「新しい上司の前で、何だかオドオドしちゃうんだよね。」
「一生このまま(仕事のポジションだとか、プライベートだとか)と思うと・・・。」
この時期は、まだ慣れない環境に、ハラハラしやすかったり、将来の見通しの悪さに恐れを感じたりしやすいですよね。
今日は、この「恐れ」という感情をコントロールする方法について勉強したいと思います。
「痛い目にあうかもしれない」から、自分を守りたい
この「恐れ」という感情は、自分が不利益を被ったり、痛い目にあうかもしれないと想定されるときに起きるそうです。
それは、先回りして念のため肉体に防衛体制をとるよう命じるために、どきどきしたり鳥肌が立つなど体の反応を伴って発生するもの。
「どうしよう~?どうしたらいいかわからない!!」
とテンパったマインドが、肉体に応援を求めているのです。
「ドキドキする鼓動」などの身体に素早く防衛体制をとらせるのは、
「十分に対策を練ってから行動のスタンバイをしていては間に合わない!」
と、余裕のないマインドが考えるからです。
ですから、頭の処理能力が限界に近付いていると、異常に恐れを感じやすくなるわけです。
たとえばあなたは、徹夜などで睡眠不足が続き、あなたのデスクの上も、マインドのテーブルの上も未整理のデータが山積みになって処理能力が落ちている状態。
そんなときに部屋の壁のシミを見ると・・・・、それがオバケに見えて恐れが全身に走る・・・!
そんな経験はありませんか?
ワタシもそんな徹夜明けの朝方に、キッチンで大きなトトロ(?)を見た経験があります(笑)
逆に言えば、マインドに処理能力が十二分にあれば、たいがいのことは恐れるに足りないということ!
近くで大きな音がしたときに、ギャーとびっくりする人、何だろうと思う人、動じない人がいますよね。
マインドの処理能力に余裕を持っていれば、びくびくすることはありません。
しかし、いつも処理能力が少ない状態で生活していると、どんな些細なことにもびくびくしやすい生活になるんですね。
自分について考えるのをやめて、相手について考える
つまり、恐れを解消するには、マインドが肉体に「スタンバイの指示」を出さないように生活することが大切なのです。
そのためにはマインドの処理能力に余裕を持たせておくことが大事です。
う~ん、毎日がいっぱいいっぱいじゃ、ダメなんですね~。
また、当然ですが、「自分が強い」と思うことで恐れの感情が起きにくくなります。
ただし、いくら肉体的に強くても、内面的に弱ければ恐れにつながります。
何かを失うかもしれない、誰かから拒否されるかもしれない、一人ぼっちになるかもしれない、病気になるかもしれない・・・。
そのような内面的な弱さはどのようにすれば克服できるのでしょうか。
それには、失う・壊れることを想定すること。
そしてもしそうなったとしても、そのときにそれを乗り越えられる自信や前向きな態度があれば、恐れが起こることは少なくなります。
つまり、恐れに向かっていく力とは、倒れても傷ついても立ち上がれる勇気のことです。
この勇気をあなたの中で湧き起こらせていくには、コツがあります。
実はこの勇気は、自分の欲や得を考えていては湧いてこないのです。
愛や勇気、愛する人や助けたいと思っているときに湧くのです。
相手を最優先にしていて、自分のことをまるで考えていないので、自分のことを心配する思考がなくなるので、「恐れ」は消失するのです。
人生を取り返しがつかないものだと思っていると、自信を持って行動することはできません。
が、失敗や成功は二の次で、人生はすべて取り返しがつくと思っているとどんなことにも勇気をもって進んでいけます。
人生は限りがありますから、人生を無駄にしないためには恐れて行動しないよりは、前向きにどんどん行動すること。
あなたのそうした行動が、「恐れ」をあなたの人生から消し去っていきます。
「自分をよく見せたい」と言う感情を「相手を思う」ように変えること。
自分の見栄や損得よりも「愛する人や助けたい」と思う思考に切り替えることで、「恐れ」は消えていくのです。
とりあえず人生取り返しはつくのですから、どんどん失敗を恐れずチャレンジしていくこと。
つい、「自分の見栄え」のために頑張りたくなりますが、「誰かの役に立つこと」を主眼にした方が、結局うまくいったりすることも多いですよね~。
そんな毎日にしていきたいな~。
今日も1日、お疲れさまでした。
ゆっくり休んで、素敵な夢がたくさんみられますように!
では、また。