猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

自分と向き合う”真の強さ”は相手に伝わる~『「もっと自信をつけたい!!」をかなえる本』

「言ってもムダ」な相手だから、言うのをあきらめて我慢していると、気づかないうちに自信を失くしてしまいます。

相手の心がどうであろうと、相手の自由であることを認めると、あなたは「自分の自由」をしっかり守ることができます。

そのうえで、

「私は自分のために、自分の中の小さな感情を解消させるために表現しよう」

と決めると、あなたの心はもっと軽くすることができます。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20161001105859j:plain

結局”他者中心”では、まったく満たされない

「言ってもムダだと分かっているから、言わない」

と言いたくなる相手もいますよね~?

確かに、どれほど丁寧に説明しても、わかってもらえないことはあります。

もしかしたら、説得を拒否する相手かもしれません。

「だから、言ってもムダなんだあああ!」

と開き直りたい気持ちになりますが、この考え方はちょっと他者中心なのです。

他者中心の考えは、「何が何でも」「相手に認めさせよう」というもの。

相手が自分の意見を認めてくれないから、気が済まないのですよね。

つまり、「そうだ」と同意してほしいのです。

でも、これを目指し始めると・・・言えば言うほど不満が募ってくることになります。

「自分の意見を通す」か、「相手の意見に我慢する」か、「言わないで黙って我慢する」などの結果だけが残るからです。

自分中心で考えることで、心は自由で軽くなる!

f:id:understandLove:20161001111344j:plain

自分をしっかりと自分の中心に据えることができていると、「相手が自分のことをどう思っていようが、それは相手の自由」というとらえ方ができるようになります。

なぜなら、自分の心を誰も支配できないように、相手の心を支配することは出来ないからです。

これは「私の自由」を守るためにも不可欠です。

仮に相手が、自分に対して悪意があったとしても、それも自由です。

わざわざ心を砕いて相手の心を詮索する必要はありません。

自分を大切にするという自分中心の対応方法は変わりません。

だから、詮索しない方がラクなのです。

エネルギーの節約ができるので、そのエネルギーを有益なものに回すことができます。

 

前回の例で出てきたBさんがグッズを必要だと主張するのは、リーダーと張り合うためでも争うためでもありません。

何が何でも、リーダーに購入させることが目的でもありません。

「私は自分のために、自分の中に芽生えた小さな感情を解消させるために表現しよう」

自己表現を、こんな視点で捉えることができれば、自分の心を軽くするために、自分の気持ちを救うために行動しよう、となっていきます。

自分と向き合う”真の強さ”が相手に伝わる

そうやって問題の相手と向き合うことは、実は「自分と向き合う」ことです。

相手を恐れているとすれば、相手を恐れる自分のそんな恐れと向き合うことです。

そこから生まれるのが”真の強さ”です。

”真の強さ”は、必ず相手に伝わります。

仮に相手に悪意があったとしても、自分を大事にするために相手と向き合おうとする意識は、

「今度、こんな嫌がらせをしたら、許しませんよ」

という力強いメッセージとして相手に伝わります。

とりわけ陰で嫌がらせをたくらむ人は、”正面から向き合う”ことをもっとも恐れます。

あなたのそんな確固とした態度が、相手に強いインパクトを与え、立場を逆転させることも可能なのです。

 

こうした小さな行動で自分の感情を解放していくそのプロセスそのものが、あなたの”自信の貯金”となっていくのです。

感情を解放して、頭の回転をはやくする

f:id:understandLove:20161001114736j:plain

悩みを抱えていると、仕事に集中しにくくなりますよね。

頭がいっぱいになっているときは、思考だけでなく、その思考から生まれた”感情”にも囚われています。

たとえば、いま

「この役目を、責任をもっ最後まで果たせるだろうか。できなかったら、どうしよう」

という文章をちょっと声に出して読んでみてください。

読むだけで、不安な気持ちを感じているはずです。

こんなふうに、自分が思考したことは、その思考によって、それに応じた気分や感覚をそのつど感じています。

感情に囚われると、本来の力が発揮できない

感情に無頓着でいると、絶えずそんな不安を引き起こすような思考を繰り返してしまいます。

そのたびに不安に駆られ、負の感情は解放されないままに蓄積し、エスカレートしていきます。

そこでようやく自分の不安に気づいたあなたは、それが苦しくて、抑えようと必死になります。

こんな状態になってしまうと、最初は「仕事の事」を考えていたにもかかわらず、今度は”不安”に囚われます。

このように「感情に囚われる」と、仕事どころではなくなってしまうのです。

感情が解放されていないと、脳の機能も適切に機能しないのです。

感情をコントロールしようとしても、それは同じです。

コントロールすることにエネルギーを消耗させると、仕事に使う分の集中力も減ります。

感情にブレーキをかけるということは、脳の働きにもブレーキをかけているということでもあるのです。

感情を解放させれば、ブレーキをかけているストッパーが外れて、それだけで脳の細胞の緊張がほどけてリラックスします。

1つ1つの出来事を自覚すると 集中力がつく

f:id:understandLove:20161001114626j:plain

やる気は思考からは 湧いてこない

仕事をしたいという情熱は、感情で感じるものであって、思考で計算してそれを自分に課しても情熱は生まれません。

ましてや、情熱のない状態では「私はそれをしたいからする」という確固とした意志も生まれないでしょう。

不安になると、仕事する気力も集中力も失せます。

しかしこれは「逆もまた真なり」です。

あなたがプラスの気分になれば、気力が戻ってやる気が満たされます。

このやる気、あなたは「思考から生まれる」と思うなら、それは勘違いです。

 

たとえば、感情よりも思考だけを優先させて、「絶対にこれを成功させなければならない」と綿密な計画を立てたとします。

するとあなたは「成功させなければならない」という思考に囚われています。

このときあなたは、自分が非常に疲れているのに気づきました。

でも、「しなければならない」に囚われているあなたは、自分の身体の訴えよりも、自分が思考で指令している方に従います。

その結果、それをやり終えた時は、成功しても失敗しても、「新たなことに情熱を燃やしたい」という意欲は乏しくなってしまうのです。

気持ちや感情に気づけば、成功に近づく

では、もっとあなたが「自分中心」に考えたとしたら、どうなるでしょうか。

自分の気持ちや感情を受けいれることができるようになったあなたは、その時々の自分を観察することができます。

いま、あなたは自分が「疲れた」と感じました。

「疲れた」という自分を大事にすることができるあなたは、「じゃあ、少し休憩しよう」、あるいは「ちょっと仮眠しよう」、「今日はここで切り上げよう」と、その時々の自分の状態に気づき、大事にしようとするでしょう。

自分に正直になってちょっと休憩する。

ときには、「今日は疲れたからタクシーで帰ろう」と考え、タクシーを使う。

こんなほんのちょっとした自分の欲求を満たしてあげるだけで、やる気のエネルギーを補充できたりもするのです。

ここでは「休憩する」ことを例に挙げましたが、”その時々の自分を見て感じる。そして、自分の欲求を満たしてあげる”ことは、状況把握能力を育てます。

また、その時々の自分の欲求に沿って対処していくことを積み重ねれば、具体的な場面での対処能力を育てることにもなります。

 

自分の気持ちや感情に気づいて、「願いをかなえてあげる、満足させてあげる」だけで、その時々に対する状況把握能力と具体的な対処能力が育つのです。

それだけではなく、ムダなエネルギーを使ったり、無理しないで済むために、ひとつひとつの場面に対しての集中力も高まります。

しかもその行為は、そのつど自分を満たすことになるので、やる気や自信にもつながって、成功に最も必要な”継続性”も育つのです。

f:id:understandLove:20161001115055j:plain

結果を出そうと必死になって、自分を後回しにし続けると、どうにも息切れがしてしまうのは、「感情を後回しにしていたから」なのかもしれません。

自分の感情をじょうずに解放して「のびのび」と生きている人を羨ましいな、とずっと思っていました。

思うままに生きる猫たちを見て癒されるのも、そんなところがあるのかもしれません。

 

羨ましがってばかりで一生を終えるのは悔しいので、「小さな感情を解放する」というところから、ちょびっとずつトライしてみようと思います。

 

明日からの1週間が、すてきな毎日になりますように!

