富岡佳子さん。20年以上雑誌などでお見かけするモデルさんです。
若いころならいざ知らず、年齢を重ねても落ち着いた”よい生活と性格を保っている”その表情。
そんな彼女の生活は、決してストイックなものではありません。
毎日の中で無理なく長く出来ることを見つけて、実践し重ねててきたそうです。
その成果こそがきれいな笑顔につながっているのだと思います。
そんな富岡さんの50のライフスタイルの提案から、すぐに真似できるもの、生活に取り入れていけそうなものをワタシの独断で選びました。
さらに読みたいと思ってくださったら、ぜひ本屋さんでチェックしてみてください。
食事ルールを決めて、ゆっくり年を重ねる
年を取るのを止められはしません。
しかし、著者の富岡さん曰く「少しの工夫でそのスピードは遅らせることは簡単にできる」そうです。
一流モデル、簡単ですか!
生活や体をつくる根幹として大事にしているのは、まずは「食」です。
そのなかで、選択するときに無理なくできる小さな食事ルールが、本書でも最初に書かれていることです。
「お肉より魚の定食にしよう」
「冷たい物より温かい物を食べよう」
と、毎日できる小さな選択ルールを課すことを著者は大切にしているそうです。
この積み重ねるだけで、実は確実に加齢スピードを遅らせることができるそうです。
著者は決して無理な「自炊だけで」とか「炭水化物はキヌアと・・・」などとは言いません。
コンビニを使う時だってあるのです。
コンビニごはんのときは、パスタよりミネラルやイソフラボンの入ったひじき煮とおにぎりを選ぶ。それだけ。
できるならサラダにも、付属のドレッシングより抗酸化作用のあるオリーブオイルをかける・・・。
「コンビニ、出来合い禁止!」では、著者も続かないそうです。
ちなみに著者にも、食べ過ぎてしまったり調子が悪かったりする際の「リカバーメニュー」があります。
著者のリカバーメニューは、「おかひじき丼」。
湯がいたおかひじき、きゅうり、玉ねぎをフードプロセッサーにかけて、だし醤油で味付けするだけ。これをご飯にかけて食べるのだそうです。
少しの知識とテキトーごはんで美人になる
忙しいときは、コンビニもオッケー。
そんなときには、コンビニで腸内環境を整える発酵食品をチョイスします。
コンビニにある発酵食品と言えば、味噌、ぬか漬け、納豆、ヨーグルト、チーズがありますね。
これを夕食に食べるならば、ご飯に納豆、インスタントの味噌汁と漬物、そして豆腐。
これがあれば立派なアンチエイジング・ディナーの出来上がりなのです♪
豆腐は鍋を敷いて湯豆腐にすれば、見栄えもします。
そこに発酵食品の醤油をかければ完璧。
著者は外食では好きなものを食べますが、家ではこんな素食をするよう心がけているのだとか。
そんな富岡さんの家に特に欠かせないのが、ぬか漬けだそうです。
食べるものは、上質&シンプルに
著者の常備調味料は、基本の「さしすせそ」+オリーブオイルやバルサミコ酢など。
これらだけは、すべて上質なもので揃えるようにしているそうです。
そこだけ見ると贅沢な暮らしに思えますが、実際やってみるとリーズナブルになるのだとか。
スーパーには色んなドレッシングが安価に揃います。
が、砂糖や塩、油を多用して味が濃い。そうすると自然としかも飽きやすくなりますよね。
さらに防腐剤や不明なものもたくさん入っているので、美容・健康面でも不安があることが、他の本でもよく指摘されていること。
上質な素材はそのものの味がしっかりしているそうです。
シンプルな味付けでも味に深みが合って濃いので十分美味しく食べられるそうです。
うん、ちょっといい醤油とかオイルとか、次から選ぼうと思います。
「週末だけ」朝型生活
著者はほぼ毎日22時に寝て翌朝5時半には起きています。
子どもがいるので自然とそんな習慣になったのです。
が、朝型生活をしていてわかったのは、老化のスピードが遅くなっていることだそうです。
よく言われる「22時〜2時」のシンデレラタイムと呼ばれる美容に良い睡眠時間帯。ひと晩実践するだけでも、肌のハリの違いに気付けるそうですよ。
「ダイエット」は不要
モデルにあるまじき発言ですが、本当だそうです。
「太らない日常習慣」を作るということが大事なのだそうです。
著者は本当にダイエットを推奨しません。
特にいけないのは、食事制限!
これは、疲れやすく筋肉もなくなるので絶対やめるよう勧めているほどなのです。
それより、日常生活で自然と美しくなれる方法があるのです。
それが、こちらの3つのルールです。
①身体の中を冷やさない
胃を冷やすと贅肉がつきやすくなるので、飲み水はお湯を冷ました白湯にして、夏でも冷たい食べ物は避けましょう。
さらに半身浴は欠かさず、寝る前に靴下を履くのもお勧め。
②口に入れるものは、身体にいい物を選ぶ
外食でメインディッシュを選ぶなら、お肉より魚にする。
お家で食べるなら、カロリーが低い鶏肉や豚肉を選ぶこと。
ただ、魚よりお肉が食べたい気分のときは、無理せず食べて。
縛りを多くしてすぐギブアップするより、緩くすることで、一生続かられるようになります。
③楽しい「ながら運動」を習慣にする
適度な運動をしないと体はどんどん衰えます。
テレビを見ながらのストレッチや、お散歩ウォーキングなど、暮らしに溶け込んだ運動を心がけましょう。
どれも特別なことではありません。
いちど体にクセづけてしまえば、当たり前のように続けられる内容ばかりの本書。
どんなダイエット法より効果的なのだそうです。
のんびり、できるところからスリムな生活の習慣づけを。
笑顔が何十年たっても大好きなモデルさんなので、真似してみます。
今週もお疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。