暑くなると、何かと「めんどうくさい」と思ってしまうことが多くなりがちです。
でも、これを乗り越えた先に大きな成長があるんですよね~。
そこで、ミラーニューロンと脳内麻薬を使って、成長のスパイラルに乗る方法です。
こんばんは、ラブです。
達成感を積み重ねて、「めんどくさい」を克服する
新しいことや緊張することをあえて行うことは、あなたの中にストレス耐性をつけていきます。
ところが、そうした新しい挑戦などの行動をさまたげるのが「イヤだ!」「めんどくさい」という気持ちです。
「めんどうくさい」というのは、ある作業に対する心理的負荷、つまりはストレスです。
イヤなら放っておきたいけれど、多くの場合はそうもいきません。
決まった時期までに、たいがいのことは終わらせなければならないのです。
実はストレスの中でも最大のストレスは「時間の制約」と言われています。
約束の締め切り時間が近づくほどに、ストレスはぐんぐん増していくのです。
しかも、避けることはできない。
となると、ここは気持ちを切り替えてしまうしか方法はありません。
つまり、「めんどうくさい」と思わないあなたにスイッチを切り替えること。
「そんなやる気スイッチ、どこにあるんだ」という話ですが、ちょっと視点を変えればちゃんと目の前にあるのでした。
1つ目のスイッチ 先人のマネをする
まず1つ目の方法は、その作業や仕事が得意、あるいは大好きであるという同僚や友達を探すことです。
その人の話を聞いたり、観察してみること。
すると、めんどうくさいと思っていたことにも、実はおもしろいことや意外にも興味深いことが見つかってきます。
たとえば、メールの返信が苦もなくできる人、営業の仕事を楽しそうにしている人、毎日のお弁当作りを趣味にしている人など。
そうした「めんどうくさい」の壁を乗り越えた人が世の中にはたくさんいます。
では、なぜその人たちはめんどうくさいことを「めんどうくさい」と思わないのでしょうか。
それは、その作業に対する達成感です。
その作業をしているときには脳の中の線条体と中脳、つまり「報酬系」あるいは「快楽中枢」が勝つづうしていると考えられます。
満足感、快感のホルモンであるドーパミンも分泌されているでしょう。
それが「好き」という感覚になっていくのです。
さらに、仕事のできる人にほめられれば、より一層「報酬系」「快楽中枢」が活動します。
最高の好循環が出来上がるのです。
ですから、あなたは「とりあえずマネ」から入ってみること。
そして、1週間、2週間と続けてみます。
徐々にではありますが、うまくいくようになり、達成感が生まれてきます。
周囲から褒められたり、結果が出てきます。
そうすると、「こうすればいいことが起きる」ということが経験的にわかるようになります。
すると、「めんどうくさい」などと思う暇もなくなります。
そのサイクルを他のモノゴトにもどんどん応用させる力もついてきます。
「仕事ができる人」と言われる人には、そういう方が多いと著者は言います。
もちろん、その人たちとそのまま同じになるのは難しいかもしれませんがその人たちの時間の使い方や仕切りのうまさはマネできます。
そうしているうちに、ミラーニューロンが活動を始めますから、いつの間にかその人の行動パターンをマネし始めているかもしれません。
何か新しいことをするときには、「マネ」から始めようと言いますが、それは科学的にも正しいことなのです。
そもそも、世の中で「できる」と言われる人たちも「昔はめんどうくさがりだった」という例もよく聞く話。
脳というのは、ストレスを敏感に感じ取ります。
ですが、そのストレスは克服していくうちに慣れていくことができます。
つまり、ほとんどの場合、人間はもともとめんどうくさがりなのであって、生まれ持った性格は後天的に解決することができるのです。
2つ目のスイッチ 困難を分割する
2つ目のスイッチは「分割法」です。
ついあとまわしにしたくなるのは、目の前にあるいろんな仕事を「あれもやらなければ」「そのあとこれもしなければ」と思うからです。
仕事の多さのプレッシャーめんどうさくなるです。
ですから、1つの作業をいくつかの段階に分けて、目の前のことにだけ集中してこなしていくようにすること。
ここにTODOリストを作って、終わった印をしっかりつけるなどしていくと、達成感を何度も味わいながら進めていくことができます。
マラソンでも、「最初は5キロ」からはじめて、「次は折り返し地点まで」「ゴールまで」と目標を次々に更新していきます。
目標を達成することで満足感を得て、その快感が次の行動の後押しをしてくれます。
そうした目標を達成することを繰り返して行くと、「ランナーズ・ハイ」のような状況を作っていきます。
ランナーズ・ハイのときには、脳内麻薬とも呼ばれているエンドルフィンが多く分泌されていいると考えられています。
エンドルフィンは脳内の報酬系に多く含まれています。
特にベータ・エンドルフィンは、多幸感をもたらし、鎮痛作用も強いことが分かっています。
つまり「分割」することで、仕事を1つ1つ着実にこなしていくときの快感を呼び起こすのです。
そしてそれは最終的には、仕事を達成した時の最高の快感に導いてくれます。
例えば上司から大きな仕事を任されたり、資格試験への挑戦などをするときに、全体を大きくいくつかに分割してみること。
そうしたことを続けていくうちに、達成する喜びを脳に叩き込むことができ、先延ばししない習慣があなたにしっかりついていくのです。
「達成感」を少しずつ味わってみませんか。
夕方にヒグラシの声が聴けるのも、長いようでいてあと1か月ちょっとですね。
ゆっくり休んで、良い夢をみてください。
では、また。