猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『イラストでときめく片づけの魔法』近藤麻理恵

以前、近藤麻理恵さん著書を読んで、仕事場の机を片づけました。

20年以上「魑魅魍魎の書類の巣」で仕事をすることを、ある意味”仕事をやっているワタシ”のあらわれだとばかりに、半ば誇りに思っていました。

しかし、仕事の責任が重くなるにつれて、「あの書類、どこだっけ?」が頻発。

「なくしものの名人」になってしまい、そのたびに若手に頭を下げるのもちょっと腹が立ちます。

それで、ある年末に本書の著者の近藤麻理恵さんの本を読んで、片づけ。

やってみて驚いたのですが、片づけがしっかりできるようになると、人生がびっくりする方向で変わりました。

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まず、仕事場に出勤する時間が30分以上早くなりました。

デスクが整ってからすぐあとに、ずうっと気になっていた責任ある仕事に立候補できました。

1時間早く退勤できるようになりました。

 

その時読んだ本書の著者の本は『Joy at  Work』。

ほんの小さな場所ながら、「ほかの人に見られてしまう場所」でもある職場のデスク。

半日もあれば何とか片付く場所でありながら、1日の起きている時間のほとんどを使う場所でもあります。

その効果は絶大で、仕事そのものがハッピーになりました。

 

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このヨロコビある生活を、もっと広げたい!

でも、毎日疲れてあんまり頑張れない。

そこで、「イラスト」による近藤麻理恵さんの本書を手に取りました。

とてもたくさんのイラストで”見るだけ”で片づけをしたくなります。

今回私が紹介するのは、

1.プロローグ~ときめくおうち

2.こんまり流片づけの「6つの原則」

(1)片づけることを決意する

(2)理想の暮らしを考える

(3)まずは「捨てる」を終わらせる

(4)「場所別」ではなく、「モノ別」に片づける

(5)正しい順番で片づける

(6)ときめくかどうか、自分にたずねる

3.小物類はこうして片づける

です。

1・プロローグ~ときめくおうち

ワタシは近藤麻理恵さんの『Joy at  Work』で、職場のデスクと自宅のデスクを片づけました。

それこそ人生が大きく変わりました。

自分の大好きなデスクに到着するのが楽しみになりました。

それが眠くて仕方なかった朝時間を、てきぱき過ごすきっかけになりました。

それから、ちょっと責任の伴う仕事に立候補することができました。

書類の紛失がなくなったことで、ちょっぴり仕事に自信がついたのです。

さらに、退勤時刻も1時間ほど早くなりました。

デスク周りが整っていると、効率的だからです。

そのあとも忙しくなると、当然机が書類やそのほかでてんこ盛りになります。

が、退勤時刻までに「原状復帰」ができるようになりました。

その方が明日から仕事に前向きに取り組める、という大きな実感を日々愉しんでいるからです。

 

これを、毎日使うキッチンと、狭いから片づけやすいトイレで実現してみたいと思いました。

 

あなたのおうちの中が、こうしたときめく場所でいっぱいになったら、スタバに行くお金も、ひょっとしたら温泉に行くお金も、浮いてしまうのかもしれません。

ワタシは少なくとも、職場のデスクという最も小さい場所の整頓だけで、お金がかなり浮いています。

昼食を食べるのも一人のときには「お気に入りのデスクの方が楽しいから、お弁当にしよう」という選択になるからです。

 

2.こんまり流片づけの「6つの原則」

あんまり原則に縛られるのは好きじゃないワタシです。

が、こんまり(近藤麻理恵さん)流の片づけを「おいしいところだけ」「つまみ食いで」やっていくうちに、この原則の持つ魔法の効力の偉大さを日々感じています。

 

こんまりさんの片づけは、「人生を変える」ためにやるもので、「お客さんが来るからとりあえず」というものではない。

自分の人生に必要なものの取捨選択の力を鍛え、人生を「ときめき」だらけにする魔法でした。

そのやりかたは、次の通りです。

(1)片づけることを決意する

近藤麻理恵さんは片づけをさまざまな著書の中で「祭り」と書いています。

それは、「一気に短期に完璧に片づけを終わらせる」のが成功の秘訣だから。

ちょびっとだけ齧ったワタシも、「デスク周りを片づけるなら半日かかる」と『Joy at  Work』にあったので、みんなが休んでいる日を半日出勤してこっそり&ごっそり片づけることで成功しました。

おうちでも、1部屋ごとに半日とか「覚悟」することが大事だと思われます。

著者に言わせると「片づけはマインドが9割」

ノウハウだけだとリバウンドしますので、この後述べる「ときめき」を感受する力をつけることもやっていくのだ!と決意することが大事です。

(2)理想の暮らしを考える

著者から決意をしたあなたへの課題です。

「どんなおうちで、どんな暮らしをしたいのか、理想の暮らしを考える」。

絵が得意ならイラストにしてもいいし、文字にしてみてもいい。

そんなことより手早く片づけを始めてしまいたいけど、リバウンドしないためにはここが重要。

理想の暮らしを考えたあと、どんな暮らしをしたいのか、真剣に考えてみましょう。

(3)まずは「捨てる」を終わらせる

収納グッズに頼らず、まずは「捨てる」を終わらせましょう。

そして、大事なのは「場所別・部屋別」に終わらせるのではなく、「モノ別」に終わらせることです。

つまり、同じカテゴリー別に片づけを勧めていくことです。

そして、「ときめき感度」を上げることが、リバウンドを防ぎます。

(4)場所別ではなく「モノ別」

部屋別に片づけていると、「思い出の品」や「読んでいなかった本」に足をすくわれます。

せっかく「今日は片づけをするぞ」と時間をとったのに、気づけば散らかり放題の部屋でアルバムを眺めて夕方になる・・・・なんて大惨事がワタシはよくあります。

実は、「モノ別」に、衣類、本類、書類、小物類、最後の思い出品という順番が大事。

さくさく進むし、見た目もすっきりします。

(5)正しい順番で片づける

これらの順番は、自分の「ときめき感度」を上げていくために必要です。

衣類は「ときめき感度」を上げる練習にちょうどよくて、写真などはときめきの感度が上がるまでは難しいものなのです。

(6)ときめくかどうか、自分にたずねる

捨てるモノと残すモノをきめる基準は「ときめくかどうか」です。

判断するポイントは、必ず触ること。

それも、しっかりと両手で、1つひとつのモノと対話するように触れることが鉄則です。

モノを触ったときの、自分の身体の反応を感じてみてください。

ときめくモノを触ったとき、体は「キュン!」となります。

全身の細胞が少しずつ上に上がるような感じです。

逆に、ときめかないモノを触ったとき、体は「ズン」と、重くなったような感覚を覚えます。

ここで大事なのは、「捨てるモノを選ぶ」のではなく、「残すモノを選ぶ」ということです。

ときめくモノだけ残しましょう。

そして、ときめかないモノを捨てるときには必ず「ありがとう」といってからお別れするのを忘れずに。

ご縁があってあなたのおうちにきてくれたモノたちに感謝の気持ちを込めて手放すことで、モノを大事にする心が芽生えてきます。

 

3.小物類はこうして片づける

片づけのしかたがものすごくたくさん本書には載っています。

すぐにできることとして、ワタシが個人的におすすめなものは、次の通り。

(1)「毎日持ち歩くモノ置き場」を作る

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このイラストを見た瞬間、猛烈にやってみたくなりました。

ここのところ寒くてコートを着たりストールを使ったりするのですが、バッグとの相性がいまいちになりがちだったのです。

しかし、中身を全部毎回入れ替えると、忘れ物をしそうで怖かったのです。

そこで、無印の大きめのバッグインバッグも購入。

忘れてはいけない定期入れや財布をひとつにまとめることで、ついに「毎日持ち歩くモノ置き場」が完成しました。

ADHD気質で、忘れ物の恐怖症があるのですが、バッグインバッグに「絶対必要セット」をまとめれば、何とかなりました。

(2)書類は「全捨てが基本」である

衣類、本類、書類は、まずは家じゅうから自分の管理できるその種類のものを一か所に集め、行います。

そして、書類片づけの基本は、ずばり「全捨て」。

といても、本当にゼロにできないので、「全捨てが前提」」で、残す書類選びます。

書類はボリュームが少ないことで、つい溜めてしまいがち。

「今使っている」「しばらく必要」「ずっととっておく」など、この先の使用用途がはっきりいえる書類のみを残します。

ポイントは、必ず1枚1枚をチェックすること。

封筒にまとまっていても、広告が混ざっていることが多いので、中身を出して選びます。

ちょっぴり頭が痛くなりがちですが、大丈夫。

お水などをたまに飲みつつ、冷静にカテゴリーごとに進めていきましょう。

とりあえず、衣類をこれから片づけます。

今週も、おつかれさまでした。

いっぱいがんばったことでしょう。

自分をいっぱいいたわってくださいね。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

『「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』ホームライフ取材班

日ごろの生活の仕方がカラダや顔に本当に出てくるのが、50代でした。

ワタシも同窓会で同級生を眺めると、見た目年齢が40台前半の人と50代後半?いや60代にも見えてしまう人がいました。

特に・・・・若いころは、ルックスが上位だった人が、明らかに「緩い性格」により(若いころは、その緩さも魅力だったのに)、ウエスト周り、あごのライン、肌にそのまま出てしまったりすると、非常にもったいない。

そして、自分は・・・?

