猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

逃げ方を学ぼう~『自分を好きになれないキミへ』石井裕之

新品の靴は、気持ちいいのですが、あなたの足にフィットするのにしばらく時間がかかります。

でも、もし新しい靴にあなたのほうが合わせなくちゃいけないとしたらどうでしょう?重心のかけ方や歩き方の癖を変えなくてはならなくなります。

立場が逆になってしまうのです。

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これが目に見えない心の問題になると、話はちょっと微妙になります。

あなたは、知らず知らずのうちに、あたかも靴に自分の足を合わせようとして苦しんでいるような、そんな生き方をしてしまってはいないでしょうか?

逃げるのは、悪いこと?

著者の知り合いに、こんな人がいます。

「いまの仕事が嫌いで、辛くて、苦しくてしかたがない。

同僚も、客も、イヤな奴ばかり。

仕事内容も、法律ぎりぎりの詐欺まがいで、誇りを持てない。」

と言います。

「だったら、辞めたらいいじゃない?」

と著者が言うと、

「それは、逃げるようで嫌だ」

と答え、いまでもまだ同じ仕事をしています。

大嫌いで、軽蔑して、心から憎んでいるその職場に、その人は、自分を合わせようとしているのです。

 

どう考えても足に合わない靴をがんばって履いて足をいじめている。

足が血だらけになったり、骨がゆがんだりしても、別の靴に履き替えることは逃げることのようで嫌だと言っている。

いつか自分の足の形が変わって、靴に足がフィットするようになるに違いないと思っているのです。

 

ここで悪いのは、昨今の雰囲気だけの「ポジティブ思考」だと著者は思うのです。

ポジティブ病の弊害

ろくに考えもしないで「諦めるな!」「がんばれ!」などと言う人が多いのです。

言っている人は、その子の場によっているので始末に負えないのです。

大切なのは、「がんばることそのもの」ではなく、「何のためにがんばるか」ということではないでしょうか。

 

「甲子園出場」のためにがんばっているなら、練習がつらいほど、がんばることは喜びになるかもしれません。

愛する人の笑顔」のためにがんばっているなら、苦しい時もその笑顔を思い出してがんばれる。

しかし、「なんのために」がひとつもなかったら、がんばることになんの価値があるのでしょうか?

ポジティブ病の人は、「何を目指してがんばるか」ということを考えず、やみくもにただ、諦めるなと言います。

「靴が合わなくても、がんばって履いていれば、そのうち足が麻痺していたくなくなるから」とでも思っているのでしょう。

 

わたしたちは「がんばり方」を小さいころから教わってきました。

ですが、どうやって逃げたらいいかを教わっていません。

だから、追い詰められて、いよいよダメだというときに、自殺することしか思い浮かばない人たちが増えているのです。

 

だから大事なのは、正しい「逃げ方」です。

環境を作るということ

他人は、あなたに合った環境を用意してくれません。

あなたには、あなたの環境を自分で作り上げていく責任があるのです。

環境が悪いなら、自分から積極的に働きかけて、環境を少しでもいいものにしていく努力をしなければなりません。

そのためには、ときとして、辛い決断をしなければならないこともあります。

付き合っている友達があなたをダメにするなら、あなたはその友達から去らなくてはならない。

職場が、あなたをダメにするなrあ、あなたはその職場を捨てなくてはならない。

寂しいことです。

苦しいことです。

でも、自分の環境を作ることは、楽しいことばかりではありません。

 

区別しなければならないのは、「わがままで逃げるのと、自分の環境を作るために逃げるのとは違う」ということ。

「怠けて逃げるのと、自分の環境を作るために逃げるのとは違う」のです。

遠慮なく逃げていい。

ただし、ただ嫌だから逃げるというのはダメです。

「何に向かって逃げるのか」ということを、あなた自身の中ではっきりさせておっくことが大事です。

「何から逃げるのか」ではないのです。

「何に向かって逃げるのか」ということです。

 

「この友達とは気が合わないから逃げよう」というのではなく、たとえば「もっと明るい希望のある友達関係に向かって逃げよう」と考えてみる。

「いまの職場が退屈だから逃げよう」と考えるのではなく、「もっと将来につながる仕事ができる職場に向かって逃げよう」と考えてみる。

できればもっと具体的に「司法書士の資格をとりたいから、そういう資格のとれる職場に向かって逃げよう」というように考えられたらなおいい。

「いじめられるから学校から逃げよう」ではなく、「自分の尊厳を守ってくれる学校に向かって逃げよう」と考えてみる。

 

