ビジョンと目標と期限さえあれば、あとは実行するだけです。
でも、それだけでは失敗する確率が高いのです。
「計画を立てないのは、失敗する計画を立てているのと同じだ」
これは西洋の格言です。
どう到達するかの道筋を考えるステップは、具体的にするなら、
G(ゴール):目標、どこに進むのか
P(プランニング):目標達成のポイントはどこか
S(ステップ):どんな手順で実現するのか
これらを大切にしましょう。
昨日は、目標達成するための3条件のうち、「条件1 見える」について読みました。
では、その2つめを今日は読みます。
条件2 計画とステップがある
目標達成のためのGPS
「ゴール」にフォーカスする前提になっている
G(ゴール)。
「ゴールが1つで明確であること」はPDCAを回すうえで、もっとも重要なポイントです。
「1ゴール」という明確なフレームがないと、あれこれ手を出し、ゴールを見失うのです。
数字が明確
多くのフレームワークに欠けている視点が実は数字です。
アイデア発想では、発散・拡散するだけでなく、収束させることが重要であると多くの人が指摘しています。
どこで収束させるかという出口がはっきりしないと、アウトプットしてもこれでいいかわからなかったり、考えるプロセスが終わらなかったり。
ここで「3ポイント」とアウトプットの出口がもし決まっていれば、とりあえず3つ決めれば終了でき、次の動きに進めます。
期間を明確にする
計画のフレームワーク達成するまでに、、次は「期間」に落とし込みます。
計画を達成するためにどれくらいの期間が必要なのか、という時間軸を加えることで、計画は本物になります。
単純にゴール設定しても、それが1年計画なのか、3か月で達成する計画課により、計画そのものが大きく変わります。
仕事のGPS
1ゴール (G)
↑
ポイント ポイント ポイント (P)
↑ ↑ ↑
ステップ ステップ ステップ (S)
G(ゴール)目標。どこに向かうのか
P(ポイント)目標達成のためのポイントは何か
S(ステップ)どんな手順(ステップ)で実現しているのか
この1ゴールに対して3ポイント、3ステップを作る方法があります。
このとき重要な考え方に「ピリオダイゼーション」というものがあります。
簡単に言えば「細かい区切り」を入れることです。
スポーツやフィジカルトレーニングで言及される考え方で、1年間と言った長期にわたるトレーニングや年に1回の大会を目標にしても、それを続けることは簡単ではありません。
長期にわたる中で飽きたりモチベーションを低下させたりしないよう、中間的区切りを必要とするのです。
本著では3か月タームを基準と考えます。
・ビジネスのプロジェクト
・ダイエットや筋トレ
・TOEICや資格試験
・自己実現の夢
など、あなたの目標設定はいろいろあるでしょうけれど、長期に及ぶ目標もあるでしょう。
ですから、1年で達成したいスケジュールがあったとしても、3か月×四半期と分け、それぞれの締め切りと、何を行うか決めていきましょう。
それらが決まれば、あとは日々PDCAを回し、細かい軌道修正をしながら進めていくことになります。
最初の1歩はベイビーステップ
ここで道筋が見えたら、「最初の1歩」は何より大事。
ここでのポイントは
①まず「なにをすればいいか明確」であること
②次に、それが簡単・確実にできること
③そして、絶対に失敗しないこと
ベイビーステップ、つまりよちよちの赤ちゃんでも超えられるハードルからスタートさせます。
脳は現状維持を好み、急激な変化を好みません。
だから、「何をするか明確」で「今すぐ、簡単」で「絶対に失敗しないこと」から始めましょう。
ベイビーステップについては、『小さな習慣』(スティーウ”ン・ガイズ)が実に面白かったので、このページの後ろに貼っておきます。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。