猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

休みの日の思考スイッチ~『ゆるい生き方 ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣』本田直之

ストレスを抱えている時期は、ワタシは体重が増えます。

「ストレスは敵ではない」と『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』でも読みましたが、週末や夜間まで持ち込んでいるとウイークデーのパフォーマンスに響きますしね。

そこで、「ゆるい休日を、ゆるゆると過ごす方法」をぜひご一緒に。

 

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「ゆるい」と「サボる」は違います。

「ゆるい生き方」とは、ゆっくりとか会えながらも目的地に向かって確実に前進することです。

車の運転でも、どうしてもせいでしまう人がいますが、ストレスがたまるし事故率も上がります。

仮に制限速度を守って合流する車に道を譲りながら走っても、到着時刻は10分程度の差しかありません。

どんなに遠くても、急いだとしたって20~30分程度しか変わりません。

だったら、10分早く家を出てゆっくり運転すればいいのです。

極端な話、遊びに行くのに10分到着時間が違っても、まったく問題はないですよね。

 

ゆるさのポイントは「縛られないこと」

「仕事は効率的に」「プライベートはゆるく」と著者は言います。

しかし世間で言われるようなワークライフバランスとはちょっと違います。

あの発想ではどちらも中途半端になる可能性があるからです。

 

そうではなく、仕事はあくまでも徹底的に効率化し最短距離でゴールを目指す。

プライベートでは、仕事時の考え方に染まることなく、考え方のスイッチを変える。

大切なのは時間のバランスではなく、思考そのもののバランスです。

 

さて、著者が考えるゆるい生き方のポイントは、「縛られないこと」。

そういっても現代のなかで私たちは気づかないうちに多くの物事に縛られてしまいがちです。

しかし、私たちの生き方を変えるには頭であれこれ考えても仕方がありません。

まずは具体的な行動を変え、習慣を変えていきましょう。

そうすれば、勝手に心の方もついてきます。

 

そして、人の感情は伝染します。

まずは周囲の感情に流されないよう、小さな習慣であなたのリズムを作りましょう。

「ゆるく、楽しく、ストレスフリー」な生活を手に入れましょう。

楽しいか楽しくないかで判断する

私たちはたくさんの選択を繰り返して生きています。

朝食のメニューから、結婚のような一大決心も、すべて自分自身でしなければなりません。

こんなとき大切な基準ですが、著者の答えははっきりしています。

①仕事上の問題は、「正しいか/正しくないか」

②そしてプライベートの問題は、「楽しいか/楽しくないか」

この原則を守っていれば、たいがい物事はうまくいくと著者は言います。

仕事での判断は、客観的・合理的に行う必要があります。

たとえば営業職であるあなたが、自分の思い入れのある商品だけをプッシュしてもうまくいかないでしょう。

自分の主観と感情は切り離して置き、相手にとって何が必要なのかを客観的に考えられるようにならないと、結果もついてこないはずです。

 

一方プライベートは客観性や合理性はいりません。

ロジカルな正しさよりも、エモーショナルな楽しさが重要で、判断基準は「楽しいか/楽しくないか」を大切にすべきなのです。

 

仕事で正しさと合理性ばかりを求めていると、ついプライベートにも正しさを優先し、楽しむことを抑制しがちになります。

もっと気楽に、やっていて楽しくないような趣味ならやめてしまいましょう。

そして、最終的には仕事も「楽しいか/楽しくないか」で選べるよう、長期プランを立てていきましょう。

プライベートに論理を持ち込まない

ここ数年、日本のビジネスパーソンでも論理的思考(ロジカルシンキング)の重要性が認知されました。

効率化や時間・労力の有効活用がされ、かつての「勘・経験・根性」の営業が推奨されることが少なくなりました。

ビジネスシーンでは論理的・合理的であるべきです。

 

しかし、プライベートにこの考えを持ち込むことはよくありません。

むしろプライベートでは非合理的であるべきだと著者は考えます。

論理的であろうとすると、どうしても感情を無視します。

すると、たとえば人間関係も損得勘定のみで判断し、なかなかいい関係を築けません。

場合によっては結婚も「メリットがない」と考えるようになる可能性もあります。

 

さらに、論理性や合理性を考えすぎると、他者に寛容でいられなくなります。

他人のミスに腹が立ったり、矛盾した言動が許せなかったり、違う価値観を受け入れられず、余計なストレスを招きます。

 

しかし、そもそも人間なんてみんな矛盾だらけ。

どんなに立派な人もミスをするし、矛盾があるから面白いのです。

それをわざわざ「論理的におかしい」と非難するのは、あまりに見当違いでしょう。

そして何より、論理を振りかざしている人自身が、矛盾に満ちていたり、非論理的だったりしませんか?