 

今日は、あなたを歳を重ねても年齢不詳のすてきな大人にするための、ごく小さな習慣をご紹介します。

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ワタシも20代よりも5キロ太りました。

この夏あたりにあるだろう仲間の集まりに向け、あと半年でアンチエイジングを本気で取り組みたいと思います。

そのために取り組むべき項目をピックアップしました。

あなたの周りにいる人たちも、生活習慣によって「年齢不詳の人」もいれば、「年相応もしくはちょっと老けて見える人」もいることでしょう。

この時代、生活を整えていれば同じ50代も全然違う人生ですよね。

 

50代になったあなたが、「足が痛い」「どこの調子が悪い」という病気自慢になるのか、「次はこれに挑戦したい」という憧れられる人生のベテランになるのか。

 

本書は、「老けない人」の習慣を116項目集めています。

自己啓発本や最新の健康に関する本に載っている内容そのものが、「老けない秘密」だった、というものも多数ありました。

やっぱり若く見える人は、結局のところ、知った知識に対しての実践力が違うんだなぁと思いました。

今回のご紹介では、ほかの本で記されている内容はあまりにかぶるので控えています。

ここでは、本当に身近な人が実際実践している内容をそのまま取り出しているので、実にスモールステップです。

あなたが、ひとつでもやってみたいと思う習慣が見つかったらうれしいです。

 

本日ご紹介する項目は、

1.週2回限定ダイエット

2.15分以上時間をかけて食べる人は老化もゆっくり

3.減塩を心がけていた人は、顔がスベスベでシワしらずだった

4.「ベジファースト」

5.カテキンは2~3時間あける

6.納豆やオクラの水溶性食物繊維

7.オリーブオイル

8.キムチは熟成発酵タイプ

 

 

です。

1.週2回限定ダイエット

「毎食腹八分」がよい、とはされていますが、なかなか現実的にはむずかしいもの。

もちろん、腹八分は健康に好影響を与ええます。

でも、毎食満腹まで食べると、とたんにワタシも体重が一気に増加します。

 

そこで取り入れたいのが、「5対2ダイエット」です。

週のうち5日は腹八分を気にしないで、通常の食生活。

そして2日だけ摂取カロリーを通常の4分の1に減らす。

男性なら1日600㎉程度、女性なら1日500㎉程度です。

これは、空腹時間を作るために行います。

近年研究により、軽い断食によって体内の老廃物や有害物質を分解・リサイクルする「オートファジー」が促されることが分かっています。

あなたの生活サイクルを使って、オートファジーを発動させる時間をとるのもよいかもしれません。

2.15分以上時間をかけて食べる人は老化もゆっくり

早食いすると、「血糖値スパイク」という危険な状態になります。

糖質は、血中ブドウ糖を増やし、血糖値が上昇します。

これは血管に負担がかかるので、すい臓からインスリンが出され、その働きで血糖値が下がります。

 

ゆっくり食べると、血糖値はゆるやかに上昇・下降しますが、早食いするとそうはいかないのです。

血管にダメージを与え、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病につながります。

年齢が上がっても、お腹が出ていない人は、日ごろからゆっくり食べている人が多いはず。

脳が満腹感を感じるまで、食べてから15分~20分かかることもありますから、無駄なく食べるにはゆっくり食べることです。

 

3.減塩を心がけていた人は、顔がスベスベでシワ知らずだった

年齢の割にシワが少なく、顔や手足がむくんでいる様子がない。

こうした人は、日ごろから塩分控えめの食事を摂っています。

減塩は、高血圧を予防するだけでなく、シワ、むくみを抑えて若々しい見た目を保ちます。

むくみはその重さで垂れ下がりやすいため、シワの原因になります。

血中塩分濃度を下げようとするとき、体は皮膚の細胞からも水分をもっていくので、肌が乾燥して一層シワができやすくなるのです。

 

4.「ベジファースト」

食後の急激な血糖値上昇の防止に、とても効果があるのがベジファースト。

糖質豊富な主食よりも、食物繊維がたっぷり含まれる野菜を先に食べ、糖の書かと九州を緩やかにしようという食べ方です。

ベジファーストとを心掛けると、「糖化」の抑制にもなります。

糖化とは、余分な糖がタンパク質と結びつく現象です。

「AGEs」と呼ばれ、老化の原因になります。

 

5.カテキンは2~3時間あける

緑茶の有効成分のポリフェノールの一種である「カテキン」。

老化原因の酸化を抑えます。

抗菌・抗ウイルス、肥満予防、認知症予防効果があります。

ただ、このカテキンは効果が長続きしないし、1~2時間後に排泄され、4時間たつと働かないので、2~3時間のインターバルを空けて、こまめに飲みましょう。

 

6.納豆やオクラの水溶性食物繊維

朝ご飯の納豆、夏野菜のオクラ、モズクやメカブといった海藻、長芋などのネバネバしたもの。

これらが好きな人は、精力的で元気いっぱいというイメージがありますが、実際にその通りなことが多くあります。

納豆やオクラなどのネバネバの正体は、水溶性食物繊維。

 

7.オリーブオイル

香りが高く、健康にもよいオリーブオイルは大人気。

オイルは加熱に弱いタイプもあるので、ドレッシングで我が家も使っていましたが、それは間違いだったようです。

アンチエイジングを意識する人は、オリーブオイルは、炒め物にも使っていました。

オリーブオイルの成分の4分の3を占める「オレイン酸」。

これは健康効果が高い不飽和脂肪酸で、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールだけ減らす、という離れ技を持っています。

加熱しても健康効果を失いません。

サラダ油から切り替えることを今、決めました。

味噌汁に足すと、つや肌に変身できるそう。

若見えする人は、朝食でオリーブオイルをかけたトマトを食べていたりするそうです。

ちなみに、かたいトマトを買ってしまったら、おいておいてしっかり赤くなるまで待つと、リコピンが増えます。

傷のある安売りのナスやトマトなど、傷物の野菜や果物は、とても「買い」。

傷がある分だけ、これ以上腐らないように抗酸化作用がその野菜や果物から出るからです。

それにより、さらに健康効果がアップするのです。

 

8.キムチは熟成発酵タイプ

スーパーで「ヨーグルトとキムチは発酵食品♪」といそいそとかごの中に入れていました。

しかし、ヨーグルトは動物性発酵食品。

その乳酸菌は胃の中を再現した実験によると、3時間後にはほとんど死滅したそうです。

では、植物性発酵食品であるキムチなら?

実は多くの市販キムチには、乳酸菌がほとんど含まれていない商品があるのです。

漬物を浅漬けして、調味料を混ぜたもの、という作り方であることが多いのだとか。

多くのスーパーのキムチは、そんな感じ。

本場韓国産の熟成発酵したものが、本当に健康効果があるのだそうです。

いっそ家にぬか床を用意して、新鮮な野菜をぬか漬けした方が、いちばん乳酸菌を口にすることができるでしょう。

見た目年齢、って結局体内年齢。

本当に侮れない。

同じ50代でも、「膝が痛い」とこぼしている人もいれば、テニスを楽しんでいる人もいた同窓会。

次回は絶対後者のグループに入ってやるんですのよ。

 

 

今週も、寒い中おつかれさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

 

 

 

『自分をよろこばせる習慣』田中克成

本書は、元気がたくさんもらえる本です。

 

あなたを幸せにするシンプルな習慣をつくってみませんか?

本書の幸せのためのキーワードは「悦(えつ)る」

まずは、次の質問に答えてみてください。

・子どものころにやりたかった職業は?

・昔から好きなことは何でしょう?

・ずっとハマってやっていることはありますか?

・あなたが「自分、いけてる!」と思う瞬間はどんなときですか?

・お気に入りのものは何ですか?

・誰にも気づかれない、ちょっとしたこだわりは何ですか?

・あなたが習慣にしているのはどんなことですか?