では、また。

 

f:id:understandLove:20161001115542j:plain

f:id:understandLove:20160929111205j:plain

 

感情を解消して対処能力を上げる!~『「もっと自信をつけたい!!」をかなえる本』

自分が感じる感情を小さい段階で処理することは大切。

それができるようになってくると、こだわる気持ちや引きずる想いが減っていくためスッキリした気分で日常を送ることができるようになっていきます。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20161001100301j:plain

感情が解消するといいことばかり起こるようになる!

前回は「自分を守るためにはじめの一歩」として、「あなた自身の感情に気づく」ことが大切であるということを勉強しました。

その感情は、コントロールするのではなく、無意識が送ってくるひとつの「情報」と捉えることも大事ということでした。

 

自分が感じる感情が小さい段階で処理できるようになると、スッキリした気分で毎日が送れるようになっていきます。

それにともなって、様々な問題や出来事に対する対処能力や判断力、決断力といった能力が自然と総合的に育っていきます。

それは、感情を抑えることに苦労したり、感情をコントロールするといったムダなエネルギーを費やさなくていいからです。

感情が解放されていると、マイナス感情に囚われないので、自分の好きなことややりたいことに専念できるのです。

ひとつのことにしっかり集中できるので、放っておいても能力が伸びるのです。

「自信があるか、ないか」などといったことすら考えないほど、自信がついてきます。

日常の些細な出来事からも気づきが得られる

では、どうしたらそんなあなたになれるでしょうか。

また、「小さな感情を解消する」とは、どんなことでしょうか。

 

例えば、ある会社の新企画でキャンペーングッズが作成されました。

そこで主だった関係者に配布されましたが、Bさんには配られませんでした。

彼がリーダーにそのことを伝えると、「お前は営業ではないから、必要ないだろう」という一言が返ってきました。

でも、営業ではない同僚も持っています。

Bさんは営業部に所属していませんが、自分も営業活動することが少なくないので、気分的には納得できませんでしたが、自腹でそれを購入しました。

 

この場面での「小さな感情」というのは”気分的に納得できない”という感情です。

このときBさんは、リーダーにそれ以上言うことができませんでした。

リーダーに主張するのが怖かったということもあります。

でも、恐れの中にはリーダーに対する恐れ以上に、

「いまの状況をどう打破したらいいのか、とっさにわからなかったから」

ということもあったのです。

しかもまた、Bさんは「こんな小さな出来事」であっても、リーダーに対して、不信感を抱くようになっていくのです。

自分を”核”にすると、客観的な把握能力、判断能力が飛躍的に伸びる

この例ではBさんは、渋々自腹でグッズを購入しています。

無断での購入なので、Bさんは後で代金を請求するのは難しくなりました。

もしこのときBさんが、普段から自分緒感情を大事にしていたら、”自分の感情が納得できるような”対応策を考えついていたでしょう。

この「自分の感情が納得できるような」行動というのが重要です。

なぜならBさんがリーダーに対して不信感を抱いたというのは、自分の感情を解消するための行動ができなかったことが理由と言えるからです。

もしこのとき、Bさんが自分を大事にしようと思うならば、”自分のそんな気持ちを解消するために言ってみよう”という発想ができたからです。

自分のために、自分を大事にするために、

「私も営業活動をしているので必要です」

と言ってみる。

こんなふうに「自分のために」という自分中心的な発想ができると、主張するのが怖くても、「自分のために」行動しようという勇気が芽生えます。

臆せずに自分のために言ってみる

もっとも重要なのは「自分のために言う」という視点です。

実際に自分のために言うことができれば、言う前に抱いていたリーダーに対する恐れは、その瞬間消えるかもしれません。

なぜなら、その恐怖は、リーダーそのものが怖いという以上に

・これまで言ったことがない。

・言い方がわからない。

・その問題をどう対処すればいいかわからない。

というような”未経験”の恐れであるかもしれないのです。

そうであれば、経験すれば恐れは消えてしまいます。

「あんなに恐れていたものは、一体何だったんだろう」というほど、あっけなく終わってしまうことも少なくないのです。

軸足を自分に置くだけで、脳はさらに活性化する

「何が何でも主張を通す」という他者中心のとらえ方では、主張するのも行動するのも怖くなります。

「何が何でも」という考えは、「他者を徹底的に完全に屈服させないと自分の主張を落ち着いて通すこともできない」という気持の表れであり、本当は自信がないことの裏返し。

視点が他者を基準としており、目先の出来事に心を奪われているから、他者の言動に短絡的に反応しているのです。

 

一方同じ行動でも、「自分の気持ちを解消してあげるために」という自分中心のとらえ方で表現したり行動ができると、想像した以上の満足が得られます。

それは「自分のために」という意識とその行動が自負心を満たすからなのです。

さらに、このように自分中心になって、その都度自分の感情を解放していけばいくほど、客観的な把握能力、判断能力も、勝手に飛躍的に伸びていきます。

 

たとえばBさんはリーダーに対して、

「では、私が自分で購入しますので、その代金を払っていただけますか」

と交渉することができるでしょう。

文章で表現すると実に簡単ですが、感情に囚われている人はこんな言葉すら、すぐには思い浮かびません。

自分の感情を抑えていると、抑えるのに精いっぱいで、脳の働きにもブレーキをかけてしまうからなのです。

感情の解放は”脳力”をどんどん活性化させるためには必須です。

f:id:understandLove:20161001103518j:plain

自分がうまくいっているときは、いつもよりも「自分を大事にする」ことができます。

そんなときは、頭の回転が速くなりますよね。

でも、そうでないとき、つい他人ばかり優先して、自分の気持ちは一番後回しにしてしまったり。

ワタシの場合そんな時期には、食べ過ぎてしまったり、つまらない買い物をしてしまったりして発散していたりして、また自己嫌悪に陥ったりします。

そのうえ、やっぱり気分はモヤモヤしたままでした。

 

「自分のために」と頑張ることは、何だか気恥ずかしい!

でも、自分を後回しにしている時期って、確かに処理能力も判断力も落ちていませんか?

今のやっていることを成功させたり、顧客のニーズに応えたり、プロジェクトの成功のために集中力を発揮したいなら、自分のコンディションは最高の状態にキープしたい!

そのためにも、小さいことから「自分を守る」ことに気を付けてみるのも良いかもしれませんね。

 

今日はゆっくり休めましたか?