 

プライベートはロジックで片付けられるものではありません。

もっとエモーショナルな、理屈を抜きにした「楽しい」「幸せ」という気持ちによって成り立っているものです。

あまり堅苦しく考えず、もっとあなたの感情に素直になっていくことで、結果としてあなたのライフスタイルが良い方向に築いていけるのだと著者は言います。

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明日は日曜日。

あなたが素敵な休日を過ごせますように!

では、また。

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私たちが変えていける未来~『チェンジメーカー』勝間和代

私たちは自分の力で世の中を変えていける、と著者は断言します。

信じがたいことではありますが、世の中のさまざまなことは意外なほど少数の人たちの意志によって動いているといいます。

そして、その少数の人が権力者とは限らず、実はどこにでもいる普通の人なのだとか。

そんな普通の人が強い意志を持って行動すると、ひとりの行動が新しい別の人の行動を呼び、大きなうねりとなり、気づいたらさまざまなことが変わっていくそうです。

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著者がマッキンゼー・アンド・カンパニーコンサルティングの仕事を始めたのは20代のときでした。

大企業の新商品・新サービスの開発やその広告宣伝は、山ほどの人間が関係しているので、個人の意思など無視されると思われがちです。

しかし、コンサルタントとして現場にかかわっていた著者は、一担当者の「強い思い」に多数の人が共感して生まれたプロジェクトが多いことに驚きました。

もちろん、企業オーナーの「思いつき」がもとになることもありますが、ほとんどのケースが現場のひとり、あるいは、せいぜい数人の思いから発しているのだそうです。

逆にその「強い思い」を持つ少数がいないと、どれだけ大人数で経費を書けても失敗するそうです。

著者自身も、一雇われコンサルタントにすぎない身分でも「強い思い」を持って書いた企画書や分析レポートは、企業の様々な意思決定に影響を与えることができたそうです。

思いは必ず伝播して、力を得て、新しいことをなし得る。

著者はそう固く信じています。

 

同じことが政治レベルでも起こりえるそうです。

初代少子化男女共同参画担当大臣だった猪口邦子衆議院議員(当時)は、少子化対策を中心としたさまざまな施策を構築しました。

その基礎となったのは、猪口氏が全国行脚しながら、企業や働く母親、そして専業主婦や保育園などの現場の声をひとつひとつ、実際に効いて歩いて、くみ取っていったものだったそうです。

 

私たちは、チェンジメーカーになれます。

チェンジの先の、どのような未来に日本や世界を変えていきたいかという明確なビジョンや将来像があれば、たとえ孤独な思いをしても耐えていくことができます。

必要なことは、住みたい社会、暮らしたい未来をビビットに思い描けるかどうかだと著者は言います。

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今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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PDCAノートを通して、失敗を成功にカウントする技術を身につける!~『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』岡村拓朗

ときどき、PDCAノートをやめてしまった、という人がいます。

(ワタシもそうです)

それは、「ノートに白紙が多くなってしまった」などの理由が多いとか。

そんな人は、PDCAノートを難しく考えすぎているのだとか。

1日のすべてを書き込む必要もなく、立てた計画を100%こなすことがノートの目的でもありません。

目標や計画も、そもそも仮説です。

そもそも「予定は未定」であり、「決定にあらず」。

ずれたり変わったりするのが当然で、計画と実績は違っていいのです。

それなのにノートに縛られて、へこんだり、自己嫌悪して動けなくなるのは本末転倒。

PDCAが書けなくなる人は、計画通りに進まなかったことを「失敗」と捉えているのです。

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PDCAを回していれば、「失敗」はなくすべては「チャンス」

逆にPDCAが回せている人は、計画通りに事が進まなかったことを「気づきと改善策が生まれるチャンス」と捉えています。

PDCAを回している限り、本来的な意味での失敗はなく、すべて成長するための「チャンス」なのです。

 

