不安で押しつぶされそうになることって、ありませんか。
そんなときは、ノートに書き出してみたり、他の単純作業に集中したり、場所を変えたりするなどの方法がありますね。
今回「不安」を解消する方法として提案するのは、「不安な自分に気づくこと」と「不安を分別すること」です。
こんばんは、ラブです。
不安のトリセツ
不安という感情は、大切な役割があります。
本来の役割は、「安全が確保されていない」と私たちに知らせることです。
未知の場所、知らない人に会うときに
感じてしまう不安は、「これは危険かもしれない」という信号なのです。
ただの信号ですから、正しく使うことこそが大事です。
安全を確保するために努力してもよいでしょうし、ある程度のリスクを頭に入れて、慎重に行動して行動するのも良いでしょう。
しかし、不安ばかりが増大してしまうこともあります。
そんなときにその不安ばかりを気にしても、余計に何もできなくなってしまいます。
そんな時は、その「不安」になる理由を客観的に考えてみましょう。
その不安は減らせるのか?
減らすにはどうしたらいいか?
自分はどう行動したらいいのか?
これが正しい「不安」という感情の用い方です。
「人間として弱いから不安になる」は迷信
「不安を感じるなんて、気が弱い証拠」と言うのは、全くの迷信です。
「不安」になるのは、あなたの脳の安全装置が正しく働いているから。
それを「人間的に弱い」と価値判断を加えるのは変な話です。
また、人によっては、「不安になること」は「上手くいかないサインだ」と勝手に決めつけてしまう人もあります。
そうしたことを「自分で実現させる予言」と専門的にはいいます。
不安ながらも何かに取り組んだとき、誰でもありがちなミスを自分がしてしまった場合などに「ほら、やっぱり自分ダメなんだ」と余計な意味づけをしてしまいます。
「不安」で手につかなくなったら
不安を感じたときに、何も手につかなくなってしまうことがあります。
それがさらに進んで「不安だからやめる」という思考パターンが出てきてしまうこともあります。
しかし「不安」は、もともとの働きの目的として、活動を中止するための感情ではありません。
「慎重になりましょう」という程度の感情です。
ですから、このあとにも紹介する方法も参考にして、不安をやわらげていきましょう。
「不安だ」と口にすることで、他の感情に化るのを防止する!
人はつい、不安なあまりに、相手をつい責めてしまうということもあります。
例えば、育児に不安があるけれど、夫が忙しくて相談にのってくれない場合。
「今夜もまた遅いの?それで父親といえるの?」と責めてしまうとしたら?
そんな言い方をしてしまうと、夫は不安である妻の気持ちを汲み取れず、ケンカになってしまうかもしれません。
「不安なことがあるから、あなたと話すと安心できるの。電話してもいい?」と言えたら、忙しいけれど時間をさく気持ちに持っていけそう。
そんな奥さんはかっこいい!
すばらしい!!
「不安な気持ち」は勇気をもって素直に伝えることができたら、最強ですね。
何よりもまず、「自分の状態」に気づくことって、大事なのです!
不安は実に多くの感情に化けるものです。
「怒り」もその1つです。
不安がある人はピリピリと人に当たってしまうことがおおいものです。
ですから不安におびえていても、周りからは「怒って」見えるのです。
「不安」が自覚できれば、そう伝えることで人は助けてくれます。
自覚すれば滅多にトラブルにつながらない、と著者は断言します。
確かに、不安を自覚できていないときに、ワタシは大失敗してますねー。
自分が抱えた不安に気づかないで、「あの人のせいでイライラする」などと思っていると、言われた方は本当にたまりませんよね!!
困ったことになってしまうでしょう。
不安が嫉妬という形であらわれる
不安の対処の仕方には、
「没頭できる単純作業に集中する」
「トラウマになっていたら、同じような経験をあえてやって記憶を上書き保存する」
という方法があると以前ご紹介させていただきました。
モヤッとする嫉妬の正体は「不安」?
不安が嫉妬に化けることもあります。
あなたが付き合いはじめた恋人に対して、「ちゃんと自分のことを1番に考えてくれているのかなぁ?」という不安があったとします。
まぁ、誰でもあるでしょう。
しかしそれが正直に言えなくて、「どうしてあんな嫌な人と仲良くするの?もう少し距離を取ってほしい」と言ってしまったら?
これ、ダメですね~。めっちゃ、ダメですね。
「何でそんなに束縛されなきゃいけないの?」と、ふられてしまうかもしれません!
しかし、よくあることデスヨネー。
過干渉になるというのは、その本質が「不安」であることが多いのです。
ここで大事なのは、「ああ、自分は今不安なんだな」と気づくことです。
これが「不安」の取り扱いで最も難しいところです。
そして、最も大切なことです。
自覚すれば、ひねくれた表現になることを防止できます。
「ごめんね、今ちょっとだけ不安なんだよね」
と恋人に言われたら、カワイイし、嬉しくなりませんか?
「あの人としゃべらないでほしい」
とは、天と地ほどの差がありますね!
解消できる不安と感じるしかない不安
たとえば初めての人とデートするとき、不安ですよね。
でも、その人の知り合いから、「誠実な人だから大丈夫」「気さくだよ」などと教えてもらうと、「変な人だったらどうしよう」という不安はかなり減らせます。
転職のときにも、不安です。
そんなとき、そこで働いている人から話を聞けりと、真っ白の状態よりもずいぶん楽になれます。
「未知」を「既知」にする
何もわからない未知の状態では、「不安」という名の「安全が確保されていない」という警報が鳴りまくっているのです。
その対応には、ある程度調べて既知の状態にすること。
それで警報をあまり慣らさない状態にすることができますね。
これは、単に不安を和らげるという目的だけでなく、「不安」本来の役割を見事に果たしています。
会ってみたらストーカー男だったり、就職したらブラック企業である可能性だってあります。
不安を軽くするための調査が、安全確認につながるのです。
「感じるしかない不安」には?
そうはいっても、新しい土地に移ったり、新しい学校に入学する場合など、状況次第で「どうなるかわからない」ということも起きます。
新しい日々は「未知」の連続ですから、不安でいて当然です。
誰でも不安に感じる場面というのはあるのです。
それは、「受け止めるしかない不安なのだ」という分別をしてしまうこと。
受け入れるしかない不安もあるということを、しっかり信じることで、必要以上に不安がエスカレートするのを防ぐことができるのです。
誰でも不安になるし、それは生命維持のために備わった機能。
不安なら下調べや準備をしちゃうこと。
それを「不吉の前触れ」などと勝手に決めないこと。
不安だから止めていいわかけではないこと。
嫉妬や怒りの感情に化けていないか、見張っておくこと。
素直に表すこと。
どうしようもない不安は、仕方ないから受け入れること。
不安という感情を少しずつコントロールできたら、多くの困ったことが片付いていくのかもしれませんね。
ゆったりお風呂に入ると、冷房と酷暑で調子を崩しやすい身体も、バランスを取り戻しますね。
今夜も良い夢が見られますように!
では、また。