猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

習慣。小さな達成感を毎日手にする方法~『さあ、本当の自分に戻り 幸せになろう~人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣』マーク&エンジェル・チャーノフ

大切な人たちを自殺と病気で立て続けに亡くした著者たち。

自分を責めて絶望の中で引きこもってしまった夫婦が、思考を立て直していくなかで見つけた方法を本著では紹介しています。

 

1 習慣

2 マインドフルネス

3 手放す

4 自分を愛すること

5 ものの見方

6 行き詰まりから抜け出す

7 モチベーション 

8 人間関

9 幸せを取り戻す

 

 

さまざまな自己啓発系の本にある見慣れた内容だと思います。

でも、こんな疲れやすいご時世だから見直したくなって読みました。

 

ワタシが気になったのは、1月なだけに「習慣」について。

あなたも1年のスタートのこの時期、新しい目標を持ったのではないでしょうか?

その目標を実現していくには、何よりも習慣が必要かと思います。

習慣の持つパワーや実行力、必要性を今一度確認して、小さくて実力のある習慣を一緒につけていきませんか?

 

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1.習慣~いつもそうありたいと思うことを毎日実践しよう 

本著には習慣についての話がひとつ紹介されています。

911年、ロアール・アムンセンとロバート・ファルコン・スコットという2人の探検家が前人未到の南極点への1番乗りをかけた競争をはじめました。

当時南極は、世界地図上の最期の空白地帯でした。

南極探検は盛んにおこなわれ、アムンセンは母国ノルウェーの国旗を南極点に立てたいと願い、スコットは英国の威信をかけて、先に南極点に到達したいと願っていました。

ベースキャンプから南極点までの往復距離は約2,253キロメートル。

ニューヨークからシカゴ間の往復に相当します。

2人の経験や食料・物資、探検家で構成するサポートチームの構成についても、条件は同等でした。

 

後でわかったことですが、アムンセンとスコットは、同じ挑戦でもまったく異なるアプローチをしていました。

スコットはチームに対し、天候がよい日にはできるだけ長い距離を進み、悪天候の日は休養してエネルギーを温存するよう指示。

アムンゼンは、気象条件にも拘わらず、毎日きっかり32キロメートルススムことで、日々一定の前進を果たす厳密な計画を守るようチームに指示を出しました。

もっとも長い距離を進むことができた非常に温暖な晴天の日にも、アムンセンのチームは32キロメートルで翌日に備えてストップし、とにかく毎日32キロメートルをきっちり進み続けました。

あなたは、結局勝ったのはどちらだと思いますか?

よい結果を収めたのは、毎日一貫した行動を続けたアムンセンの「きっちり毎日32キロメートル」のチームでした。

 

どんなに小さなことでも、昨日の努力は今日の進歩に繋がります。

何もしない自分にうんざりしているよりも、毎日有意義な努力を少しずつ重ねてへとへとに疲れる方が、どれほどいいでしょう?

 

わたしたちは、面倒なことを、さまざまな理由をつけて、翌日、また翌々日と先延ばした挙句、それを実行する勢いを失ってしまいます。

面倒なことを避けて選ばずにいたら、想像以上の厳しい日々が否応なく訪れた時にくじけてしまいます。

毎晩15分の習慣で、幸せに気づき、人生を取り戻し始めた

著者の夫婦は愛する人を自殺と病気で亡くし、仕事まで解雇されて、自分らしさや相手への思いやりまで失いました。

2人は無力感でネガティブ思考の闇の中をさまよっていました。

その夏の日の夕方、夫は冷たい床に横たわっていました。

彼はふと顔を上げ、すぐそばの開け放った窓から外を眺めました。

その瞬間、突然雲の切れ間から月が顔を出し、暗い部屋を照らしました。

その直後、そよかぜが窓辺の白いカーテンを揺らし、入り込んだのです。

カーテンが翻って1メートルあまり離れた彼の身体に触れた時、彼は数日ぶりにほほえみました。

「やっぱり、人生は素晴らしい奇跡の連続でできているんだな」

とつぶやいたのです。

2人は今目のあえにある困難を動かせないことは認めて、今自分たちが感謝できることを思いつくままに挙げていきました。

・お互いがそばにいること

・自分を愛してくれる両親や家族、友人がいる事

・自分や家族、友人のん大半がおおむね健康でいること

・住む家や食べ物があること

「何もかもうまくいかない」と思ったときでさえ、うまくいっていること、感謝すべきことは、、たくさんあるのです。

 