実際、これまで具体的な予定や記録すらしていなかったことから考えると、ズレたことさえ認識できなかったことが多かったと思います。

ズレが発生したことに気づけただけでも、それだけであなたは成長し、進化するチャンスを手に入れています。

計画通りにいかなくても、現在の気づきには成長するチャンスがたくさん潜んでいます。

 

そして、あなたは「成長したな!」と思えるにはどうすればいいか。

それは、成長する前の自分と、成長した今の自分のギャップを認識できるかどうかにかかっています。

すでに成長してしまった自分にとっては、今のステージがあたりまえになっています。

 

子どものころの成長に比べると、「寝返りが打てるようになった」「歩けるようになった」などの「0から1」の大きな成長ではありません。

「1から1.1」という目に見えない成長です。

しかし、その「0.1」の成長の積み重ねこそが大人の仕事での成長です。

その目に見えない成長や変化を認識するには、日々ノートに、できたという事実、気づきを得たこと・学んだことを書き残すことで、その数が成長した数だと認識することができるのです。

そんな気付きを得るために事実を淡々と記録していく。

そこに自分の成長を見ていく視点が育っていくのです。

できない理由を捨てて、どうしたらできるかを考えよう

今日1日を最高の日にするために、自分の価値を上げたり、成果につなげたりする仕事だけにフォーカスしていきましょう。

そこに最優先で取り組むためのフレームはノートに用意されています。

 

何かいいやり方がないかなぁと思ってやってみたり、少しやってみただけですぐにやめたり、できない理由を挙げたりしたところで、仕事で結果が出ることはありませんし、成長もしません。

できない理由を考えるのではなく、

「どうしたらできるか?」

「何からならできるか?」

そんなことから始めてみればいいのです。

 

このノートは毎日書けなくてもいいそうです。

新しいことを始めるのに、いきなりできるようにはならないからです。

何度もノートに向かってみることから始めればいいそうです。

繰り返すからこそ、PDCAノートは精度が上がります。

フレームがあるから、いちいち悩む必要もなく書くことができます。

自分が楽になるために、やりたいことを実現するために書く、そういう気持ちになってから始めてみることを著者は勧めています。

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寒い日が続いています。

温かくして過ごしてくださいね。

では、。

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PDCAを高速で確実に回す方法~『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』岡村拓朗

確実にPDCAを回すには、ゴールのフレームに対して、具体的にすること、時間に余裕を持つこと、70点主義ですること、2割を捨てることが必要です。

 

PDCAノートを使って、あなたの人生のフレームを「試行錯誤を恐れず進めるあなた」に換えてみませんか?

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すべての始まりは「G ゴール」というフレームから

「P 計画」の前にやること

デイリーのPDCAノートをする前に、今日のゴールやテーマを決めます。

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ここで、ゴールが明確かどうかを確認しましょう。

「上司に認められるくらいの結果を出す」

「一流の人間になる」

は、具体的でないので達成するのが難しくなります。

具体的で、かつ目標が達成したことがわかる目標にすること。

すると、PDCAが回転していきます。

たとえば、

・1か月で、新規顧客100件のアポイントを獲得する

・3月までにTOEIC®900点を獲得

・7月までに10キロのダイエット

・毎朝5時に起きて30分ランニング

など、数値化して具体的に目標にすることで、ゴールは簡単に明確になります。

また、数値化するほかにも具体的に設定する方法もあります。

・家族との時間のために、子どもとお風呂に入るため、18時には退社

・子どもの成長を見守りたいから、毎週土曜日は一緒に少年野球に参加する

 

どこにたどり着くのかを明確にして道筋を決めましょう。

それが本当の意味の計画になります。

「なぜか予定通りに仕事が進まない人」は、どこで間違っているのか?

1日の計画を立てて、それを完全にクリアするのが目的ではないのです。

小さな目標でも計画でも、「なぜかうまくいかない」ということはありますか?