環境を作っていくには、もちろん我慢も必要です。

でも、我慢のための我慢では、意味がない。

 

仕事でお、あなたはやりがいを感じられる仕事をすべきです。

好きな仕事をすべきです。

でも、それができるためには、環境を他人任せにしていてはいけないのです。

好きな仕事ができる環境は自分自身が作っていくのだという覚悟をしなくてはなりません。

 

「そんな、自分の好きなことをやって生活できるはずがない」と言う人がいます。

でも、好きなことをやって生活が成り立たないのに、なぜ嫌いなことをやって生活が成り立つと思うのでしょうか?

 

そういうことを言う人たちは、「足にフィットした気持ちいい靴なんかを履いて、まともに歩けるはずがない」と、きっと思っているに違いないと著者は思うのです。

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆるりと素敵な夜を。

では、また。

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1秒前のあなたを超えていこう~『自分を好きになれないキミへ』石井裕之

「自分のことが嫌い」。

あなたがそんな思いに苦しんでいるなら、その言葉の意味をもう少しだけ突っ込んで考えてみましょう。

あなたが言う「嫌いな自分」は、いったい誰のことでしょうか?

家族や友達を傷つけてしまったあなたかもしれないし、重要な仕事でミスをしてしまったあなたかもしれません。

あるいは、失恋してしまったあなたかも。

いずれにしても、あなたの言う「嫌いな自分」は、過去の自分です。

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「自分のことが嫌いだ」という本当の意味

「いや、今の自分も嫌いなんだ」とあなたは思うかもしれません。

でも、過去の自分を嫌っているいまこの瞬間のあなたは、過去のあなたを超えているということじゃないですか?

 

たとえば、ある小学生がいたとします。

いじめっ子で、先生からいくら注意されても弱い者いじめをやめようとしない。

しかし、ある日いじめた相手の涙を見て、「なんてヒドイことをしてしまったんだろう」と、突然その子は気づいた。

俺はなんて思いやりのないやつなんだろう、と自分の残酷さに気づいてショックを受けた。

自分の思いやりのなさに気づけたということは、その子の中に思いやりが生まれたということなんです。

自分がバカだと気づけた自分は、バカではない。

過去のあなた、昨日までのあなた、いやほんの1秒前までのあなたは、確かにダメだったかもしれない。

でも、そんな自分のダメさに落ち込んでいるあなたは、ダメじゃない。

ダメじゃない自分が確かにあなたの中にいるからこそ、自分のダメさに気づけるのですから。

 

「自分を愛してあげましょう」は、無責任なアドバイス

よく、「ダメな自分を丸ごと愛してあげましょう」と言う人がいます。

温かくて優しい言葉に聞こえますが、うっかりすると「ダメな自分をダメだと思えるダメじゃない自分」を殺すことになりかねません。

 

私たちが環境破壊を憎むのは、よりよい世の中を実現したいと思っているからです。

それと同じで、嫌いな自分のことは、嫌いでいてもいいのです。

でも、ただ嫌いと言っているだけでは意味がありません。

嫌いな自分を超えられることを信じ、そして、あきらめずに小さな1歩を重ねていけば、それでいいのです。

だから、「ダメな自分も愛してあげましょう」と言う言葉は、「過去の自分を乗り越えていける自分を信じてあげましょう」という意味に解釈すべきだと著者は言います。

 

川の水は流れています。

昨日見た四万十川と、今日見ている四万十川は、まったくべつものであるはずです。

四万十川」という名前を呼べば、ひとつの物質的な川が存在しているように思えますが、錯覚です。

実際は一瞬一瞬、新しい水が流れているからです。

あなたも同じです。

昨日までのあなた、いやほんの1秒前のあなただって、もう存在しないのです。

身体も新陳代謝を毎日繰り返しています。

1か月前のあなたの細胞は、すっかり生まれ変わってしまいます。

形ある身体でさえそうですから、形のない心は、もっと自由に変われるはずです。

 

