才能あるコメディアンで、優れた映画監督でもあるウディ・アレン。
彼が映画のストーリーを考えるとき大事にしている習慣は「ちょっとした環境の変化」を自分に与えることだそうです。
その中でも特に「シャワーを浴びること」を好んでいるようです。
悩んだらひとっ風呂
アレンはこう言います。
「ストーリーに行き詰ったとき役立つのは、二階へ行ってシャワーを浴びること。
それですべてが打開されることもある。
だから僕は、ときどき余分にシャワーを浴びるんだ」。
問題が解けずに悩んでいるときは、お風呂に入って頭と体に変化を与えてみませんか。
熱いお風呂に肩までつかっても癒せない、そんな悲しみがこの世にあるとは思えない。
スーザン・グラスベル(米国の作家)
精神を大切にするというのなら、それとつながっている身体も大切にしなければなりません。
アルベルト・シュタイン(ドイツの物理学者)
もっと早く終わるように、少し休め。
ジョージ・ハーバート(イギリスの詩人)
守るより、見守ろう
宮沢賢治の父、政二郎は、先代から引き継いだ古着商と質屋を営んでおり経済的には裕福でした。
しかし、強烈な慈悲心を持っていた長男の賢治は、そんな生活を恥じていました。
あるとき、政二郎が質入れに来た貧しい農民と交渉しているのを見て、
「欲しいだけ貸してあげればいいじゃないか」
と父を非難したといいます。
しかし、そんな賢治に対して政二郎は、自分の考えを押し付けることはしませんでした。
「賢治は商売に向いていない。
家は次男の清六に継がせよう」
と考え、さらに賢治のやりたいことに関しては援助を惜しまなかったのです。
この理解ある父親がいたからこそ、賢治は自分の考えに忠実に生き、美しい文学作品を残すことができたのでしょう。
直接手を加えるよりも、見守ることが人の才能を伸ばすことがあります。
人と交際するときに一番忘れてはならぬことは、相手は相手なりの生き方があるのだから、相手の人生をかき乱さないように、むやみに干渉しないことだ。
ヘンリー・ジェイムズ(イギリスの小説家)
部下に任せることが必要だ。そのうち部下は必ず一人前になり、時には自分よりうまくなる。
”ほんもの”の上司と部下は、互いを管理の苦痛から解放している。
すべてを把握し、すべてを支配するなんていう役割は放棄してね。
デイル・ドーテン(米国の実業家・作家)
営業スマイルの、その先へ
今なおビジネスマンから絶大な支持を受けている『人を動かす』の著者、デール・カーネギー。
彼は、もともと優秀なセールスマンでした。
いつも笑顔を絶やさず、ストーリーや逸話を使って熱心に話すことで、製品の魅力を相手に伝えたといいます。
そして彼がビジネス講座を開いたときも、毎日誰かにクラスに顔を出すことを勧めていましたが、そのときもまた笑顔を絶やさなかったそうです。
かれの著書にはこんな言葉があります。
「笑顔は1ドルの元手もいらないが、100万ドルの価値を生み出す」。
こうして彼の講座には数千人の生徒が集まるようになり、その中にはヘンリ・フォードやジョン・ロックフェラーなど、著名な実業家もいたといたということです。
笑顔の力を心から信じることで、多くの人を動かすことができます。
人は笑い方で分かる。知らない人に初めて会って、その笑顔が気持ちよかったら、それはいい人間と思ってさしつかえない。
ドストエフスキー(ロシアの作家)
みせかけの微笑を見せたり、心に仮面をかぶったりしない、真心のこもった、裸のままの親切には、人は決して抵抗できない。
マルクス・アウレリウス(古代ローマの皇帝)
敵か、それとも味方か。私が攻撃すれば敵になる。私がなんの恐れも抱かず、微笑して見せれば味方になる。
アラン(フランスの哲学者)
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。