猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

自分を許すスキル。小さいころ、がんばってきたあなたへ。

自分にどうしてもオッケーを出せない人。
その理由は、人生のスタート地点、子どもの頃の記憶にあるのかもしれません。

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私たちは親を選べません。
環境も選べません。


親自身の夢を子どもに背負わせる大人。
夫婦仲の悪さへの苛立ちを、一番立場の弱い子にぶつける大人。
自分の人生への不甲斐なさを我が子にリベンジさせたりする大人。
表面では見えないだけで、たくさんいます。


そりゃあ、お金が著しくなかったり、ネグレクトだったりする親に比べればマシ!と言われるかもしれません。
たしかに命はとられません。
が、そういう親はジワジワと子どもの精神と人生を食っていくのです。

ワタシもそんな環境で育ちました。
そうした家庭で育つと、どうなるか。


まず、根本的に人は信じられなくなります。
当たり前ですよ!
人間として一番始めに愛着を学びとるべき相手が、どうにもこうにもまったく信用ならない人なんですからね~。

そういう親は「お前自身よりも、親であるこっちを敬え」というメッセージを無意識に送ります。
要は、親自身が愛情に飢えていて、誰かに愛されたくて仕方ないからでもあります。
子どもは、そのメッセージを受けて基本的に自分を嫌いになります。
自分が自分を愛せない人格が、出来上がります。

「自分を好きじゃないのは、当たり前でしょ」
そう思ったあなた。
それ、実は違うんですよ~。
驚きですよね!?
世の中の人の多くは、ちゃんと自分を大切にしてるんです!


自分が嫌いであっても。
でも、心の底では渇望しています。
ですから、恋愛や認めてくれる相手(仕事でおだてるのが上手な上司とか、業績とか)に強く依存したりしてワタシは生きてきました。

でも、依存してる自分もわかってます。
そんなカッコ悪い自分が、ますます嫌いになります。

このスパイラル。


でも、ここから抜ける方法が、一つだけ最近わかりました。


弱い自分を許すことでした。
ちょっとした誰かの一言でクヨクヨした自分がワタシはいつも嫌でした。
そんなとき、「ダメ!落ち込むな!」「クヨクヨしたら、負けだ!」と否定したり。

それを
「そうだよね、気になるよね~」
と言ってあげると、かえってクヨクヨも消えていきました。


言葉は力がありますね!!
耳からそのセリフが(多少ウソ半分だったとしても)入ってくると、不思議なことが起きました。
いつもは自分を責める言葉しか言わない自分自身の中から、
「そうだ!そうだ!」
「お前は十分がんばったー!」
「落ち込む日も、あっていいんだ!」
という声が微かに聞こえてきました。


弱気になる私たちを、断固許してくれないモノは、何でしょうか?
大概は、過去の何かだったりするのでしょう。
でも、弱気になったり、疲れはてて動けない日があっても、人間だから、当たり前。
他の人には、そう言ってあげられるんだから。


スーパーマンになれ!
そう言ったのは、誰でしょうか?
ひょっとして、スーパーマンになって、誰かに認めてもらいたったのではないでしょうか?

ワタシは父と母に誉められたくて、必死でした。
でも、今にして思えば、精神的にはごく幼い面のある両親でした。
夫婦で大喧嘩しては、腹いせに第一子で生れたワタシを罵倒しました。
言い返せば余計に狂ったように怒り出す親が怖いから、じっとこらえていました。

兄弟は家に居つかなくなりました。
ワタシはそれでも優等生になって、親の愛情を得ようと必死でした。

思春期には、恋愛にとりつかれました。
彼らは愛情をくれるから。
でも、求めるばかりの自分に違和感があって、一体自分は何をしたいんだか、いつもわからないままでした。

一番ワタシに惚れてくれた人を選んでみても、心には穴が開いたままです。


この穴は、自分で埋めなければならないものだったんです。
自分を許し、自分のがんばりも、ありのままも認めていくこと。
その力は、自分でつけなければなりません。


親にアイデンティティーを搾取されたとしても、
その親を憎んでいては、前に進めませんでした。

弱くても、いいんです。
辛かったら、泣いていいんです。



それから、あなたの親が人間としてキャパの小さい人であったとしても、それを恥じる必要もありません。
彼らが幼いのは、彼らの問題であって、あなたの問題ではないから、背負ってはいけません。
と、アドラー先生も言ってました!

それよりも、そんな砂漠みたいな環境で、生き抜いてきた小さかったがんばり屋のあなたを誉めてあげましょう。

まずは、あなたの本音を許してあげませんか?
「今日も、がんばったね!」
そうこっそり言葉にして誉めてあげてください。


今日も、お疲れさまです。
せめて、夜はゆっくり休んでください。
では、また。
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