上機嫌なひとには、人もチャンスも集まるものですね。
一方、不機嫌な人ってのもたくさんいます。
上司の中にはあえて威厳を出そう、一線引こうという意図でそうすることももあります。
しかしそういう上司には、報告連絡相談がしにくいですよね~?
余計に仕事が遅れる原因になっていることは、案外本人だけ気づきにくかったり。
これが上機嫌な上司だったら、仕事がはかどるのにな。
今、上機嫌であることは、社会人としての必要なスキルであり、マナーですね。
でもコロナが終わって仕事量が増えているせいか、電車の窓にうつる自分の表情がマスク越にもなんだかご機嫌斜めな顔だったりします。
だからこそ、ご機嫌を自分で取れるスキルを手に入れたい。
みんなが不機嫌なら、自分で自分をハッピーにしましょう。
自分のご機嫌が自分で取れる人は、キラキラしていて、周りもハッピーにしますよね。
とにかく軽やかに動く
上機嫌な人は、フットワークが軽く空気がサラサラ動いていませんか?
不機嫌な人は、足におもりがついたように、空気が澱んでいます。
気持ちも行動も臨機応変に変化を楽しむようにしているし、万が一失敗しても、「ダメなら仕切り直せばいいさ」と切り替えるのが上手です。
それを心掛ければ、もう一歩ハッピーでいられそうです。
そうなるためには、新しいことが巡ってきた時に、「とにかく動く」と決めてしまうことです。
失敗は当たり前。
そのくらいの精神でスッと動くと、かえって上機嫌をキープできます。
最後を美しく整える
立ち去った後を整える。
上機嫌な人は「終わりが美しい」のも特徴です。
プロゴルファーの石川遼選手の話は有名ですね。
洗面台を使用した後は、水滴をきれいに拭き取り、その場を後にするそうです。
デパートの女性用トイレで化粧直しをする人たちも、びっくりするほど「人となり」が出ています。
上機嫌になる振る舞いは、見えないところから。
ちょっと気にしてみるだけで、できるかもしれませんね。
相談事はリラックスした表情で聞く
某IT企業の幹部さんは、周りが嫉妬するほど人が集まるそうです。
たくさんの人から信頼されて相談を受けるそうですが、相談した人たちは帰りの足取りも軽く帰っていくのだとか。
周りの人は、その本人が持つ気質の軽やかさが秘訣かと思っていました。
しかし、著者がその幹部さんに「相談事を聞くときの心がけること」を聞いたところ、違いました。
「相談事は、切羽詰まった状態で相手もやってくる。そこに深刻な顔で聞くと、なお大げさになってしまう。
ですから僕は、わざとリラックスした雰囲気で、ふんふんそれで?と聞くようにしている」
「それから大事なのは、相手の話を逸らさないで、最後まで聞ききる」
と言っていたそうです。
確かに、そんな人に相談したら、心が軽くなりますね。
自分で「軽やかさ」を心掛けると、行動の習慣が自分を「上機嫌な人」に変えていくのかもしれません。
常に自分やチームを「鳥の目」で見る
高い視野を持っている人って、確かに余裕があって、ご機嫌に見えます。
それに、俯瞰できると感謝の気持ちや、次のアクションが見え、本当にゆとりがあります。
高い位置から見渡すには、視点を高く持つことを意識すること。
そして、発見があったら、言葉にすること。
そして、行動すること。
先が見える目が、あなたをさらにご機嫌にします。
ほかにも、
・メモをとる
・仕事道具を厳選する
・オンラインを一番乗りで入室する・自分の問題と他人の問題を切り分ける
・ダメな自分を許す
・「すみません」よりも「ありがとう」
・モチベーションは上げなくていい。保つ。
・肌、髪、声に「艶」を保つ
・ちょっといいものを日常使い
・カバン、デスク、財布、クローゼットに余裕を持つ
・迷ったら「気分が軽くなる方」
・柔らかさ、あたたかさ、ゆったりさを生活に取り込む
・他人でなく、昨日の自分と比べる
・年齢不詳で生きる
・自然に触れる散歩をする
・嫌になったら寝る
などなど。
ちょっとした「上機嫌習慣」。
何かひとつでも一緒にやってもらえたら嬉しいです。