信念の力の中には、”大いなる秘密”があります。
信念は、思考を現実に変える心の力のカギとなります。
実はこの力は、まるで奇跡のように受け取られがちなのですが、実は誰にでも手に入れられる自然の力です。
思考を現実に変える”大いなる秘密”
経験のない人には信じられないかもしれませんが、肉体の変化すらも、深く根差した信念によって引き起こすことが可能だと著者は言います。
富を得ることのカギも、単純な深層自己説得(自己暗示)というプロセスにあることが多いそうです。
なぜなら、自分の欲しいものにぴたりと焦点を合わせると、行く手を示す道しるべが見えてくるからです。
人間の進化の力は、今ではもう、人間が自分でコントロールできるところまで来ています。
あなたも、あなた自身をよりよく、また成功する人間へとコントロールすることが可能です。
「人間の心が信じられるなら、人間はそれを達成することができる」
※この文章は「人間の心が〇〇を信じられるなら」の意味です。
〇〇の中には「達成」すべき対象が入ります。
これを一度、ゆっくり読んでみましょう。
実は、”大いなる秘密”とは、信念です。
達成を心に描く(イメージする)ことは、まぎれもなく(イメージを)達成そのものに変えるためのプロセスであり、それは人間の持つ大きな特権です。
本気で、深く、大きな富を得るのだと信じれば、それは手に入ります。
本気で、深く、健康を手に入れるのだと信じれば、それは手に入ります
本気で、深く、心の平安を得るのだと信じれば、それは手に入ります。
そして、それに付随するすべての奇跡も。
「人間の心が信じられるなら、それを達成することができる」
これは、はるか昔から知られていた秘訣で、今日の目標達成を支配する秘訣でもあります。
信念はあなたの肉体をも支配する
「願うだけでは、実らない」
という古い言い伝えがあります。
確かにそうです。
それに、「願い」は「信念」ではありません。
「願い」は、いわば心の表面にだけ起こるものです。
「・・・だったらいいのに」と言えば、思いつくままにどんな願いでも願うことはできます。
「100万ドルが膝の上に落ちてきますように」
「腕をバタバタさせれば飛べますように」
といったように。
願いは自然の力の制限を受けません。
しかし、この明白な事実が、「願い」と「信念」との間の違いなのではありません。
「信念」は、いわば心の奥底で創り出されるものなのです。
そしてあなたの一部となるからこそ、本当の深い信念があなたの気質を変え、そのほかの現代医学の力では説明できない変化を引き起こすことすらあるのです。
人間を自己保存の本能に向かわせるものは、そこにある信念です。
生きていたいという「願い」よりも、生きるのだという「信念」の方がずっと強いのです。
宗教を起こしたり、国を支えたりと言った優れた達成の背後には、必ず信念があるのです。
繰り返しますが、信念はあなたの一部です。
したがって裏切ることすらできません。
なぜなら、自分で決めたことを裏切るということは、自分そのものを裏切ることに他ならないからです。
自分を裏切って、自分自身との間に信用を失うことは、多摩市にとって耐えがたい苦痛です。
その苦痛に比べれば、自分の信念を貫き通すほうが合理的な選択になります。
潜在意識に植え付けられた信念は、変更不可能
意識というものは、私たちに「知っている考え」を与えます。
例えば、靴を履こうとか、ラジオを聞こうと思うと、意識の方向に合わせて、あなたはなるべくそれに沿った行動をしようとします。
靴を履いたり、ラジオのスイッチを入れたりする場合、手が自由に使えるのにそれを実行しないという理由はさしあたって見つかりません。
ラジオを例にとってみましょう。
スイッチを入れれば、ある外国放送が聞こえてくるとします。
しかし、あなたの政府はその外国政権に反対しているので、その放送を聞く国民には刑罰を与えると決めていたとしましょう。
さらに、あなたはまったく安全な状態でそれを聞くことができないことを知っています。
というのは、家の中にスパイがいるかもしれない、という疑いがあるからです。
あなたは、ちょっと手を伸ばせば、その放送を簡単に聞くことができます。
しかし、そうした状況下で、あなたはスイッチを入れるでしょうか?
禁止された放送を聞くでしょうか?
それともスイッチを入れないでしょうか?
それはあなたの潜在意識に大きく左右されます。
基本的に私たちが恐怖を感じたり、勇気を持ったりするのは、意識の中ではなく、もっと奥深いところにあります。
あなたが気付かないうちに指示を与える潜在意識がそれです。
表層の意識には、あなたの知っている考えが立ち現れるのです。
「聞くんじゃない。刑務所に入れられていいのか?」とか、
「どんな状況下であろうと、私は自分の聞きたいものを聞く自由を主張する」とか、
あるいは、次のような譲歩案です。
「上の階の貸し部屋のうるさい男が、家にいるかどうかを確かめよう。
もしいなければラジオをつけよう」
こういった段階を勧めてみましょう。
あなたが意識の上で、
「何があろうと、私は午後九時に、あのラジオを聞くのだ!」
と言ったとします。
しかしあなたは、信じるという気持ちより、それを願う気持ちが強い。
だから、ためらっている間、ずっと恐怖に駆られていても、それが積もり積もってスイッチを入れない方向に向かうことになります。
そうすると潜在意識は、意識に対してあらゆる種類の言い逃れや言い訳を与えるでしょう。
あなたはどういうわけか、遅く帰ってこようとする。
あるいは、ぎりぎりの時間に駆け戻って「うっかり」ラジオにぶち当たる。
ラジオは机から落ちて壊れてしまい、放送を聞けなくなります。
そうなるとあなたは、
「思いがけなかった事故だ。仕方がない」
と自分に言い聞かせるしかありません。
あるいはそうではなく、あなたは放送のある時間帯に、ほかのことをする約束をするかもしれません。
そして突然、放送の時間であることを思い出します。
他の約束をしてしまうなんて、なんてうっかりしているんだろう!
潜在意識は、あなたの隠れたボスです。
それも、非常に特殊な類のボスなのです。
意識と潜在意識の関係は、まるで国会と憲法のようなものです。
一度そこに植え付けられたルールは、なかなか変更できないし、変更されない限り守られるようになります。
だから、自分の信念を明確にして、それをしっかり潜在意識の奥に植え付けてしまいましょう。
そうすると潜在意識は、あなたの意識に対して、その信念に「恥じない生き方」をするように指示をするのです。
あなたの信念には、達成(実現)目標を入れておくことをお勧めします。
すると、あなたの潜在意識は、その達成(実現)に向かう方法を見つけます。
単に「願う」のではありません。
感覚を研ぎ澄まし、自分の達成したい目標に集中することです。それがのちに無限の知恵と力を引き出してくれます。
信念の力について話をするとき、言葉だけでいくらすばらしいことを言っても、それは宙に浮いてしまいます。
あなたの信念が、達成(実現)目標に向かって邁進してくれることだけを念じると良いのです。
あなたは逆らいがたい力が手中にあることがわかってくるはずです。
潜在意識を動かすためには、「信念」を持つこと。
「願い」ではなく「信念」にして、潜在意識に叩き込むことが大事ですね。
引き寄せの法則でも、この「思考は現実化する」という考え方が大きく影響しています。
今日も1日、お疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。