猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』松浦弥太郎

4月の忙しい毎日だからこそ、無理のない範囲で生活の質をほんの少しだけ上げてみませんか?

ご機嫌な日常は、生活を(お金なんかかけずに)ちょっと丁寧にすることで、手に入ります。

あなたらしい人生を、あなたらしいテンポで進むための、後押しにもなります。

 

松浦弥太郎さんのベーシックについての書籍は、『しごとのきほん くらしのきほん100』や『くらしのきほん 100の実践』などで有名。

とても人気のシリーズです。

 

読むとわかるのですが、著者の書く「きほん」は、私たちの生活の中でやっていることを「ほんのちょっとだけ」質を上げる提案、というくらい。

ほんの短い文章なのですが、文筆家さんなので読んでいて心地よいです。

そうやって楽しく読んでから、無意識のうちに何となく自分の生活のベーシックの質を上げていたりします。

それがまたご機嫌になります。

 

たくさんの「きほん」が、ごく短い文章とともに紹介されている本著。

ワタシが気に入った13項目ほどを紹介いたしますので、あなたもこの中で1つでも「いいかな?」と思えるものを見つけてもらえたら嬉しいです。

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1 シンプルに生きる。すべきことは少しでいい。

2 第一の仕事は、規則正しい生活と健康管理。

3 後手にならずに、早めのスタートを。

4 心を磨く。そのために本を読み、音楽を聴き、演劇を観る。文化に触れる。

5 原理原則は、正直、親切、笑顔。

6 常に自己投資。体験にお金を使う。

7 心のこもった おいしいものを食べる。

8 上等な身だしなみを心がける。ポケットに手を入れない。

9 指先と手を常に清潔に。

10 それで人は幸せになるのかと考える。

11 自分の得意をさらに学ぶ、磨く、チャレンジする。

12 限界は自分で作らない。

13 相手に得してもらうことを いつも考える。

 

1 シンプルに生きる。すべきことは少しでいい。

シンプルに考えて、少しの「やるべきこと」を選び抜く。

それが複雑だったら単純にして、しっかりと一生懸命にやり遂げる。

あれこれ手を出したところで、どれも中途半端に終わるだけです。

「赤も着たい、青も着たい」と両方いっぺんに来たら、ちぐはぐになります。

「あれもしたい、これもしたい」と願ったところで、すべてを叶えるのは無理。

 

目的を絞らなければ、どれも浅くなってしまいます。

 

2 第一の仕事は、規則正しい生活と健康管理。

文筆業、『COW BOOKS』の代表、会社の経営者。

すべてにおいて、自分の健康管理が第1の仕事であり、はたらいてくれる社員やスタッフの健康を守ることが第2の仕事だと著者は考えています。

規則正しく生活する。

残業をしない、させない。

たくさん仕事を抱えていて眠れないような人がいたら、手を差し伸べる。

健康でないといい仕事ができないのは、すべての人に言えることです。

 

3 後手にならずに、早めのスタートを。

仕事のほとんどは準備です。

準備でほとんど達成されます。

先手を打ち、段取りをし、早めのスタートを切れば、安心です。

たいていのことはうまくいきます。

少し難し乃は、先手を打つタイミング。

遅ければ先手にならないし、早すぎても困ります。

経験を積むのが一番ですが、「そろそろやらなきゃいけないな」という時は遅すぎると覚えておきましょう。

 

4 心を磨く。そのために本を読み、音楽を聴き、演劇を観る。文化に触れる。

これからは人間力の時代です。

人間力をつけるには、心を磨くことです。

本を読み、音楽を聴き、アートや演劇を観ましょう。

文化に触れることは、心を磨くきっかけになっていきます。

自分でどこかに出かけていき、文化的なものに触れるという「実体験」こそ、心を磨いてくれます。

センスを磨き、もっと成長する糧にもなります。

 

5 原理原則は、正直、親切、笑顔。

正直、親切、笑顔。

これが自分にとっては、すべての原理原則だと著者は考えています。

悩んだり迷ったりしたときは、この原理原則に立ち返ります。

何があろうと、この3つだけは手放さないと決めています。

 