突発の仕事はPDCAを狂わせます。

 

朝立てた計画が仮にうまくいかなくても、悩んだり不安になる必要はないのです。

それも試行錯誤のフレームワークなのです。

著者が相談を受けていて一番多いそうしたことでの原因は「予定になかった突然の仕事」。

「上司からの呼び出しが何度もあって」

「今日は急なミーティングがあって」

「急にクレーム対応」

「急ぎの仕事を依頼されて」

こうしたことは、当たり前のことです。

 

そこで大事なのは、その「あなたがやりたかったこと」に費やす時間を「始める時間」と「終わる時間」を決めることです。

日本人にはこの概念が著者の見立てだと薄い人が多いそうです。

欧米では仕事が早いようなイメージがありますが、それは一つに「夜は家族との時間」という文化ができているため、遅くまで残業することがないのです。

そのために時間を逆算して計画を立てるのが当たり前になっているようです。

 

60分で、と決めたら60分で終わらせるにはどうしたらいいか、考えて実行していきます。

2割を捨てる

ここで大切なことは、本質的なこと以外に時間を割く必要はないということです。

100点満点の仕事なんてないのです。

いつも80点の人が100点をとるのは、案外難しいもの。

もう20点は引っ掛け問題や応用問題だったりして、なかなか点数を摂れなかった覚えがありませんか?

仕事は本質なことを押さえておけば70~80点で進めた方がいいのです。

 

たとえば購買傾向の分析の書類をあなたが書くときに、周りに伝えるべきポイントさえ押さえておけば、図表のレイアウトをきれいにする時間はもったいないのです。

この仕事が2割。

この2割を捨ててさっさと次の仕事をし、「これ、レイアウト整えてくれる?」と言われたら対応すればいいだけです。

 

最初は見積もりをオーバーするものです。

著者の経験では、だいたい30~40%がオーバーします。

この際重要なのがバッファを持つということ。

はみ出し時間の緩衝時間をあらかじめ予定しておくことです。

スケジュールをプロジェクトメンバーと共有しているなら、予備時間を入れにくいので

「会議プレゼン準備」

「プロジェクト市場調査」

「〇社訪問資料作成」

とダミーのアポを入れておくのです。

 

記憶に頼るな、記録に残せ

行動を事実に残しましょう。

PDCAで一番大事なのは「D 実行・実績」だと先日読みました。

これが書き残されていると、「現状把握ができる」ということ。

そして、ここに書かれた実績がぼんやりするのではなく、くっきりとすると、気づきにも精度が上がります。

そこで大事なのが、「どんな事実を書き残すか」。

デイリーPDCAノートならば、一番わかりやすいのは時間です。

予定では60分のタスクが90分かかったら、「90分かかった」「+30分かかった」など、淡々と書いていきます。

そのタスクの内訳を記入していくのも良いでしょう。

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今日も1日お疲れ様でした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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試行錯誤を習慣化する!目標を達成させるPDCAノートの書き方~『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』岡村拓朗

先日「デイリーなPDCAノート」を始めたところ、なかなかすっきりしました。

「本当に達成したいこと」に対して視線が定まることで、つまらない人間関係に対してグズグズ考える時間が、もっと意義あることを考える時間になったのです。

 

そこで、今日はさらに「デイリーなPDCAノート」から一歩進んで、「目標達成PDCAノート」について読んでいきます。

 

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PDCAをノートにすることで、完全な自分のフレームワークとしてPDCAがあなたの習慣として定着します。

そこには、「失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返すことで、一歩一歩目標に突っ走るあなた」に向かった成長があります。

デイリーなPDCAノートの書き方は、こちらです

 著者は、このノートを方眼ノートで書くことを勧めています。

 

understandlove.hatenablog.com

 ↑こちらで図も入れながら大雑把に説明していますが、はっきり言ってこれでは不足。

わかりにくく書く気になりにくいので、さらに詳しく↓説明させていただきます。

だって、やってみると結構面白いんですから。

「P 計画フレーム」

計画の基本は、「最初に自分アポから書き込む」ということ。

計画の基本は自分のやりたいことを最優先にします。

与えられた仕事、つまり上司や取引先との予定ばかり優先していては、一向に自分の夢や目標は達成されません。

「今晩、予定ある?」と聞かれて「予定が入ってない」と答えることがなかったかどうかです。

予定とは、他人とのアポイントに埋め尽くされてはならないのです。

飲み会、ゴルフ、友達と遊ぶ・・・。

こうした他人のアポばかりでなく、「自分とのアポ」を入れましょう。

 

そして、どの予定も必ず「始め」と「終わり」を決めます。

さらに手帳には載っていなかった自分の「行動」である「〇〇へ移動」「資料作成」も入れておきます。

ここまでが1日の最初に書く「P 計画」です。

「D 実行・実績フレーム」

「D 実行・実績フレーム」では、計画に対して実行したことや起こった事実を書きます。

仕事でも、自分の成長でも、PDCAを回していくには、現状を知ることが大事。

その事実があるから、気づきと改善策、次の計画が立ちます。

ここでは、計画と現実のギャップを知ることができます。

・予定通りできたのか?