1秒ごとに私たちは、考え、感じ、経験する川のように常に流されています。

1秒1秒生まれ変わっています。

さっきまでのあなたを好きになれないなら、それでいいから、この新たな1秒で、さっきまでのあなたを超えていきましょう。

 

私たちは、1秒ごとに新しい自分です。

ということは、1秒ごとにチャンスがあるのです。

1日、24時間で、86、400秒。

私たちには、その数の成長のチャンスがあるのです。

 

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あなたの荷物を半分にする方法~『自分を好きになれないキミへ』石井裕之

眠れない夜に、だれかがあなたに他愛もない話をしてくれたら、どんなに気持ちが落ちつくでしょう。

自分が好きになれない。

何かへの悩み、悲しみ、不安で眠れない。

「明日が来るのが怖い」という気持ちに飲み込まれそうなとき。

本著はそんなときに、他愛もないことを投げかけてくれる1冊です。

セラピストである著者ではありますが、ノウハウを追求してはいません。

無理に励まして元気になってもらおうとも、あなたの問題を解決しようと思ってもいません。

ただ、著者はあなたに寄り添って、そばにいたいと伝えている本です。

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心の荷物を下ろそう、半分だけでいい

 たとえば、ここにチョコレートケーキがあるとします。

あなたはどんな風に反応するでしょうか?

大好物ならワクワクして笑顔になるかもしれません。

 でも、ダイエット中だったり、チョコレートが苦手だったら、あっさり素通りしてしまうことでしょう。

あなたの在り方次第でチョコレートケーキは千変万化します。

しかし著者は「すべての現実は心が創り出している」とは言いません。

引き寄せではそういう言い方もしますが、著者に言わせると、それは「半分の現実でしかない」。

残りの半分は、あなたによって決定されます。

現実は、外からやってくる「与えられた事実」と、あなたという「内なる事実」の出会いです。

どんなに厳しい出来事も、「半分の現実」

つまり私たちは、「半分の現実」をコントロールする力が与えられているのです。

だから現実に対して、全部をどうにかしようとするから、苦しいのです。

すべては自分の責任だと思うから、辛くなるのです。

半分でいいんです。

90点なんか、とらなくていい。

50点をめざせば十分だし、どんなにがんばったって、私たちの人生というテストでは50点以上を自力でとることはできないのです。

 

人間関係も同じです。

喧嘩両成敗と言う言葉もあります。

ケンカは一人ではできません。

相手と自分が出会ってできます。

恋愛も、友情も、両成敗。

関係がまずくなたとしたら、あなたにまったく責任がないとは言えないはずです。

しかしまた、すべてがあなたの責任だということも、ない。

だから100%あなたが苦しむ必要はないのです。

半分だけ反省すればいいのです。

「自分にも、半分は落ち度があったかもしれないな」と反省してみればいいのです。

合言葉は「半分だけでいい」

こんなふうに、全部変えようとせず、「半分だけでいい」と考えるだけで、気持ちはラクになります。

たとえば、部屋の掃除をしようと思いながら、いつもサボってしまう。

そんなときも「半分だけでいい」とつぶやいてみてください。

どこまでもそうやって、半分の半分。

またその半分・・・と考えてみる。

そしてたとえば「机の上だけ整理しておこう」と勢いもついてきます。

 

嫌いな人がいるときも、「半分だけ、許してあげよう」とつぶやいてみる。

腹が立つことでも、2回に1回は「しょうがないな、この人ったら」と笑ってみる。

それが無理なら半分の半分、それでもだめならもう半分・・・。

 

苦しくなるのは、あなたが全部をどうにかしようとしている瞬間です。

なぜつらいかと言うと、100%あなた自身の責任でこなさなければならないと思い込んでいるからなのです。

でも、ひとりの人間の力ですべてを変えることはできません。

 

わたしたちは「自分の半分」を努力で作り上げます。

そして、残りの半分は、その先が見えなかったとしても、ただ運命にゆだねればいい。

それが「生きる」ということだと著者は言います。

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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ほめ言葉のリストを持つ~『たった1行 書くだけで毎日がうまくいく!ほめ手帳』手塚千砂子

