私たちが日常的に使っている手帳。
でも、これに予定だけ書くのはもったいないのです!
手帳はあなたを変える最強ツールとなることができます。
それが「ほめ手帳」。
やり方は簡単で手帳にあなた自身へのほめ言葉を書くだけです。
ウィークリーなどのちょっと大きめなページを使います。
その日の出来たこと、頑張ったこと、普段からやっていることを「〇〇ができた!やった!」「きつかった。よく頑張ったよね」「今日まもちゃんとできたね」とほめるだけです。
自分をほめると人生が変わる!
ワタシはずっと「誰かにほめられたい」という気持ちがあります。
社会をつくって生きるヒトという生き物である以上、他からの承認は死活問題ですから、当然の欲求ではあるでしょう。
しかし、人にほめられるには、人の評価軸に行動しなければなりません。
それは、自分のやりたいことを無視して生きる行動になります。
そこそこ疲れて、もう他人軸はこりごりだと思いました。
そんな中、この著者の本に出会いました。
「自分で自分を褒めれば満たされる」。
本書の作者さんの別の著書、『ほめ日記』に出会いました。
そして、ちょっとではありますが実践。
毎日日記で自分をほめる、というものです。
気分が上がり、他人軸ではなく自分軸で動けるようになり、実に快適な気持ちで生活できるようになりました。
しかし、『ほめ日記』には弱点があり、継続ができませんでした。
そう、「日記はかさばって重い」そして、「他人には絶対見られたくないから、持ち歩きたくない」という問題です。
できれば日記は家におきたいですよね。
しかし、ちょっとした空き時間に目を通せたり書き込めたりしたなら、もっといいのに。
そこを改善したものがでました。この『ほめ手帳』です。
ワタシも実践したのですが、日常のスキマ時間にできるので最高でした。
記入するのも、どこでもできます。
オフィスのデスクでやっていても、「スケジュール管理してるのかな」という体で可能。
電車の中でも書ける。
一人でランチタイムしているときならば、食事を待っている間でもできます。
そしてカバンに荷物が追加されないから、軽い。
それでいて、手帳にはスケジュールが書いてあるだけに、自分に対するほめポイントが細かくいっぱい見つかります。
ほめポイントを書く場所を端っこに小さく設定すれば、他の人にもわかりません。
そして、日中何度も眺めるから、効果もさらに大きい。
いいことだらけでした。
自分をはめるほとは、自分の命を肯定すること
私たちはネットで四六時中他の人のステキなベストショットを目にしています。
それは着飾った虚構の世界。
そうわかっているのに、不必要に「リアルな」「汗をかいてがんばっている」自分と見比べてしまいます。
でも、著者に言わせれば、私たちはこんな世の中をちゃんと生きてるだけですばらしい。
それだけで、もう十分なことなのです。
そして頑張っているあなたは、偉い。
それを思い出させてくれるのが『ほめ手帳』です。
脳科学で実証された「ほめパワー」
脳と「ほめること」の関係性は実証されていて、脳科学はほめられて喜ぶとセロトニンやドーパミンを放出します。
肯定的言葉を自分に繰り返す事によって、自己尊重の意識が強化され、さらに書く事により自己肯定の記憶が定着していくのです。
ほめ手帳の5大効果
ほめ手帳を書くことで、あなたの人生には、いいことがたくさん起きてきます。
特に大きな効果は次の5つ。
①なりたい自分になれる
②ストレスが軽減する
③コミュニケーション能力がアップする
④時間管理能力がアップする
⑤直感力がアップする
すごいことではありますが、よくよく考えるとあなたも経験があるかもしれません。
何かがとても上手く回っているとき。
そんなときにあなたもこの5大効果をそのまま感じたことがあると思います。
つまりあの「うわー、自分は今すっごく上手くいってる!」を自分から作り出すのが、『ほめ手帳』です。
ほかにも、効果が実例として挙げられています。
例えば、
・心が強くなる〔あがり症、うつ、パニック障害、睡眠障害の改善〕
これは、たくさん実例が上がっていることだそうです。
・きれいになる、若返る
表情がイキイキし、目力がつき、希望がみなぎっているからだそうです。
・ほめ上手になる
・子育てがうまくいく
・過去を手放せる
未来の土台になる「今の自分」をプラスに考えられるようになるための副産物です。
やってみよう
実践編
「なりたい自分像」をちょっと書いてみる
手帳の最初のページにまず、「なりたい自分」を書きましょう。
これを書いておくことで、あなたがなりたい姿に無意識がフォーカスします。
「〇〇になりたい」よりも、「〇〇になる」という宣言調で書くのがおすすめだそうです。
「ほめ手帳」におすすめの手帳
手帳は、このような1.2行ならスペースが取れるものがラク。
でも、マンスリーなどの物であれば、付箋を貼り付けて行うこともできます。
タイミング
いつ、と決める必要はありません。
例えば朝に予定を見た後にも書く時間があれば、
「大丈夫、この商談はうまくいくよ」「私ならできるよ」など。
ただ、頑張り屋さんは励ましと感謝が多めになりやすいです。
必ずほめ言葉を入れるよう意識しましょう。
夜ならば、
「今日は電車が遅れたけど、会社に遅刻しなかった。大したものだね!」
「明日は苦手な上司と外出。きっと話も合うよ。私はコミュ力上がってる」
夜ならば自分を俯瞰した励ましができるようになります。
日中コメントを書く時間がない人は、出先や仕事帰りにカフェに立ち寄り、一服しながら「ほめ手帳」をつける方法も。
気持ちの整理ができた、頭の中がスッキリした、と感じる人が多いそうです。
1週間、1ヶ月、1年でほめる
日々書く事に慣れてきたら、次の段階が、1週間、1ヶ月、1年でほめること。
時期を限るのもとても効果的だからだそうです。
1週間
まず、週末などに1週間分のほめ日記を読みかえします。
すると、自分の感情、性格、感情コントロールできた場面がわかります。
ほめ日記で余裕が出るので、夜空を見上げて星の美しさに気づいて、
「心に余裕があるね」
と振り返ったり。
また、
「同僚に優しくできたね」
と、変化に気づけるようになります。
1ヶ月
おなじように、ほめる視点で振り返ります。
1ヶ月では、努力のプロセスや成果、プラスの変化でほめます。
「営業成績は悪くても、落ち込む回数が減った」
「そのうち必ずやってやるという気持ちが芽生えてきた」
というように、目に見えない内面の変化に気づくことの方が大事になります。
これにより自尊心が上がり、自分の成長を、より楽しめるようになってきます。
ほめポイント
最後にほめポイント。これ大事です。
気分が落ちていると、見つけられなくなりがち。
このポイントを見つつ「ほめ言葉リスト」を作っておくと、落ち込んだとき見ただけで復活するアイテムになります。
10のほめポイント
①内面〔性格や心の動き〕をほめる
②仕事や行動をほめる
③身体の動きをほめる
④感覚・感性をほめる
⑤努力していることをほめる
⑥やらなかったこと〔やめようと思っていること〕をほめる
⑦思ったこと、ひらめいたことをほめる
⑧容姿をほめる
⑨過去に努力したことをほめる
⑩プラスの変化、内的気づき、自己発見をほめる
今週もお疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。