2人はそれから毎日15分間「今の生活に感謝する」という習慣を取り入れることに決めました。

とるにたらないありきたりな行動と思いつつも、こうした習慣は2人の人生を変えてくれたのでした。

15分の小さな習慣はこんな風に2人を変えました。

・家族や親しい友人の良い面に今まで以上に目が向いた

・周囲の人たちにも自分にも優しくなれた

・不平を言わなくなり、イライラが減った

・持っているものに感謝するようになり、多くのものをいらなくなった

・ささやかな喜びやちょっとした瞬間に以前より気づけるようになった

・生活のなkで遭遇する避けられない困難を楽に克服できるようになった

01 「毎日つづけること」だけに集中しよう

目標がポジティブな変化をもたらすのではなく、毎日の習慣がポジティブな変化をもたらします。

それが真実です。

実は著者の夫婦も、自分たちで設定した目標に向けてわずかな前進を果たすのに、何年も苦労をしました。

新しい目標に挑戦しては挫折し、最悪の気分を味わいました。

どれほど頑張っても目標を果たせず、強さも知性も自制心も足りないと、いつも自分たちを責めていたそうです。

でも、問題は強さや知性、自制心がないことではありませんでした。

効果のない方法で目標に集中していることが問題だったのです。

 

私たちは、人生で他性姿態大きな目標のことは頭から離れませんが、その目標を最終的に達成してくれる「継続的な行動」には、まったくといっていいほど、目を向けていないものです。

 

目標自体に集中しすぎているのです。

いまだ達成していない大きな目標が重くのしかかり、そのことがわたしたちが前に進むのを遅らせ、不幸な状態を長引かせてしまいます。

ですから、目標そのものではなく、目標達成を支える「習慣」に意識を移しましょう。

 

目標と習慣は次のように異なります。

・小説家なら、「目標」は小説を書くこと。

 「習慣」は毎日自分の考えを言葉にする作業に打ち込むこと。

・親なら、「目標」は優れたロールモデルになること。

 「習慣」は毎日時間と労力を割いてよい手本を示すこと。

・人間なら。「目標」は有意義で幸せな人生を送ること。

 「習慣」は毎日少しずつポジティブな進歩を積み重ねること。

 

しばらくの間、目標に注目するのをやめて、「毎日やるべきこと」だけに集中するのです。

たとえば、ダイエットに挑戦しているなら、10キログラム減らす、という目標について考えるのをやめて、その代わりに毎日健康的な食事を摂って運動することだけに集中したら、体重は減るでしょうか?

間違いなく減りますよね。

つまり、目標のことを改めて考えなくても、目標体重の達成には少しずつ近づいていきます。

目標他性を支える毎日の習慣をつくらない限り、何も変化しません。

02 小さく変えることからスタートしよう

何からあなたは手をつけたいですか?

うまくいく習慣のルーティン化について、もういくつか知っておっくべきことがあります。

「今変えたいこと」に意識を向けることから始める

ルーティンに加えたい習慣を検討するときは、まず「自分の生活の中で改善したいこと」に意識を向けましょう。

改善したいことを選んだら、次の4つにつちて考えてみましょう。

①あなたを悩ませていることは何ですか?変えたいことは何ですか?

 具体的に今の状況を考えてみてください。

②今の状況の一因となっている毎日の習慣は何ですか?

 どのような行動が現在の状況につながっていますか?

③あなたにとっての理想的な状況に変えるきっかけとなるような、

 毎日取り入れられるものはありますか?

④今の状況を理想的な状況に変えるきっかけとなるような、

 毎日取り入れられるものはありますか?

 それはどのようなものですか?