・ズレが発生したのか?・何をどうしたのか?

・結果はどうだったのか?

 

突発的に案件が発生すればそれも記入します。

ここでは、事実だけを書いていきましょう。

「C 評価・気づきフレーム」

「C 評価・気づきフレーム」では、事実を踏まえて、自分の視点で気づきを書きます。

実行してみて、うまくいった原因。うまくいかなかった原因、次はこうすればいいかもしれない、という気付きを書きます。

あなたが問題解決していきたいことに対して、気づきが見つかることが大切なわけですから、必要な個所について記入できていればOK。

 

すべて自分視点での気づきでいいのです。

あなたの頭の中にとどめず、ノートの上に書き出してください。

ここも慣れてきたら、書き込みを増やしていくといいでしょう。

たとえば、「打ち合わせのために〇〇駅に移動。予定通り5分前に到着」という事実。

無理やり書く必要はありません。

でも、たいしたことのない事実でも、あなたの感情がピクリと動いたら、その気づきを書きとめましょう。

大きな「お宝」が埋まっている可能性があります。

たとえば、普段は遅刻ばかりで気後れしてしまって、商談も何となくうまくいかない・・・という悩みがあり、改善策がうまく機能して

「5分前に到着して気持ちが楽だったので、商談もスムーズに開始できた!〇〇したことで余裕をもって出発できた!」という気づきが欠けます。

こでだって、以前の自分より成長した自分になれる「お宝」だといえるでしょう。

 

「A 改善策・次の行動」フレーム

P→S→Cと回してきた最後が、「A 改善策・次の行動」フレームです。

気づきから、次に計画するためのよりよくする行動を書き出します。

うまくいかなかった、問題があるならば、解決するための行動を「D 実績」「C 評価・気づき」から、具体的に考えてみましょう。

もちろん、すべてうまくいっているなら、そのままでOKです。

しかし、うまくいっていないなら、何かを変えなければ勝手にうまくいくなんてことにはなりません。

計画の考え方そのものを変えた方がいいのか

微調整だけでいいのか

何かをやめるべきなのか

もしくは何か別のことを始める必要があるのか

 

など、「D 実行・実績」と「C 評価・気づき」を眺めながら、思考を巡らせます。

そこで見出す改善策はもちろん、すべて仮説でOKです。

すべては試行錯誤です。

計画と現実のギャップを知って、何度も改善していけばいいのです。

 

目標達成PDCAノートの書き方

以上がデイリーPDCAの書き方です。

これらが基本形です。

 

さらに特定の目標達成にフォーカスしたPDCAの書き方があります。

書き方は簡単です。

1 デイリーPDCAノートと同じフレームをつくる

2 「P 計画」と「D 実行・実績」に垂直の線を引き、左右に分割する

 

線を引くときは、実践でなく、破線や色を分けて見分けやすくしましょう。

これで準備OK。

 

次のポイントとして、破線の左側が「成果につながる」予定・行動。

破線の右側は、それ以外の予定・行動。

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たとえば、あなたは何か大きなゴールを持っていますか?

仕事で4半期の売り上げ予算と言った数値目標というゴールなら、日々の営業活動そのものが成果につながる予定となります。

管理職ならば、部下が主体的に仕事に取り組める職場環境をつくりたい、といった状態目標を設定していると思います。

そのために、この4半期は部下の価値観を見つけるというコーチングに取り組むと決めたら、そのための予定と結果を左側の成果につながる欄に記入するのです。

「今日はAさんのランチミーティングで価値観についても話を聞く」

というのは成果につながる予定ですし、その結果、どんな話をして、どんな価値観が分かったのか、そのことは成果につながる行動・結果になります。

 