一人しか居ないあなたを、もうちょっとだけ大事にしてあげてくださいね。

明日もお休みですが、少しはのんびりできるといいです。

よい夢がみられますように。

では、また。

f:id:understandLove:20161001104609j:plain

f:id:understandLove:20160929111205j:plain

 

 

大半の人は感情をものすごい勘違いしている~『「もっと自信をつけたい!!」をかなえる本』

自己信頼を高めるためには、感情を解放することが大事です。

でも、それは「感情を誰かにぶつける」とか「感情を爆発させる」という意味ではありません。

当たり散らしても、気分がスッキリしないでかえってうつうつとしてしまいます。

感情が解放されている状態とは、我慢することなく自分中心の状態にあることです。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160929131823j:plain

自己信頼の感覚を実感しよう

つまり、厳密には勘定は解放されている状態と、蓄積されている状態とがあります。

その違いを一言でいうなら、”我慢しているかどうか”との違いといえるでしょう。

あるいは、自分中心でいるのか、他者中心に陥っているのかの違いとも言えるでしょう。

感情が解放されている状態とは、我慢することなく自分中心の状態にあることです。

目に見えないかもしれませんが、感情をエネルギーとして捉えると、理解しやすいでしょう。

感情を解放させることと、感情を爆発させることは、まったく意味が異なります。

エネルギーが循環していれば、清らかな水が滞りなく循環するような気持ちよさ満足感を覚えます。

これが「自己信頼」の感覚です。

無意識と顕在意識の差は?

スゴイ自分になれないのは、どうして?

勘定を解放できれば出来るほど、自分に対する信頼度も高くなっていきます。

感情を否定的にとらえて抑えている人は、感情の解消にしかたを知りません。

知らないからこそ、感情を厄介者扱いしたり。

でも、そういう人は、自分ではどんなに自信を持っているつもりでいても、なぜか「うまくいかない」ということになるかもしれません。

たとえば、

「私は自信に満ちている。私には能力があります。仕事がどんどんうまくいっている」

こんな”すごい自分”になろうとするための本はたくさん出版されています。

なれそうでなれない、”すごい自分”。

どうして上手くいかないのでしょうか。

顕在意識と無意識のどちらの願いがかなう?

それは、”顕在意識の自分”は自信があると思い込んでいても、”無意識の自分”はそう思っていないからです。

たとえば、職場で、上司がこう言ったとします。

「重要な仕事をあなたに負かせます。絶対うまくやってよ」

あなたは顕在意識では、必ず成功させたいと奮起します。

ところが、あなたの無意識は違っています。

重大な役割を引き受けることに恐れを抱いているかもしれないのです。

にもかかわらず、日ごろから自分の感情を抑えることが当たり前になっているあなたは、”自分が恐れている”という自覚すらありません。

 

・顕在意識のあなたは、やる気になっている。

・無意識のあなたは、責任の重さに恐れを抱いている。

こんなふうに、あなたの”顕在意識”と”無意識”とが一致していないとき、叶うのは無意識の方です。

なぜなら、それが無意識であても、あなたが感情のレベルで強く実感しているのは、やる気よりもそれ以上の「怖れ」だからです。

 

怖れた通り、このプロジェクトは初期段階で頓挫しました。

このとき顕在意識のあなたは

「こんなに努力したのに、どうして上手くいかなかったんだ」

と悔しい思いに駆られるでしょう。

でも、無意識のあなたは同時に、その怖さを回避できて「ああ、よかった」と胸をなでおろしているのです。

「最終的に失敗した」という結果に直面するよりは、途中で頓挫した方が、まだあなたの心は、その責任の重さに耐えられるからなのです。

感情は自分の内側から発せられる情報としてカウントする!

感情と向き合ってみる

あなたがもし、もっと自分の感情を大事にしていたら、上司から頼まれた重要な仕事を引き受けることが”怖い”と自覚できたでしょう。

感情を表現する言葉に多くの人敏感なのは、感情をあまり肯定的にとらえていないからです。

でも、自覚できないよりも、自覚できた方が、はるかに良いのです。

怖いということは、別の言い方をすれば、「自信がない」ということです。

自分が怖がっていることを認めたくない人は、自信がないという言葉を使った方が、気分的にラクでしょう。

「自信がない」という気持は認められても、「怖い」ということを認められない人が少なくありません。

でももし、さきほどのような状況の時、あなたが「怖い」という自分の感情を認めることができれば、「何を恐れているのかを具体的に知る」ことができます。

それがわかれば、上司に相談したり、同僚に協力してもらったり、できない部分を依頼したりという風に、その恐れに対して具体的に対処することができるのです。

ところが、感情を大切にしない人は、こう言います。

「自分が恐れているんだと認めたらどうなるんですか。

怖くても仕事なんだから、簡単に降りることなんてできないんです。

やるしかないんですよ」

というふうに、「やるかやらないか」という極端に2分化した発想しか浮かばないのも、感情を大事にしていない人たちの特徴です。

自分の内側から発せられるメッセージを見逃さない

感情は、自分の内側から発せられる情報であり、メッセージであり、警告です。

あなたが何らかの感情を感じた時、目の前では何かが起こっています。

プラスの感情を感じるのであれば、プラスの出来事が起こります。

マイナスの感情を感じるのであれば、マイナスの出来事が起こります。

当たり前ではありません。

漠然と「自信がない」とつぶやいていたり、「怖い」という気持を感じていただけでは、そこから何も進展しません。

しかし、感情そのものを「情報」だと捉えると、どうでしょうか。

マイナスな感情を感じる時、理由もなくマイナス感情を感じているわけではなく、”具体的な出来事”が怒っているのです。

そこに焦点を合わせてしっかり向き合うことが、自信をつくるきっかけになるのです。

自分の感情は、状況把握のための高感度センサーだ!

f:id:understandLove:20160929135350j:plain

マイナス感情の活用法

マイナス感情を無視していれば、「自信がない」といったような気分になるし、漠然と感じていれば「なんだか不安。なんだか怖い」といったような思いにとらわれていくだけです。

自信が無くてなんだかふあん、怖いという気持になっていくと、他者中心になってこんな考えが頭をよぎるでしょう。

「うまくいくだろうか。もし失敗したらどうしよう」

さらに先のことを否定的に予測して、

「失敗したら、周囲が自分のことをどう思うだろうか」

などと、ますます自信がなくなるような思考をめぐらしていくでしょう。

こんな思考に陥ってしまうと、実はささいなことでも、とてつもなく大きな問題に直面していて、とても解決できないような気持ちになっていくのは、当たり前です。

「怖くても、仕事なんだからやるしかないんだ」

などと考えれば、懸命に自分の感情を抑えたりコントロールしようとして、かえって自分の感情に振り回されて悪戦苦闘してしまいます。

 