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この質問の答えに”あなたの悦”が隠されています。

ご満悦な人生を送るちょっとした毎日のヒント。

本書にはそんなスキルがたくさん詰め込まれています。

「嫌いな自分でいる時間を減らして、

好きな自分でいられる時間を増やす」

それだけが大事な意識すべきこと。

 

好きなことを仕事にすることでもありません。

「好きな自分でいること」で、仕事もどんどん好きになるからです。

仕事が好きになれば、収入も上がり、自然と「自分は運がいい」と思うようになり、コミュニケーション能力も上がります。

すると、あなたにいい情報をみんながささやいてくれるようになります。

苦手な人もいなくなり、あなたは自尊心を取り戻します。

 

そのために大切なことはひとつだけ。

まず、「自分の悦び」を探すこと。

人は、自分の悦びを探すだけで、幸せな人生を手に入れることができるのです。

今回、ワタシがいいなあと思った悦る習慣は、

1.コントロールできることをコントロールする

2.最高の1日を始めるために

3.今日の終わり方をプロデュースする

4.自宅をパワースポットにする

5.落ちている「幸運」を拾おう

6.「アファーメーション」で自分自身に悦る

7.思い込みの力を利用する

8.プチ旅行で人生の幅を広げる

9.明るいところに、人も幸運も集まってくる

 

です。

 

1.コントロールできることをコントロールする

コントロールできることをコントロールする。

コントロールできないことをコントロールしようとしないこと。

幸せになるには、たったこれだけが大原則です。

でも、この当たり前のことを人は見失ってしまいがちです。

私たちは、いつも身の回りのコントロールできない出来事に一喜一憂したり、期待したり、すがったりしてしまいがち。

それは、人生の主導権を見失うことです。

 

幸せになることは、大きな成功や名声を得ることではありません。

特に本書で伝えたい幸せの方法は、もっと身近でいますぐ手に入る、「あなたが」幸せになる方法です。

あなた自身の「悦び」を見つけなければ、本当の「幸せ」は得られないからです。

多くの人によって、明日、人生に劇的変化は起こりません。

だから、今ある普通の生活を”悦れる毎日”にすることができれば、あなたの人生は幸せそのものです。

あなたが自分でコントロール可能な日常にある普段の「悦」に囲まれるようにすること。

そうすれば、あなたらしくあるほど、あなたの周りにも笑顔が増えてきます。

本書は、本当の自分の幸せや、自分らしさを見つけたいと思っている、そんなあなたにぴったりの1冊です。。

2.最高の1日を始めるために

自分が心地よくなれる朝の習慣と、寝る前にリラックスできる習慣を持つことで、1日の始まりと終わりをコントロールできます。

昼間は気を張って仕事をしなければならない状況ですので、朝と夜に心地よい習慣を持つことが、最高の1日をつくるためにも大切です。

多くの成功者が、自分を「悦る」時間を朝に持っています。

リッツ・カールトンの初代日本支社長の高野登さんは、40年間、独自の体操を寝起きにやっているそうです。

「不良牧師」として知られ、有名アーティストやトップアスリート、各業界リーダーにメンターとして慕われるアーサー・ホーランドさんは、毎朝5分間「神様とデートする時間」と称して、聖書を数ページ味わいながら読むそうです。

ジョギングや瞑想もそうです。

大切なことは、その主観をするあなたが、ひとりでも悦れること。

朝から”自分をよろこばせる習慣”を持てば、その日がご満悦な1日になります。

3.今日の終わり方をプロデュースする

夜、寝る前にも悦ることを著者はすすめています。

 

著者の寝る前の「悦」は、アマゾンプライムやネットフリックスでお気に入りの海外ドラマを観ることです。

ハイボールをつくって、ゆったりした気分でリラックスしながら鑑賞します。

一般的には寝る前のブルーライトはだめだ、興奮する映画はだめだ、アルコールはだめだ、と言われます。

でも、著者は今のところ熟睡できています。

 

あなたは、寝る前の「悦る習慣」を持つなら、どんなことをしますか?

ハーブ入りのお風呂でリラックスするとか、橙色の明かりの下で読書する優雅なひとときもいいですね。

著者のマーケティングの先生は、1年の半分をキャンプしながら暮らし、そこに企業の経営者や幹部を招いて研修やミーティングを行っています。

月明かりや焚火をバックに寝る前にバーボンを飲む先生の写真がSNSにアップされると、

「よし、仕事を頑張って俺もまたあそこに悦りにいくぞ!」

と著者の意欲も増すのだとか。

最高の「悦る環境」と「悦る空間」を自分自身でプロデュースして1日を終える。

素敵な人生だと思いませんか?

4.自宅をパワースポットにする

一生のうち半分以上の時間を過ごすことになるあなたの自宅は、心地よい空間になっていますか?

「悦る習慣」とは、あなたの心がよろこぶ時間をプロデュースするということでもあります。

 

まず寝具、快適なものを使っていますか?

カーテンは、テンション上がりますか?

著者の場合、起きてすぐの便器をきれいにしておくことで、せっかくの朝を台無しにしないようにしています。

床に毛やほこりが落ちていても、もったいないですね。

歯ブラシをお気に入りの物にすると、うれしいですよね。

洗面台がぴかぴかだと、朝から気持ちよく過ごせますね。

もっと快適にするにはどうしたらいいか?

そんなふうに、ご自宅のパワースポット化計画を、一度じっくり考えてみるのもいかがでしょうか?

 

5.落ちている「幸運」を拾おう

著者はマンションに住んでいるのですが、よく共有部にゴミが落ちているのを目にします。

商業ビルや電車のなかでもゴミが落ちている光景をよく見かけます。

そうしたゴミを見つけたとき、「幸運、見っけ!」と心の中で叫んで拾うようにしています。

そのゴミをしかるべき場所(ゴミ箱)まで運んであげると”1運気”獲得です。

 

運気をたくさん貯めると、素敵な人とのご縁という形で還元され、その価値は1万円をはるかにしのぎます。

 

6.「アファーメーション」で自分自身に悦る

著者はいつも、自分の頭の中で

「かっちゃん、いいやつ!かっちゃん、すげえ!」

と妄想しています。

自分で自分に言っている、というよりは、みんながそうウワサしていると勝手に思い込んで妄想しています。

意識し始めたのは、幼稚園のころから。

堰堤を猛スピードで走っている自分に、クラス中がそうウワサしていることを妄想しながら走っていました。

あなたも、子供のころにそんな経験ありませんか?

憧れのヒーローになりきって「俺、かっこいい」、大好きなヒロインになりきって「あたし、カワイイ」。

これは”アファーメーション”といって、「自分は言葉通りの人間だ」と脳に思い込ませる効果抜群のテクニックです。

「俺、かっこいいなぁ。今日もイケてるわぁ」

「あたし、今日も超かわいいじゃん!またモテモテね」

こんな風に鏡に向かって、自分を賞賛してみてください。

はじめはバカバカしく感じるかもしれませんが、そのうち

「そんな自分もイケてる♪」

と、思えてきますよ。

 

7.思い込みの力を利用する

思い込みの力を利用すると、常識では考えられないような「臨んだ結果」をつくりだすことができます。

著者の友人の経営者は、高校生の時に

「私は一生お金に困らない」

「私は一生お腹がぽっこりしない」

と決めたそうです。

30年たった今でも、一度もお金で困ったことはなく、不摂生をしてもお腹がぽっこりしたことはないそうです。

別の友人は中学生の時に

「ケーキを食べても太らない」

と思い込み、それ以来、1日3個のケーキを食べることを日課にしていますが、まったく太っていません。

別の友人は白血病と診断され、余命宣告までされましたが、

「私のがん細胞は悪さをしない」

と思い込み、以降20年、薬も飲まず発症もしていない(数値はいまだに異常値を示す)だそうです。

 

著者は、思い込みの力を利用して、自分の”出会い運”をプロデュース。

「必ず会う」とだけ決めていると、お互い必要としているタイミングで、最適な出会いが起こるのだそう。

『人は話し方が9割』の永松茂久さんや、『前祝いの法則』の大島啓介さんなどのベストセラー作家の皆さんとご縁をいただいたそうです。

 

自分の都合のいいように思い込むことで、人は誰でも思い通りの自分をつくることができます。

なぜなら、私たちの脳は、必要なものを自動的にサーチするようにできているからです。

一度だけ思い込んだら、もう忘れて大丈夫。

思い込むだけなので、負担もリスクも少ないので、おすすめの習慣です。

 

8.プチ旅行で人生の幅を広げる

月1回、日帰りや1泊2日でプチ旅行をする習慣をもつこともおすすめです。

わざわざ遠出をしなくても、普段いかない近所の観光名所やキャンプ場でも構いません。

幸せな成功者の多くは行動範囲が広く、選択肢に自由があります。

一方で、なかなか自分の殻を破れない人の多くは、行動範囲がいつも同じで生活に変化や刺激がありません。

著者に相談に来た人に、以前「行ってみたいところはありますか?」と聞いたことがあるそうです。

「京都に行ってみたい」

とその女性は答えましたが、

「職場と家庭の往復で、主人の帰りも遅く、子育て中で時間は全く取れない。

できるとしたら、子供が独立してから・・・」

といけない理由を一生懸命並べていました。

著者は、

「直近の休日に、ご主人かご両親に頼んで時間を作り、日帰りで京都に言ってきてください。いつ行けますか?」

と再度伝えました。

彼女は困惑していましたが、最終的には著者の提案を受け入れ、翌週に実行。

そのたった1回の成功体験で、彼女の行動範囲と選択肢は格段に広がりました。

その翌月には、以前から学びたかった講座を受講するため、毎月新幹線に乗って名古屋まで泊りで通うようになりました。

人生を変えたいなら、内面を変えようと頑張るより、まずは行動を変えてしまった方が圧倒的にスピーディ。

コロナの時期には動けなかった著者は、その時期仕事も停滞気味でした。

ここからは行動を変えるとき。

著者の場合は、どんどん海外に出て、アフリカも「近所」と呼べるくらい人生の幅を広げようと思っています。

 

9.明るいところに、人も幸運も集まってくる

どの習慣を取り入れたいか迷ったら、とりあえず「笑顔」でいることが著者のおすすめです。

笑顔でいることは、自ら輝きを放つ恒星のような存在になるイメージです。

恒星はまわりの惑星や星々を照らし、私たち生命に温かさを与えてくれます。

それと同じように笑顔は多くの人を和ませ、気持ちを明るくします。

笑顔でまわりを明るくしてくれる人はみんなに好かれますし、笑顔で温かく寄り添ってくれる人は多くの人に慕われます。

「笑う門には福来る」といいます。

お祭りのにぎやかさが多くの人を惹きつけ呼び集めるように、笑顔や笑い声が飛び交う場所には、人がたくさん集まってきます。

人がたくさん集まってくるところが「人気(ひとけ)がある」と言います。

人がたくさん集まってくる人のことを「人気(にんき)がある」と言います。

人気があるところで、経済は活性化します。

よい情報が集まり、その場所で人生がよくなる人たちが増えます。

 

人も、お金も、情報も、運までも、すべては明るいところに集まってくるのです。

 

笑顔は、あなた自身をパワースポット化してくれます。

ちつも笑顔でいることは、幸せな人生をつくるうえで欠かせない「悦る習慣」です。

そのほかにも、

目標はコロコロ変えていい

宣言してみる

などなど、たくさんの悦る習慣が詰まった本書。

本当に読んでいて元気がもらえます。

ぜひご覧になってください。

 

今週も、おつかれさまでした。

では、また。

 

『心理的安全性~最高のチームはみんな使っている』原田将嗣

突然ですが、チェックです。

あなたの職場でこのような言葉が使われていませんか?