ほかにも「3か月後にTOEIC®900点獲得」という目標のために、今月はリスニングをメインにした学習計画を立てたら、毎日その学習をいつやるのかという予定と、実際何をやったのかという実績は、成果につながる予定と行動ですね。

こうすることで、振り返ったときに、どれだけ成果につながる行動がとれたのか一目瞭然になります。

この行動を積み重ねた時間があなたの成長そのものですし、欲しい成果に近づいていることを実感することができるのです。

 

もちろん、成果につながる行動ができていないとしたら、

「そもそも成果につながる行動が入っていない!」

「1行目の今日のお題、今日のゴールがそもそも成果につながるゴール設定になっていなかった!」

ということも一目瞭然。

 

「あ~、ダメだった」

とため息をついていても現実は1ミリも動きません。

(ワタシはこればっかりです・・・)

しかしノートの中で課題が明確に見えることで、次の行動が生まれます。

 

「そうか、まずは予定して始めてみよう!」といった感じで、成果につながる行動を起こすことも容易になります。

時間の使い方に色を付けるフレームをあなたのPDCAノートにも取り入れることを、著者は勧めています。

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目標設定を入れたPDCAを回したら、きっと毎日が目標に向かってぐんぐん進んでいきそうですよね。

今日も1日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「なりたいあなた」に向かって服から変える!~『似合う服がみつかる おしゃれ断食』葉山莉江

あなた「らしく」て、しかも理想なあなたは、どんな姿でしょうか?

それが見えてきたなら、あとは行動あるのみ。

著者は月15万円の手取りから5万円以上をファッションに費やしてきました。

当時は着ない服いっぱい。

1回しか着ていない服もいっぱいに部屋を埋め尽くしていました。

それでも結局おしゃれにはほど遠い毎日。

 

しかし、とあるゴージャスな劇場での舞台を観に行って、ほとんどの人がカジュアルであまりに合っていない服を着て、休憩時間にコンビニで買ったおにぎりを食べている中、素敵な服装と立ち振る舞いをする女性を発見。

その人のようになりたい!と思いたちました。

そこから著者は大胆な行動に出ました。

すべての服を出して部屋に山積みにして、「なりたい自分」が着ないと思われる服を片っ端からごみ袋に入れたのです。

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まずは、クローゼットに収まりきらず、家中のいたるところに収納していた服を1か所に集めました。

そして、山のように積み重なった服から1枚ずつ手に取り、自分の理想を自分の頭に思い浮かべて、

「あの女性になった理想の自分は、この服を着るだろうか?」
と自問自答し、「着ない」と判断したものはごみ袋へ入れていきました。

 

最初の作業は半日かかりました。

この時間は苦行で、本当の意味での自分との戦いだったそうです。
8割以上の服は理想のイメージからほど遠く、処分の対象だったからだとか。

処分の決断は、過去の自分を否定することでもあります。
特に、一度しか着ていない服を捨てることは、買ったこと自体が間違っていたと認めざるを得ないため、とても苦しい作業だったそうです。

「サイズが合わない」「丈が短すぎ」「品がない柄」・・・自問自答するたびにごみ袋が膨らんでいきます。
「あ~、今までの自分って何断ったのかな」という後悔の念もありましたが、不思議なわくわく感もありました。

ごみ袋が膨らむにつれ、自分がどんどん変わるそうです。
そして理想の自分に向かって著者は進み始める喜びを感じていたのです。

捨てることから始まる

片づけを初めて数時間後、厳選してクローゼットに残ったアイテムは約半分でした。

その後、何日にもわたって著者は何度も捨てる作業を重ね、結果的には数年かけて買い集めた600着の服の大半を処分をしました。

その分量を見て、著者の買い物のしかたが間違っていたことに気がつきました。

二度とこんなことをしないためにも、服の買い方を見直さなければと痛切に感じた瞬間でした。

 

「もう、無駄な服は買わない!」

 

著者はそうした作業を通して心に誓いました。

自分が魅力的にみられる服を毎日着ることで、自信を持った「劇場で見た理想的な女性」のように、常にふるまいたい、と考えるようになったからです。

妥協した服を身に着けていると、理想の自分に近づくことはできません。

クローゼットに残った服を見ながら、この限られたアイテムを毎日着まわしつつ、理想に合ったアイテムを1つひとつ買い足していこう、そう思ったのです。

 