日本には実は豊かなほめ言葉があります。

それを積極的に使おうとしなかったのが私たちの社会です。

そこで、今日は「あなたのための」ほめ言葉をコレクションしてみませんか。

ほめ言葉を集めておいてまずはあなた自身に使います。

すると、それは広がってあなたの周りの人たちも幸せにしていくかもしれません。

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昨日は、著者が推奨している「ほめ日記」の忙しい人用バージョンとして、「ほめ手帳」について読みました。

手帳のよく見る場所に、「なりたい自分象」も書き込んでおくと、とても効果的です。

「〇〇の資格をとって活躍したい」「課長に昇進したい」などの形の見える目標でもいいですし、「私は人の目を気にせず、いつも落ち着いた自分でいる」などの内面的なものでもいいのです。

さらには、もっと根本的な「私は私を好きになる」「自分で自分を肯定できる人になる」というものも、とてもいいと著者は勧めています。

 

手帳にはさまざまなタイプがありますが、「スケジュール以外の余白を書くスペースが数行ある」ならば、ベスト!

無理ならば大きめの付箋でスペースを増やしてもいいのです。

 

1日1つ、あなた自身をほめてみてください。

「話し合いがスムーズにできた。自分はなかなかできるね」

「企画書が仕上がった!自分は成長したね」

などなど。

ちょっとした手帳のスキマに始めてみませんか。

一瞬でほめ上手!「ほめ言葉リスト」

「ほめ手帳」では、単なる出来事の羅列にするのではなく、シメにほめ言葉を入れることがポイントです。

ほめ言葉は、日本語では実に多彩です。

ほめ言葉リスト

エライ!       おおらかだね      やればできるじゃない

よくやった!     いい感じだね      たいしたものだ

すばらしいよ~    うまい、うまい!    体力あるね

天才!        いいぞ、いいぞ!    ガッツがある

最高!        VERY GOOD!    いい感性を持っている 

センスいいね     がんばった!      なかなか優秀だ

素敵         大人だね        将来有望だね

かっこいい      頼もしい        上出来

優しいね       ほれぼれするね     自立しているね

 

ほめ言葉のバリエーションを増やして、もっと豊かなあなたを見つけてください。

ほめるタイミング

いつ自分をほめればいいか、という質問を著者はよく受けるそうです。

難しく考えず、いつでもいいそうですが、そのタイミングによって1日への影響が違うので、ご紹介します。

朝ほめ

朝起きて、前の日を振り返ってほめます。

「打ち合わせがスムーズにできた。自分はなかなかできる人間だ」

「昨日は子どもを1度も怒らなかった。えらい!」

といったように。

 

また、1日の始まりなので、あなたを励まして使うという方法もあります。

「今日のプレゼン、自分ならきっとうまくいくよ、大丈夫」

「今日の会合、落ち着いていられるよ。きっと知り合いも作ることができる」

なかなか自信が持てない時は、今までの「ほめ手帳」を読み返すと、「うまくいっている自分」をスムーズにイメージすることができます。

夜ほめ

夜寝る前に手帳を開いて、翌日のスケジュール確認をするタイミングでほめ言葉を書きましょう。

「朝ほめ」同様に、翌日のスケジュールに合わせて「自分への励まし」+「ほめ」を記入してもOK。

「今日は電車が遅れたのに、会社に遅刻しないで行けた。自分はたいしたものだよ!」

「明日は(苦手な)上司との外出。きっと会話もスムーズに進むから大丈夫!自分はコミュニケーション能力、アップしているよ」

といったように。

これらは、1日を俯瞰して励ましたりほめたりすることになります。

そうすることで、あなた自身の価値に気づくことになります。

昼ほめ

最後に、一番手軽な「昼ほめ」です。

「午前中に企画書を仕上げた!自分は成長しているね!」

「メールチェックがサクサクできた。いいよ、その調子!」

など、日中、1つの仕事をクリアしたときなどにその都度書いていきます。

手帳なら、仕事中に広げても不自然ではないですし。

スケジュールチェックのついでにほめコメントを書く。

会議中にほめコメントを書く。

そんなことも可能です。

 

