな!」と思ったけれど、忘れることって多くあります。
「それほど重要なことなら、メモしなくても忘れないだろう」
と思っていても忘れるのが人間なのです。
アイデアや仕事の重要事項をきちんと思い出せるように、メモを取る習慣をつけましょう。
3.常に「新しいページ」に書く
ノートに取ったメモを見返すときに、目的の箇所が見つからなくなって困ることがあります。
あとから見返しやすいように、常に「新しいページに」メモするようにしましょう。
また、探しやすくするためには、メモには「日付」を入れるようにしましょう。
メモは確認するためのもの。
「未来の自分」がどうやったら見やすいか、意識して書きましょう。
文字だけでなく、イラストをつけることで、さらに記憶に残りやすいメモになります。
4.「何を話したか」を記録しておく
昔、上官の軍人は日記をつけることを推奨されていました。
誰にあったのか、どんな話を聞いたのか、それに対して自分は何を話したとか、事実を書いていく。
それは、後日問題が起きた時、自分を守るための「証拠」や「弁護資料」にするためです。
失敗を許されない軍人だからこその習慣ですが、ひとつのミスが命取りになるビジ寝るパーソンも同じ。
ですから、事実を記録する習慣が大事。
会話中にメモをする必要はありませんが、あとでかならず記録にとりましょう。
5.作業を中断するときは、「進捗メモ」
仕事への集中力を高めるには、できるだけ作業の中断はしたくないもの。
でも、同僚からの手伝いや上司から至急の連絡など、中断は多いものです。
そんなとき実践したいのが「進捗メモ」。
以下の3つを書きます。
1 仕事内容
2 どこまで進めたか
3 次に何をするか
これを怠って、せっかく作った資料が穴だらけ!ということをワタシはちょくちょくやっていました。
人の記憶はあてになりません・・・。
中断しているうちに、本当にいろんな大事なポイントを忘れてミスが起きます。
6.ハードカバーのノートを使う
ゴッホやピカソが愛していた有名なものにモレスキンノートがありますね。
著者も愛用しているそうです。
撥水加工したかたい表紙と、閉じるためのゴムバンドが特徴。
ノートを広げるのは机の上とは限りません。
厚手の表紙がボード代わりになるので、立った状態でメモしやすいのです。
今はダイソーでも、かたい表紙のバンドつきリングメモが出ていますね。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、メモ・手帳・ノートを「自分の師匠」だと言っていたそうです。
頭のいい人は、メモをしてその発想したことを外部に記憶させることで、さらなる創造をしてきたんですね。
記憶力のなさを恥ずかしがらず、いっぱいメモしましょう!
おつかれさまでした。
ゆっくりやすんでくださいね。
では、また。