対照的に、マイナス感情を感じた時、それを情報と捉えれば、マイナス感情を状況把握に活用できます。

例えば、あるプロジェクトが計画通りに進行せずイライラして部下に当たってしまったとします。

このように自分の感情に気づくと何が起こったのかがわかります。

自分の感情に気づくと、どんな出来事が起こって、こんな感情になったのか、困った局面でも解決すべき問題が見えてくるのです。

感情は情報として「具体的状況」を捉えることができます。

「小さな感情」のうちに処理すると争いは起こらない

f:id:understandLove:20160929141158j:plain

感情に早めに気づくほど処理能力が高くなる

感情に気づくことのメリットは、他にもあります。

自分の感情を情報として捉えるならば、自分の感情をできるだけ早めにキャッチできれば、その分だけ早めに対処できます。

さきほどの例では、部下を怒鳴ってしまいました。

感情が蓄積すると爆発することがありますが、怒鳴ったところで問題が解決するわけではありません。

人間関係にまでヒビが入ってしまいます。

相手の態度にだけ焦点を当てて、他者中心的に感情をぶつけると、ぶつけてもスッキリしないだけでなく、解決すべき課題からもどんどん外れてしまうでしょう。くれぐれも

「だから、感情を抑えるしかないんだ」

などと思わないでください。

根本的にそこから間違っているのです。

たくさんの感情を我慢してしまうから、抑えたりコントロールしなければならない、と発想してしまうのです。

 

たとえばこのケースの場合、仕事の段取りを統括しながら

「そういえば、あれはどうなったんだろうか?担当は誰だっけ?」

と、ふと疑問に思いました。

「ああ、また、あいつか」

そう考えた途端、あなたは微妙に苛立ちを覚えました。

この「微妙な苛立ち」が情報です。

もしあなたがこのとき、これを情報として捉えることができれば、

「そうだ。彼にもう一度、確認しておこう」

などと、もっと早めに適切な対応をとることができていたでしょう。

されにそうすることで、部下に当たる、というのを避けることもできたでしょう。

こんなふうに、自分に起こる「小さな感情」を情報として捉えることができれば、物事を速めに対処できるので、争いも起こりにくくなるのです。

マイナス感情に気づくと自分の”生の姿”が見えてくる

f:id:understandLove:20160929142449j:plain

無意識は想像以上に敏感

どうして「ああ、あいつか・・・」と思い出しただけで、かすかな苛立ちを覚えたのでしょうか。

それは、あなたが彼についての過去の様々な「仕事がイマイチ遅い」「指示を出しておかないとなかなか動かない」などの彼についての残念な情報をすでに収集しているからです。

とはいっても、これは無意識の領域の話です。

私たちは過去から現在まで無数の経験をしています。

忘れてしまいがちですが、これは顕在意識にのぼらないだけで、無意識の記憶の海のどこかにしまい込まれています。

そんな過去のデータから、彼の仕事ぶりから未来に何が起こるかもすでに予測できています。

無意識はそれを察知し、その予測を感情として、あなたに伝えてくれているのです。

 

小さな感情が未処理のままあなたの中に保たれ蓄積していき、飽和状態になると、爆発してしまえば怒鳴りたくなってしまうのです。

 

その「ああ、あいつか」の時点でその無意識からくるモヤッと感。

その時点で「なんで自分はモヤモヤするのか?」と一歩考え、情報として捉えてみる。

「う~ん、彼が心配なんだな!」と思ったら、先に彼に具体的な仕事の期日とやりかたを指示しておくのです。

こうして自分の”生の姿”があらわになる

もう一つ重要なのは、部下のことではなく、自分自身のことです。

自信をつけるためには、他者ではなく、あなたが「自分自信を知る」ことが大事です。

あなたがマイナス感情を持ってしまうのは、部下がそうさせているからとも言えます。

しかし部下と関係なく、自分自身が「マイナス感情を抱いてしまう」とも言えます。

 

ここが重要なポイントです。

では、「怒ってしまう」ということを自分の問題として捉えた場合、どうして怒ってしまうのでしょうか。

 

もしかしたら、

・人とのコミュニケーションが苦手で、つい話し合うのを避けてしまう。

・どんな言い方をして注意していいかわからない。

・問題があるのはわかるが、具体的にどこをどう処理したらいいのかがわからない。

 

といったことがわかってくるかもしれません。

無意識が、部下の言動パターンを熟知しているように、あなた自身も自分の言動パターンを熟知しています。

そのため、自分の感情を大事にすると、自分自身の”生の姿”が浮かび上がってくるのです。

 

自分の生の姿に対する理解が深まれば、感情を解放しながら冷静に物事が対処できるようになり、それが自信へとつながっていくのです。

f:id:understandLove:20160929144045j:plain

感情のセンサーである無意識のモヤッと感。

ちょっと活用してみたいと思いました。

 

今週もお疲れさまでした。

明日は、少しは休めますか?

 

ゆっくり眠ってすてきな夢が見られますように!

では、また。

 

f:id:understandLove:20160929144155j:plain

f:id:understandLove:20160929111205j:plain

 

 

 

 

 

 

 

自信を失くす状況を改善する!~『「もっと自信をつけたい!!」をかなえる本』

「しなければならない」と懸命に自分に叱咤激励ばかりしていると、自分に「強制」することばかりになり、それが結果的にあなたの自信を失わせていきます。

心の自由を持ち罪悪感を手放すこと。

そのことで、自信は育てていくことができるのです。

ほんの少しでも自分の欲求を聞いてあげることなど、できることからゆっくり”自信を育てる”ことをしてみませんか。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160929112653j:plain

思考で強制しても感情が拒否する

思考優位がもたらすもの

自信をつけたくて、目標を立てるという人がいます。

・私は自分が目標にしている人間になる。

・私は人生の最善と最高をめざし、それを実現させる。

・私はすべてのおいて、全力投球すると誓う。

・私は努力すれば、必ずその結果はついてくる。

 

こんな感じの目標だと、ちょっとため息がでてくることがあります。

叱咤激励は悪くないのですが、自分の感情を無視した「思考」優位の方法であると、途中で放棄したくなってしまうのです。

しかも、一度失敗でもすれば、一気に崩落してしまいます。

なぜなら、自分緒感情を無視して「思考」で動くと、さまざまな負の感情がすべてを崩壊させたいぐらいに高まってしまうからなのです。

「must」か「want」なのかに気づく

思考と感情はまったくの別物ですが、多くの人はそれをごちゃまぜになりがちです。

 

「自信をつけたい」

これは一見感情のようですが、言葉を発するその響きが希望や欲求を喚起させるので、文字を読むだけで、なんとなく「したい」というような気持ちになっているだけかもしれません。

人が思考したり何らかの言葉を発すると、それにともなう気分や感情が生まれます。

でもそれは、あくまでも、思考や言葉が創りだした気分や感情です。

それ以前に実は「実は自信をつけたくない」と感じているかもしれません。

 

「したい」と口で言っていても、その「したい」が感情から発生しているのか、ほんとうは「しなければならない」という思考から発生しているのか。

その違いに気づくことも、自己信頼を育てる大きな要素です。

「しなければならない」意識は、猛烈に自信を奪っていく

頭で考えて自信はつく?

思考で「しなければならない」と考えるのは、どうしてでしょうか?

誰かを基準にしているからでしょうか?

すべて、他人の基準です。

頭で考えて「私は優れている。能力がある。もっと伸びる」と自分に言い聞かせることは、自信がつくのでしょうか。

答えは「はい」であり、「いいえ」でもあります。

理想と現実の落差

「思考」と「感情」は別物です。

自分に対して言葉で

「私は優れている。能力がある。どんどん伸びる」

と自分い言い聞かせているとき、心底その言葉に納得してプラスの実感をしていれば効果があります。

でも、そうつぶやきながら心の底では

「そんなことはない。これまで自分に能力があるなんて思ったことはない」

と感じたり、居心地の悪さを感じているなら、それは逆効果です。

”理想の自分”と”現実の自分”とのギャップを、いっそう著しく自覚しているのです。

こうしたギャップは、自信を奪います。

何かを決めるとき、自動的に「しなければならない」になっていないですか?

