発達障害かな?と自分を思うタイプの人間が生きていくのに、一番大事なタスクです。
それは、生きるために最も重要なもの。
手帳のスケジュール欄に一番に書き込んで確保すべき予定。
これは、本当に「休養」です。
休まなければ、人は死にます。
そして、「休む」のタスクは最も容易と言えます。
最も重要なスケジュールとは
著者はいままで、「休養」を「スケジュールを何とか帳尻合わせする余剰時間」と認識していました。
たとえば、今日が金曜日で月曜日が締め切りの必達タスクがある。
我々の場合、確実に日曜日の夜に取り掛かることになる。
そして、3時間で終わると思っていたタスクは予想以上になり、月曜日の朝には何もかも終わった体調で世界と向き合う羽目になる・・・。
最悪の体調で迎える月曜日の朝です。
この場合、必達タスクを頭に抱えながら過ごす土曜日も、全く休養になっていないという経験があるのではないでしょうか。
そういうわけで、「この日は休む」「この時間まで休む」という予定を真っ先にスケジュールに書き込む、という極めてシンプルなライフハックを著者はすすめています。
そして、休養は神聖不可侵なる必達タスクで、他の何かが入り込む余地はないと心得ます。
重要なのは、「完璧な休日」です。
クリーニングに服を出したり、付き合いで飲みに出たり、部屋を掃除するのは、「完璧な休日」ではありません。
それは、べつのタスクです。
月に何日「完璧な休日」が必要かは、人によりますが、最低3日はとることを勧めます。
そして、スケジュール段階で、「絶対にこの日は休む」と定義してしまいましょう。
これは、著者の特質なのかある種の症状なのかわかりませんが、休まないと動けなくなることはわかりきっているくせに妙に付き合いが良く、誰かに何かを頼まれたり飲み会に誘われたりしたら「休みが取れなくなるな・・・」と思いながらも安請け合いしてしまう。
衝動性をもった方にはあるあるではないでしょうか。
意思をもって「休む」というタスクをこなす
月末には、とにかく翌月の「休養日」を定義しましょう。
そして、それは「スケジュール」であり「タスク」ですから、厳密に守りましょう。
ADHD傾向を持っていたり、その度合いが強い人は「まずこれだけ」でもいいです。
明らかに変化が出てきます。
「予定通り、何もしなかった!」という達成感と、「今日は休むことに難の罪悪感もない」という免罪符を勝ち取りましょう。
本当に回復度合いに差が出ます。
スケジュール管理は、「予定通りにこなせた」という達成感が積みあがっていくと、好循環に入ります。
だから、まずそのタスクを必ず達成すると決めましょう。
「休むべくして休む」、これが私たちの目標です。
「休養を取る」というタスクをこなすにも、意思の力が必要で、適切な休養を取らなければ、人間はどんどん壊れていきます。
必達タスクの第一は休養です。
「休む」にも確かに意志が必要で、疲れすぎるとその「休む」度胸さえも失われたりしませんか。
小さな点数稼ぎで人に認められることばかりを求めてしまい、自分から「休む」チャンスを削ってしまったりする時期がありました。
自分の身体が悲鳴を上げても、無視しつづけてしまうと、脳に悲鳴を上げます。
集中力や判断力が気づかないうちに落ちていたり。
休むという日を決めることは、なかなか難しかったりするのですが、休んだ後に回復すると、集中力が違いますもんね。
実は土曜日に集中的に休んだので、何とかこれが書けています。
「リフレッシュのためにスーパー銭湯に行こうかな」なんていつもの貧乏性で考えたりしたのですが、やっぱり「しっかり横になって休む」が大正解でした。
1日を丸っと休めない人でも、数時間ならできるのではないでしょうか。
「スイッチを切る」感覚でしたが、数時間で肩こりが一気になくなりました。
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
最高の夢を見られますように。
では、また。