1.相談されたら本人のことを思い、「まずは自分で考えて!」と言っている

2.新しいアイデアが出てきたら、考えてくれた人にやってもらうのが一番なので、「じゃあ、担当としてやっておいてね」

3.一度教えたことをまた聞かれたら、「前にも言ったよね」

4.自分が担当する仕事でトラブルがあったとき、周りに迷惑をかけないよう「大丈夫です」と言い、まずは自分で何とかできないかを考える

5.後輩や部下から、仕事の目的や、やる理由を聞かれたら、チームワークを乱さないためにも「仕事なんだからそんなこと考えないでやるんだよ」と伝えている

6.途中から参加したプロジェクトの会議で上司に「何か意見ある?」と聞かれたが、まとはずれになってはいけないので「特にありません」「いいと思います」と答えた

半分以上思い当ったら、心理的安全性が下がっている黄色信号だそう。

 

めちゃくちゃ反省です。

自分は全部やってます。

でも、説明していると部署内のナンバー2がいちいち足を引っ張ってくる。

「いいからやるんだよ!」と心で思ってしまうことはあります。

 

しかし、心理的安全性が保たれないと、チームのメンバーの最高出力を出すことができませんよね。

ワタシのチームはもっと出力を出すことができる人たちですが、引き出し切れてない。

勉強し直したくて読みました。

 

わがチームのナンバー2は、仕事へのモチベーションは低いのですが、一人で任せるとうまくいきます。

この冬からその方針でいくとうまくいくことが分かりました。

多分、ひとりで企画して仕事するのが向いているのでしょう。

しかし、チーム作業になったときに、「少しでも手が抜けるよう」に発言するのです。

より”目標達成しよう”と掲げても、”それよりも、早く帰ろう”という意見なので、一苦労。

 

でも、仕事はやりようで、もっと変えられるかもしれません。

心理的安全性を保った言い方をしたうえならば、もっとはっきりと”目標達成のためにこうするんだよ”という意見を伝えられるかもしれません。

ひょっとしたら、言い方を変えればさらに良さを引き出すことはできるかもしれません。

そのメンバーをうまく使えるようになれば、きっとワタシもスキルアップします。

うまくいく未来を思い浮かべて引き寄せつつ、もっと良い職場環境をめざしていきます。

ほかの2人のメンバーを盛り上げることもできるかも。

 

本書から、使いたいと思った言葉は、次の通り。

1.〇〇さん、おはようございます。

2.やってみよう!やればわかる

3.〇〇、苦手なんです。よかったらお願いしていいですか?

4.ちょっといま、いいですか?

5.きっかけ言葉とおかえし言葉

6.~してくれてありがとう!

7.この会議のゴールは〇〇です

8.ありがとう。ほかの人の意見も聞いてみよう!

9.どう分担していこうか

 

心理的安全因子を作る「4つの因子」

著者がシニアコンサルタントを務めるZENTechでは、日本の組織文化・働き方・職場環境に合わせた「日本版・心理的安全性」づくりに取り組んでいます。

そこで日本の組織を6000チーム以上を計測。

検証を重ねた結果、重要な因子を4つ見つけました。

それが「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」の4つの因子です。

この話助挑新(わ・じょ・ちょう・しん)の4因子を高くすること。

これがチームが力を合わせ、知恵と工夫を積み重ね、アイデアを出し合う多面い大切です。

話しやすさは、「ちょっと今、いいですか?」と言える関係性。

助け合いは、「何かサポートできる?」と言い合える関係。

挑戦は、「まず、やってみよう」というスタートができる環境。

新奇歓迎は、「その視点はなかった!」と新しいものを受け入れる気風です。

では、これらをつくる環境づくりのために、どんな言葉をかけあったらよいのでしょうか?

1.〇〇さん、おはようございます。

1日の仕事の始まりは、挨拶から。

とても重要なものだとワタシがわかったのは、中堅メンバーになって以降でした。

挨拶時に、相手の名前を添える。

大事ですね!

人の名前を覚えるのがものすごく苦手なんですが、がんばります。

名前を呼ぶことにより、たとえばこんな流れができますよね。

「〇〇さん、おはようございます。」

「課長、おはようございます。そうだ、ちょっと聞いてくださいよ・・・・」

 

挨拶だけでなく、会議などの場でも、「誰か意見ある?」ではなく、「〇〇さんは、どう思いますか?」と部下の「きっかけ言葉」として使うことも効果的。

積み重ねていけば報告や相談が増えます。

今年はほかの部署の人たちにも「〇〇さん、おはようございます」をやっていこうと思います!

2.やってみよう!やればわかる

チームでアイデアがたくさん出ると、どこから着手しようか決め手に欠ける場合も出てきます。

けれど、検討を重ねていてもいつまでも実践に移れないことってあります。

そんなときは、ちょっとだけやってみる。

ダメージも少なく、すぐ戻せるようなアイデアは、まず試してみましょう。

そんなときに使いたいのが、この言葉です。

「社内で整えるべき資料やツール、フローの改定案などたくさん出てきましたね」

「そうだね。どこからやっていくといいのかなぁ」

「そうですね、もうちょっと検討してみましょうか・・・」

「まずはやってみよう!やればわかる」

トライ&エラーができるようになれば、得られるものは成功。

もし失敗しても「これは違うんだ」という発見です。

それができる環境づくりが大事ですね。

3.〇〇、苦手なんです。よかったらお願いしていいですか?

ダメな頼み方は、「これ、やっといて」。

チーム内で助け合い因子を増やすには、先輩やリーダーが率先して「苦手なこと」を開示することは心理的安全性を高める行為です。

「〇〇はちょっと苦手で」と伝えていれば、メンバーも、「よろしければこちらでやりますよ!」とサポートしやすくなります。

4.ちょっといま、いいですか?

わからないけど聞けない・・・

ワタシはものすごくそういうことが多いです。

チーム内のナンバー2が、人を小ばかにする物言いをすることが多いのです。

だから、何度もPCの質問がしにくい。

でも、ほかの課の人に質問する、という手もありますね。

そうしよう。うん、そうしよう。

今年はほかの課の人に質問する!を目標のひとつにします。

5.きっかけ言葉とお返し言葉

①相手の行動を促す、きっかけ言葉

②相手の行動や結果を受け止める、おかえし言葉

「きっかけ言葉」は、メンバー、上司、先輩、同僚の行動を促すために使い、そうして起きた行動を「おかえし言葉」で受け止めます。

これはバランスが必要です。

「きっかけ言葉」のキホンは「かみ砕く」こと

人々の行動を促す「きっかけ言葉」は、上手な「きっかけ」づくりがポイント。

あまりにハードルが高すぎても、低すぎても、うまくいきません。

「聞き手が余裕でできることより、一歩上を目指してかみ砕く」

すると、メンバーの成長も見据えたきっかけ言葉になります。

 

6.~してくれてありがとう!

ダメなのは、「いろいろありがとう」。

これ、ワタシが使っちゃいがちです。反省!

「ありがとう」には、「理由を具体的に言い添える」と、効果的。

自分も若いころ、上司に理由を伝えてもらって褒められたのが、がんばる意欲のきっかけになりました。

何より、「理由付き」でお礼を伝えられた人は、次回も「より理想的な行動」をとりやすくなる、と著者は言います。

たとえば、

「この間の〇〇の議事録。参加できなかった私にも、箇条書きで分かりやすくて助かった。うまくまとめてくれて、ありがとう!

これ、最高ですよね。

メンバーは

「次回も箇条書きにしようかな」

と思うとともに、読み手にわかりやすいまとめ方を模索するかもしれません。

7.この会議のゴールは〇〇です

「この会議のゴール(目標)は、ここです」

とゴールを共有、確認してから会議を行うことで、参加者全体が話しやすい会議になります。

ゴールとは、会議終了後にどういう状態になっていたらいいのかを指します。

ゴールは5タイプあります

①共有:情報の共有と理解ができている

・報告、データの確認

・仮説を出しあう、影響範囲の理解

②発散:アイデアが広がっている

・アイデアをブレスト、方針を話し合う

・相手視点で考える、視点と手段を検討

・相談、依頼、共有先を話す

③整理:優先順位がつけられている

・緊急度、重要度を考える

・時間軸とリスクの依存関係を整理、コスト・リスク・リターンを検討

④意思決定:やるかやらないかが決まっている

⑤プロセス:進め方に合意できている

・役割分担とスケジュールに落とす

・次回のチェックポイントを決める

8.ありがとう。ほかの人の意見も聞いてみよう!