それから、残されたアイテムで着まわす日々が始まりました。

代り映えのしない、似たようなコーディネートをせざるを得ませんでした。

とはいえ、週に2度、3度と同じ服を着るのは、女性として耐えがたいものだったおそうです。

 

この時期を振り返ると、それは断食のようだったと著者は言います。

新しい服が欲しくても、「理想の自分」のような服は買えません。

けれど、妥協してイメージに合わない服を買えば、いずれ着なくなり、また捨てることになります。

そのため、日々葛藤し、買いたい欲望を抑え、煩悩に打ち勝つ。

それは修行のような毎日だったといいます。

 

しかし、ただつらいだけではありませんでした。

毎日厳選した服だけを着ているので、いつ鏡を見ても「理想に近づいている」という実感がわきます。

憧れの人に近づけるファッション、自分が納得のいく服を着ている方が、セルフイメージがアップします。

少ない数でもお気に入りの、理想に合う服を着ている方が、ワクワクすることが分かりました。

 

「また同じ服を着ている」と思われたっていい。

著者はだんだん、人目が気にならなくなってきたのです。

「本当に必要な服」がわかった瞬間

困ったシーンを振り返る

理想に合っている数少ない服だけで過ごすとき、著者はあることがわかるようになりました。

それは、「どんなシーンでどう困ったか」を振り返るということです。

コーディネートするときは、具体的にどんなアイテムがあったらうまくいくのかを考え、リスト化して記録に残しました。

このリストをつくる目的は、具体的にどんなアイテムがあったら、着回し度がアップするか考えることです。

毎回、コーディネートするときに考える習慣をつけると、お買い物に出かけた時に、その悩んだシーンが思い出されます。

「3日前の組み合わせにこのアイテムがあったら、うまくコーディネートできたかも」など、お店で思い出す具体的な「困ったシーン」のバリエーションが増え、より着回し度の高いアイテムの購入につながります。

 

著者はクライアントとのお買い物動向の時、多くの気づきがありました。

それは、アイテムの使い方のバリエーションを知らない人が多いということ。

カーディガンは、羽織る以外に、ディレクター巻きなどが一般的。

でもストール代わりに使うなど、本来の使い方以外のバリエーションが多いと著者は言います。

アイテムの使い方を知るためにも、買い物は誰かと一緒に行き、別視点からのアドバイスを参考にするとよいのです。

 

著者の場合、「これだ!」と思うアイテムに出会っても、すぐには買いません。

購入するのは手持ちのアイテムとの相性のよさを考えたうえで、着回し度がアップすると判断でき、セルフイメージが上がるなどほかの基準を満たしたときです。

 

著者はすべてのアイテムが頭に入っているため、この作業をお店でもできますが、最初のうちは一度自宅に帰ってから、このような手順をふむことを著者はお勧めしています。

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昨日アマゾンで安いバッグを買ってしまった・・・・反省です。

「セルフイメージが上がる」服だけを今後は厳選!と決めました。

 

週末は少しは休めたのでしょうか?

疲れた時、何か自分にご褒美したくなるもの。

食べ物ではないご褒美に、ついアイテム系を安く買いがちですが、もうやめます!

 

明日からの1週間があなたにとって最高の日々になりますように!

では、また。

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月5万円服を買っても似合う服がない~『似合う服がみつかる おしゃれ断食』葉山莉江

今月はけっこう服を買ったはずなのに、なぜかコーディネートに悩んでいるときがありませんか?

「おしゃれ断食」とは、「迷ったら買わない」の精神で、できるだけ買い物を控えることを言います。

具体的には、まずワードローブを整理し、持っているアイテムを最小限に絞ります。

新しくアイテムを増やすときは、厳選に厳選を重ねます。

「おしゃれ断食」を実践すると、買い物に関する感覚が鋭敏になり、本当に欲しいもの、似合う服が見つかるそうです。

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あなたに「似合う」ファッションとは?