心が自由だから、自信がついてくる

f:id:understandLove:20160929124548j:plain

実際のところ、自分が「しなければならない」と自動的に発想しているかどうかすら、気づいていないこともあります。

 

たとえば、誰かにこう言われたらどう思いますか?

「AとBと、どっちがいい?」

こういわれたら、とっさにAとBのどちらかを選ばなければならない、というふうに考えませんか?

この質問は相手を尊重して見えますが、本当は二者択一ですから、本当は限定されています。

もしあなたが二者択一の質問をされたとき

「AもBもどちらも欲しい」

「AもBもどちらも要らない」

「いまはすぐに答えられません。時間をください」

などと、自分の気持ちや感情に沿った答え方ができるかどうかで、あなたの心の自由度を測ることができます。

罪悪感がない人ほど自信に満ちている

では、心の自由を阻むものは何でしょう。

それは罪悪感です。

ある選択をあなたは罪悪感なしに選択できるかどうか。

罪悪感なしに応えることができるほど、自分を認めているということになるでしょう。

「でも、相手を傷つけたくないから、AとBのどちらかを答えるということもある。

優しさってそういうもんでしょう」

 

確かにそうです。

しかし実際には、「自分を認められる人」ほど、優しさを発揮できるでしょう。

たとえば、相手のすすめを断るときに、

「ご丁寧にありがとうございます。お気持ちだけいただきます。

も親切にしていただいて感謝いたします」」

こんな風に心をこめて答えられるのは、自分自身の中に「選ぶのは私の自由だ」という自信があるからこそです。

何か決める時に、「しなければならない」と自動的に考えず、心を自由にすることが、自信を付けていく上で非常に大切なのです。

ほんの少しでも自分の欲求を聞いてあげればいい

気持ちや感情を無視し続けると・・・

f:id:understandLove:20160929124809j:plain

何らかのアクションをするとき、「しなければならない」という思考からスタートしてしまうのは、あなたが周囲の人や外側から「しなければならない」という他者視点からのメッセージを絶えず受けてきたからです。

でも、「しなければならない」からスタートすると、自分の気持ちや感情や意志を最初から無視することになります。

 

たとえば、深夜に家に持ち帰った仕事をしていたとします。

疲れていて猛烈に眠くなり、寝たいと思っても、「仕事をしなければならない」と自分に命令したら、眠くても終わるまでやろうとするでしょう。

でもそれは、あなたの「寝たい」という欲求とは反しているので、あなたは自分の欲求を抑えながら仕事を続けることになります。

そのため、頭が働かないだけでなく、気分的にイライラしたり焦ったりしてきます。

眠気と闘っているので、仕事は遅々として進みません。

こんな状況で、「なぜ自分は、いつもぎりぎりにしか、仕事をしないんだろう」と、知らずのうちに自分を責めていれば、それだけでも自信をなくす種を蒔いていることになります。

欲求を満たすこと=自分を認めること

自信をなくしたのは、本当は自分の感情を無視して、思考で自分に強制しているからなのです。

このときあなたが、「眠たくなったから、今日はこれでやめよう」と自分の欲求や気持ちを満たせれば、「ああ、気持ちいい」という幸せな気分で床につけます。

そんな満足が、ひいてはあなた自身を認めることにつながってきます。

つまり自信です。

他者視点で自分を見て「しなければならない」で生きるか、自分の欲求を満たす「したい」で生きるか。

こんな小さな場面でも自信を育てていくことができるのです。

「相手を見る」と加速度的に自分に自信をなくしていく

自分の感じ方を大事にする

f:id:understandLove:20160929124957j:plain

「しなければいけない」は、他者が基準にしているものを自分の中に取り込んでいる、他者中心意識の代表と言えるものです。

「思考」に囚われている人は、この「しなければならない」を基準にしてしまいます。

「しなければならない」という束縛から自分を解放するために、もっと自分の欲求を満たしたり、自分の気持ちや感情を基準にしましょう。

このように書くと、「思考」から入る人は、

「しなければならないと考えるのは、いけないことなんだ。

しなければならないという考え方は、やめなければならないのだ」

などと、頭が混乱してきて、すでに”しなければならない”のオンパレードになっているかもしれません。

自分がいま、どんな気持ちになっているのか。

自分がそれを「したい」と感じているのか、それとも「したくない」と感じているのか。

もっと自分の感情を基準にしたいものです

したくないことをしているときは自信とはかけ離れた状態

一方「自分がどうかんじているのかわからない」というレベルだったらまだいいのですが、”自分の感じ方”そのものに焦点が当たらない人もいます。

 

もちろん、焦点が当たらなくても、自分がどうしたいかは、自分の無意識下ではわかっています。

わかっているからこそ

「本当は”したくない”のに、”しなければならない”」というとき、イライラしたり腹が立ったりしているのです。

”したくない”ことをしなければならないのですから。

「どうして、こんなことを、私がしなくちゃならないんだ」

と不満をおぼえたりします。

このとき「相手に無理矢理やらされている」という見方をすれば、「自分のことを軽く見ている。バカにしている」というような気持ちになってしまい、一層腹が立っていきます。

相手に意識を向けているために、もちろん自分の感情は無視することになり「自信」とは程遠い状態になっているでしょう。

思考に囚われていると 自分の欲求を否定する

f:id:understandLove:20160929125330j:plain

では、「しなければならない」と自分を縛りながら「他者」を基準にしていくと、どうなっていくでしょうか。

「しなけでばならない。けれども、したくない」

と自分が感じているときでも、

「しなければならない。けれども、したくない」

と自分が感じているときでも、

「したくないので、やめよう」

とはなりません。自分の気持ちを大事にしようと思っても、

「でも、もし、これをしなかったら、相手は、自分のことをどう思うだろうか」

というふうに、すぐに「でも」という思考がそれを覆します。

しかも、このように「他者の眼に自分がどう映るか」を考えてしまうのは、「相手が自分をどう思うか」ということだけでなく、実は人が同じような行為をしたら、自分自身が「相手を批判したり、否定している」からに他なりません。

たとえば、「自分が怠けてはいけない」と思っていたら、相手が怠けていると、それが許せない気分になります。

反対に、自分が怠けていると、自分自身も罪悪感を抱き、相手も自分を非難しているに違いない、と考えるのです。

f:id:understandLove:20160929124339j:plain

明日は、自己信頼を高めて元気になる方法について勉強していこうと思います。

 

今週もお疲れさまでした。

では、また。

f:id:understandLove:20160929125630j:plain

f:id:understandLove:20160929111205j:plain

 

 

自信をつける方法!あなたの心理を分析する~『「もっと自信をつけたい!!」をかなえる本』

自分勝手に動いているくせに、何でも上手くいって人からの人望も厚い人がいますよね。

それなのに、人一倍ガマンしているのに、うまくいかない自分!何で~!?

