夏らしい太陽は嬉しいけれど、集中力を出すには、何かと大変だったりしませんか?
著者は本の執筆中にフローをよく体験しているそうです。
フローに入ると、次々文章が浮かんで、自分の考えが文章化されるのが楽しくて仕方ない状態になるそうです。
そのときは疲れ知らずで、気づくと夕方。原稿用紙50枚を書き上げていた日もあったそうです。
うーん、それは真似したい!
今回のキモは、「紙に書いて、身近に置き、消すことでドーパミンを出す」こと。
こんばんは、ラブです。
本当に正しいTODOリストの書き方は?
「10時までに問い合わせに返信」「12時からランチミーティング」「3時から会議」・・・。
色々な複数の予定が頭の中にあるだけで、脳メモリは予想以上に消耗します。
あれこれ予定が入っていると、それだけでも気づかないうちに脳メモリはいっぱいになります。
ですから、そうした「予定」「スケジュール」「懸案事項」は、「TODOリスト」に書き出してしまえばいいのです。
そして、一度忘れてしまう。
たったそれだけでも、脳メモリの解放になり、目の前の仕事に圧倒的に集中力を発揮できるようになるのです。
「TODOリスト」は紙に書いて、すぐ見えるところ!
TODOリストは、「手元に置くこと」と、「紙に書くこと」が重要です。
それは、仕事をしていても脳はどうしても時折「次は何をするんだっけ?」「今日は残りどんな仕事があったかな?」と浮かんでしまう瞬間ができるからです。
そこで視線を少し移動するだけでチェックできれば、安心してまた集中し続けることができます。
「少し視線をうつしただけで、また集中し続ける環境」を作っておくことは、フローに入るためにも重要なことです。
「紙に書く」というのも大事なことです。
スマホなどにリスト化する方法を使う人も多いですね。
ですが、どうしてもスマホを使う時には、スリープモードの解除やパスワード入力、画面を開くなどの時間が集中力を落としてしまいます。
ほんの5~10秒くらいの所要時間ではあります。
でも、スマホを触るたびに「メールチェックをしたい」「ゲームをしたい」という小さな(?)誘惑にも駆られてしまいます。
誘惑に弱いワタシは、漫画サイトのことで頭がいっぱいになってしまいますよー。
ちょっとしたその考えは、集中力を微妙にリセットさせ、脳メモリも大きくロスをしてしまうのです。
ほんの一瞬なのですが、また集中力が最高点になるのが15分後、という実に残念な事態を引き起こしていたのです。
「TODOリスト」は「書く」より「消す」が重要
スマホゲームには、パズドラ、キャンディークラッシュ、ツムツムなど「落ちものゲーム」は人気ですね。
古くは「テトリス」や「ぷよぷよ」までさかのぼる20年もの歴史ある「落ちゲー」ですが、きわめて中毒性が高いのが特長です。
この秘密はどこにあるのでしょう。
これらのゲームでは、視覚刺激が「出現した時」と「消えた時」の2回、脳は強い神経反応を示すことが分かっています。
人間の脳は、ものが現れた時に反応するのは当然として、消えた時にも興奮するようにできているのです。
したがって、ブロックやタイルを消していく「落ちゲー」は、脳を興奮させ、やみつきにさせるという仕組みです。
それを「TODOリスト」に応用すると、どうでしょう。
完了したものを太めのペンで、ガーンと思い切り横線を引いて消す。
すると、「やった!!」という達成感を得ることができます。
「消す」ことによる脳の喜び効果です。
さらに、リアルに目標を達成するので、幸福物質ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは、モチベーションの源になる物質です。
ドーパミンが分泌されると、「よし、次もやるぞ!」という意欲がアップします。
「TODOリスト」は「書く」ことも大切ですが、「書く」こと以上に「消す」瞬間が重要です。
そしてモチベーションを高めるツールとして「TODOリスト」を活用するために、思いっ切り「消す」ことを楽しみましょう。
「TODOリスト」を使えばフローに入れる
フローは別名「ゾーン」とも言いますが、心理学者のチクセントミハイによって提唱された概念です。
一言でいえば「絶対的な集中状態」のことです。
疲れ知らずで、時間があっという間にすぎ、苦も無く1日で大量の仕事を楽しい気持で終わらせてしまう集中力を発揮できます。
高度な集中力を持続させるには
こうした「フロー」に意識的に入ることができれば、圧倒的なパフォーマンスで仕事を片付けることができますね。
そうした「フロー」に入るために「TODOリスト」がおすすめなのは、先に述べた「使い方」以外にも理由があります。
実は「次に何をやろう?」という疑問は、あまり意識していなくても、一番集中力を妨げています。
脳の集中力が高まり、作業効率がアップしている状態で「次に何をやろう?」という考えが浮かぶと、集中の糸が切れてしまっているのです。
それではフローに入ることが困難になってしまうのです。
余計なことをいちいち考えずに流れるように作業に没頭することで、フロー状態に入りやすくなります。
その集中する思考の流れをスムーズにするのが「TODOリスト」だというわけです。
二度手間を防ぐ「朝イチリスト」
「TODOリスト」を朝書く派の人と夜書く派の人がいます。
「明日のことを考えるとワクワクする」という人もいるでしょうが、ワクワクしているときは、ドーパミンとう脳内物質が出ています。
ドーパミンは、心臓に活発に動かす物質なので、心臓をドキドキさせます。
寝る前にドキドキすると、交感神経(昼の神経)が優位になるので、睡眠障害の原因になります。
遠足の前の晩に眠れなくなるのは、まさにこうした原因です。
寝る前には、不安になっても、楽しくなってもいけないのです。
ですから、「TODOリスト」は夜に寝る前はお勧めできません。
一晩寝て考え直すと、結局のところ優先順位が変わったり、新しい仕事が増えたりしているものです。
睡眠中に記憶の整理がなされることもあり、ぐっすり眠って起きてから判断すると、感情に左右されずに正しい判断ができます。
つまり、夜に書いても朝修正しなければならなくなるのです。
朝に「TODOリスト」書くと、「今日も1日頑張るぞ!」とモチベーションを上げることができます。
目標設定をすることで、ドーパミンが分泌されるのです。
夜のドーパミンと違い、朝のドーパミンは1日の活力になるのでお勧めです。
ゾーンが意図的に作れたら、かなり面白そうですね。
自分で環境からゾーンを持ってこれるようになったら、無敵になれそう!
明日から太いペンで「TODOリスト」を消してみようと思います!
明日からの毎日で、あなたに楽しいことがいっぱい起きますように。
ゆっくり休んで、すてきな夢をみてくださいね。
では、また。