ダメなのは、「うーん、それうまくいくかなぁ」。

ワタシが日々メンバーの一人に言ってるやつです。

漠然とした経験則からの否定になるから、それが言いたくなくて結局メンバーへの相談ができなくなり、ひとりで丸抱えするパターンになる。

その丸抱えの第一歩が

「その作業の目的って何?うまくいかないんじゃないの?」

という言葉を飲み込むことから始まります。

 

こうしたときには、意見をなんでもホワイトボードに書き込み、見える化する。

一見「まとはずれ」に見える意見でも、ホワイトボードに書き込んだり、各自で桃を書いてもらい、それを共有ドキュメントにする。

良い意見、悪い意見といった判断を手放して、まず数を出し切る。

その中から最適解を選ぶ。

「ほかの人の意見も聞いてみよう」は、”発言すること”と”発言内容”に対する反応を分けます。

発言したことには「ありがとう」であり、発言を歓迎していることを伝えていくのです。

とにかく、ホワイトボードに書く。

そして、「ほかの人に意見を聞く」。

9.どう分担していこうか

ダメなのは、「じゃあ〇〇さん、担当よろしく」。

ここまで振りたくはないけれど、自分で出したダメ提案は自分で回収しろよ、と思ってしまう。いかん、いかん。

ただ実際「ちょっと不思議な提案」は本人に自己回収させると、自分で没にしたり、形を変えたりします。

しかし、「じゃあよろしく」を毎回言うと、明らかに「言わなきゃよかった」という表情に。

だから提案がいまいちだっときは、「じゃあ、ほかの人に聞いてみよう」。

そして、何とかなりそうならば、「どう分担していこうか」にしようと思います。

イデアを出した人が、即「仕事が増える」という罰を受けるようでは、行動心理学からすると、「アイデアを出すと仕事が増えるから黙っておくほうがよい」になります。

でも、ほかのメンバーのよい提案があることも多々あります。

そんなときは喜んで、「どう分担していこうか♪」を発動しようと思います。

 

ま、いろんな人がいるのが世の中なので。

それにも負けずに前に進んで見せますわよ。

だから、これからもがんばることができるはず。

では、また。

 

 

 

 

『心の強化書~メンタルをむりせずタフにする』塚本亮

「強がってばかりいてもすぐにいっぱいになってしまいますし、自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか」

これは、サッカーの日本代表チームで長くキャプテンを務めた長谷部誠選手の言葉です。

 

ワタシは小さいころから注意が欠損しやすく失敗体験が多かったため、自分ができないことについて、強くコンプレックスを抱いてしまいがち。

そのため、自分の弱さを受け入れるのが下手です。

しかし、著書『心を整える。』で、弱いなら弱いままで受け入れ、心を整えていく方法論を見出しています。

 

誰にでも足りないところがあります。

爆発的に人気の『すぐやれる人とやれない人の習慣』を書いた著者にも、足りないところがあるのだそう。

スポーツもこれと同じで、それぞれに強みも弱みもあり、そこにハーモニーが生まれ、勝てるようになる。

あなたも何が何でもメンタルを強くしようとするより、弱い自分をみつめなおすことを著者は勧めています。

無理して自分を強くするのではなく、弱いままで結果を出す。

その方法はいくらでもあります。

今回のポイントは、

1.お気に入りの書店を持つ

2.5分だけノートを書く

3.理想像を3人持つ

4.ひとりの時間を積極的に持つ

5.動機を3つみつける

です。

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1.お気に入りの書店を持つ

読書をする。

これはあなたが閉じ込められた思い込みから飛び出す力となり、心も強くしてくれる行為です。

著者は高校1年の時に校内で事件を起こし、自宅謹慎となりました。

勉強もスポーツもできない自分に嫌気がさした矢先の出来事。

謹慎処分となり、その間に親と出かけた書店で、それまでの著者のもやもやした思いは一気に崩れました。

書店で見つけた本には、さまざまな成功者たちが描かれていました。

そして、誰一人生まれながらの成功者ではなく、多くの苦悩を乗り越えて道を究めたことを知りました。

 

ある成功者は、父親がコメ相場で失敗したことで、平穏な生活を失いました。

故郷を捨てざるを得ず、小学校に3年生までしか通えず、丁稚奉公に出されました。

これは現在パナソニックにつながる松下電器の創設者、松下幸之助氏のエピソードです。

著者は、自分がその状況だったら絶望しただろう、と愕然としました。

松下幸之助氏は、そんな状況でも絶望せず、「経営の神様」と呼ばれるまでになったのですから。

 

私たちはどうしても周囲の世界をすべてと感じてしまいがちです。

しかし、全く違う価値観に触れると、世界が崩れるような感覚さえ味わえます。

今いる状況と言う小さな箱を飛び出すために本を読めば、たくさんの人生に触れることができます。

著者は自分が高校生のときに書店に言っていなければ、現在の自分はなかったと振り返っています。

著者からのお勧めは「最低3つのお気に入りの書店を持つ」ということです。

2.5分だけノートを書く

いろんな本によく書かれている「ノートに書く」。

実はワタシも10月くらいにチームがうまく動かないとき、朝の出勤する電車の中でノートを書いて、ひとつの解法をみつけることができ、11月からチームがまわり始めた経験があります。

スマホじゃだめなんです。

ワタシがそのときノートで使ったのはマインドマップでした。

家では『ゼロ秒思考』の「メモ書き」を使いました。

気持ちがぐるぐるしすぎて、心療内科のカウンセリングを頼んだ方がいいのでは?となっていたのです。

しかし、りょうきんは1時間8000円。

安くないし、しかも予約待ちは3か月です。

「メモ書き」は、カウンセリング効果が十分ありました。

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著者は、忙しい現代社会に遭って、「自分と向き合う時間」が本当に必要であると言っています。

別の言い方をすれば「自分を振り返る時間」

ここでは、手帳などを見直していく時間もこの「自分を振り返る時間」になります。

かなり勉強したはず、お金はまだあるはず。

これらの甘い認識は、現実の自分と向き合うことから自分を遠ざけてしまいます。

ひどい時には、現実と向き合うことが怖くなることだってあります。

混んだ帰りの電車の中で行うならば、メールの「今月のカード明細」を確認するだけでも、非常に意味があります。

ちょっと空いた電車内でできる、もしくは帰り道のカフェで一息つけるならば、ノートが有効です。

サッカーの中村俊輔選手といえば、芸術的とも評されるフリーキックで有名。

大舞台でゴールを決める中村選手のメンタリティの強さは、「サッカーノート」にあることで知られています。

高校生になるころ、大きな挫折を味わった中村選手は、ノートに目標や課題、反省はもちろん、不安や孤独、自信などの感情まで、日々感じたことを素直に記録したそうです。

まさに、「現実と向き合うためのノート」ですよね。

中村選手は自分としっかり向き合うことで、心の強さを獲得したのでしょう。

 

ノートを毎日書く行為は夢をかなえるための「鍵」と言えるでしょう。

3.理想像を3人持つ

「僕の場合、無理して先に人格をつくっちゃうんですよね。

ヒーローとしての人格をつくって、普段からそう振る舞うようにする。

それをつづけていたら、自分の本物と重なるんですよ。

つくった人格が、本当の人格になるんです。

そうしたらホンマにカッコイイ本田圭佑ができ上がるんですよ。

だから1日1日が本当に大切になってくるんです」

これはサッカーの本田圭佑選手のコメントですが、彼のこの言葉からは、自分の理想像を持つことがいかに大切かということが学べます。

 

目標を持つことはもちろん大切ですが、達成すれば完了です。

「何のためにそれをするのか?」という考え、すなわち目的を持つこと、それが大切なのです。

著者は、目的を「状態」、目標を「行動」と分けて考えます。

 

「来月末までに〇〇する」という目標を設定したとして、しかしそれは「何のためにそうするのか?」という問いに答えられるでしょうか?

その未来イメージにワクワクできるか、ということも重要です。

あなたの未来像を考えるときには、それは「どういう自分なのか(状態)?」と問うてみましょう。

そうすれば、そのために「何をすべきか(行動)」が自然と明確になります。

 

理想像のために自分のロールモデルとなる人を見つけることも、良い理想像をクリアにする手段です。

複数のロールモデルを見つけ、それらを掛け合わせていいとこどりをすればいいのです。

目標を見つける際は必ず3人の尊敬する人を挙げることを著者は生徒さんに勧めています。

1人だとハードルが高くなりすぎてしまいがちですが、こういう風に歩みたい

くらいの理想を見つけることができます。

そこからそうなっている姿をイメージします。

イメージできたら、そこに近づくためにどんな行動が必要か書き出すのです。

すると、どういう行動指針が必要で、何が障害になっているかまで、くっきり浮かび上がります。

 

4.ひとりの時間を積極的に持つ

孤独と上手に付き合うスキルは、強い心を育てるための必須条件。

現代人が感じる漠然とした不安から「自分を取り戻す」ために必要な時間です。

この時間を捻出するのは、現代は至難の業ですね。

これには、とにかく「自分との約束」として、ひとり時間をスケジュールに

書き込むことからスタートです。

そして、自分との約束を守る!