それには本当の「自信」つまりは「自己信頼」を自分の中に育てることが重要なのです。

そのために「視点」を切り替えていくこと。その具体的な方法を勉強します。

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160929091001j:plain

自信がある人は、プロセスを見る眼が育っている

大切なことは、「自信」と「視点が自分中心である」こと、「今、自分がやっていることに気づく」ことです。

「失敗したらどうしよう。みんなにどう思われるだろうか。これでいいのか」

などと考えていることは、他者中心の考え方です。

自分中心の人は、自分自身に焦点を当てています。

「この発想は、前回より発展的だ。このアイディアは面白そう。この情報は重要だな」

などと自分がいまやっていることに集中できます。また、

「少し楽になった。前より上達した。だんだんできるようになっている。

この前より処理スピードがアップした。この前より緊張しなくなった」

というように、以前の自分と比較して「できたところ」をみることができます。

さらに、実際それをやっているときは、

「これをやっていると楽しい。これを書いていると面白い。

これをしていると気持ちいい。ここと良い声が身体に響いている。

ちょっと休憩したら疲れがとれたな。相手に頼むことができてよかった。

よく断ることができた、偉い。よく頑張った、立派だな」

などと、自分い焦点を当て、以前よりも自分自身が成長した点を自分で評価できます。

色々な本で、そうした考え方が大事であることを紹介してきました。

このようにプロセスに焦点を当てることができれば、自分に直面するすべてを、自分を育てるチャンスとすることができます。

本著では、そんな「本当の自信」を育てる具体的な方法を紹介しています。

まず、自信をつける前に・・・プレ・レッスン!

f:id:understandLove:20160929091840j:plain

気分にとらわれて自信をなくしている

自信をつけるには、いま自分が

「何を考えているか。何をしているか。どう感じているか。

どう感じながらそれをしているのか」

といったふうに常に自分自身に”気づく”ことが絶対条件です。

自信がないという人には、こうした考え方が欠けてしまっているといえます。

 

カウンセラーをしている著者のもとに相談に来る人が、

「私は、自信が無いんです」

と言うとき、何を根拠に自信がないのかたずねると、

「ただ、なんとなく、漠然としてなんです」

という尻切れトンボの返答が多く返ってくると言います。

 

つまり、自分の気分が晴れやかでなかったり、うち沈んでいたり、やる気出てこなかったり、物事に取り組む意欲がわかなかったりといったふうに、どちらかといえば”気分”にとらわれているのです。

そのために、明確な自分がなくて、漠然と「自信がない」と感じている。

実はこの、自分のことに気づかずに「ただ、なんとなく、漠然と」というのが、「自信をなくしてく」大きな原因の1つです。

 

否定的な気分と自身のなさは一致しない

それでは、こんな状態のとき、どこに焦点があたっているのでしょうか。

その時感じているのは、否定的な気分です。

そして、無意識にそんな否定的な気分を”実感”しています。

では、否定的な気分は、いったいいつ起こったのでしょうか。

朝?昼?誰かに会ったときでしょうか?

 

「自信がないというような気分になったのは、いつですか?」

と尋ねると、多くは

「わかりません」

「え?ずっと、毎日こんな気分ですよ」

と答えるそうです。

でも、それは実は事実に反していて、よくチェックしてみると四六時中そんな気分にはなっていないものです。

ふと気づいたとき、うつうつとした気分を自覚して、その自覚した気分をわざわざ「自信がない」という言葉に置き換えているのにすぎません。

頭で動くと成功せず、いっそう自信をなくしていく

頭で考えても、モヤモヤした気分は解消しない

無自覚にそんな気分に焦点を基準に「自信のなさ」を感じているのに、そういう人の多くは物事に取り組むときに、頭で動こうとしています。

 

たとえば、職場のデスクでパソコンに向かいながら作業をしているとします。

そのとき、隣の席の同僚が談笑を始めました。

気になってイライラしますが、彼らを「気にしないようにしよう」と努力しながら、仕事を進めようとします。

 

つまり、自分の中に起こった感情を「思考でコントロールしよう」とするのです。

しかし、気にしないようにすればするほど、イライラは募ってきます。

それは、頭で「気にしないようにしよう」と考えても、気になることを気にならないようにすることは、出来ないからです。

にもかかわらず、「仕事を進めなければならない」ということに囚われているので、結局”イライラ感”を募らせながら作業を続けることになります。

自信と思考パターンの密接な関係

この状況を分析して検証してみましょう。

このとき、自分がイライラした原因は何でしょうか?

「隣の同僚が談笑をはじめたから」ではありません。

隣の人が談笑すると、うるさいと感じイライラする。

それはあなたは「イライラするのは、当たり前」と決めつけている思考パターンが「自信」と関係するのです。

「他者中心」で生きていると、自分が見えない

他者中心とは?

f:id:understandLove:20160929095940j:plain

相手によって問題が引き起こされた、という一方的な物事のとらえ方や考え方をする視点を、自分中心心理学では「他者中心」と呼んでいます。

「自分が仕事をしているのに、同僚が隣で談笑すれば、うるさいのは当然じゃないか」

と思うのですが

「どうして、自分はイライラしたのか」

に焦点を当ててみましょう。

「自分中心」的に視点を変えてみるのです。

 

どうして同僚が隣で談笑するとイライラするのか、分析してみましょう。

・単純に、声がうるさい。

・話の内容が、気になる。気に障る。

・普段から、自分が仲間に慣れないという思いを抱いている。

・彼らの一人が、あるいは二人が嫌い。

・仕事そのものがはかどらなくて、すでにイライラしていた。

・疲れていたので、よけいにうるさいと感じた。

自分自身と向き合うと、自信がついてくる

もっと理由は在るかもしれませんが、「どうしていらいらしたか」を自分に問うと、単純に「彼らがうるさかったから」という原因ではないと分かってきます。

さらに重要なのは、「自分自身」です。

「うるさい」と感じた時、どういう対応をしたでしょうか?

 

対応の仕方としては、

・黙って我慢した

・黙って席を立った

・同僚に静かにしてくれるように言った

・感情的になって怒鳴った

 

という方法が考えらえます。

これでも捉え方はかなり大雑把です。

「ああ、そんなことを考えるのはいちいち面倒くさい。

どうして、そこまで深く追求する必要があるんだ」

と思ってしまう人ほど、「自信をなくす」出来事が、あなたの身辺に起こっているのでしょう。

これから、その理由を明らかにしていきます。

我慢が自信を失わせるきっかけになっている!

