自分の機嫌は、自分でしかとることができませんよね。
でも、イライラしたり、むかっとしたり、怒るような出来事があるとご機嫌は難しいです。
だから、「ごきげん」の敵である「不機嫌」な出来事が起きた時のなめに、自分のごきげんをとる方法、気分をなだめる方法を知っておくことが大切です。
こんばんは、ラブです。
2 自分の不機嫌を何とかする方法
自分で自分の機嫌をとる
誰にでも当然、不機嫌になるときがあります。
取引先の無理難題、夫婦喧嘩、仲間の裏切り・・。
百戦錬磨の著者だってそんな時は落ち込みますし、笑顔もなくなります。
しかし、ここで不機嫌になっても何一つ得することなんてない。
そんな時は、人と離れるのです。
一人でカフェに行ったり、買い物に行ったり、本屋に行ったりするとか。
それは、時間が解決してくれることが多いからだそうです。
日頃からおしゃれなカフェや、モチベーションが上がる店を抑えておくといいのです。
一人になって、自分のごきげんをとることです。
だいたい人は、不機嫌な人に近づきたくないものです。
当たり前のことなのに、つい人はそれを忘れがちです。
人の存在は、かなり感情を左右すると著者は言います。
誰といたら幸せか、誰と過ごしたら楽しいか、思い浮かべてみるといいかもしれません。
ちょっと良いお風呂でゆっくり入るのも、いいかもしれません。
自分のご機嫌をとれる方法をいっぱい見つけましょうね。
イライラの種をつむ
「イライラの種」をつむことはとっても大切。
どこにでも落ちているし、本人も「イライラの種」だと気づかないことも多い。
「イライラの種」は、何か満たされていないことから生まれることが多いと言います。
そして、その種は、「嫉妬」や「やっかみ」「文句」に成長します。
世の中には、酔っぱらうと店員に絡んだり、駅員に絡んだりする人がいますよね。
どう考えても、こんな人たちは別の場所でイライラの種を育てています。
ここまで迷惑行為でなくとも、私たちも、無意識のうちにイライラの種を育ててしまうことがあります。
どうすればイライラの種を減らすことができるのでしょう。
やはり、自分と向き合うしかないのです。
「何にイライラしているのか」「どんなときに自分はイライラするのか」
を自分と向き合って考えます。
たとえば著者なら、イライラする人がそばにいる時。
その人がイライラしないように自分が気を遣っていると、先にイライラしたり。
また、自分の思うようにいかないとき。
そんな時に著者は「イライラしても何も変わらないよ」「イライラしている自分が恥ずかしいよ」と、自分に言い聞かせるそうです。
そして、自分に言うそうです。
「イライラの種が芽を出すよ。芽を出させて咲かせている場合じゃない・・・」と反省するそうです。
さすが横山やすしさんの元マネージャー!
イライラすることの無意味さを心底知っているんでしょう。
苛立ちで周りに迷惑をかけている人の姿を目に焼き付けておくことも、ひょっとしたら有効かもしれませんね!
「そんな人もいる」と自分に言い聞かせる
著者がやっている「ごきげんに生きよう♪」というウェブ連載でも、「バカばっかりの会社でやってられないよ」「問題はそんなに簡単じゃないよ」というとげとげしい言葉や、「他人にごきげんを押し付けないで」という書き込みやメールがあるそうです。
「こんなに不機嫌な人が多いんだ」と驚くだけじゃなく、「なんで、そんなに不機嫌をまき散らすのだろう?」と不思議に思うそうです。
人は幸せになるために生きているのに。
街でも、人を押しのけて歩いていたりする人もいます。
でも、そんな人にいちいち腹を立てていたら、きりがありません。
「そんな人に腹を立てる時間がもったいない」
そう言ったのは、著者のお母さんです。
著者のお父さんは町の開業医でしたが、閉まる直前に頼み込んで無理矢理診てもらったのに、「保険証とお金を忘れた」とそのまま連絡をとれなくなった人もいました。
看護婦さんの残業代も薬代も、持ち出しです。
そんなことも多くあったそうですが、お父さんは「病を憎んで、人を憎まず」と言っていたそうです。
話を聞かずにすぐキレる上司も、全然仕事をしない同僚も、理不尽で腹が立ちます。
でも、彼らは「負のブーメラン」を投げているようなもの。
そうしたものは、必ず自分自身に戻ってきます。
そう思ってやり過ごしていくことも大切ですね。
相手と自分の立場を入れ替えて想像する
「相手の立場に立って考えなさい」とよく言われますが、けっこう難しいもの。
とっさだとできません。
だから、時間と心に余裕があるときに、「入れ替わりの術」を使って、その人になって自分のことを考えてみるのも方法です。
意外といろいろな発見があります。
著者が出張に行っているとき、掃除のひとつもしないでDVDを観てダラダラしている夫。
腹が立つけれど、そんな夫と入れ替わってみると
「嫁もいないし、気楽だし、普段ゆっくり観られないDVDでも借りてこよう!」
そんな風に考えられます。
それがわかると、「そんなに自分の都合よく動いてもらえるわけないか」と気づくかもしれません。
この「入れ替わりの術」は、時間と心に余裕があるときに楽しく使うのが肝だそうです。
自分がイライラしているときは、うまく使えないから要注意なのです。
この術は、結構役に立ちます。
うまくコミュニケーションがとれるだけでなく、人にイライラしなくなります。
人間どうしても自分の世界だけでモノを考えてしまいます。
「わかろう」とするためにも「入れ替わりの術」は有効だそうです。
時間に余裕をもって行動する
駅でも、電車でも、バスでも、意識してみてみるとイライラしている人はいっぱいいますね。
著者もワタシも、わが身を振り返ると、あくせくしていた時期はいっぱいあります。
お金に追われ、仕事に追われ、家事に追われ、誰も認めてくれない。
自分に幸せ感がないから、人にも優しくなれないのです。
そんなとき、いつもイライラしていたような気がします。
そうはなりたくないですね。
冷静にそうした人たちの姿を見ると、悲しいです。
そんな態度がますます幸せを遠ざけているのは明白です。
なぜそうなってしまうのでしょうか。
やはり「余裕」がないのでしょう。
「時間の余裕」「お金の余裕」など、いろんな「余裕」がありますが、「時間の余裕」は、今日からでも、ちょっとした努力で作れます。
余裕を持って行動するようになると、自然と「ありがとう」の言葉が増えます。
「ありがとう」が増えると、やっぱり人が寄ってきます。
人が大切にしてくれます。それが実感できると、さらにごきげん度が増します。
こうした「ごきげん」の循環をつくるのです。
今日も一日お疲れさまでした。
ゆっくり休んでよい夢を。では、また。