猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『5秒ルール 直感的に行動するシンプルなルール』メル・ロビンズ

勇気とは、難しいこと、怖いこと、不安を覚えることにチャレンジする能力のこと。

でも、あれこれ考えているうちに、

「じゃあ、この案件は持ち帰って考えようかな。。。」

なんて言っているうちに、申し込みの締め切りが過ぎてチャンスを逃す、なんてことがよくあります。

そんな時は、「5秒ルール」です。

 

方法は簡単です。

「5、4、3、2、1」とカウントダウンして、自分の中の恐怖心やめんどくさがる気持ちを無視。

勇気と自信の声に従って行動するのです。

 

 

「一瞬の勇気は、1日を変えることができます。

1日は人生を変えることができます。」

これは著者の言葉。

 

ほんの5秒。

でも、世界中のSNSで成功例が爆発的に報告されたツールです。

しかも、脳科学的にもとても有効な手段です。

今日から、ちょっと試してみませんか?

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人生の全てを変える最強ツール

人生は5秒で変えられる。

著者はそう断言します。

科学的裏付けもある、この5秒ルール。

1度につき5秒で決断する、ただそれだけです。

たったそれだけですが、人生を変える唯一の方法。

 

5秒ルールは簡単に習得できる上、とても強い影響力を持ちます。

人生、恋愛、仕事はもちろん、自信を持って発言することも、堂々と生活できるようにもなります。

 

著者は、朝起きるのがとても苦手でした。

何度もスヌーズボタンを押し続けていました。

 

ある朝のこと。

ちょっと聞きかじったルールを朝起きるための戦略のひとつとして、くだらない遊びだと思いながら試みました。

 

しかし、著者の人生は5秒ルールで様変わり。

朝起きられるようになっただけでなく、結婚生活からキャリア、自信のあり方、お金の使い方、子育てに至るまで、あらゆることが改善。

小切手が不渡になる程ギリギリだった生活が、預金額が7桁になり、夫といさかいが絶えなかったのに、無事結婚20周年を祝うことができました。

 

著者はこの5秒ルールをSNSで紹介したのですが、世界中から成功した投稿が相次ぎました。

中には、直接著者にいかにうまくいったかを話してくれる人もいたほど。

 

実は5秒ルールは、あなたの中の非凡な才能を引き出します。

リーダーの資質やロックスター、アスリートや社会変革者としての才能や能力をも目覚めさせてくれます。

 

また、自分を客観視したいときにも有効。

感情をコントロールしたい時も、5秒ルールが役立ちます。

たくさんの成功例の中には、断酒が成功した人もいるほど、習慣化にも強烈な力を発揮します。

 

脳からブレーキがかかるわずか5秒間がチャンス

朝、初めて著者は5秒ルールを試みました。

5、4、3、2、1と逆から数えるだけで・・・。

 

 

すると、冗談みたいに大成功。

なんだか理由は説明出来ませんが、効果があることはわかりました。

何ヶ月間もの間、朝の6時に起きられずに苦しんでいた著者。

5秒ルールを試した途端に、いつもの行動パターンを変えられたのですから。

 

のちに著者が学んだ話によると、5秒のカウントダウンは、私たちの心の中でギアを上げる働きがあることがわかりました。

カウントダウンをすることで、いつもの思考パターンが阻止されます。

心理学者がよぶところの「権力の行使」モードに切り替わります。

数を数える間に、脳は言い訳をするのを忘れます。

そして、立ち止まって考えるかわりに体を動かすと、体の生理機能に変化が起きます。

すると、心がそれに同調するのです。

 

心理学の専門用語では、5秒ルールは「開始の儀式」と呼ばれるもの。

5秒ルールが作用するのは、前頭前野

前頭前野は脳の1領域です。

あなたが物事に集中するとき、行動を変えるとき、計画的に行動するときに活性化します。

前頭前野は他にも、習慣のループ、活性化エネルギー、行動の柔軟性、認知バイアス神経可塑性、進歩を促すサイクル、統制の所在に関わっています。

 

 

著者は翌日も5秒ルールで6時に起床できました。

さらに面白いことに気づきました。

6時に起きるかを迷うのと同じように、「5秒で判断を下さなければならないとき」が、1日に何度もあることです。

 

「あれをしなければ・・・」と思いながらも考え込んでしまうと、大抵はうまくいきません。

脳が停止信号を発するからです。

 

この「5秒間のチャンス」に気づくことで、著者の全ては変わりました。

問題は明らかでした。

著者自身が問題だったのです。

いつもこの5秒のうちに自分の行動を押し留めていたのでした。

 

かくして、著者はこのような誓いを立てました。

 

「私の人生のためになることがあれば、自分の気持ちは無視して、5秒ルールを使ってとにかく実行しよう」

 

著者は、早起きだけでなく、ジムに行くときも、仕事を探すときも、飲酒量を控える時も、良き妻や良き母として行動したい時も、5秒ルールで自分の背中を押すようになりました。

 

5秒ルールの具体的なやり方

・「運動したいけど、疲れているしなぁ・・・」と思った。

「5、4、3、2、1」と数えて玄関に向かい、ジョギングに出かける。

・1日の飲酒量を超えそうになったら、

「5、4、3、2、1」と数えてバーボンのボトルを片付け、部屋を出ていく。

・夫のクリスにキツイ口調で嫌味を言いたくなったら、

「5、4、3、2、1」と数えて口調を和らげ、もっと優しい態度で接するようにする。

・レジュメを書かなければならないのに、放置していることに気づいたら、

「5、4、3、2、1」と数えて机に向かい、レジュメにとりかかる。

 

おまけにこのテクニックは実に強力です。

自分の背中を押して行動すると、連鎖的に自信と生産性も向上するのです。

 

本書には、さまざまな成功例が載っています。

どれも身近で読み手に自信を持たせてくれます。

例えばレイチェルは、「さまざまな変化が起き」、結果的には「体重を14キロ落とし、生まれて初めて家を買い、夫婦関係を活性化させ」たそうです。

 

 

 

こんなブログを一緒に読んでくださるあなたですから、今週も頑張ったことと思います。

おつかれさまでした。

せめて、夜はのんびり過ごしてあなた自身を癒してあげてくださいね。

では、また。