日中時間の余裕のない人や、外出が多い人におすすめなのが、外出や仕事帰りにカフェに立ち寄って、一服しながら「ほめ手帳」をつける方法です。

これをすると、気持ちの整理ができた、頭の中がすっきりした、と感じる人が多いそうです。

1週間、1か月、1年でほめる

ほめ手帳を毎日書いていくタイミングができると、ほめることになれてきます。

その次の段階で、1週間、1か月、1年というように、期間を区切って振り返ってみるとより効果的です。

1週間ごとにほめる

1週間の言葉を読み返してみましょう。

日々の出来事から、あなた自身の感性がわかることや、感情をコントロールできた場面がわかります。

自分の「ほめポイント」をチェックするという気持ちで読むとよいかもしれません。

些細なことでも構わないのです。

感性と言うとわかりにくいのですが、「ほめ手帳」をつけていると、心にゆとりが出てくるので、空を見上げて夜空がきれいだと思ったり、好きな音楽をゆっくり楽しんだりするあなたになってきます。

そういうことがあれば、

「心にゆとりがあるね」

「音楽を楽しむ自分、感性豊かだね」

と振り返って褒めましょう。

 

感情のコントロールとしては、

「子どもにイライラしなくなったね、安定したね。」

「同僚に優しくできたね」

「自分の意見をはっきり言えた。かっこいい!」

など、ちょっとの変化も見逃さずにほめます。

1か月ごと

1か月のスパンだと、ほとんどの人が何かしら変化が出てきています。

この1か月での努力やプロセス、成果をほめ、プラスの変化をほめます。

ここで大事なのは、内面の変化に気づくことです。

例えば1か月の変化として、営業の成績が上がった、というのはわかりやすいです。

でも、大事なのは数字ではなく、

「営業の成績は悪いけれど、落ち込む回数が少なくなった」

「そのうち必ずやってやるという気持ちが芽生えた」

などの、目に見えない内面の変化です。

1年ごと

ほめ手帳では、「なりたい自分像を書く」ということを提案していました。

1年のスパンでは、「なりたい自分にどれだけ近づけたか」を見ていきましょう。

このときも、「10%も近づけていない」という見方をするのではなく、「10%も近づけたら、すごいじゃない!」と思うことです。

少しでもなりたい自分に近づいたら、区切りごとにあなた自身にご褒美のプレゼントをあげてもいいですね。

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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『たった1行書くだけで毎日がうまくいく!ほめ手帳』手塚千砂子

自分をほめるのは、謙遜を美徳とする日本では、何だか気恥ずかしかったりするものです。

でも、あなたの頭の中にあなた自身をほめる「ほめる回路」を作るこは、とても重要です。

そのことで、あなた自身の自律神経や健康面にもいい影響が出てきます。

また、自分をほめたら、人もほめたくなるものですよね。

あなたの周りの人間関係を潤滑にするにも、あなた自身をほめることは必要なのです。

また、自信がついて恋愛や子育てがうまく行くのは言うまでもなく、苦しかった過去を手放すこともできます。

ちょっとした自分をほめるという習慣は、心が強くなるので、あがり症や、うつ、パニック障害睡眠障害の改善にもなります。

 

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自分をほめると人生が変わる

普段、人をほめることがあっても、私たちはなかなか自分をいしきてきにほめるということはありません。

でも、「自分で自分をほめる」習慣がつくと、驚くほど自分が変わります。

たとえばあなたが、不満だらけの毎日を今送っていたとして、自分をほめる習慣がついたらどうなるでしょう?

同じ境遇であっても、同じ家族、同じ仕事仲間であっても、幸福度が変わります。

それは、自分をほめることによって、自己評価が変わり、継続していくことでさらに自信が芽生え、自己尊重感につながっていくからです。

自分をほめる習慣が、脳内の働きをよくすることは、脳科学でも実証されていることです。

自分をほめることは、自分の命を肯定すること

声明は、それをほめたたえ、肯定されるといきいきと輝きだし、眠っていた能力があふれてきます。

「自分を変えたい」「もっと自信をつけたい」と悩んでいる人はたくさんいます。

いろいろな方法がありますが、著者がもっともシンプルで即効性のあるやりかたとして見つけたのが「自分をほめる」こと、「ほめ日記」でした。

されに、忙しくてじかんがなかなか取れない人や、仕事をしている人にもすぐに始められるよう、ここでは「ほめ手帳」を紹介しています。

脳トレ」だと思って褒めましょう

自分を責めたり、否定したり、自分に対してマイナスの感情を抱いてきた人は、自分をほめることに違和感を持ってしまうのも仕方のないことです。

いきなり自分にプラスのイメージを持て、とは言いません。

ほめることへのハードルを下げるコツは、たった2つです。

①最初のうちは心からほめなくてOK

②当たり前のことをほめる

これなら、できるのではないでしょうか。

ほめ手帳実践の仕方

手帳のよさは、いつでも持ち歩けることです。

「今日はいいタイミングでアポがとれた。カンがいいね!」

「時間をやりくりして子どもの保護者会に出席できた。さすが!」

とその日の出来事に結びつけて”ほめネタ”を探しやすいのがメリットです。

 