他者に意識が向いていると、爆発してしまう

f:id:understandLove:20160929100057j:plain

たとえば、「相手に静かにしてくれるように言う」という場合も

「私が仕事をしているのに、談笑するのは非常識だ」

と自分が思っているのか、それとも

「相手が談笑するのは自由だ。

でも、それでは私の仕事がはかどらないから、静かにしてくれるように協力をお願いしよう」

という気持でいるかによって、自分の言い方も違ってきます。

”相手が悪い”という気持を抱いていると、相手が談笑しているとその間「我慢している」気分になっています。

そして、「我慢している」あるいは「我慢してやっている」ような気分になってから、、辛抱できなくなって

「うるさいよ。静かにして!」

と怒鳴ってしまうのです。

人によっては、我慢している気分のときに「私をバカにして」などとつぶやいているかもしれません。

そんな呟きを自分に投げかけていれば、その分も加算された勢いで怒鳴ってしまいます。

我慢しながら黙っているのは、どうしてなのか

相手に怒鳴ることができれば、まだ「自信」をなくしていくことはないかもしれません。

でも、あなたがこんな場面で、「我慢して、黙っている」とするとどうでしょうか。

他者中心の意識で「我慢してやっている」「自分をバカにしている」と思いながら黙っている。

 

そんな気持ちを言葉にするなら、「悔しい。腹が立つ。惨め。卑屈な気持ち」。

一言でいうなら「被害者的な気持ち」。

そんな被害者的気持ちを抱きながら、「相手に何も言えない」のは、なぜでしょう。

「言うのが怖い」「言って、傷つくのが怖い」から。

ここに自信喪失の因子があります。

「自分は行動するのが怖いのだ」と自覚してしまう

我慢すと、相手を責めてしまいたくなります。

理由は、ごくシンプルです。

なぜなら「我慢している」という意識そのものが、相手を見ているからです。

こんなとき、あなたの頭の中は、誰のことで頭がいっぱいになっているでしょうか。

相手のことです。

あなたは、相手だけを見ているために、頭の中もすでに「雑談がうるさい!」と相手を責め立てたくなるような気持ちになっています。

実際、そんな気持ちのまま相手に何かを言うと、”自動的に相手を責める”言葉が出てしまいます。

責め調子の言葉は、争いになる可能性が高くなります。

だから、言うのがいっそう怖くなります。

けれども、言えないままでいると「自分をバカにしている」というような被害者的な気持ちはさらに大きくなります。

そんな悪循環に陥っているとき、「言うのを恐れている」自分に対して無念感や無力感を覚えています。

仕方ない、となだめるばかりでは・・・

もしかしたら、我慢しながら

「しかたのない連中だ。でも、こんなことで目くじら立てるのは大人げない」

と言い聞かせて自尊心を守れた気になっているかもしれません。

でも、赦したつもりになっても「言うのが怖い」という無念感や無力感は解消できません。

これを繰り返していているから、「自信がない」の種をまいてしまうのです。

もっとも、怒鳴る人が自信がある人、ではありません。

その根っこには「自分は愛されない」という思いを抱いていたり、「相手は自分を認めてくれない」という自己評価の低さが潜んでいます。

それを本人が自覚していないか、自覚したくないだけのことです。

 ちょっとした解決方法

自信のない言葉が自動的に浮かぶという悪循環を断つ

ポジティブな言葉で自信を深める

f:id:understandLove:20160929103822j:plain

我慢しても、怒鳴っていても、否定的な気分になることは疑いようがありません。

そんな否定的な気分に取り囲まれているとしたら、あなたは”要注意”です。

なぜならその否定的な気分を基準にして物事を捉え、行動していくからです。

あるいは否定的にとらえて、行動するのをためらう、という選択をしているかもしれません。

たとえば「私は能力が無い」という言葉を頭の中でつぶやくと、どんな気持ちになりますか?

しぼむ風船のようになる気分になるのではないでしょうか。

では、「できるところから、やってみよう」と言ってみるとどうでしょうか。

この言葉の効用は、気持が前向きになり心がラクになるだけではありません。

この言葉では、自分に余裕ができ、実際の視野も広くなります。

つまり、マイナスな気分に陥っている状態での思考力とプラス気分になっている状態の思考力では、正反対の選択をするかもしれない、大きな違いが生じるのです。

プラス気分でいると自信がついてくる

無意識の扱いについても、同じことが言えます。

暗闇に慣れていると、明るい日差しがまぶしく感じるように、マイナス気分だと、どうしてもマイナス気分にあった思考や行動を選択したくなります。

プラス気分だと、プラス気分に合った思考や行動を選択したくなるのです。

さらに実際、起きる結果も同じになります。

マイナス気分のパラレルから脱出するには、まず自分自身がどんな気分になっているかに気づくことが大事なのです。

そして、もしマイナス気分になっている自分に気づいたとしたら、その気分を否定しないことです。

たとえば、いま、自分が”つらい”と感じていたら、その気分を否定しないことです。

「ああ、いま、つらいんだな。

そうか、つらい気持ちになっているんだね」

というふうに、自分の気持ちに、親友のように寄り添ってあげる、というのが、マイナスのスパイラルに終止符を打つ方法です。

「具体的でハッキリ」した言葉遣いをしてみる

f:id:understandLove:20160929110455j:plain

「自信がない」とつぶやくと、そのつぶやきそのものが自分の目を曇らせていきます。

この言葉の響きが良くも悪くも絶大です。

たとえば、しばしば基地グセのように、最期に「~ですけれども・・・」で話を終える人が少なくありません。

こんなふうに語尾を濁してしまう言い方をするのは、どんな心理が働いているのでしょうか。

「ハッキリ言い切る」ことを心がける

責任を取るのが怖い。責任を逃れたい。責任が多い。

こんな意識が強いと、つい言葉の語尾を濁らせがちです。

 

もともと自信がないと、こんな言葉を使いがちで、しかもそれが口癖になってしまうと、その言葉の響きが自分の心と身体に響いて、さらにそんな気分を強くするという悪循環になっていきます。

「私はそう思うんですけれど・・・」

を、言い換えて

「私は、そう思います」

口に出していってみると、その違いが実感できます。

そして、後者の言葉が身体に響く心地よさ感じることができます。

単に「~ですけれども・・・」を辞めてみる。

これだけでも、自分の心をスッキリさせることができます。

このスッキリ感が自信を育てていくのです。

f:id:understandLove:20160929110739j:plain

「漠然とした不安」が「漠然とした自信のなさ」を運んでいるなぁ、と思います。

次回から、さらに自信を育てていくノウハウを勉強していきます。

 

今日もおつかれさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

 

f:id:understandLove:20160929111039j:plain

f:id:understandLove:20160929111205j:plain

 

 

感性をふるわせて生きる!~『大丈夫!キミならできる!』

感受性を震わせながら生きること。

失敗したら「ネクストタイム!」と叫んで立ち上がること。

本著は「14歳の世渡り術」。

タダでさえ熱い松岡修造さんが、若者に向けた徹底的に「熱い」そして「青い」一冊です。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160927100812j:plain

うぉぉぉぉー!偏桃体がブルブル震えてきた!

あなたに好きな人はいますか?初恋の相手を覚えていますか?

著者の初恋の相手は、小学校の同級生でした。

中学時代、面白い人と評価されてもまったくモテはしなかったという著者。

告白して振られちゃった相手もたくさんいました。

 

好きな人がいて、いろいろ悩むことがある。素晴らしいことです。

たとえそれがパートナーになっても、すべてを理解するなんてできるはずがありません。

相手のことを全部できることができるのは神さまだけ。

恋愛は理解できないからおもしろいんですよね。

 

著者は記憶が苦手で、かつて記憶術を学びました。

そこでは、「脳の偏桃体がブルブル震えたものは、一生忘れない」ということを教わりました。

偏桃体は感受性を司ります。

初恋の相手をずっと忘れないのは、偏桃体がブルブルと震えまくったから。

 

恋だけじゃなく、あらゆることに偏桃体を震わせることが大事だと著者は言います。

それはそのことに対して真剣だということ。

「なんとなくやっていたこと」は、だから忘れてしまうのです。

ポイントは、自分で意識して偏桃体を震わせることです。

大事な話を聞いたり、新しい体験をするときには、自分でブルブル震えさせるような聞き方をする、体験の仕方をする。

そういう意識をもって毎日を過ごすと、きっと素敵な時間をすごせるはずです。

 

そのためには、さまざまな感情が沸き起こるとき、その感情を強く感じてみる

強く感じるほど、だれかと喜びをわかちあったり、人の痛みがわかったり、人として成長していくことができる。

だから、嬉しかったら叫ぶくらい嬉しがった方がいいと著者は言います。

悔しかったら、「畜生!」と地団駄踏んで悔しがる。

何となくぼんやりしていたのでは、偏桃体はブルブル震えてくれません。

本当だったらすっごいことを見逃してしまいます。

そんなもったいないこと、絶対にしてはいけないのです!