どんなことをするかは人それぞれですが、自分の原理原則を持っているというのは、本当に心強いもの。

救いがたい失敗をしたとしても、「ここに立ち返ればもう一度やり直せる」という自分の居場所を、自分で作ることができます。

 

6 常に自己投資。体験にお金を使う。

お金を使うなら、経験や体験に使うこと。

それこそ自己投資に繋がります。

自分の中に種をまく意識でお金を使いたいものです。

 

自己投資はいろいろありますが、勉強もそのひとつ。

その時は、お金を惜しんではいけません。

 

みんな、「どうやったら安く英語が習えるか」といったことを考えますが、本当に何かを習得した買ったら、最短コースは思い切りお金をかけることではないでしょうか。

 

7 心のこもった おいしいものを食べる。

食事は毎日のことだから、本当に大切です。

ただ食べるのと、おいしいものを食べる努力をするのとでずいぶん違ってきます。

おいしいものとは、高級料理ではありません。

心を込めて作られたものこそ、おいしいと思います。

世の中にはあらゆる食べ物があり、放っておくとなんでもありになってしまいます。

その中で自分がつくったもの、家族がつくったもの、ていねいにつくられたお店のものを選ぶ努力が必要です。

 

8 上等な身だしなみを心がける。ポケットに手を入れない。

素材がいいもの。

ていねいにつくられているもの。

流行に左右されない、ベーシックで質のいいもの。

 

贅沢とは違います。

高いと一目でわかるブランド品とも違います。

「本質的に上等」という身だしなみをすることは、相手に対するマナーであり、敬意の表明ともいえます。

 

だからこそどんなにいい服を着ても、ポケットに手をつっこんだ時点で台無しになることも忘れずに。

 

9 指先と手を常に清潔に。

指先と手は常に清潔にしておきましょう。

ものをさわる、仕事をするなど、手と言うものはとても大切な道具です。

握手をする、何かを手渡す、手と言うのはコミュニケーションにおいても、なくてはならない道具です。

一番上等で大活躍する道具として、指先と手の手入れはくれぐれもぬかりなく。

 

10 それで人は幸せになるのかと考える。

何かをするときは、どんな小さなことでも「これは自分ではなく人を幸せにすることか?」と自問する。

この習慣はたいそう重要です。

仕事ぶりにも表れます。

日常の中の1分1秒を、「それで人は幸せになるのか?」という自問に使ってみること。

これを日々のトレーニングとして組み込んでしまいましょう。

 

11 自分の得意をさらに学ぶ、磨く、チャレンジする。

誰にでも1つか2つ、自分の得意なことがあります。

それを見つけ出しましょう。

もっと得意になるように、学んだり練習して磨きましょう。

もっと得意になるように、チャレンジしましょう。

 

これは、「自分の得意」を育てていくということなのです。

 

12 限界は自分で作らない。

「もう無理だ」と感じた時、それを決めたのは誰でしょう?

自分で決めてしまうことが多い気がします。

もちろん、何事にも限界はあります。

環境が許さない、物理的に無理、時間が無いなど。

 

しかし、限界に突き当たる前に、限界を自分がつくり出すことも多いのです。

 

「かなり頑張った」と思っても、すべてはもっと奥深く、先のその先があります。

「まぁいいや」とあきらめなければ、より深みへ、より先へと冒険できます。

 

13 相手に得してもらうことを いつも考える。

「会いたい人」としてイメージされる存在になる。

それには「会えばうれしいしメリットがある」と思ってもらうことです。

仕事でもプライベートでも、人に必要とされるには相手に得をしてもらうのが一番です。

「あの人と仕事をするとお金になる」「あの人はこちらに有利な条件にしてくれる」、

あるいは「あの人と会うといつも元気になる」でもいいでしょう。

 

いつも相手に得をさせると、いつか自分がお願いしたとき、力を貸してもらえます。

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4月はせわしないですね。

でも、だからこそ楽しんで毎日を過ごしたい!

日常のほんの小さいことから、楽しむくらしを手に入れていきたいものです。

 

今週もお疲れさまでした。

あんまり無理しすぎないように。

自分を可愛がってあげてくださいね。

では、また。