手帳も様々な種類がありますが、「スケジュール以外の余白を書くスペースが数行あるもの」がおすすめです。

手帳なので、日記ほどのスペースはありませんが、1~2行でもいいので、毎日一言は書くスペースがあるものがよいでしょう。

何より大切なのは、たった数行であっても、必ず「ほめ言葉」を入れること。

出来事だけを書いて終わり、ということでは「ほめ手帳」の効果が現れません。

 

手帳以外にも、育児日記や家計簿でもOK。

とにかく毎日開くもので、スペースがあればそこにほめ言葉を書いていきましょう。

思いついたことを気軽に書きだします。

 

ほめ手帳を習慣にするには、時間がかかることもあります。

”3日坊主”のひとは、よく忘れたことを悔やみますが、その必要はありません。

3日も続けられたことをほめ、また書き始めたら、それでOK。

「えらい!また『ほめ手帳』を思い出した自分はすごい!」とほめてしまいましょう。

 

ただ、その前に挫折しそうなら、シールを貼ったり、スタンプを押したり、楽しくなる要素を入れていくといいですね。

イラストを入れたり、ほめ言葉の欄を色で囲む人もいますし、いつもの手帳にスペースがないため、付箋を貼ってほめ言葉を書くという方法もあります。

 

最初に「なりたい自分象」を書く

書き込むスペースを決めたら、最初のページに「なりたい自分象」を書きましょう。

これが、「ほめ手帳」の効果をさらに上げるコツです。

手帳を開いたときに、目に入る場所に書くのがポイントです。

できるだけ具体的なのが良いです。

「〇〇の資格をとって活躍したい」

「課長に昇進してたくさん収入を得て豊かに暮らしたい」

など、形に見えるもの、物質的なものでもいいのですが、さらに内的な目標も必ず立てることを著者は勧めています。

たとえば、

「私は自分の意見をちゃんといえる人になるよ」

「人の目を気にせず、いつも落ち着いた自分でいる」

「コミュニケーション能力を上げて、人とバランスよくつきあえる」

ということでもよいでしょう。

もっと根本的な目標

「私は私を好きになる」

「私は自分を肯定できる人間になる」

といったことも、とてもいいことです。

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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ひとり活動を楽しむ方法~『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』米澤よう子

パリの人たちは、ひとり(ソロ)活動が大好き。

そして、とても上手に楽しんでいます。

 

映画でもおなじみの、「ひとりでカフェですごすパリの人たち」の姿。

おなじドリンクを注文しても、実はテラス席、室内席、カウンター席の順でパリでは値段が下がっていくそうです。

パリの伝統的カフェ文化では、「過ごす場所」こそが重要だそうで、座席代を支払う感覚で、ドリンクはおまけのようなものだったりするそうです。

ひとりの客が最安価のエスプレッソ1杯で何時間いても、「どうぞどうぞ」という雰囲気なのだとか。

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カフェの”S席”でおしゃれ磨き

なぜテラス席が最も高く、道にはみ出す最前列にいつも人がいる光景が見られるのか。

それはそこが劇場でいうところの”S席”で、道行く人々の個性豊かな着こなしを間近で見られるフロントロウだからだそうです。

しかも、日光浴しながら!