 

著者の場合は、読書する、ジムへ行く、セミナーに参加する、会いたい人に会う、食べたいものを食べる、観たい映画を観る、といた、自分がこうしたいと思うスケジュールをまず手帳に書き込むようにしているそうです。

自分の意志の弱さも自覚しているので、ちゃんと書いておかないと、

「ジムに行こうと思っていたけど、まぁいいか」

となり、さほど重要でもない仕事も引き受けてしまうからだそうです。

また、予定をしっかり書いておけば、気が乗らない誘いも断れるようになります。

流されない自分を保つと、そこに自信もついてきます。

スケジュール帳には、自分の予定を書くことから始めてください。

5.動機を3つみつける

目標に向かって進んでも、うまくいかないことが起こると、心が折れそうになる。

それどころか、実際に折れることもあります。

そんなときは、何かをやる理由、つまり「動機」が1つしかないという場合がよくあります。

動機は「柱」のようなもの。

目標は柱の上に乗っかっている、そんなイメージです。

柱が1本だけだと、ポキッと折れた時、当然目標は落下します。

そうならないためには、柱を太くするか、複数にするしかありません。

複数であれば、1本が折れてもほかの柱で支えられます。

 

動機で大事な点は、個人的なものにしないこと。

これは、目標達成したときに享受できるのが自分だけだと続かないことが多いからです。

カナダのブリティッシュコロンビア大学の心理学者エリザベス・ダン博士の実験があります。

学生2グループのうち、片方は自分のためにお金を使う目的で5ドルを渡します。

もう1グループは他人のために20ドル使うようお金を渡しました。

そのうえでのちの幸福度は、どうなったのか。

自分のためにお金を使ったグループの幸福度は変わりませんでしたが、他人のためにお金を使ったグループは幸福度が上がりました。

要するに、利他的な行動によって、私たちの幸福度は高まります。

 

動機は複数がよい。

そしてその場合、「自分」「周囲」「社会」の3つになるとベストです。

あなたの目標達成にも、より多くの人を巻き込むことが重要なのです。

今年こそ、「自分との約束を先に手帳に書く」を実践します!

それから、ずっと何年も目標にしていた「ダイエットする」。

なかなか実現していないのです。

今年は「健康的になる」に替えて、そのための目標を考え、動機をつくってみます。

それから、そこには「スリムな見た目になって、若手にも堂々と意見を言えるようになりたい」という裏目標がありました。

若手に見た目で負けてしまうと、気恥ずかしくなって言いにくいこともあります。

しかし、実力をあげて言いたいことは言います。

それで聞かないお子様がいても、知らんし。

そこまでは教育しきれないし、人は変わらない。

その人に会った言い方を考えて実践したら、あとはあちらの領域ですね。

そのためにダイエットとか、意味が分からない。

自分の健康のため。

自分の健康寿命のため。

好きなことをして、好きな仕事をして、好きな生活をするために、健康になろうと思います。

 

今週もお疲れさまでした。では、また。

 

『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』越川慎司

800社以上、のべ17万人の働き方改革を支援してきた著者。

今でも爆発的に売れている名著『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』では、社内で上位5%の仕事のできる社員たちをAI分析して、彼ら彼女らが持っている習慣を徹底分析しています。

 

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ビフォア・コロナで調査した「トップ5%社員」の結果と、ウィズ・コロナで行った調査結果で、共通点と相違点がそれぞれ確認できました。

 

そしてさらに、「上位5%リーダー」でも違いがあることがわかりました。

上位5%社員の中に管理職も含まれていたのですが、管理職のみ抽出すると、思いもよらない特徴的な傾向があったのです。

それは自分本位の「伝えるコミュニケーション」から、相手主役の「伝わるコミュニケーション」の実践でした。

さらに、厳しい状況の中で5%リーダーが目指すようになったのは、「共感と共創」です。

同情するのではなく共感し、一方的に提案するのではなく、ともに考え抜く。

リーダーのこの考え方はチームに浸透し、チームの目標達成へとつながるのです。

 

今回のポイントは次の通り。

1.効率よりも、チーム内の意義・目的の理解

2.5%リーダーのちょっとした行動習慣

3.意図的に時間と気持ちの余裕を作るようにしている

4.話が短い

5.会議の参加者が「自分事」として参加する工夫

6.48%はメンバーにかなわない、と思っている

 

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1.効率よりも、チーム内の意義・目的の理解

上位5%リーダーはチームが目標達成することのみを考えています。

自信の評価を上げることも考えていますが、個人ではなくチームの目標達成が最優先事項なのです。

個人の目標をめざす5%社員とは違い、より大きな組織目標を達成しなくてはいけない5%リーダーは、メンバーの協力が必須です。

もともと業務処理能力が高いメンバーがリーダーに抜擢されることが多いので、自分の能力や頑張りでチームの目標を達成しようとする人は大勢います。

しかし、会社としてもそんな甘い目標を与えるわけがありません。

 

そのため、5%リーダーは、メンバーに必ずタレント(能力)があることを信じ、それを引き出すためにどのようにティーチングとコーチングをすべきかを考えます。

メンバーに自由と責任を与え、自発的に動いてもらうことで、リーダー自身の管理負担を減らそうともしています。

 

5%リーダーはすべてを完全にマネジメントできないと腹をくくっており

「メンバーの方が自分より顧客や現場に近い分、より多くの情報に触れ、業務スキルも高い」

と答えるリーダーが5%社員の中には大勢いました。

 

この上司たちの「手放す」という行為が実はチームの結束力を生み、それがチーム個々の自主性を育みます。

 

ワタシも期せずしてメンバーに仕事を「任せる」ことがありました。

あんまり仕事をしようとしないメンバーに、「これ、任せるから」と半ば「投げた」だけです。

しかしそのメンバーは、とても丁寧に仕事を仕上げてきました。

反省です。

本書を読んでこの章が一番自分を反省させています。

つい「自分でやっちゃう」モードが発動してしまうのです。

今のチームには、モチベーションに「?」がつくメンバーが1人います。

しかも主要なポジションです。

目的の共有をしようとしても、

「そんなに頑張らなくていいんじゃないですか?」

という頭から血の気が引くような返事がきます。

「いや、これくらいの達成率にすると、目標に近づけるよ」

と提案すると

「これくらいでいいじゃないですか」

と低レベルの提案をしています。

だから、秋からは

「メンバーで話し合いをすると、その足を引っ張るナンバー2にくそ提案でつぶされるから、話し合いをしないでリーダーの自分が走り出し、後からメンバーに仕事をふる」

という究極方法を編み出し、やってきました。

しかし、これは当然自分の首を絞めます。

でも、目標レベルまでは達成します。

さらに11月からは、

「ナンバー2がいない日にナンバー2以外で話し合い、目的を共有する」

という手法でいきました。

話し合ってみると、ナンバー2以外はすんなり目的を共有してくれたので、仕事を分担し、はかどらせることができました。

さらにナンバー2には、小さい企画の運営を投げるようにしました。

すると自分の担当する仕事となると、何故かいつもの「これくらいで」という手抜きをしないでやり遂げました。なんだよ、やればできるんじゃん!?

 

社内でも曲者で有名なナンバー2でしたが、「自分の仕事は自分の考えた手順で」やりたかったり、「自分の評価につながることは頑張りたい」様子がわかりました。

 

自分なりにはこの手法、大成功だと思っています。

ただ、ほかの部署のリーダーたちから、

「あいつの仕事がひどいんだが?!」

という他部署からクレームもありました。

彼の他部署との連携仕事の質の悪さに、

「おい、あいつの指導はどうなっているんだ」

と他部署リーダーから叱りの直接電話ももらったりしました。

そう。彼を使いこなすには、ふつうのやりかたではダメなんですよ。よくわかったね。

うちのチームではうまく働かせることができます。

しかし、彼の本質は変わりません。他所に異動したときは、ひょっとしたらうまくいかない。でも、そこまでは責任取れなくてごめんよ。首にしてくれ。

そのあたりはもう彼の性格の問題なので、変えることは難しいと思っています。諦めました。

後日カーネギー先生の『人を動かす』でもじっくり読もうと思います。

 

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2.5%リーダーのちょっとした行動習慣

著者は178社に対して新任管理職研修や若手社員向けのリーダーシップ研修を展開してきました。

その中でも78社には、複数回のリーダーシップ研修を開催し、成果を出し続けるリーダーの育成に取り組みました。

今回の調査で体系化された行動習慣を、78社1408名のリーダーに適用しています。

たとえば、

・時間と精神の余裕を生むためにバッファー時間の創設

・週1回15分の内省タイムの強制設定

・口角を2センチ上げて話すことを推奨

・うなずきを2センチ以上大きくする

といったことを展開しました。

すべてが成果アップにつながるわけではないそうです。

短く話すまとめ力や、相手の喜怒哀楽を感じ取れるセンシングなどは、一朝一夕にみにつくものではない、と著者は言います。

しかし、自分ではなく相手を主役ととらえて、自分の思いが相手に伝わるコミュニケーション術は意識してまねできます。

また、「心理的安全性を確保せよ」と命令するよりも、「社内会議の冒頭2分で雑談せよ」と具体的に指示した方が、行動を起こしてもらいやすいこともわかりました。

著者の育成プログラムは91%が満足し、現場に戻ってからの行動変容を89%が実感しています。

多くのプログラム参加者が、行動を変え、内省タイムなどにより、行動変容が定着しました。

こうした確実に成果を出し続ける著者のプラットフォームですが、ひとことで表すならば、組織を「言われたことだけをやる」のではなく「自走式」の組織へと変容させるのがポイントです。

 

確かに!