 

今のあなたの状況を困難だと感じていたり、気持ちが苦しかったりするときは、必ずこの4つの質問をあなた自身に投げかけましょう。

今の生活の中のネガティブなルーティンがどこからきているのか、それを変えるために何が必要だかがわかります。

 

次に紹介されているのは、「習慣化の心構え」です。

習慣化の心構え1 習慣を取り入れるのは1度に1つだけにする

このルールはワタシもよく破ってしまいがちです。

欲張って手を広げすぎると、何ひとつ手に入らないので、1か月に1つにしましょう。

習慣化の心構え2 短い小さな習慣から始めましょう

15分で終わる小さな習慣から始めましょう。

やっている途中で強い抵抗を感じたり、15分でもうまくいかなかったりするときは、5分あるいは3分に時間を短縮して、1か月続けてください。

一度に大きな変化を起こすには、相当な気概と決意に加え、多くの時間とエネルギーが必要です。

このようなブログをご覧になっているあなたには、そんな時間はないのではないでしょうか?

毎日起きた時に10回腹筋運動をするなどの小さな習慣のほうが、始めるのも続けるのもはるかに簡単です。

習慣化の心構え3 慣れ親しんだルーティンを変えるという苦痛を受け入れる

新しい習慣を始めるときは、「今までの自分のルーティン」を何らかの形で変えることです。

若干の苦痛がありますし、たいていの人は苦痛から逃げるものです。

ふだんやっていることを続けるだけでは、いつまでたってもふだんのまま。

私たちのコンフォートゾーンは比較的狭いため、今までにない素晴らしい経験を味わう機会を失い、目標に集中しすぎて消耗するサイクルから抜け出せなくなります。

そして、あなたの中の真の潜在能力が発揮されずに終わってしまいます。

習慣化の心構え4 習慣化には時間がかかると覚えておく

「今すぐ結果を出したい!」と思うものですが、小さな変化の積み重ねが、やがて大きな変化につながることを理解することから始めましょう。

誰もが、その場ですぐに得られる満足感を求めるものです。

新しい習慣が自分のものになるのは60日かかると思っておきましょう。

60日経ったころには、生活の中であなたが自分に起こしたポジティブな変化が見え始めます。

その変化によって「あなたがなりたかった自分自身」に近づいていることに気づき、努力が実を結び始めたと実感できます。

あなたがあなたに対する信頼を取り戻すことが不可欠

過去に何度も失敗を繰り返してすっかり自信を失っていると、自分への約束を果たそうとするより、先延ばしを選ぶようになります。

あなた自身への信頼を失ってしまうのです。

けれど、小さな約束、毎日の習慣という「小さな一歩」から始める「小さな達成」を積み重ねていくと、徐々にあなた自身への信頼を取り戻すことができます。

ある程度時間はかかりますが、あきらめずに続けていれば、思ったよりも早く成果が現れます。

こうした積み重ねは、あなたが実行できる重要なことのひとつであることは間違いないのです。

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人の価値は、どのような行動をとっているかで決まる。

そう著者は言います。

今までどんな偉業を達成したとか、どれほど良い成績を出してきたかとか、それもひとつの指針かもしれません。

が、あなたがあなた自身を見つめる中ではそんな一時の行動であなたを測ったりはしないのではないでしょうか。

今日何ができたのか。

新しいことに小さくても挑戦しているのか。

そこから、本当の自信を積み重ねていけるのではないかと思うんです。

 

新年も始まったばかりですもんね。

一緒にがんばりましょう!

 

ワタシは職場の人材不足でかなり切羽詰まっています。

つい愚痴がとても多くなってしまうので、「ピンチをチャンスに変える力を持つ」のが今年の大事な目標のひとつです。

そこで、「毎日、感謝日記をスマホにつける」を始めました。

「継続力」は人一倍低いという自負がある人生を送ってきました。

だから、5分もかからない4行の日記でスタートです。

写真を添付することで、ちょっと楽しく見直せるのが、大事なポイントです。

少しポジティブな捉え方ができるようになったので、仕事についての本を読んで、解決策を講じるようにちょっとずつ変わってきました。

ごくごく小さいことでも、習慣化が始まるとどうやら「もうひと頑張り」の力が湧いてくるようです。

 

今週もお疲れさまでした。

素敵な週末を過ごしてくださいね。

では、また。

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