そのまま一番おしゃれに役立つ場所だからです。

ランチタイムは読書タイム

いつも職場の仲間と過ごすランチタイムですが、時には”群れ”から離れて、気ままな昼休みももいいですよね。

フランスの本や映画の中でよく見るスタイルです。

実際に著者もパリでよく見た光景でした。

みんなが出かけた後の静かなオフィスで、午前中のうちにテイクアウトしたヘルシーめのランチを食べ、残りの時間を読書にあてているパリジェンヌ。

たとえ10分でも、ほんの世界にエスケープすれば、気分転換になり、午後のモチベーションもアップします。

 

人目もないので、お得意の足上げポーズで超リラックスしていたり。

ただし、靴は履いたまま。

公共の場で靴を脱ぐのは、ヌードになるような恥ずかしさがあるらしく、そのラインはキープしているそうです。

ひとり旅でひとまわり成長

ひとり旅が印象的なフレンチシネマにセドリック・クラピッシュ監督の『猫が行方不明』(1996年)という作品があるそうです。

若きメイクアップアーティストがの主人公がひとりで海に旅をするのです。

せっかくのバカンス、一緒に行く相手(恋人)がいないからと言って、あきらめたりしない。

でも、留守中の飼い猫の預かり先を探すのにてんてこまい・・・というのが物語のはじまり。

 

そんな苦労をしてまで旅に出るのは、それだけ意味があるからです。

自宅を出て非日常の時間を過ごすのが、バカンスで心身を開放する極意。

旅では想定外のことが起こるけれど、自力で解決したり誰かの新設に助けられたりして、旅が終わるころには、成長していたりするんですよね。

マイペースにブックショップクルーズ

パリの街角のブックショップは、いわば本のセレクトショップだそうです。

お店ごとに得意分野が違い、オーナーの意向が色濃く反映された品ぞろえを見比べる楽しみがあります。

外のワゴンに引き寄せられ、そのまま入口のおすすめコーナーをチェック。

自分好みのジャンルの棚へと順路を進めるのがパリっ子のパターンだそうです。

デジタルでは得られない紙の感触やにおいも確かめます。

彼らは紙や本棚が醸し出す”書店のアロマ”の癒しを知っていて、フレグランスブランドの「バレード」の「ビブリオテーク(とちょかん)」という香りのキャンドルも人気だそうです。

 

ひとりの空き時間ができたら、本屋さんへ。

心行くまま本と接していると、セラピー効果があるのです。

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今日もお疲れ様でした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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愛されるコツは、ナチュラル&ワイルドな生態~『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』米澤よう子

パリで女の子に住んでいる地域について聞いてみると、必ず最後に「いいところよ!」と付け加えてくれるそうです。

あるとき、著者はパリの友人に地元の案内を頼んでみました。

それはいたって「ふつうの」公園だったのですが、高台からの景色は絶景で、連なるグレーの屋根とテラコッタの煙突が美しい場所でした。

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ふつうがいい!

そのうち太陽がだんだん傾き、屋根がオレンジに染まっていき・・・。

地元っ子が愛する穴場スポット。

著者もとても感動しました。

 

パリのひとたちは、食も同じく「ふつう」がお気に入りだそうです。

私たちの感覚するとごちそうではない「いつものりんご」や「市場のハム」などを、美味しそうに食べるのです。

”ごちそう”の概念をちょっと変えてみるのも、おもしろいのかもしれません。

恋人にこそツンデレ

外ではちょっとつれなかったのに、家では何もなかったようにご機嫌になったり。

さっき甘えてきたかと思えば、もうアンニュイになったり。

パリの女性は恋愛中も、自分のお天気に素直です。

親しい人にこそ感情に正直なところが、飼い猫の性格に似ているのかもしれません。

軽やかなサバイバー

パリは人や物が集中する都市で、古くて趣がある建物がいっぱい。

ほかにない良さもあれば、実は特有のストレスもあります。

アパルトマンは、”ねこの額”ほどの狭さだし、水回りのトラブルは日常茶飯事。

人込みではすりに合わないように、また細かく区切られた街では、裏道に迷い込まないよう注意も必要です。

 

そんな中、パリの人たちは軽やかに生き抜いているのです。

物理的にも心理的にも「ロック」をしっかりかけることを怠らないし、それでいて「解除」したらちゃんとリラックスします。

日常のちょっとしたトラブルで「人の手」を借りる伝統があるだけに、人間同士のイザコザは挨拶や譲り合い、助け合いなどで未然に回避しているのです。

シンプルシックなファッションも、実はそんなサバイブをするのに最適なのかもしれません。

オシャレなパリジェンヌもサバイバーで、実は無駄な獲物を求めたりしませんし、買い物も堅実傾向なのだそうです。

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今日も1日、お疲れ様でした。

ゆっくり休んで、素敵な夢を。

では、また。

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