いっぱいして落ち込んだら「ネクストタイム!」

f:id:understandLove:20160927102538j:plain

「失敗は成功のチャンス」。

頭ではわかっていても、失敗すれば落ち込むし、気持ちを切り替えるのはなかなか難しいものです。

著者も現役時代、試合に負けて一晩中自分を責め続けたことがあります。

でも、考えてみれば、まったく失敗しないまま進んでいくと、いつ、何が起こるかわかりません。

かえって、それは怖いことですよね?

「次はどうなるんだろう?」「どんなことが起こるんだろう?」とビクビクしながら進むことになり、「トライしよう!」という気持になれないし、何かが起こったときに対応する力をつけることもできません。

 

本気でやった結果が失敗だったら、何が悪かったのか本気で考えるはず。

それだけでも大きな成長です。

 

落ち込んでしまうのが人間ですが、いつまでも落ち込んでいると、次の成長のチャンスや、自分を強くするチャンスを失ってしまうことになります。

 

そこで、失敗して落ち込んだ時は「ネクストタイム!」と言ってみる。

 

「ネクストタイム!」は「次に行こう!」という意味。

「前を向いて、次に進もう!」と自分に声をかけるのです。

失敗した原因を考えるのは大事なことですが、くよくよしたって失敗した事実は変わりません。

「ネクストタイム!」は、はっきり口に出して言い切ってしまうこと。

そうすれば勢いがついて、次に向かう気持ちがつくりやすくなります。

 

ただし「ネクストタイム!」は一所懸命にやって失敗した時に使う言葉です。

f:id:understandLove:20160927103503j:plain

ゆっくり休んでよい夢がみられますように!

では、また。

f:id:understandLove:20160927103625j:plain

f:id:understandLove:20160925100132p:plain

緊張大歓迎!崖っぷち人間になる!~『大丈夫!キミならできる!』松岡修造

新しい環境や発表の前に緊張すること。

それはとてもいいことだと著者は断言します。

「本気で頑張りたい!」という気持ちがあるから、緊張する。

松岡修造の「緊張を味方につける方法」です。

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160927092643j:plain

緊張したら思いっきりガッツポーズ

著者は以前、テニスのジュニア合宿で、選手たちに「緊張」と書いたリュックサックを背負わせたことがあるそうです。

そのリュックサックを重くするか、軽くするかは、本人次第。

がちがちに緊張して、せっかく積み上げてきた力を出せないのはもったいない!

緊張を自分の味方にする方法は、ガッツポーズです。

そのガッツポーズが、

「本気だから緊張しているんだぞ。頑張れないわけないだろ!」

と、気持をプラスの方向に向けてくれるのです。

 

フィギュアスケーター浅田真央選手は、本番前に「ふぅ~っ」と大きく息を吐いていますね。

誰よりも努力してきたから、勝負に勝つ力はある。

あとはいつもの力を発揮するだけ。

緊張をほぐすために、深呼吸を使っています。

深呼吸というと多くの人は吸うことに意識を向けますが、緊張をほぐすためには浅田選手のように息を吐くことを意識すると効果があります。

著者が使っている緊張をほぐすための深呼吸は、まず腹式呼吸です。

おなかを意識して4秒間息を吸い込んで、4秒間息を止める。

そして、ゆっくりと8秒間吐き出していく。

時間は人それぞれなので、自分に合う時間を見つけてください。

そして、息を吐き出すときの大事なポイントは「心」を入れrこと。

「心」とは、消極的なマイナスの気持ちです。

「うまくやれるかなぁ」「失敗するかも・・・」という不安な気持ちは全部、息と一緒に吐き出してしまう。

そうすれば、肩の力が抜けて、心も落ち着いてきます。

緊張したら、ガッツポーズ、そして深呼吸。

これであなたの緊張はプラスになるはずです!

さぁ、「崖っぷち人間」になろう!

f:id:understandLove:20160927093846j:plain

あなたは「崖っぷち」の気分を味わったことがありますか?

仕事やプライベートなどで「崖っぷち」に立っているのなら、最高!おめでとう!と著者は言います。

著者はいつも、自分で「崖っぷち」をつくろうとしているほどの「崖っぷち人間」です。

なぜなら「崖っぷち」ほど人を強くしてくれるもの、成長させてくれるものは無いと思っているから、必死に「崖っぷち人間」になろうとしているのです。

著者はプロのテニスプレイヤーだった1995年、「崖っぷち」に立たされました。

その2年ほど前から世界ランキングの100位以内に入れず、「引退」が周囲からもささやかれはじめ、著者の脳裏にもその言葉がちらついていました。

そんな崖っぷち状態だった著者の元へ、ウィンブルドンの出場者に欠員が出たことで、出場権利が回ってきました。

本当ならば、予選を突破しなければ出場できなかった試合。

だから、それは点から降ってきたようなラッキー。

でも、著者にとってはその大会がそれまでの人生最大の「崖っぷち」でした。

なぜなら「このウィンブルドンで勝てなければ、おそらく松岡修造は引退するだろう」と言われていましたし、著者本人もそう思っていました。

結果はベスト8.

グランドスラム、しかもウィンブルドンのベスト8は著者のテニス人生の最高の記録となりました。

繰り上がり出場だった著者は、出場者の中のランキングで最下位でした。

それでもベスト8に勝ち上がれたのは、「負ければこれが最後の試合になる」という「崖っぷち」に立たされたから。

中途半端な気持ちで「崖っぷち」にいる人なんて、いません。

だって、その崖から落ちたら、自分はそこで終わってしまうから。

 

例えば、スポーツを楽しんで少し上手になりたいという人は、「崖っぷち」を作る必要はありません。

でも、トップになりたいのなら、テクニックだけでは無理なのです。

世界の壁を越えたいのなら、強い自分を作らなければなりません。

そのためには「崖っぷち」に立つことが必要です。

 

自分を「崖っぷち」に追い込んで、本気になれば、弱い自分をきっと変えられます。

中途半端で弱い自分のままでは、夢は小さくなっていくばかりです。

 

何事に対しても本気でいたい。

何歳になっても成長していきたい。

だから著者は自分で「崖っぷち」を創り続けています。

f:id:understandLove:20160927095155j:plain

今日もおつかれさまでした。

著者は寝る時も「本気で楽しんで一所懸命寝る!」のだそうです(笑)。

楽しいこと、好きなことをやっている自分、美味しいものをお腹いっぱい食べている自分を思い切り想像して寝るそうですよ。

そんな人生、濃いなぁと思います。

よい夢を。

では、また。

f:id:understandLove:20160927095624j:plain

f:id:understandLove:20160925100132p:plain