ワタシのチームでも、仕事をメンバーに任せて自走式にしたときのほうが、効率が非常に高いです。

それこそ、効果が2倍は違うと思います。

「自分がすべてやってしまえば、一番高い効果を得ることができる」

というのは思い上がりだった、と今反省しました。

3.意図的に時間と気持ちの余裕を作るようにしている

上位5%リーダーを対象とする調査では、360度カメラを設置して働いている様子を録画し、行動を記録・研究しました。

そこで明らかになったのは、移動スピードの違いです。

5%リーダーのうち59%が、明らかに平均よりもゆっくりと移動していたのです。

この結果は著者の前著『トップ5%社員の習慣』とは逆の結果です。

5%社員はせっかちで、歩くスピードは一般社員より速かったのです。

 

理由を追求すべく、ゆっくり歩く5%リーダーに直接ヒアリングをしました。

「そんなことまで調査したのですか!」

と驚いた後、

「自分ではゆっくり移動しているとは思いませんでした」

という反応。

ただ、5%リーダーはほかのアンケートで

「意図的に時間と気持ちの余裕を作るようにしている」

と答える人が58%いたので、それが歩くスピードに反映されているのだと著者は分析しました。

 

また、5%リーダーは自分が仕切る会議では時間内に終わることを厳守していました。

ほかの管理職よりも会議中に時間を確認する回数は2.8倍多く、時間内どころか予定より早く終わらせようとしていました。

また会議改革に取り組む5%リーダーも多く、一般的な管理職の3倍以上の人が社内会議の量と質を改善しようとしていました。

 

・30分の定例会議を25分に設定

・意思決定の会議は参加者を絞る

・会議の冒頭でアジェンダを各参加者の役割を発表する

 

ヒアリングでわかったことですが、5%リーダーはエレベーターを使わず、階段で移動する人が多いこともわかりました。

そして、階段は速く駆け上がるのです。

一方、オフィスフロアや廊下はゆっくり歩いているのです。

メンバーから気軽に声をかけられることをよしとする5%リーダーは、あえてゆっくり歩いて間を作っているようにも見えました。

「今、ちょっといいですか?」

と声をかけてもらいやすい。

そういったことまで計算して行動しているのです。

 

4.話が短い

今回のヒアリングと1対1のミーティングの様子を分析すると、5%リーダーのうち58%は、発言頻度は多いが、発言時間は短いことが分かりました。

相手に話をさせるように、しっかり聞く姿勢にあることも特徴的でした。

相手に思いが伝わるようにするには、メッセージをコンパクトにまとめて発する必要があります。

聞く時間より話す時間の方がテンションが上がることを5%リーダーは知っています。

一方で「丁寧に話せば確実に相手に伝えることができる」と勘違いする管理職も多くいます。

相手が聞く気にならなければ伝わりません。

長い文章も、キーワードで伝えた方が即座にその意味が伝わります。

「意義」「目的」「数字」にコンパクトにまとめる

5%リーダーは最初の一言に魂を込めます。

会議が終わった1時間後、

「どのパートが最も記憶に残っている?」

という質問を参加者7516名に投げかけたところ、最も記憶に残っているのは、「最初の15分」でした。

冒頭のインパクトと最後のパートに力を注ぎこめば、インパクトを残しやすいのです。

5.会議の参加者が「自分事」として参加する工夫

社内会議では、アジェンダと冒頭で参加者の役割を明確にすれば、参加者は適度に緊張し、会議中にほかの仕事を内職する、なんてこともなくなります。

あなたが中心で進める会議の中で、アジェンダと役割を提案するのは、こんな感じです。

・今日のアジェンダは3つです

・1つ目のアジェンダでは営業部の鈴木さんから意見を聞きたいと思います

・2つ目のアジェンダではディスカッション。開発部の吉田さんのご意見をお願いします

・3つ目の意思決定では営業部の山田さんもぜひ積極的にかかわってください

最後の質疑応答では各部門から一言ずついただければと思います。

 

このように動機づけをすれば、参加者は会議を「自分事」とできます。

最後の「まとめ」の段階では、説明のまとめではなく、「Q&A」で、参加者に質問させて双方の対話をすることを目的にします。

5%リーダーは、メンバーに自分自身のことを考えさせる時間を作って、その気づきや学びを思う存分話してもらうことを狙っていました。

 

さらに

「どう思いますか?」

と一方的に聞くのではなく

「例えば私は〇〇ですが、あなたはどうですか?」

と、答えやすいようにしていました。

相手が話しやすい空気、回答方法の助け舟の提供、相手が自発的に話す機会を多くする。

こうした工夫で双方の対話に変換させていたのです。

 

64.8%はメンバーにかなわないと思っている

プレイヤーとして優秀な人が、リーダーの素養があるというわけではありません。

個人のプレイヤーとして成果を残すことと、チーム全体の目標達成をすることは実現方法が異なります。

それに必要なスキルも異なります。

 

この章は、ワタシ自身が「全くをもって下手くそな分野領域があるダメ人間」であることを自覚しながらも、リーダーをやるという矛盾の中で生きる上で、心の支えとなっています。

 

現場のリーダーが自走する組織を目指すうえで、リーダーがすべtの能力を担って動く必要はない、と著者は言います。

5%のリーダーは、自らの職務遂行能力を高めることをあきらめています。

(諦める!?早すぎでは!?!)

メンバーの能力を高めるために、チーム全体の調整をすることが自分の責務だと思っています。

たとえば新しく加入したばかりのメンバーがいる場合。

しかし、5%リーダーは全員にタレント(才能)を信じているので、ほかのメンバーとは違う才能を見つけ出し、際立たせます。

5%リーダーはメンバーのストロングポイントに注目し、そこを伸ばしてあげるよう注力していました。

 

まずは、雑談、相談しあう関係性の構築を目指します。

上から眺めるのではなく、メンバーの横に並び、フラットな関係性を構築します。

メンバーにも自分にも得手不得手がある前提で、役割分担しながら同じ方向に向けて切磋琢磨していこうとするのです。

年齢が上がり、リーダーを任されたとき、「いろんなタイプの人がいるんだなぁ」と痛感しました。

今まで、一人で自分の目標を達成していればよかったときには、「一切気にならなかった」ほかの社員の手抜き癖。

 

「やったぜ。こんな奴、このチャンスに一気に追い抜いちゃうもんね~♪」

 

ラッキーにしかおもっていなかった他人の手抜き癖。

頭を痛める日は、必ずあなたにやってきます。

 

「自分でやった方が速い」と、自分の体力を多めに設定してがんばった時代もありました。

しかし、そうするとひとつひとつの判断力が鈍る。低下する。間違いが起こる。

メンバー全員の力をもっと引き出してこそ、本当に良い結果は生まれるし、メンバーそれぞれの力量も上がり、組織全体が力を伸ばしますもんね。

 

だから!目の前のあいつの仕事の残念な仕上がりは・・・・・手抜きではない。

「効率的にやりたい」「無駄な仕事は省きたい」と思ってのことなのかも・・・しれない。

本書を読んで、そう思いました。

(あんまり期待しすぎると、成果のレベルを落とされるので気をつけなくちゃですが)。

 

さあ、新年も腹に力を入れて始めていきましょうかね。

 

今週もおつかれさまでした。

ゆっくりやすんでくださいね。

では、また。

自分を「好き」で包む新習慣~『幸せ上手さん習慣』星ひとみ

「突然ですが占ってもいいですか?」というフジテレビ系の番組で、驚異の的中率で有名な星ひとみさん。

幸せになるためには、こうしたらいい、という著書をたくさんお持ちですが、これは「3秒で幸せになるシリーズ」として出された「即・幸せになるバイブル」です。

 

新しい1年を迎えるこの瞬間だからこそ、1年で1番新しい習慣を身につけるチャンス。

ただ、大変だったり疲れたりする習慣は、しょせん長続きしません。

あなたがあなたを「好き」で包むようにできたら、と思います。

ちょっと身の回りが「好き」で整うための楽しくて無理のない小さなステップを11個ご紹介します。

1つでもあなたに「やってみようかな」が見つかったらうれしいです。

 

今回は次の項目をご紹介です。

1.いつも「運」や「ツキ」が味方する人たちが、実践を始めたことリスト

2.朝は太陽の光を浴びる

3.日光浴をする

4.雨の日は煮込み料理をつくる

5.寝る前はオフライン

6.トイレを清潔で明るい印象にする

7.部屋を「好き」で囲む

8.体を温めるモノを積極的に摂る

9.冷蔵庫の中の見晴らしをよくする

10.流しに食器類をためない

11.「自分は運がいい」を口癖にする

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1.いつも「運」や「ツキ」が味方する人たちが、実践を始めたことリスト