著者はセミナー講師やコンサルタントとして、公私にわたり300人以上のお客さんに着回し度アップの指導をしてきました。

着回し度を上げ、ワードローブを整理する中で、どんな服が「あなたに似合う」素敵なファッションになるのか。

 

「似合う」と似た表現に、「らしい」という言葉があります。

「自分らしい」とは、一般的に「ありのままの姿」のことを言います。

でも、ありのままの自分に納得できていないなら、ファッションや立ち振る舞いを変えて、その姿が買えられます。

ただしそれは一足飛びにできるのではありません。

ファッションを変えて、「なりたい自分」に合った立ち振る舞いが自然いできるようになる必要があります。

 

「あなたらしい」印象とあなたのファッションが合っているとき、ほかの人の目には「似合う」に映ります。

あなたのなりたい「自分らしさ」を目指してファッションを組み立てていきましょう。

あなたの欲しい「自分らしさ」をイメージし、その「自分らしさ」を目指したファッションを作っていくことができます。

月5万円かっても似合う服がない

著者は社会人になったとき、月収15万円以上をファッションに使っていました。

服が大好きだったのですが、「おしゃれな人」のお金の使い方とはほど遠かったとか。

会社帰りに、「迷ったら、買う!」のルールで購入。

テイストもバラバラな服が家中にあふれ、その中から気ままにコーディネート。

当然気ない服も多く、全部で600着も持っていたそうです。

空いている部屋には収納グッズを置いて、どんどん収納のスペースを増やしていきました。

しかし、おしゃれだという評価はもらったことがなく、「いつも違う服だね」とよく言われていたそうです。

クローゼットには

・着回しバリエーションが3つしかないパンツ

・テイストも金額も背伸びしたのに、一度も来ていないコート

・いつか使おうと思っているのに、なかなか出番のないストール

・旅先で衝動買いしたリゾートバッグ

・友達とお揃いで買ったキャラクターアクセサリー

 

そんなアイテムがごろごろ。

「本当に自分に合う服」「自分らしいおしゃれ」を真剣に考えることなく、ただ単純に雑誌を眺めていただけだったので、ファッション誌は増えても、センスが一向にあっぷしなかったそうです。

理想のあなたは、どんな人?

クローゼットばかりがぎゅう詰めで、一度しか着ていない服でいっぱいの「おしゃれ迷子」だった著者。

あるとき豪華な劇場ですてきな舞台を観に行って、客席にその場に溶け込んだエレガントな女性を見つけました。

ほかの人は自分同様カジュアルで個性を生かすでもない服を着ていました。

その女性は、ほかの人が休憩時間にコンビニの袋からおにぎりやサンドイッチを食べていましたが、その女性は友達との会話を楽しんでいました。

その場では友人と著者は、「あの人は裕福な家庭を守る専業主婦で、余裕があるからだ」とシット交じりの話をしていました。

しかし、どことなく品のよさを感じさせるオーラ、遠目にも上質と分かる服装。

その人のライフスタイルをイメージしたとき、「私の理想はこれだ!」と気づいた著者。

そこで「見た目だけでも、あの人になろう」と心に決めました。

著者にとってその人は、

・親しくなりたい

・着ているものや持ち物をまねしたい

・ステキな立ち振る舞いや、上品な言葉遣いを見習いたい

そんな憧れの存在です。

 

あなたも、「あの俳優、いいな」とか「仕事先の〇〇さん、かっこいいな」など、日ごろからなぜか気になり、憧れる存在はありませんか?

 

著者のクライアントで、美容業界で働いている人がいますが、そうした人も「〇〇にいるサロンオーナー」など具体的キーワードを持っているのだとか。

 

そして、著者は劇場で会った憧れの女性が着ていないような服は手放す決断をしました。

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自分のなりたい姿を手に入れるときに、ファッションから変えていくのは、とても効果がありそうですね。

たくさん買うことでおしゃれに近づくことができそうだけれど、本当は立ち止まって考え、厳選に厳選を加えることの方が大事だとか。

『フランス人は…』でも、少ないワードローブにすることこそおしゃれの秘訣でした。

 

 

 

understandlove.hatenablog.com

 

 

 

この土日に服と靴と本を処分して、ちょっと効果を感じてみたいと思います。

 

先日ご紹介したPDCAノートをやってみました。

実は職場で嫌なことを言われたのですが、本当に仕事に対して目標としていることをはっきり大きく書き込むことで、「別に仲良しグループを作るために職場に来ているんじゃないからいいか!」と割り切れました。(半日かけて)

課題解決への道筋がすっきりすることで、心がすっきりします。

 

understandlove.hatenablog.com

 

 

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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