視点を増やすトレーニングをすることで、多角的な見方や考え方を意識してみませんか?
1つの視点だけで見ることから解放されることで、あなたはあなたの人生を自由に演出できるるのです。
こんばんは、ラブです。
昨日は、スランプに効く「一人実況中継」の仕方について勉強しました。
「心の視点」を高く引き上げて、自分を俯瞰してみるだけでなく、そのとき観えてきた自分の姿を、スポーツ中継のように実況することで、自分を「他人事」として捉えるトレーニングです。
カメラの台数
自分を実況中継するとき、カメラは何台必要だと思いますか?
日常的に、人は1台のカメラでものを見ています。
その典型的な例が恋愛です。
たとえば、好きな人とご飯を食べているとき、相手の姿だけしか見ていませんよね。
「恋は盲目」の言葉通り、相手以外何も目に入らないのが、恋をしている状況です。
ここまでカメラの視野が狭くなることはなくても、私たちはふだん、「自分の目線」だけで世界をとらえているのです。
けれど、たとえ恋をしているときでも、カメラは相手を映す1台だけではないほうがいいのです。
カメラを何台も切り替えて状況を映していくことで、「心の視点」は引き上がります。
また、「心の視点」が引き上がると、カメラも増えていくのです。
この心の中に増えていくカメラを著者は「マイカメラ」と呼んでいます。
捉える世界を広げると・・・
「マイカメラ」を増やすことで、視点が増えてきます。
2台目の「マイカメラ」は、「相手が見ている自分」を映すカメラです。
3台目の「マイカメラ」は、「自分と相手」二人同時に映り込んでいるカメラです。
4台目は、レストラン全体を俯瞰してみるカメラです。
お店のスタッフや、ほかのお客さんの姿も映ります。
何台もの「マイカメラ」を持つことで、捉えられる世界がぐんと広がります。
いくつもの視点を持つことになるので、大将を多角的にとらえられるようになるのです。
人間は、一つのことに意識を向けると、ほかのことに意識が向かなくなる習性があります。
それゆえ、「直列思考」で、1つずつ目の前にあるものを処理しようとしてしまいます。
この「マイカメラ」のトレーニングは、意図的に視点を多く持つ(=カメラの台数を増やす)ことで、意識を分散させ、多くの情報を瞬時にキャッチできるようになります。
トレーニングのつもりでこの「マイカメラ」を日常に取り入れることによって、同時にたくさんのことに意識を向けられるようになり、能力は飛躍的に引き上がります。
結果的に「並列思考」になるのです。
視点を分散させることで、事象のとらえ方が変わります。
もちろん、恋する相手に集中する時間もあっていいでしょう。
しかし、カメラを増やすことで洞察力が抜群に高まり、自分の感情や行動をコントロールすることも難なくできるようになるのです。
「マイカメラ」が1台しかなくて、相手しか目に入らないという人と、4台の「マイカメラ」で相手と自分、そして周囲全体を高い視点から見ている人。
同じ時間を過ごしていても、写り込んでいく情報量は、けた違いに増え、その中身の濃さはまったく違ってきます。
俯瞰することで、緊張をほぐす
人間の脳は、一つのしてんだけに固定すると、それ以外のものを見ることを拒絶する傾向にあります。
たとえば、大勢の前でスピーチする場面を想像してみてください。
人前では誰でも緊張するので、多くの人は緊張をほぐすために「見られている」という意識を無視して、自分に集中しようとします。
観衆をシャットアウトしてしまうのです。
その時点で、観衆は自分にとって、敵になってしまいます。
会場がアウェイ状態になるのです。
それが「あがり症」のマインドを創りだしてしまうのです。
ですから、見たくないと思うことも「マイカメラ」に映していく方がいいのです。
高い位置にカメラを据えたつもりで、観衆を見回してみる。
人々がどのような視線で自分を見ているのか、逆に観察するのです。
多くのカメラでその場を俯瞰して、様々な情報をキャッチすれば、緊張がほどけます。
「なぜ自分がここにいて、今、何をすべきなのか」
そういったことが、クリアに見えてくるのです。
人生の主人公は自分
「マイカメラ」の数を増やすということは、人生を思い通りに創り上げたり、充実させたりするための鍵になります。
「人生の主役は自分」といいますが、それ自分だけを映すカメラ1台だけを持てばいいということではありません。
むしろ、何台ものカメラを持って、今はどのカメラを使うのか、それを選択する権利と自由を持つこと。
つまり自分が自分の演出家になるということです。
この「演出家の視点」を持つことで、人生の主導権を握ることができます。
自分の人生というドラマがより面白くなるのです。
ついつい1つのカメラでものを見てしまいがちです。
でも、この一瞬でも様々なショットで見てみると結構面白い自分が見えたりしませんか?
週末、少しは休めましたか?
明日からの1週間、また素敵なことがあなたにいっぱい起こりますように。
では、また。