本書は「運」や「ツキ」が自然とついてくる人たちを「幸せ上手さん」と呼び、その人たちの習慣を紹介しています。

たとえば、著者の周りにいるそうした「幸せ上手」な人たちにここ最近始めた習慣を聞いてみたところ、こんなものがあるそうです。

 

・朝と夜、ストレッチをする

・スクワットなどの筋トレ

・週1回、花屋さんに行く

・パンを焼く

・ハーブを育てる

・家庭菜園で野菜作り

・ランニングで体力をキープ

・お弁当を作る

・近所の公園を散歩する

・電波デトックスの時間を作る

・早寝早起き

・豆を挽いてコーヒーを淹れる

・自分的映画ランキングを作る

・マイフェバリットの音楽リストを作る

・絵を描く

・写真を撮って、SNSにアップ

・洋服のリメイク

・株の勉強

・毎日体重計に乗って記録する

・食器棚の掃除と入れ替え

・クローゼットを整理する

 

ほんの小さなことだけれど、「軽い気持ちで始めている」のが「幸せ上手」な人たちの特徴です。

ほかにも、次のような習慣が「幸せ上手」さんたちにありました。

2.朝は太陽の光を浴びる

仕事ができる人や偉人、運やツキを味方につけている人たちの生き方を記した本では、「朝の有効活用」がまず間違いなく出てきますね。

本書の著者は占星術の第一人者。超スペシャリスト。

 

太陽のやさしい光のエネルギーを朝に受けることは、体の気の流れを整え、運気を上げる大事なことだそうです。

3.日光浴をする

天気のいい日は、日光浴をしてみたりすることも、自分を好きになる習慣です。

ベランダで深呼吸をしたり、ウォーキングやランニング、公園でランチなどして、たっぷり酸素を取り入れましょう。

皮膚が太陽の光にさらされるとビタミンDが体内で作られます。

骨の健康のほか、生活習慣病うつ病のリスクを低下させます。

 

そうした日光浴は、ひとり時間になることが多いから、ついついスマホを見てしまいたくなります。

が、著者はそうした時間を「デジタルデトックスの時間」しているそう。

自然のにおいや空気を肌で感じ取るためなのだとか。

五感が磨かれ、直観を高める力があります。

4.雨の日は煮込み料理をつくる

この本のこの章が好きすぎて、今回の本を紹介した、と言っても過言ではないです。

「雨の日の煮込み料理」&「積ん読を読んじゃう」タイムは、最高でした。

本書を読んでやってみた中で、一番大好きになった実践です。

 

以前のワタシは、おでかけ大好き。

雨の休日なんて「損した」「どこにも行けないじゃん」と思いがちでした。

でも、家でできることをほんわかと楽しむことで、お出かけするより充実した休日になりました。

北欧の言葉で言う「ヒュッゲ」の実践です。

 

understandlove.hatenablog.com

 

予定がなくおうち時間ができた雨の日などは、家にいるからこそできることを楽しむ。

それが、どんなに贅沢なことか。

雨の音を聞きながら、野菜スープを煮込むのは、エコだし財布に優しいのです。

ワタシはブロッコリーの茎や残った大根のしっぽ、キャベツの芯、ひからびるギリギリのニンジン、芽が出かかったジャガイモ、1個だけ忘れていたしいたけなどをみんな鍋に入れ、コンソメで煮込みます。(野菜室のやばいやつをみんな片づけます)

休日はこれをベースにブランチを食べます。

デトックススープになるので、娘もよく食べてくれます。

翌日はトマト缶を入れてミネストローネ風にしたり。

さらにそれを煮詰めて、バター焼きにした魚に添えたり。

 

煮込む間に、大好きなベッドで寝ころびながら、積ん読になっている本を、ほんの数ページでもいいからめくって読みながら、うとうとする。最高です。

時間と食材を有効活用している充実感。

積ん読もちょっと読んだ達成感。

月曜日のコンディションは、遊びに行った休日より確実に上がります。

 

雨の日、自宅でやればほとんど無料でできること。

これを温泉でやろうと思ったら?1000円以上するじゃないですか。

 

屋根にあたる雨の音を聞きながらお昼寝は、とにかく最高のヒーリングタイムになります。

 

ただ、タイマーセットをわすれずに。

ワタシはたまに焦がしています。

玉ねぎが焦げたら、カレーに変更になります。甘くておいしいですよ。

5.寝る前はオフライン

「疲れすぎて眠れない」ことは誰にでもあることです。

ガーっと仕事をこなした後のアドレナリンの大量分泌は、脳を興奮させます。

同様に、寝る前のパソコン仕事や、メールチェック、布団にはいってからのスマホタイムは、神経を刺激します。

 

でもでも!

寝る前のスマホタイムが人生最大のお友達なワタシ。

本書では、

・夜空を見上げる

・好きなハーブティを堪能する

・瞑想する

などのリラックスタイムを提案しています。

 

確かに。

先日寝る前にYouTubeの怖い話系を聞いてしまい、もれなく夢にすごいストーリーが展開されて朝からふらふらになりました。

 

寝室からスマホを追い出すのにいまだに苦戦中です。

6.トイレを清潔で明るい印象にする

掃除して、明るく、風通しよくしましょう。

間取りによっては窓がなかったり、日当たりが悪かったりすることもあると思います。

そんなときは、換気扇を回して、ラグやカバーを明るい色にするのもおすすめ。

今年は、「トイレをきれいに」が目標です。

7.部屋を「好き」で囲む

部屋を片付けると、幸せ度は当然上がります。

五感のうちの視覚は、現実を創り出す潜在意識に大きく作用するからです。

あなたは、どんなものに囲まれていたら、ときめきますか?

あなたが「ハッピー」を感じるのは、どんなものですか?

幸せなものに囲まれることで、あなたの潜在意識に「自分は幸せである」ことが刷り込まれます。

 

「運」や「ツキ」のある人たちは、視界に入るものに「好き」なものを実はたくさん仕込んでいます。

著者のまわりの「幸せ上手さん」たちの部屋は、ソファ、ラグ、本棚や鍋敷きにいたるまで「ときめくもの」であふれているそうです。

引っ越ししたまま開かずの段ボールや季節外れの家電など、ときめかないものを放置したりしないのです。

ワタシがんばります!

あなたが気持ちよく「ただいま」と言いたくなる空間を作りましょう。

8.体を温めるモノを積極的に摂る

「腸がつめたくなると表情もこわばる」

「冷えは万病のもと」

といわれますね。

プロのサッカー選手も、水を飲むときにさえ、口の中で体温まで調節して飲み込んでいたりしますね。

あなたの胃腸はあなたの気分そのもの。

飲み物をチョイスするときに、あたたかいものを選んだり、鍋料理やスープを取り入れて、気持ちを自然と上向きになるよう調節してみるのもよいかもしれません。

9.冷蔵庫の中の見晴らしをよくする

最近、ワタシも実践してみてちょっといいな、と思っているのがコレです。

以前の私の冷蔵庫は、いつも残り物でぱんぱんでした。

でも、いらないものは作らないようにしたところ、当たり前ですが食費が浮きました。

「足りない」となるのが怖くて、買いすぎては腐らせていたんです。

 

冷蔵庫の中は大事な食材の保管場所であるため、新鮮さが大切。

そこにぐちゃぐちゃに詰め込んだ状態は、賞味期限が切れていなくても、悪い気がたまるのだとか。

こまめな掃除は、とても重要。

この正月休みにカビや汚れをすいとるためチラシを敷きなおしておこうと思います。

チルド収納で肉と魚を分けておいたりすることも、残量を確認するのには大事。

10.流しに食器類をためない

「あ~疲れたっ!」と家に帰った後、食事して、食器洗い・・・・がおっくうになることがよくあります。

でも、コレをためておくと、結局「後でやらなきゃいけない洗い物があるんだよねぇ~」と頭の隅にストレスになること、ありませんか?

ことわざにもある通り、幸運になるためのキーワードは「すぐやっちゃおう」。

すぐ片づけをやる習慣が、「自分はできる」という小さな自信になりますね。

今年は「すぐやっちゃおう」をモットーにしていきます。

11.「自分は運がいい」を口癖にする

「好き」と言われるとうれしくなるもの。

「嫌い」と言われるとかなしくなるもの。

言葉は良い波動を持つものと、悪い波動を持つものがあります。

当然ながら、幸運は「好き」などのポジティブな言葉に引き寄せられますから、日ごろから運を引き寄せている人たちは、意識的にポジティブな言葉を使っています。

 

たとえば事故に遭ったとき、「こんな目に遭って最悪だ」と言うのか、「これぐらいのけがで済んでラッキーだ」と言うのか。

ここで、運が自分に向くのかあっちに行ってしまうかが試されます。

 

こうした言葉を口にすることで、自分自身が自分に向かう言語もポジティブな言葉に変化していきますから、さらに運もツキもついてくるようになるのです。

 

おつかれさまでした。

ゆっくりやすんでくださいね。

では、また。